あなたのクルマ 見せてください 第12回 イモラ篇

あなたのクルマ 見せてください 第12回 イモラ篇

第12回 イモラ篇 ブルーノ・ブルーザ氏×メルセデス・ベンツ190 SL 1959年サーキットの街に生まれて各地に“クルマ好き”を訪ね、人びとのクルマにたいする考え方、ライフスタイルを拝見するシリーズ「あなたのクルマ見せてください」。今回はサーキットの街、イタリアはイモラを訪問。彼の地で知らぬ者はいない、古典車エンスージアストのガレージを大矢アキオ氏がたずねた。Text & Photographs By Akio Lorenzo OYAエンジンの大地でヒストリックカーと出会うイタリアで「エンジンの大地(テッラ ディ モトーリ)」と呼ばれる地方がある。北部エミリア-ロマーニャ州だ。フェラーリ、マセラーティ、ランボルギーニ、デ・トマゾ、パガーニそしてドゥカティ――イタリアを代表する名ブランドの多くが、ここから誕生した。同時に、かつてF1サンマリノ グランプリが開催された名コース、イモラ サーキットもある。そのイモラで知らぬ者はいない古典車エンスージアスト、ブルーノ・ブルーザ氏...
あなたのクルマ 見せてください 第8回 特別欧州篇

あなたのクルマ 見せてください 第8回 特別欧州篇

第8回 特別欧州篇 アレッサンドロ・バレストリーニ氏×クーペ フィアット16Vオドメーターを刻むごとに増えるアミーチ(友達)「あなたのクルマ見せてください 欧州特別篇」では、イタリアとスイスの“普通のクルマ好き”をたずねた。人びとの自動車にたいする文化、歴史、もちろん法制度もことなるなかで、彼の地のクルマ好きたちはどう考えて、どのようなクルマに乗っているのか。リポートするのは、イタリアに在住する日本人ジャーナリスト、大矢アキオ氏。まずはクーペフィアットを愛するイタリアの税理士から。Text & Photographs by Akio Lorenzo OYA40歳の自分へのご褒美1990年代、イタリア車ファンなら誰でも一度は心動かされたクルマといえば、「クーペ フィアット」だろう。ハッチバック車「ティーポ」をベースにしているとは信じられない、そのとびきり小粋でモダーンなスタイルは、戦後から普及型をベースに魅力的なスポーツモデルを手頃なプライスで提供してきたフィアットの、最後の...
あなたのクルマ 見せてください 第9回 特別欧州篇

あなたのクルマ 見せてください 第9回 特別欧州篇

第9回 特別欧州篇 レナート・ベルガミン氏×アウディA3スポーツバックある熟年スイス人研究者のクルマ遍歴イタリアとスイスの“普通のクルマ好き”をたずねる「あなたのクルマ見せてください 欧州特別篇」第2回は、スイスで彫刻家の研究・著述をおこなうレナート氏を訪問。彼がライフスタイルから導き出した、クルマにたいするかんがえかた、そして強いこだわりをうかがった。Text & Photographs by Akio Lorenzo OYA利便性を実感してこだわった5ドアレナート・ベルガミン氏(53歳)は、20世紀スイスを代表する彫刻家アルベルト・ジャコメッティ(1901-1966)の研究家である。住まいは、ヨハンナ・シュピリ作『アルプスの少女ハイジ』の劇中でハイジの親友クララが療養に訪れる、スイス東部の高級温泉保養地バート・ラガッツにある。写真は、少し前ベルガミン氏が手に入れたアウディ「A3 スポーツバック」と、以前所有していたフォルクスワーゲン「パサート 4モーション」、そして20...
あなたのクルマ 見せてください 第11回 パリ篇

