FARO|日本の職人技術が生みだす、世界最高峰の革小物(2)
Fashion
2015年8月12日

FARO|日本の職人技術が生みだす、世界最高峰の革小物(2)

FARO|ファーロ

日本の職人技術が生みだす、世界最高峰の革小物(2)
FAROが追い続ける、男の身だしなみ

最高級の素材を使用し、極限まで薄く仕上げるFAROの革小物。その技術的な面に焦点があたりがちだが、何故そこにこだわるのか? その根本を知る者は少ない。ここでは、FARO誕生の理由と、その正しい使い方を伝授。そこから見えてきたのは、男の身だしなみという視点だった。

写真=JAMANDFIX取材・文=富山英三郎

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世界に通用するものづくりを求めて

ブリーフィングやラップスといった自社ブランドだけでなく、ダニエル&ボブなどインポートブランドまでを扱うバッグメーカーのセルツ。彼らが数多くの職人と接し、ものづくりをするなかで疑問に感じたこと。それは、“インポートこそ最高”という国内の認識だった。確かに海外にはさまざまな高品質ブランドがある。しかし、日本でも世界に通用するようなものが作れるのではないだろうか? ことさら技術をひけらかすのではなく、また薀蓄ありきでもない高品質な大人の紳士用革小物。FAROには、そんな原点に立ち返ったものづくりへの思いが込められている。

スマートな男であるための美しい所作とは

「提案したいことは、ファッションなんです」と、セルツの広報担当者である萩原氏は語る。ファッションとは身だしなみであり、格好をつけるということ。それは表面的な飾りだけでなく日常の所作も含まれる。
ある程度地位を得た男性であれば、外出時にバッグを持ち歩くことが少なくなるだろう。また、部下との食事会で会計を期待されることも多い。そんなとき、スーツを変形させてしまうほど分厚く重い財布や、ヨレて威厳のない財布を取り出すことは、身だしなみとして格好良くない。また、他者は自分が想像している以上に財布などの小物類を見ているもの。大人の男性ならば、スーツのポケットに入れても邪魔にならない、薄手で美しい財布をサラリと取り出して欲しい。これこそがFAROが考える、ファッションとしての革小物だ。だからこそ、FAROは薄さにこだわる。さらには、素材にもカッティングにも縫製にもこだわるのだ。

日々整理し、外出時に必要なものだけを収納

薄い財布は収納できるお札の枚数もカードの枚数も限られてしまう欠点がある。しかし、そこは絶対に譲れないというのなら、FAROという選択肢は外したほうがいいだろう。あくまでもファッションとしての革小物なのだから。外出時、必要なものだけを入れてスマートに過ごす。そんな所作がユーザーには求められる。ネームカードケースにおいても、FAROのものは20枚程度しか収納できない。しかし、常に確認をして整理する心得があれば、何不自由のない枚数でもある。パンパンに膨れ上がったネームカードケースをビジネスの場で見せることのほうが、よほど恥ずかしく不自由だと考える。FAROの製品は、男の身だしなみ、格好良い所作とは何か、そこを改めて問うているのだ。

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束入れ ZIP-COIN

最低限のステッチで構成された、エレガントで上品な長財布。あえて収納箇所を減らし、カードは6枚、スリットポケットは2つと控えめ。ファスナーポケットはかさばる小銭ではなく、人に見られたくない領収書などを入れるのが正当。素材はカーフ2種類、コードバン、クロコダイル、リザードを用意。

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エンベロップ名刺ケース

見た目の美しさにこだわり、薄く仕上げたカードケース。20枚程度収納可能。外出時に常に確認し整理することで、仕事もはかどる。パンパンに膨れ上がったカードケースでは、格好がつかないもの。こちらも素材には、カーフ2種類、コードバン、クロコダイル、リザードを用意。

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