映画
「映画」に関する記事

特集|カルチャーの達人に訊く、音楽・本・映画 Vol.6
カルチャーの達人に訊く、音楽・本・映画 Vol.6時代の先端を駆け抜ける、そんな達人たちが薦める音楽・本・映画とは──。 幅 允孝|HABA YoshitakaBACH(バッハ)代表 ブックディレクター──2012年の目標は?前へ。MUSIC『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』サカナクションビクターエンタテインメント僕もたまに夜中にBACHを聴いて、困ったような、愉しいような気分になってしまうことが多々あるので。BOOK『春を恨んだりはしない - 震災をめぐって考えたこと』著者|池澤 夏樹 写真|鷲尾 和彦中央公論新社 忘れることができない記憶を、なにに定着するか? こんな本に寄り添わせるのも、ひとつの方法だと思う。MOVIE『ハーブ&ドロシー』監督|佐々木芽生配給|ファイン・ライン・メディア、TUMUGU好きなものに向かいつづける持久力。それを家族と共有できる悦び。コトリンゴ|KOTORINGO音楽家──2012年の目標は?アルバム製作中なので、早く皆さんに届けられるといいです...

MOVIE|進化したアクション超大作『シン・シティ 復讐の女神』
MOVIE|全編クライマックス! あれから9年、世界待望の続編公開進化したアクション超大作『シン・シティ 復讐の女神』2005年、“究極の刺激”に満ちた前作『シン・シティ』は、序章に過ぎなかった―。さらなる刺激世界を目指し、黄金コンビ監督のもとに、豪華クセモノキャストが集結。『シン・シティ 復讐の女神』が、1月10日(土)より全国ロードショーされる。Text by KUROMIYA Yuzuスタイリッシュな映像美はそのままに男と女の熱きドラマが展開本作のメガホンをとったのは、前作に引き続きロバート・ロドリゲス監督と、「バットマン」シリーズや「300<スリーハンドレット>」や伝説的グラフィック・ノベル「シン・シティ」シリーズの原作者でもある、フランク・ミラー監督の黄金コンビ。 物語は原作ファンにも人気の高いエピソード2話「A Dame To Kill For」「Just Another Saturday Night」と、そしてあらたに書き下ろした2話「The Long, Bad Ni...

MOVIE|エキスパートが指南 初心者のための東京国際映画祭入門 (2)
MOVIE|今年こそはあなたも国際映画祭デビュー!いよいよ「MoMA ニューヨーク近代美術館 映画コレクション」が10月24日(金)に開幕エキスパートが指南する、初心者のための東京国際映画祭入門(2)いよいよ10月23日(木)から東京国際映画祭(TIFF)が開幕。今回OPENERSが注目したのが、10月24日(金)からTIFFの特別提携企画として東京国立近代美術館フィルムセンターで開催される「MoMA ニューヨーク近代美術館 映画コレクション」だ。本特集の企画を担当した同フィルムセンター研究員の入江良郎氏に、全23作品のなかから特におすすめの5プログラムについて解説してもらった。初心者のための東京国際映画祭入門(1)はこちらからText by IRIE YoshiroEdited by WATANABE Reiko(OPENERS)世界屈指の映画コレクションを、最良のプリントでMoMAの通称で知られる「ニューヨーク近代美術館」。その映画部門は、イギリス生まれの映画評論家アイリス・バ...

MOVIE|レクサスのショートフィルムシアターが期間限定で登場
MOVIE|レクサス×ショートフィルム南青山に1カ月限定でショートフィルムシアターが登場東京・南青山の「INTERSECT BY LEXUS-TOKYO」1階ガレージに、11月5日(水)から12月1日(月)までの期間限定で、ショートフィルムシアターが開設される。「LEXUS SHORT FILMS」作品をはじめ、国内外のショートフィルム全12作品の無料上映がおこなわれる。Text by WATANABE Reiko(OPENERS)11月7日(木)には別所哲也氏らを招いたトークセッションも「驚きと期待を超えた感動を届ける」「次世代のクリエーターをサポートする」をブランドミッションに掲げ、2013年より「LEXUS SHORT FILMS」を制作してきたLEXUS(レクサス)。今年は米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF & ASIA)」でのワールドプレミアを実施するなど、ショートフィルムを通じて、クリエイ...