あなたのクルマ 見せてください 第11回 パリ篇

第11回 パリ篇 ディディエ・ジュオン氏×プジョー504カブリオレ 1973年プジョーとシトロエン、対極的なフランス車との生活各地に“普通のクルマ好き”を訪ね、人びとのクルマにたいする考え方、ライフスタイルを拝見するシリーズ「あなたのクルマ見せてください」。今回は花の都パリで暮らすヒストリックカー コレクターを大矢アキオ氏が取材し、プジョーとシトロエンというカラーのことなるフレンチ ブランドの旧車生活を語っていただいた。Text & Photographs By Akio Lorenzo OYA週末は自動車趣味人に変身パリ在住のディディエ・ジュオン氏は、1959年生まれの今年56歳。夫人そして子供3人とともにブーローニュの森に近い16区の瀟洒なアパルタマンに暮らす。ウィークデイはメトロに揺られて通勤する銀行員のディディエ氏だが、毎週末には“変身”する。もうひとつの顔は、「古いフランス車の愛好家」。彼の自動車趣味を覗かせてもらった。――今日は「プジョー504カブリオレ」ですね...
あなたのクルマ 見せてください 第3回 鈴木正文 × シトロエン 2CV

あなたのクルマ 見せてください 第3回 鈴木正文 × シトロエン 2CV

第3回 鈴木正文 × シトロエン 2CVスズキさんのシトロエン遍歴2010年末、みずから創刊した雑誌『ENGINE』をはなれ、『GQ』編集長に就任した鈴木正文氏。自他ともにみとめるエンスージアスト「スズキさん」が、あらたなスタートにあたってパートナーに選んだのはシトロエン「2CV」だった。はたしてどういったいきさつでスズキさんは2CVとつきあいはじめたのか?Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)Photographs by JAMANDFIXもらいました。このクルマは世田谷でセキネ洋服店を営むジャケットやスーツのモデリスト、関根久光さんからもらったんです。彼がこの2CVを持っててね。でも「乗ってないし、置くところがないから、誰かもらってくれる人いないでしょうか?」っていわれて、「じゃあ僕でもよければ」って、もらったんです。もとは灰色と黒のチャールストン。シートが灰色のファブリックのね。でももうペイントもだめになっていたし、車検もないし、内装もボロボロでシー...
連載|あなたのクルマ見せてください

連載|あなたのクルマ見せてください

第10回|欧州篇 ファブリツィオ・カスプリーニ氏×プジョー407SWイタリアとスイスの“普通のクルマ好き”を尋ね、彼の地の人びとのクルマにたいする考え方、ライフスタイルを垣間見る、あなたのクルマ見せてください欧州特別篇。最終回は、趣味である古代ローマの武具・馬具収集を通じて、ユニークな視点からクルマを語る、イタリアの眼科医に登場していただいた。第9回|欧州篇 レナート・ベルガミン氏×アウディA3スポーツバックイタリアとスイスの“普通のクルマ好き”をたずねる「あなたのクルマ見せてください 欧州特別篇」第2回は、スイスで彫刻家の研究・著述をおこなうレナート氏を訪問。彼がライフスタイルから導き出した、クルマにたいするかんがえかた、そして強いこだわりをうかがった。第8回|欧州篇 アレッサンドロ・バレストリーニ氏×クーペ フィアット16V「あなたのクルマ見せてください 欧州特別篇」では、イタリアとスイスの“普通のクルマ好き”をたずねた。人びとの自動車にたいする文化、歴史、もちろ...
あなたのクルマ 見せてください 第1回 田中知之(FPM)× アストンマーティンDB7

