18世紀に活躍した天才時計師、ピエール-ジャケ・ドロー。彼は1738年に息子のアンリ・ルイとともに時計工房を開き、当時流行していたオートマタ(機械式からくり)の製作において優れた技術力と装飾技法を発揮。スペイン王室御用達の時計師としての地位を獲得すると、晩年はロンドン(1774)、ジュネーブ(1784)に拠点を移しながらも時計作りに専念。世界中の王侯貴族から寵愛を受け続けた。 この偉大な時計師が築き上げた時計工房は後継者不在という理由で19世紀半ばに一時閉鎖するも、そのまま歴史から葬られることを惜しんだスウォッチ グループが20世紀末より復興プロジェクトを展開。2000年には世界中の投資家たちのもとにあった株式の大半を買い戻し、ジャケ・ドローの名を現代に甦らせたのである。 かつての伝統的な時計製造技術と現代の最先端技術が融合した21世紀のジャケ・ドローは、創業者が3つの土地に開いた時計工房に敬意を表したコレクション名になっており、3針仕様からトゥールビヨンや永久カレンダーまで幅広い製品が揃う。さらに、そのいずれのモデルも文字盤にはオパーリンやエナメル、天然石などを、ネジや針には一貫してブルースチール製を施すなど、常に最高品質の素材を使用している。こうして、クラシックでありながら新鮮さを併せ持つ、独自の世界観を築き上げているのである。 【創業年】1738年 【創業地】スイス、ラ・ショー・ド・フォン 【主なシリーズ名】オマージュ・ラ・ショー・ド・フォン1738、 オマージュ・ジュネーブ1784、オマージュ・ロンドン1774 【問い合わせ先】スウォッチ グループ ジャパン ジャケ・ドロー事業本部 03-6254-7188 公式サイト:http://www.jaquet-droz.com/
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