DB11にAMG製4.0リッターV8エンジンモデルを追加|Aston Martin
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2017年6月30日

DB11にAMG製4.0リッターV8エンジンモデルを追加|Aston Martin

Aston Martin DB11|アストンマーティン DB11

DB11にAMG製4.0リッターV8エンジンモデルを追加

アストンマーティンは英国時間6月29日(木)、グランドツアラー「DB11」に4.0リッターV8ツインターボのモデルを追加したと発表。イギリスで6月29日(金)に開幕する「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」でデビューを飾る。

Text by YANAKA Tomomi

メルセデスAMG製をアストンマーティンの走りにリセッティング

昨年9月に日本に上陸した「DB11」。これまでは、5.2リッターV12ツインターボ エンジンモデルのみだったが、新たに4.0リッターV8ツインターボモデルが追加された。

テクニカル・パートナーであるメルセデスAMGから提供を受けたというエンジンは、最高出力510ps、最大トルク675Nmを発生。V12モデルより98ps、25Nm劣るものの、0-100km/h加速は4.0秒、最高速度も300km/hに達する。いっぽうで環境性能は向上し、CO2排出量は230g/km、EU複合サイクル燃費でも12.1km/ℓと省燃費性を発揮する。

V8エンジンをDB11に合わせて最適化するため、アストンマーティンのエンジニアリング・チームは、専用のエア・インテークやエキゾースト・システム、ウェットサンプ潤滑システムを装着。さらにV8エンジンの電子的なキャリブレーションも行い、新たにECUソフトも開発。エンジンのリプログラミングとスロットルマッピングを行いアストンマーティンならではのエンジンフィールとサウンドを追求した。

Aston Martin DB11|アストンマーティン DB11

Aston Martin DB11|アストンマーティン DB11

このほかにも、新たにエンジンマウントなども設計。低い位置にエンジンを搭載することで重心を下げることが可能になるとともに、ホイールベースの中心にエンジンを配置することで俊敏性も向上したとアストンマーティンでは謳う。またサスペンションブッシュやジオメトリ、アンチロールバー、スプリング、ダンパーなども再設計され、V12との差別化が図られた。

エクステリアもわずかにことなり、V8モデルには専用のアロイホイールを装着。V12モデルでは4つのボンネットベントだったが、V8モデルでは2つ装備されている。いっぽうでインテリアはV12と同じ標準の装備グレードを採用。「Q by アストンマーティン コレクション」などのオプションもV12同様選択できるという。

V8エンジンのDB11はすでに欧州などで販売を開始。価格はイギリスで14万4,900ポンド(約2,100万円)、アメリカでは19万8,995ドル(約2,235万円)と設定されている。

           
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