映画
「映画」に関する記事

MOVIE|昨年のカンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した『天使の分け前』
MOVIE│名匠ケン・ローチ監督によるスコットランドを舞台にしたハートフルコメディ昨年のカンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した『天使の分け前』“イギリスの至宝”といわれる名匠ケン・ローチ監督による、スコットランドを舞台にしたハートフルコメディ『天使の分け前』が銀座テアトルシネマなどで公開されている。昨年のカンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した、笑って泣けるストーリーは必見!Text by YANAKA Tomomiローチ作品最大のヒットを記録これまでにも『ケス』や『SWEET SIXTEEN』などで厳しい現実から抜け出そうともがく若者を描いてきたケン・ローチ監督。『天使の分け前』は、行き場のない若者が師や仲間との出会いをつうじて、自らの手で“人生の大逆転”をたぐり寄せようとする、痛快で、感動的なヒューマンコメディだ。本国イギリスでは、ケン・ローチ作品史上最大のヒットとなっている。脚本は、1996年の『カルラの歌』以来、ローチ監督の盟友であるポール・ラヴァディが執筆。そして、主人公のロビー役...

特集|年末年始を楽しくする音楽・本・映画 Vol.3
特集|カルチャーの達人に訊け! Vol.3カルチャーに精通した達人たちが薦める、音楽・本・映画とは?猪子寿之チームラボ代表――2015年の抱負は?まずは、お台場の日本科学未来館で開催している「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」を成功させたい。http://odoru.team-lab.net/MUSIC「Without You(ft. Usher)」(『ナッシング・バット・ザ・ビート』に収録)デヴィッド・ゲッタワーナーミュージック・ジャパン年末は、あがってたいし、踊ってたい。気持ちだけでも。BOOK『文明はなぜ崩壊するのか』レベッカ・コスタ原書房文明が滅びる過程を分析した本。複雑な問題をシンプルな原因に転嫁したり、人々は意味なく反対を繰り返し、すべてを個人のせいにしてバッシングしたりする現象が起こっている文明は滅びる直前という。まさしく今の日本の状況。歴史から学び、未来にむかって、現状を乗り越える方法を考えなければならないと強く思わせる本。MOVIE『Girl Wa...

MOVIE│劇場鑑賞券を5組10名様にプレゼント!名作ドキュメンタリー『阿賀に生きる』
MOVIE│劇場鑑賞券を5組10名様にプレゼント!水俣病とともに生きる人びとを描く20年前の名作ドキュメンタリー『阿賀に生きる』がいま蘇る1992年にドキュメンタリー映画の常識を打ち破り、当時異例のロードショー公開された『阿賀に生きる』。そんな映画史に残る名作があらたに16ミリニュープリントで復活。11月24日(土)からユーロスペースほかで全国順次公開される。Text by YANAKA Tomomi国内外のドキュメンタリー映画祭各賞を総なめ『阿賀に生きる』はドキュメンタリー映画の“開拓者”といわれ、2007年に逝去した佐藤真監督の初監督作品。監督らスタッフ7人が1989年から新潟県阿賀野川の流域に住み込み、水俣病を患いながらも変わらずに川とともに生きる3組の老夫婦をはじめ、地域の人びとの生きる喜びにあふれた豊かな暮らしをありのままに写した。新潟水俣病という社会的テーマを根底に据えながらも、公害に屈さぬ人間の命の賛歌を収めた映画は世界中に大きな感動をあたえ、1992年当時、映画館で...

MOVIE│スケーター・ドキュメンタリー『ボーンズ・ブリゲード』
MOVIE│1980年代のストリートカルチャーを浮き彫りにするスケーター・ドキュメンタリー『ボーンズ・ブリゲード』かつてプロスケートボーダーとして名声を残したステイシー・ペラルタ監督によるスケーター・ドキュメンタリー『ボーンズ・ブリゲード』がついに日本に上陸! 12月1日(土)からシネマライズにてロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi巨大なスケートボード業界の礎を築いたボーンズ・ブリゲードの真実に迫る1970年代にスケートボード界に革命を起こし、ストリートカルチャーの発信源ともなったチーム「Z-BOYS」の一員で、その後映像作家となったステイシー・ペラルタ監督。その自伝的ドキュメンタリーとして2001年に発表された『DOGTOWN & Z-BOYS』は、日本でも大きな話題となるとともに、全世界で100万枚以上のDVDセールスを記録する大ヒット作となった。そして「Z-BOYS」解散後の1980年代、ペラルタ自身がつくりあげ、低迷期に入ったスケート業界を...