あなたのクルマ 見せてください 第1回 田中知之(FPM)× アストンマーティンDB7

第1回 田中知之(FPM)× アストンマーティンDB7(1)王道感とマイナー感のバランスが魅力独自の世界観で、街をおもしろく変えていくクリエーター。彼らは、モノをチョイスするとき、何を考え、どういう基準で選んでいるのか? そして、どんな愛着をもって接しているのか? クルマ好きのクリエーターのみなさんに、クルマのあるライフスタイルの魅力を語っていただく新連載。第1回は、FPM田中知之氏。愛車を選んだ理由や気に入っている部分、つぎに狙っている1台を語ってもらった。文=松尾大写真= JAMANDFIX最初のクルマはイエローのBMW昔からクルマは好きで、ガソリンスタンドでアルバイトをしていたくらいだったという田中さん。現在の愛車であるアストンマーティンDB7を手に入れるまで、どのようなクルマ遍歴があったのだろう。「憧れたクルマはあったけど、お金がなかったから、じつはそんなにいろいろは乗っていません。日本車を何台か乗り継いで、はじめて手に入れた輸入車がE21型BMW318i。初代の318iで...
あなたのクルマ 見せてください 第2回 木村英智 × フェラーリ モンディアルTカブリオレ

あなたのクルマ 見せてください 第2回 木村英智 × フェラーリ モンディアルTカブリオレ

第2回 木村英智 × フェラーリ モンディアルTカブリオレ運命的な出会いクリエイターは、どういう基準でクルマを選び、どんな愛着をもって接しているのか? また、現在にいたるまでどんなクルマと出会ってきたのか? クルマ好きのクリエイターのみなさんに、クルマのあるライフスタイルの魅力を語っていただく企画の第2回は、アートアクアリウムプロデューサーの木村英智氏。クルマ遍歴から、運命的なフェラーリとの出逢いまでを語っていただいた。Text by MATSUO DaiPhotos by JAMANDFIX高校を卒業してすぐ、サーブ9000からはじまったスーパーカーブームの末期に少年時代を迎えた木村さんのクルマ選びはどんなところからはじまったのだろうか。「クルマにかぎらず、小さいころから輪っかのついているものが好きで、小学生のときは自転車、高校に入ると本格的なツナギを着てバイクに乗っていました。いわゆる走り屋でしたね。高校を卒業してからは4輪に変えました。最初に手に入れたのがサーブ9000でした...
あなたのクルマ 見せてください 第4回 谷口勝彦 × ジャガー XJ6

あなたのクルマ 見せてください 第4回 谷口勝彦 × ジャガー XJ6

第4回 谷口勝彦 × ジャガー XJ6機械とオトコのモノガタリOPENERSブログでもおなじみの、バーニーズ ジャパン クリエイティブディレクター、谷口勝彦氏は、大のクルマ好きだ。しかも、みずからの手でクルマの不調箇所をなおし、手をかけ、コツをつかむ……という、機械との対話を少年のように楽しんでいる。現在の愛車はジャガー「XJ6」。なかでも、谷口氏が乗る「シリーズ1」は、1968年から72年までのあいだ、職人が手づくりでうみだしていた、「XJ6」の初代モデル。谷口氏はなぜこのモデルに乗るのか。そして谷口氏のクルマ観とはどんなものなのか。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)Photographs by JAMANDFIX & Alfa Romeo& TANIGUCHI Katsuhiko語りたいことはいっぱいある!これまだ4万kmくらいしか走ってないんですよ! 12月のなかばに来たばっかりだから。でもミッションからオイルが漏れてるから、リビ...
あなたのクルマ 見せてください 第5回 安東弘樹 × ポルシェ 911 カレラ 4S

あなたのクルマ 見せてください 第5回 安東弘樹 × ポルシェ 911 カレラ 4S

第5回 安東弘樹 × ポルシェ 911 カレラ4Sクルマは操る楽しみを与えてくれるものクルマのこととなると、時が経つのも忘れてしまう。19歳で免許を取得してからこれまで、30台以上ものクルマに乗りついでいるという、TBSアナウンサーの安東弘樹氏。現在の愛車は、ポルシェ「911 カレラ4S」を含めて3台。これまでのクルマ遍歴の中で必ず1台はマニュアルトランスミッション(MT)を所有してきた安東氏にとって、クルマとは歴史や背景といった文学的魅力ではなく、操る楽しみを与えてくれるもののようだ。Text & Photographs by KONDOH Hiroyuki取材協力=Porsche Cafe Aoyama(Tel. 03-5414-6170)僕の指定席は、バスの運転手の真後ろ覚えているかぎり、3歳の時にはもうクルマが好きで。ミニカーしか欲しがらない子供でした。物心ついたときは、バスの運転手さんの真後ろが僕の指定席でした。当時はダブルクラッチだったり、「なるほど、こうやって...
あなたのクルマ見せてください|岡部哲也 × ジープ グランドチェロキー

