連載|オウプナーズ的バイヤーズガイド
「連載|オウプナーズ的バイヤーズガイド」に関する記事
Wolford|2011春夏コレクションが到着
Wolford|ウォルフォードコレクションテーマは 「Avant-garde meets Parisian chic」2011春夏コレクションに注目ストッキングのロールスロイス、ストッキングのオートクチュールと称されるヨーロッパセレブご用達の「Wolford(ウォルフォード)」。故ダイアナ妃をはじめとするヨーロッパのロイヤルファミリーやスーパーモデル、アーティストなどに熱狂的なファンをもつ世界最高級のストッキングブランドの2011春夏コレクションに注目したい。Photo by Wolfordヘルムート・ニュートンが表現する強い女性像にインスパイア2010年秋に創業60周年を迎えたウォルフォード。この記念すべき年に、レッグウェアからボディウェア、ランジェリーまで揃えたショップを東京ミッドタウンにオープン。ウォルフォードファンはもちろん、その世界観に憧れる女性たちから熱い注目を集めている。ウォルフォードの最高品質へのあくなき情熱と探究心に基づいて研究開発された商品は、洗練されたスタイル...
PEN ITALIA|もつべきイタリアのペン
PEN ITALIAもつべきイタリアのペンスマートフォンのカレンダーにスケジュールを記入し、社内の伝言もメール、以前は署名が必要だったクレジットだってパスワード入力で決済できる。仕事や生活のなかで、筆記具の使用頻度は減るいっぽうで、所有している筆記具の数も少なくなるばかりだ。だからこそ1本、少し贅たくなペンをもってみるのもいいのではないだろうか。ここでは、長く愛用するのにふさわしい、メイドインイタリーのペンを紹介する。Text by OPENERSイタリアらしい色づかいとフォルムドイツと並ぶ万年筆王国イタリア。大胆な色づかいや遊び心あるデザインが、高級感や機能だけにこだわらないイタリアならでは。数多あるブランドのなかから、異なる価格帯の3本をピックアップ。OMAS|オマス1925年、ボローニャで創業。ギリシャ古典の研究者でもあった創業者のアルマンド・シモーニは、古代ギリシャ建築を思わせるデザインを万年筆に取り入れるなど、知性溢れるブランド哲学をもつ。 Emotion(感情)、Mov...
OVER THE TWELVE|2011年春夏コレクションリリース!
OVER THE TWELVE|オーバー ザ トゥエルブ大人の遊び心をかたちにする、シニカルポップなアンダーウェア「オーバー ザ トゥエルブ」2011年春夏コレクションリリースデザインコンシャスなアンダーウェアを提案するブランドが急増するなか、7年も前からシーンに注目し、展開をつづけてきた「OVER THE TWELVE(オーバー ザ トゥエルブ)」。ユーモアのあるポップなデザインとは裏腹に、肌触りや履き心地にこだわったクオリティの高さから大人の男性を中心に確固たる支持を確立してきた本ブランドから、2011年春夏アイテムが届いた。そこでデザイナーである松永国人氏に新作について、そしてアンダーウェアシーンの変遷について聞いた。Text by OPENERSよく“見せパン”と言われるけど、これはあくまで自己満足なんです──デザインコンセプトは?もともとアメリカの古着やポップカルチャーが好きで、それが軸になっています。シニカルといいますか、下世話なんだけど下品になりすぎない、笑いとユーモ...
JAM HOME MADE|『リロ&スティッチ』をモチーフとしたブライダルリング「スティッチヘリテイジリング」
JAM HOME MADE|ジャム ホーム メイドジャムホームメイド・リロ&スティッチ新作ブライダルリング「スティッチヘリテイジリング」JAM HOME MADE(ジャムホームメイド)のブライダルシリーズに、シンデレラシリーズにつづくディズニーとのコレクションアイテムが登場。ハワイを舞台に宇宙人と少女のふれあいを描いた物語『リロ&スティッチ』をモチーフとしたハワイアンジュエリー「スティッチヘリテイジリング」が3月5日(土)発売される。これにさいし、ジャムホームメイドでは対象店舗にてブライダルフェアを開催する。Text by OPENERSPhoto by TAKADA Midzuhoこれからオハナ(家族)になるふたりへ両親を亡くし、ハワイのカウアイ島で姉とふたりで暮らす孤独な少女 リロと、遺伝子実験で“創られた”愛を知らないエイリアン スティッチはひょんなことから一緒に暮らすようになるも、スティッチはリロの愛情が理解できずトラブルを起こしてばかり。そんなふたりがしだいに心を通わせ、...
