GARBSTORE|別注G-SHOCK rumorsエクスクルーシブ発売!
FASHION / MEN
2015年8月3日

GARBSTORE|別注G-SHOCK rumorsエクスクルーシブ発売!

GARBSTORE|ガーブストア

ロンドンから上陸したコンセプトブランド「ガーブストア」

別注G-SHOCK、rumorsエクスクルーシブ発売!

ロンドン発のコンセプトブランド「GARBSTORE(ガーブストア)」。そのアイコンアイテムともいえるコラボレーションG-SHOCKの新作が、なんと、rumorsにてエクスクルーシブ発売される。ここでは、コンセプトブランド「ガーブストア」について、そして別注G-SHOCKについて、デザイナーであるIan Paley(イアン・ペイリー)氏に聞いた。

Text by OPENERSPhoto by TAKADA Midzuho(Steel)

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想像(創造)のリプロダクション

「Paul Smith(ポールスミス)」シニアデザイナーとして「R.Newbold(アールニューボールド)」「Paul smith Jeans(ポール・スミス ジーンズ)」を手がけてきたデザイナー Ian Paley(イアン・ペイリー)氏が、2007年にスタートしたロンドン発のコンセプトブランド「GARBSTORE(ガーブストア)」。イアン・ペイリー氏といえば、「One True Saxon」の創設者といえばわかるひとも多いかもしれない。

すでに日本の一部ショップでは取り扱いをスタートしている「ガーブストア」。本格的なアウトドア仕様のマウンテンパーカーをタウンユースに落とし込んだアイテムが話題を呼び、ファッションコンシャスな人びとのあいだではすでに知られた存在である。ディテールをプラスすることで作りこむのではなく、あくまでシンプルに、その服本来のかたちを崩すことなく上質な素材や仕立ての技術をもちいて洗練されたカジュアルウェアを提案する。そんな「ガーブストア」の掲げるフィロソフィとは?

GARBSTORE|ガーブストア コラボレーションG-SHOCK 01

──ブランドコンセプトとは?

ブランドのスタートはずっと考えていましたし、自分の店を持ちたいとも思っていましたので、「GARBSTORE」をはじめたことでふたつを同時に実現することができました。私たちが掲げるフィロソフィは、“unfamiliar Vintage(=なじみのないヴィンテージ)”。日本のビンテージスタイルの生地を使用し、“これまでにも存在していた”ようなコレクションを展開します。それは“想像(創造)のリプロダクション”といったところでしょうか。私の考えるイギリスらしさ、イングリッシュスタイルにフォーカスし、そこに我われのもっとも近しい隣国 フランスのスタイルを取り入れています。私自身、多くの時間を南フランスで過ごしています。そのエリアのファーマーのスタイルが気に入っています。

──今シーズンのテーマは?

通常はフレーズ、もしくは単語をもとにアイデアを広げていきます。今シーズンは“Men who did”──迷わずただ進むのみ、というイギリスの伝統的な慣習をテーマとしています。イギリスのすばらしき実業家たちをモチーフにしたアイテムも、ここからきているんですよ。

GARBSTORE|ガーブストア コラボレーションG-SHOCK 02

GARBSTORE|ガーブストア コラボレーションG-SHOCK 03

本来はタイ用であり、時計用ではないのです

「ガーブストア」ではペイリー氏手がけるメンズウェア以外にも、ウィメンズ、キッズ、と幅広く展開しており、3階建てのロンドンのショップではフロアごとにそのラインナップが異なるという。もちろん、アクセサリーも豊富だ。そのなかでもブランドの定番となりつつあるG-SHOCKとのコラボレーションウォッチに新作が登場。このたび、rumorsにてエクスクルーシブ発売されることとなった。

──デザインコンセプトとは?

「ガーブストア」でG-SHOCKを作るようになったのは彼らからの誘いがきっかけでしたが、私は以前G-SHOCKのコレクターだったので、この機会を逃す手はないと思いました。今作では昔のパイロットのタイケースと、“in the seats of mighty”というフレーズからインスピレーションを得ました。このフレーズは第二次世界大戦時にRAF(The Royal Air Force=英国空軍)の優秀なスピットファイア(戦闘機)パイロットに与えられたものです。まずタイケースをイギリスの工場でリメイクし、時計もミリタリーを意識しながらデザインしました。私はこのケースをとても気に入っているんです。なぜならこれは本来はタイ用であり、時計用ではないのですからね(笑)。

GARBSTORE|ガーブストア コラボレーションG-SHOCK 04

GARBSTORE|ガーブストア コラボレーションG-SHOCK 05

フェイスのデザインはまるで戦闘機のメーターのよう。こうしたディテールやマットな質感、ボリューム、そしてモスグリーンとのカラーコンビネーションがミリタリーのイメージを形づくるも、カジュアル過ぎず、全体的をシックにまとめている。サイドに記されたGARBSTOREのロゴと、デザインテーマである“in the seats of mighty”の文字がアクセントとして効いている。手のアクセサリーづかいにまで気を配りたいこれからの季節、「ガーブストア」では一体どんなスタイルを提案しているのだろう?

──「ガーブストア」が提案するスタイルとは?

すべてのアイテムを1ブランドで統一せず、少なくとも1点のビンテージアイテムをもちいてあなただけのスタイルを作り上げてください。今回のG-SHOCKのようなアクセサリーも、個性を表現するのにいいアイテムです。気をつけるのは絶対にコスチュームを着ているようにならないこと。パントマイムのような着こなしが最近のトレンドになりつつあるように思われます。しかしありがたいことに、イギリス人と日本人は、どんなものをどのようにミックスするのかを知っています。

GARBSTORE|ガーブストア コラボレーションG-SHOCK 06

「ガーブストア」では、もちろんアイテムに興味をもっていただける方であればどなたでも大歓迎ですが、ただトレンドを追いかけるのではなく、素材のよさやデザインに理解のある方々に愛されるブランドでありたいと思っています。

──rumorsのエクスクルーシブ発売となる「GARBSTORE×G-SHOCK LIMITED EDITION」。ほかでは手に入らないアイテムを取り入れて、オリジナリティ溢れるスタイルを楽しみたい。

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Ian Paley|イアン・ペイリー

Ian Paley|イアン・ペイリー
ロンドンのポールスミスでシニアデザイナーとして「R.Newbold」「Paul smith Jeans」のデザイン/クリエイティブ面でマネージングを学んだのち、1998年に自身のブランド「One True Saxon」をスタート。フットボールファンから絶大な支持を受ける。その後2007年にあらたなコンセプトブランドとして「GARBSTORE」を発表。彼のクオリティカジュアルウェアに対する追求と愛が込められたアイテムの数々には、「真の価値・ルーツ・そして耳を傾けるべき教訓」が表現されている。翌08年にはロンドン・ポートベロー地区に旗艦店をオープンした。

           
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