NEWS|健全な海を目指す「セイラーズ フォー ザ シー」が日本でも始動!
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2014年12月26日

NEWS|健全な海を目指す「セイラーズ フォー ザ シー」が日本でも始動!

NEWS|チャリティレセプションや環境に配慮したヨットレースなどを開催

健全な海を目指す米国NPO法人「セイラーズ フォー ザ シー」が日本でも始動!

限りある海の資源を保護し、健全な環境へとはぐくむべく活動するアメリカのNPO団体「セイラーズ フォー ザ シー(以下、SFS)」。昨年11月には初の海外支局が日本で立ち上げられ、法人化準備をおこなっている段階だ。それに先立ち、すでに2月にはチャリティレセプションや環境に配慮したヨットレースなどユニークな取り組みもスタートするなど、日本でもその存在感を増している。

Text by YANAKA Tomomi

海を愛するロックフェラー夫妻が2004年に設立

2004年にロックフェラー社会長のデイヴィッド・ロックフェラー・ジュニア氏とその妻で映像作家のスーザン・ロックフェラー氏により設立されたSFS。マリンスポーツの愛好家や漁業に携わる人、海とかかわるすべての人に教育機会を設け、海洋自然や環境を守り、海洋由来の食料確保の提言をするとともに、世界最高峰のヨットレースアメリカズカップの公式サステナビリティ・スポンサーを務めるなど、多彩な活動でも知られている。

日本でも徐々にその活動が知られるようになっており、2月6日にはロックフェラー夫妻が来日し、スイスの高級時計メゾン、ジラール・ペルゴと協同でチャリティレセプションを都内で開催。

セイラーズ フォー ザ シー 02

レセプションでは、スーザン・ロックフェラー氏が監督を務め、伝説上のマーメイドの目をとおして、海洋の酸性化や海洋生物の乱獲、水質汚染など、いままさに直面している海洋環境の問題を描く短編ドキュメンタリー『Misson of Mermaids(マーメイドの使命)』を上映。このほかにも、ジラール・ペルゴが夫妻の環境への取り組みに敬意を表して制作した世界で20本のみが販売される特別モデルの「シーホーク ミッションオブマーメイド」の発表や、チャリティ基金を集めるチャリティラッフル(慈善福引)などがおこなわれた。

セイラーズ フォー ザ シー 03
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セイラーズ フォー ザ シー 05

また、チャリティレセプションに先立ち2月3日には、日本初となるSFSが定める環境保護基準に批准したレース「第1回セイラーズフォーザシーカップ・クリーンレガッタ」を開催。約30艇180人が海の恵みを感じ、レースを楽しんだ。

今後はこのほかにもビーチ・クリーンや子どもたちへの環境教育などを展開していくというSFS。海に囲まれた島国に住む私たちにとってもかけがえのない海の環境を守るためにいま、何ができるのか。何をしなければならないのか。それらの問題を浮き彫りにし、海と私たちとの距離をもっと身近なものにしてくれるSFSの今後の活動にも注目したい。

セイラーズ フォー ザ シー
http://sailorsfortheseajp.jp/

           
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