JAM HOME MADE|本格ハイブリットカレッジリング受注開始!
JAM HOME MADE|ジャム ホーム メイド本場アメリカで原型を彫り起こした本格仕様誕生石カラーハイブリットカレッジリング受注開始ファッション性の高いデザインと、ひとの想いに寄り添うコンセプチュアルな物づくりが年齢、性別問わず幅広い層から支持を集めるJAM HOME MADE(ジャム ホーム メイド)。そんな同ブランドの代名詞ともいえる、こだわりのハイブリットカレッジリングが、本日3月10日(木)よりrumorsにて受注をスタートする。Text by OPENERSPhoto by TAKADA Midzuho心意気までも継承する、“本物”へのこだわり日本の文化が屈折して解釈され、形骸化されていることが稀にある。たとえば日本と聞けば“ゲイシャ、ニンジャ、サムライ”と答える海外のひとたちにみられる“それ”である。決してまちがったことを言っているわけではないのだが、複雑な気持ちになるのは、日本が誇るひとつの文化への解釈の甘さによる悲しさと、その滑稽さに起因するのではなだろうか。い...
OLIVER GOLDSMITH|新作オプティカルフレーム一挙紹介!
OLIVER GOLDSMITH|オリバー ゴールドスミスストーリーをたずさえ、復刻された名品たち新作オプティカルフレーム一挙紹介!1926年イギリスで誕生して以来、時代を超え、今なおその人気は衰えることを知らないアイウェアブランド「OLIVER GOLDSMITH(オリバー ゴールドスミス)」から、今季の新作が届いた。こだわりをもつ本物志向の大人たちを唸らせるその魅力を一挙ご紹介。Text by OPENERSPhoto by TAKADA Midzho重ねた歴史だけ深みを増す、本物のクラシックデザインはそのままに、サイズ感やカラーリングによってモダナイズされる復刻版の数々。人気のオリバー ゴールドスミスから、ニューアイテムが届いた。歴史の若いブランドは現代のデザインをベースにクラシックの要素を取り入れるが、オリバー ゴールドスミスはその逆。クラシックをベースにいまの時代感を捉え、デザインされているため深みがちがう。ただ、クラシックといってもオリバー ゴールドスミスのクラシックと...
BOHEMIANS|2011年春夏新作で作るお薦めコーディネイト!
BOHEMIANS|ボヘミアンズカラフル&ポップなアイテムで思わず気分も明るくなる!2011年春夏新作で作るお薦めコーディネイト俳優、女優、ミュージシャン、スタイリスト……いま、著名人やクリエイターたちのあいだで注目されているユニセックスブランド「BOHEMIANS(ボヘミアンズ)」。鮮やかなカラーパレットにポップなモチーフ、そのユニークなデザインは思わず笑顔になってしまう、ポジティブな魅力に溢れている。そんな「ボヘミアンズ」から2011年春夏新作アイテムが届いた。ブランドが提案する、この春夏のお薦めスタイルとともに紹介しよう。Text by OPENERS洋服を見ること・選ぶこと・着ることの楽しさ「ボヘミアンズ」といえば、見る者に強烈な印象を与えるユニークなオリジナルテキスタイル。Tシャツからテーラードジャケットまで、あらゆるアイテムにオリジナルテキスタイルを用いたポップなスタイルが特徴だ。しかしシルエットはあくまでシンプルかつベーシックなリラックスウェア。着心地のいいことが大前...
EXTRAORDINARY JANE|2011年春夏デビューコレクション!
