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INTERVIEW|桐島ローランドが考える“3.11後”
INTERVIEW福島県南相馬市にサステイナブルなコミュニティカフェを桐島ローランドが考える“3.11後"の地域再生カメラマン、クリエイターとして幅広いプロジェクトにかかわる桐島ローランドさんが、福島第一原発から20km圏内の福島南相馬市の小高区に、人びとが集う場所であるコミュニティカフェを作りたいと動きはじめています。なぜ福島なのか、そこにカフェを作る意義や構想をお聞きしました。Text by MINOWA Yayoi次世代の生き方を、南相馬市から発信する東日本大震災発生から3年が経つ。いまだ26万人以上の方々が故郷に帰れないという状況がつづいている。今の福島がどうなっているのか、リアルな情報も少なくなり、震災直後のような関心が薄れているのも事実のようである。桐島ローランドさんは、福島県の相馬市に知り合いがいたこともあり、震災直後からたびたび福島県南相馬市を訪れていた。福島第一原発から20km圏内の南相馬市小高区もバイクなどで何度か通ったという。ここは朝から夕方までしかひとが入れ...
TOTOギャラリー・間|建築家・乾久美子「小さな風景からの学び」展
TOTOギャラリー・間|乾久美子+東京藝術大学 乾久美子研究室200以上の市町村で取材した、1万8000枚の写真を分類建築家・乾久美子「小さな風景からの学び」展 開催 建築家・乾久美子氏と、自身が教鞭を執る東京藝術大学・乾久美子研究室の学生によっておこなわれた都市リサーチの研究の成果を紹介する展覧会「小さな風景からの学び 」が、4月18日(金)~6月21日(土)まで、東京・南青山のTOTOギャラリー・間にて開催される。Text by OKADA Kazuyuki(OPENERS)「気になる」風景に共通する言葉とは建築家・乾久美子氏は近年の活動として、建築家・伊東豊雄氏らとともに陸前高田の「みんなの家」(2012年)の設計に参画。第13回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展では、このプロジェクト建設のドキュメント「ここに、建築は、可能か」を出展。社会に向けた建築への取り組みが高く評価され、パヴィリオン賞(金獅子賞)を受賞した。現在では、宮崎県延岡駅周辺の整備プロジェクトや、宮城県七ヶ浜...
霜里農場|有機農業から広がる地域活性化
Frostpia Farm|霜里農場点から面へ、そして循環するコミュニティ経済へ埼玉県・小川町「霜里農場」の有機農業と、地域活性化の仕組み埼玉県小川町の霜里農場は、有機という言葉も定着していなかった1970年代から有機農業を始めたパイオニア的存在です。食だけでなくエネルギーの自給も考えたその取り組みは、国内外で高く評価され、日本だけでなく海外からの研修生や視察も絶えることがありません。人を育て、地域を変える霜里農場の仕組みは、これからの農業や地域再生を考えるたくさんのヒントにあふれています。Text by MINOWA Yayoi国際的に注目される霜里農場の有機農業「有機農業を村人に教えて、自立を助けたい」。ラオスから来たバンディットさんが、ランチを食べながらなぜ有機農業を学びたいかを、一生懸命に説明している。埼玉県小川町の霜里農場は、国際色豊かだ。それもそのはず、金子美登(よしのり)さんが経営する霜里農場は、国内のみならず、海外のメディアでも紹介され、すでに41カ国からの研修生を...
iシリーズにマッチする太陽光発電カーポートを提案|BMW
BMW Solar Carport Concept|BMW ソーラー カーポート コンセプトiシリーズにマッチする太陽光発電カーポートを提案EVを主軸としたサスティナブルモビリティを提案するBMWの新ラインナップ「i シリーズ」の発売に合わせ、BMWはソーラー発電をおこなうカーポートをデザインした。車両の開発だけでなく、こうしたクルマ周りの“必需品”でもCO2の削減を図るあたりに、BMWの先進性と他ブランドにはないキラリと光るアイデアが感じられる。Text by SAKURAI KenichiEVに太陽光発電のグリーン電力を供給BMWは、ゼロエミッション モビリティのために専用設計した、世界初のプレミアムEV&ハイブリッドモデル「i シリーズ」の本格的な販売を全世界でスタートさせている。日本では、レンジエクステンダー用のエンジンをオプションで搭載可能な純EVモデル「i3」からデリバリーを開始。EV走行にウェイトを置いた、プラグインハイブリッドモデルの「i8」の発売も目前に迫っている...