あなたのクルマ見せてください|岡部哲也 × ジープ グランドチェロキー

第6回 岡部哲也 × ジープ グランドチェロキー自分のおもいに近づく走りが出来るクルマ日本アルペンスキー界最大のスーパースターとして知られる岡部哲也氏。日本人ではじめてFIS ワールドカップの表彰台に上がり、3度のオリンピック出場を果たした活躍は、いまも記憶に残り、世界を目指すスキーヤーの憧れになっている。現在はTV解説やコメンテーターとして活動する傍ら、スキースクールを主宰し後進を育成、ジープのアンバサダーも務める。世界を舞台に戦った岡部氏に、現在の愛車である「ジープ グランドチェロキー リミテッド」と、自らのクルマとの関わりを語って頂いた。 Text by SAKURAI KenichiPhotographs by TSUKAHARA Takaakiジープのアンバサダー岡部哲也氏スキーのFISワールドカップにおいて日本人ではじめて表彰台に立ち、現在まで日本人最高位となる2位に入賞。カルガリー、アルベールビル、そしてリレハンメルと、3度のオリンピック出場を果たした輝かしい経歴を持...
あなたのクルマ 見せてください 第7回 檜井保孝 × アバルト

あなたのクルマ 見せてください 第7回 檜井保孝 × アバルト

第7回 檜井保孝 × アバルト 595 コンペティツィオーネこれが“アバルトマジック”レーシングドライバーの檜井保孝(ひのいやすたか)選手は、昨シーズン、アバルト「595 コンペティツィオーネ」を愛車とし、日本中のサーキットを駆け回った。1988年にFJ1600でデビューして以来、英国F3、全日本F3000(現在のスーパーフォーミュラ)、そしてSUPER GTを舞台にモータースポーツシーン活躍してきた彼が、日常のアシとしてアバルトを選んだ訳とは。その魅力に迫った。 Text by TAKEDA Hiromiレーシングドライバーが乗る日常のクルマクルマにうるさいであろう現役のレーシングドライバーは、日頃どんなクルマに乗っているのか? それは、クルマ好きならば誰しも気になるところ。そんな好奇心を満たすべく、今回は一人のベテランレーサーに、「あなたのクルマ」を見せていただくことにしよう。レーシングドライバーの名は、檜井保孝(ひのいやすたか)選手。1988年にFJ1600でデビューののち、...
あなたのクルマ 見せてください 第10回 特別欧州篇

あなたのクルマ 見せてください 第10回 特別欧州篇

第10回 特別欧州篇 ファブリツィオ・カスプリーニ氏×プジョー407SW古代ローマ人とトヨタの意外な関係イタリアとスイスの“普通のクルマ好き”を尋ね、彼の地の人びとのクルマにたいする考え方、ライフスタイルを垣間見る、あなたのクルマ見せてください欧州特別篇。最終回は、趣味である古代ローマの武具・馬具収集を通じて、ユニークな視点からクルマを語る、イタリアの眼科医に登場していただいた。Text & Photographs by Akio Lorenzo OYA1970年代におけるイタリア家庭のクルマ事情イタリアの古都シエナ。ファブリツィオ・カスプリーニ氏は眼科開業医である。普段はプジョー「407SW」で、3拠点あるクリニックを忙しくまわっている。医師の話す車歴は、そのまま往年のイタリア中産階級の生活を物語る。自邸は総面積1ヘクタールに及び、庭にはオリーブやワイン用ブドウ畑も広がる。趣味はイタリア人の祖先である古代エトルリア&ローマ時代の武具収集で、邸内の一角に修復室やミニ...
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