EXTRAORDINARY JANE|エクストローディナリージェーン2011年春夏、デビューコレクションを発表デザイナー 佐久間 純さんによって2010年に誕生したシューズブランド「EXTRAORDINARY JANE(エクストローディナリージェーン)」から2011年春夏シーズン、デビューコレクションが届いた。はやくも雑誌などで紹介され、急速に注目度を増すブランドの、気になるコレクションをご紹介。Text by OPENERSスペシャルな女性のための靴“Plain Jane”という英語表現をご存知だろうか? メイクにもファッションにもまったく興味がない、“Plain=地味”な女性をあらわす言葉だ。そんな“Plain”の対義語に当たる“Extraordinary=並はずれた”という言葉を冠したシューズブランド「EXTRAORDINARY JANE」は2010年、平凡な女性ではない、スペシャルな女性のための靴を作りたい、そんな想いからスタートした。デザイナーの佐久間氏はもともとインポー...
JAM HOME MADE×STUSSY|3つの“ジャムセッション”アイテム登場!
JAM HOME MADE|ジャム ホーム メイドSTUSSY×JAM HOME MADE“ジャムセッション”アイテム登場!ファッション性の高いデザインと、遊び心のあるコンセプトで、幅広い層からの支持を集める「JAM HOME MADE(ジャム ホーム メイド)」。今回、ストリートファッション界に革命を起こした伝説的ブランド「STUSSY(ステューシー)」とタッグを組み、3つのコラボレーションアイテムを発表した。Text by OPENERSPhoto by TAKADA MidzuhoTシャツ、サングラス、ウォッチの3アイテム!アートの街として知られる南カリフォルニア・ラグナビーチ。地元サーファーのあいだでカルト的な人気を集めたサーフボードシェイパー Shawn Stussy(ショーン・ステューシー)は、独創的なアイデアで斬新なサーフボードを製作するかたわら、プロモーションのつもりでオリジナルのプリントTシャツやショートパンツを手がけていた。これがきっかけで1980年、サーフカル...
CIVILIZED|着やすさにこだわった、機能的なモードスタイルの提案
CIVILIZED|シヴィライズド機能的なデザインをモードに表現2011-12秋冬コレクション“MOBILITY”(1)今季で3シーズン目を迎えるCIVILIZED(シヴィライズド)。デザイナー 奥川諭志氏によってスタートしたブランドは、マテリアル、カッティング、機能性をバランスよく融合させた、 ミニマルなスタイルを提案。“着心地”にとことんこだわったコレクションは、デビュー間もないにもかかわらず、急速に注目度を高めている。そんなシヴィライズドから2011-12秋冬コレクションが到着。今シーズンよりrumorsでの展開がスタートする。ここでアイテムの魅力や、服づくりへのこだわりについて、デザイナー奥川諭志氏に聞いた。Text by OPENERSPhoto by TAKADA Midzuhoシャープなデザインをベースに、必要最低限の機能をプラス──ブランドコンセプトとは?簡単に言ってしまうと、毎日着れるようなもの。僕はとくにスーツを着て仕事をしているわけではないので、カジュアルウェ...
The garbstore|2011-12年秋冬コレクション展開スタート!
The garbstore | ザ ガーブストアロンドン発のコンセプトブランド2011-12年秋冬コレクション展開スタート!ロンドン・ポートベロー地区に旗艦店を構えるコンセプトブランド「The garbstore(ザ ガーブストア)」。デザイナー Ian Paley(イアン・ペイリー)氏手がけるウェアの数かずは、“真の価値”“ルーツ”“耳を傾けるべき教訓”をキーワードに、トレンドに捉われない、質のいいおとなのためのカジュアルスタイルを完成させる。そんなガーブストアの2011-12年秋冬コレクションが、ショッピングサイト「rumors(ルモアズ)」にて販売をスタート。そこで今季コレクションのテーマやお薦めアイテム、提案するスタイルについて、ペイリー氏に聞いた。Text by OPENERSunfamiliar Vintage=なじみのないヴィンテージ──「ガーブストア」のコンセプトとは?僕たちが掲げるフィロソフィは、“unfamiliar Vintage(=なじみのないヴィンテージ)...