REPORT|宮城県東松島市でC.W.ニコルらが進める「森の学校」
REPORT宮城県東松島市でC.W.ニコルさんらが進める小学校の再建「森の学校」で生きる知恵を学ぼう宮城県東松島市では、津波で壊滅的な被害のあった小学校の再建にあたり、地域の自然を活かして森の中に学校を創ろうという計画が進んでいます。“森の学校”と呼ばれるこの計画。支援しているのは、長野県に住むC.W.ニコルさんです。長野県黒姫にある自身が再生した「アファンの森」の経験をもとに、行政や有識者、地域の人たちと一緒に、子どもたちが自然からたくさんのことを学べる学校をスタートしました。 Text by MINOWA Yayoi(環境ジャーナリスト)ツリーハウスから始まる再生の物語のどかな田んぼが両側につづく道を抜けると、森に寄りそうように突然、不思議な形のツリーハウスがあらわれた。森の斜面に沿って、まるで竜が登っていくような形から「ツリー・ドラゴン」と呼ばれているそのツリーハウスは、ここ宮城県東松島市の人びとの希望と思いを未来へつなぐための「森の学校」のシンボルでもある。「森の学校」は日...
モノは「所有」と「シェア」の時代に!?
アラサー・アラフォーの女性を中心に広がる借り暮らし志向“「所有」と「シェア」をバランスよく”があたらしい!「お前のものは俺のもの、俺のものも俺のもの」。漫画『ドラえもん』のなかでジャイアンが発した、あまりにも有名な(そして印象的な)セリフだ。人のモノまで自分のモノにしてしまうジャイアンは特殊な例としても、モノの「所有」をはっきりさせる社会では、こうしたモノへの“線引き”が重要な役割をになう。だが近年、こうした線引きをせずに、モノを借りたり、シェアしたりしながら、うまく生活に取り入れている人が増えている――リサーチ・アンド・ディベロプメントが発表した調査結果で明らかになった。Text by TANAKA Junko (OPENERS)Photographs by Hituji Real Estate (taken at YOGA ULUKA)Data courtesy of Research and Development, Incモノを持たないライフスタイル=“借り暮らし”って?リ...
NEWS|健全な海を目指す「セイラーズ フォー ザ シー」が日本でも始動!
NEWS|チャリティレセプションや環境に配慮したヨットレースなどを開催健全な海を目指す米国NPO法人「セイラーズ フォー ザ シー」が日本でも始動!限りある海の資源を保護し、健全な環境へとはぐくむべく活動するアメリカのNPO団体「セイラーズ フォー ザ シー(以下、SFS)」。昨年11月には初の海外支局が日本で立ち上げられ、法人化準備をおこなっている段階だ。それに先立ち、すでに2月にはチャリティレセプションや環境に配慮したヨットレースなどユニークな取り組みもスタートするなど、日本でもその存在感を増している。Text by YANAKA Tomomi海を愛するロックフェラー夫妻が2004年に設立2004年にロックフェラー社会長のデイヴィッド・ロックフェラー・ジュニア氏とその妻で映像作家のスーザン・ロックフェラー氏により設立されたSFS。マリンスポーツの愛好家や漁業に携わる人、海とかかわるすべての人に教育機会を設け、海洋自然や環境を守り、海洋由来の食料確保の提言をするとともに、世界最高...