MOVIE|シネマの現在と未来を探るドキュメンタリー『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』
MOVIE│キアヌ・リーブスによるシネマの現在と未来を探るドキュメンタリー『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』キアヌ・リーブスが企画製作し、ナビゲーターを務めるドキュメンタリー『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』が、12月22日(土)から新宿武蔵野館、渋谷アップリンクで公開される。著名監督がキアヌの質問に答え、そこから導かれる映画の現在、そして未来とは──。Text by YANAKA Tomomi著名な映画監督らが語るフィルムの魅力、デジタルの魅力およそ100年間の映画史において、唯一の記録フォーマットだったフィルム。しかし、20年前からのデジタルシネマの台頭により、いまやフィルム作品は消えつつあるのが現状だ。『サイド・バイ・サイド:フィルムからデジタルシネマへ』は、デジタルとアナログが肩を並べる現在を俯瞰しながら、映画におけるデジタル革命を検証してゆく。劇中では、キアヌ・リーブスの呼びかけにより著名な映画監督がぞくぞくと登場。CGを使った『タ...

MOVIE|正反対の二人の友情がユーモアと涙をもたらす『最強のふたり』
MOVIE|ヨーロッパでの空前のヒット作が日本上陸正反対の二人の友情がユーモアと涙をもたらす『最強のふたり』首から下が麻痺した大富豪と、彼を介護するスラムの黒人青年。まさかの親友になったふたりの実話をもとに描いた、笑いと感動あふれる『最強のふたり』が、9月1日(土)からTOHOシネマズシャンテ、TOHOシネマズ六本木ヒルズなどで全国ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi東京国際映画祭でグランプリと主演男優賞のW受賞フランスでの昨年の興行収入ナンバーワンをはじめ、ヨーロッパで空前のヒットを飛ばした『最強のふたり』。昨年秋に開催された第24回東京国際映画祭でグランプリ受賞と、主演の二人が主演男優賞をダブル受賞するなど、日本でも話題をさらった映画がついに公開される。映画の製作、脚本は、本作のもととなったドキュメンタリーを見て感銘を受けた、オリヴィエ・ナカシュとエリック・トレダノのふたりの監督。これまでにもタッグを組んで作品をつくりつづけてきた彼らが、長年温めてきた...

MOVIE|正反対のふたりの刑事が繰り広げるアクションコメディ『アンタッチャブルズ』
MOVIE|鑑賞券を5組10名様にプレゼント正反対のふたりの刑事が繰り広げるアクションコメディセザール賞俳優のオマール・シー主演『アンタッチャブルズ』パリの警察を舞台に、文化も生い立ちもちがうふたりの刑事が繰り広げるアクションコメディ『アンタッチャブルズ』が2月23日(土)から新宿武蔵野館などでロードショー! OPENERSでは公開を記念し、5組10名様に鑑賞券をプレゼントする。Text by YANAKA Tomomiクルマ70台を投入した迫力満点のカーチェイス!日本でもロングヒットとなった映画『最強のふたり』。そのなかで、車椅子の富豪を介護する貧民外出身の青年を演じ、本国フランスはもちろん、世界中で絶大な人気を得るとともに、フランスのアカデミー賞ともいえるセザール賞の主演男優賞を受賞したのがオマール・シーだ。そんな彼と、本作では脚本にも参加し、女好きでナンパな刑事を演じるローラン・ラフィットのふたりが主演する『アンタッチャブルズ』。テンポのよいコメディもさることながら、環状道路...

アストンマーティン DB10を披露|Aston Martin
Aston Martin DB10|アストンマーティン DB10アストンマーティン DB10を披露アストンマーティン があらたなモデル「DB10」を発表した。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)50年目を祝福して12月4日にアストンマーティン が発表したのは、あらたなモデル「DB10」だ。名前から現行「DB9」の後継にみえるが、残念ながらこれは世界でもっとも有名なスパイ──すなわちジェームズ・ボンドのためにつくられた特別なモデル。2015年10月に公開が予定されている007シリーズの最新作「SPECTRE」に登場するという。このDB10は、「DB5」でアストンマーティンがボンドカーとして銀幕デビューを果たしてから50年という節目の年にあたることと、ビスポークによるカスタマイズの可能性を示唆するショーケースを兼ね、社内のデザイン&エンジニアチームが、映画監督と綿密に打ち合わせして特別につくりあげられた。そして、わずか10台のみが、アストンマーティン...