Twiggy|新時代に求められる美しさとは? スタイリスト 松浦美穂さん、新ヘアケアシリーズの魅力を語る
Twiggy|ツイギー原点回帰 あたらしい時代に求められる、美しさを求めて──スタイリスト 松浦美穂、新ヘアケアシリーズ「Epicurean」を語る(1)モードの一線で活躍をつづけるスタイリスト 松浦美穂さんが主宰するヘアサロン「Twiggy(ツイギー)」。トレンドをリードするあたらしいスタイルの発信源であるサロンは、ファッション界はもちろん、多くの各界著名人からの信頼も厚い。そんなツイギーから2009年に発売されたヘアケアシリーズ「YUMEDREANING(ユメドリーミング)」には、松浦さんの愛と信念がつまっている。今回そのヘアケアシリーズに、待望のニューライン「Epicurean(エピキュリアン)」が登場。情熱の限りを尽くして作り上げた渾身のアイテムについて、そして松浦さんが思う、あたらしい美のありかたについて聞いた。Text by FUJITA Mayu(OPENERS)Photo by TAKADA Midzuhoいかにストイックであることを楽しむか、という時代──新シリー...
ro|スーツをモダナイズする、roの効力
ro|ロースーツをモダナイズする、roの効力斬新なアイデアが話題となった“リバーシブルバッグ”でおなじみ、ニューヨークのバッグブランド「ro(ロー)」。今回は、roが提案するビジネススタイルに注目。イタリアならではの素材を使用した全6品を紹介する。スーツのカジュアルダウンが当たり前となりつつある現在。roならではのモダンなデザインは、知的でクリエイティブなイメージを演出してくれる。Text by FUJITA Mayu(OPENERS)Photo by TAKADA Midzuhoニューヨークからイタリアへ、デザインはさらなる広がりをみせる無駄な装飾を排したミニマルなスタイル、シャープなカラーバリエーション……一見すると男らしい印象を与えるが、じつはデザイナーは女性。使い勝手のよさを追求した細やかな配慮が行き届いている。デザイナーのイヴォンヌ・ローは、ウィメンズアパレルデザイナーとしてニューヨークで活躍後、1999年にブランドをスタート。現在は拠点をイタリアへ移し、あらたなインスピ...
デザインと機能の服 ACRONYM(アクロニウム)
デザインと機能の服 ACRONYM(アクロニウム)以前はオリジナルサイトだけでしか購入できなかったのだが、素材使いとモノ作りに惚れ込んだトレンドセッター的な海外のトップアーティスト数名が着用したことで、人気が広がったブランドがある。それが、ゴアテックス素材を中心にアイテム展開するブランドACRONYM(アクロニウム)。1995年、デザイナー エロルソンとそのパートナー ミケイラのふたりがドイツを拠点にスタートさせた、このACRONYM。スノーボード界のトップブランド バートンをはじめストーンアイランドの特別ラインなど、テクニカルなスポーツブランドの企画を手がけてきたクリエイティブチームだ。その蓄積によって、スポーツ、ミリタリーといった要素からフィードバックされたさまざまな機能性にくわえ、ストリートのニュアンスとモード的ニュアンスを併せ持つ独自のファンクショナルデザインを生み出したことで、ここ数年で洋服好きの海外のアーティストたちから注目されるようになった。素材やパーツの研究開発にも...
『Shape of my Heart』小さなドメスティックサーフブランド
『Shape of my Heart』小さなドメスティックサーフブランド――サーフブランドとは思えないモノづくりText by OPENERSShape of my Heartに出会ったのは、10年ほど前のはなし。その当時、某モノ系の雑誌に所属していたのでモノづくりの現場──たとえば、紡績や生地、縫製や染めの工場などのいわゆる裏方の職人さんの取材に勤しんでいました。そんなとき、ロゴやグラフィックだけで展開するサーフブランドのなかにあって、職人の技術と国内の工場にこだわりながら商品づくりをしている、非常に興味深い小さなドメスティックのサーフブランドがありました。それが★★★マークの同ブランドでした。流行に左右されず独自の世界観を展開するこのシェイプ オブ マイ ハートは、イメージしていたサーフブランドという既成概念を打ち砕いてきました。現在のサーフカルチャーは、もともと30年ほど前に、当時のサーファーたちが波を求めて世界各地へ出かけ、それぞれの土地の文化やファッションに影響を受けそし...