電気で駆動するSUV ディフェンダー 試験運用へ|Land Rover
Land Rover Electric Defender|ランドローバー エレクトリック ディフェンダーあらゆる地形を走破するEV電気自動車のディフェンダーが実証実験へランドローバーは英国 コーンウォール州にある熱帯の自然環境を人工的に生み出す環境施設「エデン プロジェクト」で、ジュネーブモーターショーに登場した「エレクトリック ディフェンダー」の実証実験を開始した。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)EVでもヘビーデューティーオールアルミニウムプラットフォームの採用、ハイブリッドモデルの開発と、ランドローバーは低環境負荷の全地形全天候対応ビークル量産にむけて前進しているが、今回発表した電動「ディフェンダー」こと、「エレクトリック ディフェンダー」は、その一環としての研究車両だ。実験では60人が乗れる、4量編成12トンの列車を引っ張って、斜度6度の坂を軽々と上り下りしたという。英国コーンウォール州にあるエデン プロジェクトは、熱帯や温暖な気候を人工的に再...
Eクラスに天然ガス車が登場|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz E 200 Natural Gas Drive|メルセデス・ベンツ E 200 ナチュラル ガス ドライブMercedes-Benz E 220 BlueTEC BlueEFFICIENCY Edition|メルセデス・ベンツ E 220 ブルーテック ブルーエフィシエンシー エディションEクラスに天然ガス車が登場環境性能を上げる方策において、メルセデスは、やはり一日の長がある。既存の技術やインフラを使用しながら、エネルギーダイバシティに対応する「Eクラス」のバイフューエルモデルを欧州で発表した。Text by SAKURAI Kenichi天然ガスとガソリンを使い分ける環境対応モデルメルセデス・ベンツでは、環境性能の向上を目指し開発したガソリンにくわえ、天然ガスを燃料とするNGL(天然ガス)対応エンジンを搭載した「E200 NGD(ナチュラル ガス ドライブ)」と、「E220 ブルーテック ブルーエフィシェンシー エディション」を発表した。E200 N...
Coca-Cola|リサイクルから一歩進んだカタチ“Coca-Cola Bottleware”発売
Coca-Cola|コカ・コーラMade from 100% recycled Coca-Cola Contour Bottles,designed by nendoリサイクルから一歩進んだカタチ“Coca-Cola Bottleware”コカ・コーラといえば、“あの特別な形のくびれたボトル”――コカ・コーラと佐藤オオキ氏率いるデザインオフィスnendoがコラボレーションして、コカ・コーラのコンツアーボトルを100%再利用した、テーブルウェア“Coca-Cola Bottleware”を制作。DESIGNTIDE TOKYO 2012で発表するとともに、10月31日(水)からシボネ青山で先行販売される。Text by KAJII Makoto (OPENERS)各500個、世界限定販売のテーブルウェア1915年に米国インディアナ州のルート・グラス・カンパニーのアレキサンダー・サミュエルソンとアール・R・ディーンの手により生み出されたコカ・コーラ コンツアーボトル。「暗闇で触ったとき...
無茶々園|安心安全な食べものの生産を通して地域づくりを目指す有機農業団体の活動に注目
無茶々園|むちゃちゃえん“安心安全な食べものの生産を通して地域づくりを目指す”愛媛の有機農業団体「無茶々園」の活動に注目愛媛県西予市明浜町――日差し豊かな、宇和海に面するみかんの産地で、段々畑の四季がつくりだす、海・空・山のコントラストが見事なところ。古くから柑橘と真珠の名産地として知られている町に、有機農業団体「無茶々園(むちゃちゃえん)」がある。Text by KAJII Makoto (OPENERS)「食べて応援」したくなる、日本の美しい山と海のある町山から海につながるいのち──明浜町で、わずか15アールの伊予柑畑からはじまったという無茶々園。除草剤や化学肥料を使用せず、農薬をできるだけ使わない柑橘類の生産・販売を中心に活動している。現在では明浜で80 軒以上のみかん農家が、無茶々園の旗印のもと、環境への負荷が少ないみかん栽培に取り組んでいる。所属する生産者には、海でチリメンを獲る漁師や真珠の養殖を生業とするひともいて、地域の宝である自然豊かな環境を守りながら、無茶々園は3...