MOVIE|星野源が恋愛経験ゼロの公務員を“熱演”『箱入り息子の恋』
MOVIE|星野源が恋愛経験ゼロの公務員を“熱演”内気な男性と盲目の女性との恋、取り巻く家族を描いた『箱入り息子の恋』ミュージシャンとしても活動し、多彩な才能を発揮する、俳優 星野源。そんな彼が演じる、内気で恋愛したことのない男性のはじめての恋の行方を、ユーモラスかつ爽やかに描くのが『箱入り息子の恋』だ。6月8日(土)より、テアトル新宿などで全国公開される。Text by YANAKA Tomomi音楽は高田漣が手がけ、エンディング曲は細野晴臣が担当代理見合いからはじまった内気な男性と盲目の女性の恋と取り巻く家族を描いた『箱入り息子の恋』。市役所勤務の天雫健太郎(あまのしずく・けんたろう)を演じるのは俳優、音楽家、文筆家としてひとびとを魅了してやまない星野源。待望の初主演を果たす。そして裕福な家で育った“箱入り娘”でありながら、つややかな色香を放つヒロインは、夏帆が演じている。またそれぞれの両親には平泉成、森山良子、大杉漣、そして黒木瞳という実力派俳優たちが豪華に競演し、見ごたえの...

MOVIE|ホン・サンス監督が送る、3通りのひと夏の恋『3人のアンヌ』
MOVIE|韓国を代表するホン・サンス監督とフランスの名女優イザベル・ユペールがタッグアンヌが繰り広げる3通りのひと夏の恋『3人のアンヌ』フランスの名女優イザベル・ユペールが3人の違った“アンヌ”を演じ、と韓国を代表するホン・サンス監督とタッグを組んだ『3人のアンヌ』が6月15日(土)よりシネマート新宿ほか全国順次ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi楽しさあふれるホン監督のパラレルワールド“韓国のゴダール”などと評され、韓国はもちろん、ヨーロッパでも高い人気を誇るホン・サンス監督が、フランス人女性とライフガードとの淡い恋、そしてバカンスを3つのストーリーから描く『3人のアンヌ』がロードショーされる。軽妙で粋な会話、遊び心に満ちた仕掛け、楽しさあふれるホン監督ならではのパラレルワールドが繰り広げられてゆく。主演を務めたのはゴダールやシャブロルといったヌーベルバーグの作品から、ミヒャエル・ハネケ、フランソワ・オゾンら世界の名だたる監督たちの作品に出演する名優イ...

MOVIE|大ヒットシリーズ最終章『ハングオーバー!!! 最後の反省会』
MOVIE|俺たちもう、バカはしません!?監督&脚本家のインタビューも掲載!大ヒットシリーズがいよいよ完結! 『ハングオーバー!!! 最後の反省会』(1)世界27カ国で初登場1位を記録、ゴールデングローブ賞のコメディ/ミュージカル部門で最優秀作品賞に選ばれるなど、コメディ映画として不動の地位を確立しつつある『ハングオーバー』シリーズがついに完結! シリーズ第3弾にして最終章『ハングオーバー!!! 最後の反省会』が、6月28日(金)より、丸ノ内ピカデリー、新宿ピカデリーほかで封切りされる。Text by TANAKA Junko(OPENERS)“史上最悪の二日酔い”ついにフィナーレ!だれもが経験したことのある、最悪な二日酔い(=ハングオーバー)。そんな普遍的なテーマが世界中の共感を呼び、世界27カ国で初登場1位を記録、ゴールデングローブ賞のコメディ/ミュージカル部門で最優秀作品賞を受賞した『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』(2009年)。つづく2作目『ハングオー...

