ASTON MARTIN
いまもっともクールなスポーツカーブランドとして、世界中から注目を集めているのが、イギリスのASTON MARTIN(アストン・マーティン)だ。1914年にライオネル・マーティンとロバート・バンフォードにより設立された小さな会社は、アストン・クリントンと呼ばれるヒルクライム競技で成功を収めたことからアストン・マーティンのブランドを名乗るようになり、その後もモータースポーツやスポーツカーの歴史に輝かしい足跡を残す。 反面、経営の面では幾度も危機に追い込まれ、そのたびに救いの手が差し伸べられるという、まさに波瀾万丈の道を歩み続けてきた。たとえば、1947年にオーナーとなったデイビッド・ブラウンは、優れた経営力とエンジニアリングのセンスを活かして、自らのイニシャルを冠したスポーツカー「DB2」や、レース用マシーン「DBR1」で、その名前を残している。最近では、フォードがその株式を、プロドライブを創業したデイビッド・リチャード率いる投資家集団に売却したことが記憶に新しい。 しかし、アストン・マーティンはいつの時代も漲るパワーと美しいスタイルを備えたスポーツカーづくりを貫いている。現在のラインアップは「V8ヴァンテージ」と「DB9」。また近い将来「ヴァンキッシュ」にかわる新しいフラグシップモデル「DBS」が日本にもお目見えするはずだ。
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Aston Martin AM-RB 001|アストンマーティン AM-RB 001公道走行可能なバージョンも用意されるAM-RB 001アストンマーティンとレッドブル・レーシングのテクニカル・パートナーシップから誕生したハイパーカー「AM-RM 001」が発表された。Text by WASEDA Kosakuパワーウェイトレシオは1.0kg/psを達成アストンマーティンは、2010年に発表したスーパーカー「One-77」に続くスーパーカーとしてコードネーム「AM-RM001」の開発を明らかにした。このAM-RM001は、アストンマーティンとレッドブル・レーシングがテクニカル パートナーシップを結び開発が進められている。パワーソースには新開発された高回転型V型12気筒自然吸気エンジンをミッドに搭載。最高出力、最大トルクなど車両の詳細スペックは明らかにされていないものの、カーボンファイバー構造の軽量ボディと組み合わせ、パワー ウェイト レシオは1.0kg/psを実現するという。高い性...
公道走行可能なハイパーカー「AM-RB001」日本初公開|Aston Martin
Aston Martin AM-RM 001|アストンマーティン AM-RM 001公道走行可能なハイパーカー「AM-RB001」日本初公開アストン・マーティン ジャパンは、アストンマーティンとF1チームのレッドブル レーシングのコラボレーションにより誕生した“ハイパーカー”、アストンマーティン「AM-RB001」を日本で初公開した。Text & Photographs by UCHIDA Shunichi1,000kg、1,000馬力「AM-RB001」という名称はまだコードネームで、正式名称は発表されていない。また、今回日本でお披露目されたモデルはモックアップであり、スペックの詳細は明らかにされなかった。しかし、当日のプレゼンテーション等からエンジンは自然吸気V型12気筒がミッドにマウントされ、そのパワーは1,000馬力。車重は1,000kgで、パワーウエイトレシオは1.0であることが明かされた。更に、そのボディは軽量なカーボンファイバー構造で、公道走行可能なクルマとし...
アストンマーティンが潜水艇開発に挑戦|Aston Martin
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Aston Martin|アストン・マーティンHogan|ホーガンアストンマーティンとホーガンとコラボレーション世界で3,000足限定のレザースニーカーアストンマーティンとイタリアのシューズブランド、ホーガンがコラボレーション。世界3,000足限定のレザースニーカーが6月末から販売される。Text by YANAKA Tomomiホーガンの定番スニーカーにアストンマーティンのエッセンスを注入イタリアのラグジュアリーシューズブランド、ホーガンにアストンマーティンのエッセンスを注入したオリジナリティあふれるスニーカーが誕生した。ベースとなったのは、ホーガンの定番シューズ「オリンピア」。本革とナイロンメッシュを組み合わせた、カジュアルかつスマートな雰囲気のスニーカーに、アストンマーティンが誇るスポーツカーのエレガントなシルエットを反映。細部のデザインはアストンマーティンのレザークラフトから引用されているという。特に注目はスニーカーのトング部分。アストンマーティンで古くから使われているケス...