ダイムラー、ルノー日産、フォードが燃料電池を共同開発
Daimler, Ford & Renault-Nissan Alliance|ルノー日産アライアンス、フォード、ダイムラーダイムラーAG、ルノー・日産アライアンス、フォードが燃料電池を共同開発ダイムラー、ルノー・日産アライアンス、フォードは、ゼロエミッションビークルの実現にむけて、燃料電池スタックおよび燃料電池システムを共同開発する。3社の市場規模をいかして、安価に燃料電池車の市販化をめざす。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)2017年の市場投入を狙うダイムラーとルノー・日産アライアンスは2010年以来協業関係にあり、パワートレインの共有や小型車の共同開発をすすめているが、2013年1月28日、ここにフォードを迎え、3社でゼロエミッションエネルギーの本命のひとつである燃料電池を開発する、という合意書に調印した。今回の合意の狙いは、3社間で共通の燃料電池スタック、および燃料電池システムを開発し、投資コストを削減すること、共通の仕様や規格を確立す...
NEWS|生産者の思いと産物を届ける“食べる情報誌”に注目
NEWS|東日本大震災からの地域復興のあたらしいスキーム生産者の思いと産物を届ける“食べる情報誌”地域の特産品などの実際の生産物と、生産者の情報をセットで送る月刊情報誌『食べる通信』が東北で生まれてから約1年3カ月。その取り組みは四国、東松島、新潟、会津、神奈川、沖縄へと広がり、同様の仕組みが各地に生まれつつある。今回、NPO法人JKSKが東北の震災後から継続的におこなっている被災地での交流会や、そこから生まれた事業を推進する「結結(ゆいゆい)プロジェクト」に同行して取材した。Text by MINOWA Yayoi(環境ジャーナリスト)日本の食を生産地から変える『東北 食べる通信』ではひとりの生産者、産物を深くとりあげ、生産者の思い、生産過程から調理方法まで、タブロイド版の贅たくな紙面でじっくりと掘り下げる。紙面から生産者の息づかいが聞こえるようだ。消費者に、食べものを育む日本の生産地と生産者に対する関心をもってもらい、継続したサポーターになることで、作り手をささえていく仕組みで...
MICHAEL KORS|飢餓に苦しむ子どもたちに500万食提供達成
MICHAEL KORS|マイケル・コースHH飢餓に苦しむ子どもたちに500万食提供達成マイケル・コースは、WFP 国連世界食糧計画(国連WFP)と力を合わせ、飢餓に苦しむ世界中の子どもたちに500万食の食糧提供を達成。これまでの軌跡をたどったスペシャル・ムービーも公開中だ。Text by KUROMIYA Yuzu今年も特別デザインの限定時計「100 Series」を発売昨年、マイケル・コースは世界中の飢餓撲滅を目的として国連WFPと長期的パートナーシップを締結。チャリティ・キャンペーン「Watch hunger stop(ウォッチ・ハンガー・ストップ)」をおこない積極的に飢餓撲滅に取り組んでいた。今回の達成は、その取り組みによる成果といえる。デザイナーのマイケル・コースは下記のようにコメント。「感謝と感激の気持ちでいっぱいです。私たちのお客様であればこの大きくも解決可能な問題の撲滅に力を貸してくださると信じ、私たちは国連WFPの活動に参加しました。そしてお客様もその願いに応えて...
O(オー)|東京ブランド×石巻工房のドネーションイベント「カンセイノジュンカン」
O|オー代官山セレクトショップ「O(オー)」×東京ブランド×石巻工房「石巻スツール」+クッションのセット販売東京の人気ブランドを扱う代官山セレクトショップ「O(オー)」と、O(オー)の内装を担当し、商品も販売している「石巻工房」とのコラボレーションよるドネーションイベント「カンセイノジュンカン」第1回が、4月27日(土)よりスタートする。Text by KAJII Makoto (OPENERS)全額、石巻市の被災テナント修繕費へ「カンセイノジュンカン」は、デザイナーやクリエイターのもつ感性を、さまざまな活動やプロダクトと繋ぎ合わせ、循環させ、日本の活性化を目指すもの。初回となる今回は、2011年3月に起きた東日本大震災以来、宮城県石巻市を中心に地域の活性化を目指し活動している、「石巻工房」との共同企画だ。今回は、O(オー)で取り扱いのある東京ブランドのマテリアルをクッションに転用し、「石巻工房」の代表アイテムの一つ「石巻スツール」とセットで販売する。“カンセイノジュンカン”VOL...