EAT|モエ・エ・シャンドンが映画『華麗なるギャツビー』とコラボ
MOET & CHANDON|モエ・エ・シャンドンEAT|映画『華麗なるギャツビー』公開記念アールデコ調のバッグハンガー付きスペシャルボトルを発売 270年もの長い歴史を誇るシャンパーニュブランド、モエ・エ・シャンドンが、映画『華麗なるギャツビー』のオフィシャル・シャンパーニュとして劇中に登場。それを記念し、アールデコ調のバックハンガーが付いた「モエ・エ・シャンドン モエ アンペリアル」が数量限定で発売された。Text by YANAKA Tomomiフィルムのなかで絢爛豪華なパーティーシーンを演出エレガントなきめ細やかな泡と、豊潤な味わいでひとびとを魅了するモエ・エ・シャンドン。華やかでラグジュアリーなシャンパーニュは、ゴールデン・グローブ賞や、数々の映画祭などのオフィシャル・パートナーを務め、シネマの世界とも長きにわたり相思相愛の関係をつづけてきた。そんなモエ・エ・シャンドンがアメリカ東海岸の1920年代の熱狂を描き、6月14日(金)から全国ロードショーされる映画『華麗...

MOVIE|メリル・ストリープとトミー・リー・ジョーンズが繰り広げる“夫婦げんか”!?
MOVIE|メリル・ストリープとトミー・リー・ジョーンズの熟年コンビが贈る人生の輝きを取り戻すべく奮闘するコメディ『31年目の夫婦げんか』代わり映えのしない毎日を送っていた夫婦が、もう一度人生を輝かせるために奮闘する──メリル・ストリープとトミー・リー・ジョーンズの熟年コンビが贈るコメディ『31年目の夫婦げんか』が、7月26日(金)よりロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi『プラダを着た悪魔』の名コンビが再びタッグ!夫婦の絆を見つめなおしたいと思い立った妻と、変化を恐れる頑固で保守的な夫。残りの人生をかけた、真剣だけれどユーモアいっぱいの“31年目の夫婦げんか”が幕を開ける。積極的に悩みに立ち向かう妻を演じるのは、アカデミー賞史上最多17ノミネート、3度の受賞を誇る大女優メリル・ストリープ。口は悪いが本当はシャイで優しい夫には、同じくアカデミー賞俳優であり、日本でもCMでおなじみのトミー・リー・ジョーンズが演じる。また、二人の関係修復のカギを握るカウンセラー...

MOVIE|アルゼンチンから届いたサスペンス『偽りの人生』
MOVIE|ヴィゴ・モーテンセンが一人二役の難役に挑むアルゼンチンから届いたサスペンス『偽りの人生』 ハリウッド・スターとはどこかちがうミステリアスなカリスマ性を備えたヴィゴ・モーテンセン。彼がまったく性格の異なる一卵性双生児を演じるサスペンス『偽りの人生』が、7月12日(金)からTOHOシネマシャンテほかで全国順次公開される。Text by YANAKA Tomomiアカデミー賞作品『瞳の奥の秘密』のキャストとスタッフが集結第82回アカデミー賞外国語映画賞を受賞し、大きな話題となった2009年のアルゼンチン映画『瞳の奥の秘密』。そんな世界を魅了した映画のキャストとスタッフが集結して生み出されたサスペンスフルな人間ドラマ、『偽りの人生』が日本にも到着した。主演を務めるのは、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのアラゴルン役などで知られるヴィゴ・モーテンセン。幼少期を過ごした、第二の故郷ともいえるアルゼンチンへ渡り、流暢なスペイン語で一卵性双生児の医師アグスティンと、犯罪に手を染める...

MOVIE|いま改めて「食」を問う『モンサントの不自然な食べもの』
MOVIE|農業大国フランスで150万人の意識を変えたドキュメンタリーいま改めて「食」を問う『モンサントの不自然な食べもの』ジャーナリストであり、ドキュメンタリー映像作家のマリー=モニク・ロバンがメガホンを取った『モンサントの不自然な食べもの』が、9月1日(土)より渋谷アップリンクほか全国で順次公開される。Text by IWANAGA Morito遺伝子組み換え食品をめぐるグローバル企業の実態わたしたちに身近な食品、豆腐や納豆、ポテトチップスなどのラベルにかならずある 「遺伝子組み換えでない」という表記。では、遺伝子を組み換えた作物=「不自然な食べもの」とはなにか。そして、それはどこからやってくるのだろうか。アメリカに本社を構えるアグロバイオ(農業関連生命工学)企業「モンサント社」。世界の遺伝子組み換え食品市場の90%を誇るグローバル企業の、クリーンなイメージに隠された裏の姿をカメラは追う。遺伝子組み換え作物から、過去に発売された枯葉剤、農薬、PCB、牛成長ホルモン。一世紀にわた...