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2019年11月4日
[短期連載1] 建築と芸術とエンターテインメントと美食の都、シカゴへ──イントロダクション|TRAVEL
建築と芸術とエンターテインメントとグルメの都、シカゴへ──イントロダクション
シカゴはアメリカのおもちゃ箱
ニューヨーク、ロサンゼルスに次ぐ北米第3の都市、シカゴ。摩天楼発祥の地であるここは、どことなく街の雰囲気がニューヨークに似ている。人口や面積がニューヨークの数分の一に過ぎないコンパクトなこの街は、アートや建築、エンターテインメントや美食など、ニューヨークに引けをとらない魅力的なコンテンツがギュッと凝縮されているのだ。そんなシカゴの魅力を、テーマ別に紹介していく短期連載。まずはシカゴのイントロダクションから。
Text by YAMAGUCHI Koichi
魅力的なコンテンツが凝縮されている街
シカゴと聞いて、みなさんはどんなイメージを持つだろうか。きっと、ビジネスの街と答える人は多いだろう。実際、ニューヨーク、ロサンゼルスに次ぐアメリカ第3の大都市であるシカゴには、ユナイテッド航空、ボーイング、サンスター、ハイアット・ホテルズ&リゾーツ、グルーポンといった世界的企業が本社を構えている。アメリカにおける商業や金融、流通の重要拠点の一つであることは間違いない。
その一方で、魅力的な旅のデスティネーションという顔も、シカゴは持ち合わせている。シカゴ市観光局のデータによると、2018年には内外から5770万人のツーリストがこの地を訪れたのだそうだ。また、アメリカの富裕層向け旅行誌「コンデナスト・トラベラー」は、2017年から3年連続でシカゴを「米国における最高の大都市」に選定している
摩天楼発祥の地であるシカゴには、さまざまな建築様式のビルが立ち並び、街そのものが建築の博物館だと言われている。また、北米屈指のミュージアムや現代美術館を擁し、世界的なアーティストによるパブリックアートが点在しするなど、街そのものがアート空間にもなっている。さらに、歴史的なシアターでは夜ごとブロードウェイショーが上演され、ナイトクラブでは、この地で発展を遂げたジャズやブルースの熱いライブが繰り広げられている。
シカゴの街を歩いていると、誰しもが、どことなくニューヨークに似ているな、と感じるだろう。摩天楼や水辺の景色、ほどよく点在する緑の公園、歴史的な美術館やシアター、そしてオシャレなレストランやカフェなど、街を構成している要素が近いからだ。
規模はニューヨークの数分の一だが、コンパクトな街の中にニューヨークに引けをとらない魅力的なコンテンツが凝縮されているのだ。“シカゴはアメリカのおもちゃ箱”と形容されるのだそうだが、まさに言い得て妙である。この短期連載では、そんなシカゴの魅力を、建築、アート、エンターテインメント、グルメといったテーマごとに紹介していきたい。
問い合わせ先
シカゴ市観光局
https://www.choosechicago.com/