特集|年末年始を楽しくする音楽・本・映画 Vol.2
特集|カルチャーの達人に訊け! Vol.2カルチャーに精通した達人たちが薦める、音楽・本・映画とは?青野賢一BEAMS クリエイティブディレクター/BEAMS RECORDS ディレクター――2015年の抱負は?2014年後半は忙しさでなかなか読めなかった本にしっかりと向き合う時間を作りたい。MUSIC『ランデヴー・イン・トーキョー』伊藤ゴロー+ジャキス・モレレンバウムVERVE / ユニバーサルミュージック年末年始の賑やかさから少し距離を取って、落ち着いた時を過ごす。そうした時間のお伴に相応しい、静かに美しいアルバム。日本を代表するギタリスト/作曲家・伊藤ゴローと、ブラジル音楽の最重要人物のひとり、ジャキス・モレレンバウムの共作は、アントニオ・カルロス・ジョビンの曲や伊藤ゴロー自身の曲を、クラシックとブラジル音楽の合間に漂わせるアレンジも秀逸だ。BOOK『「らしい」建築批判』飯島洋一青土社年が明ければ東京オリンピック開催まで残り5年。ザハ・ハディド設計の新国立競技場を入り口に、資...

MOVIE|希望に輝く少年たちの物語 『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』
MOVIE|イギリスを代表する二大トップフィルムメーカーが初タッグ希望に輝く少年たちの物語『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』『リトル・ダンサー』のスティーヴン・ダルドリーが監督、『ラブ・アクチュアリー』のリチャード・カーティスが脚本を手がけた希望溢れる感動作。『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』が、1月9日(金)より全国ロードショーされる。Text by KUROMIYA Yuzu無名の少年たちのリアリティある演技にも注目第1作目となる『リトル・ダンサー』から一貫して、力強く成長する少年を繊細な演出によって描きつづけてきたスティーヴン・ダルドリー監督待望の最新作。脚本を担当したのは、『ラブ・アクチュアリー』などの監督としても知られるリチャード・カーティス。このイギリスを代表する二大トップフィルムメーカーが初タッグを組み、絶望の街でみつけた“小さな希望”を頼りに、街全体に奇跡を起こす少年たちの物語を生み出した。真実を追い求める3人の主人公を演じたのはオーディションで選ばれた無名...

MOVIE│シベリアを脱出し歩きつづけた男たちの物語『ウェイバック -脱出6500km-』
MOVIE│リアリズムにこだわるピーター・ウィアー監督が映画化『ウェイバック -脱出6500km-』シベリアを脱出しインドまで歩きつづけた男たちの物語第二次世界大戦下、シベリアの強制労働収容所から1年あまりをかけて6500キロを踏破し、インドへとたどり着いた男たちの物語『ウェイバック -脱出6500km-』が9月8日(土)から銀座シネパトスほか、全国ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi監禁状態という“顕微鏡”に置いた人間の本質を描く物語の主人公のモデルでもあり、ポーランド人兵士として、実際にシベリアの強制労働収容所から脱出を果たしたスラヴォミール・ラウイッツ。彼の真実の物語を、6度のアカデミー賞ノミネートに輝き、『いまを生きる』『トゥルーマン・ショー』などで人間の本質を描きつづけてきた名匠ピーター・ウィアー監督が映画化した渾身の一作がこの秋公開される。主人公ヤヌシュには『ワン・デイ 23年のラブストーリー』のジム・スタージェスが抜擢され、過酷な運命に翻弄さ...

ART|映像の奇術師ゴンドリーが仕かける玉手箱
ART|映像の奇術師が仕かける玉手箱『ミシェル・ゴンドリーの世界一周』展がMOTで開催中ビョークのミュージックビデオや、映画『エターナル・サンシャイン』などで知られる気鋭の映画監督ミシェル・ゴンドリーの展覧会が、2015年1月4日(日)まで東京都現代美術館で開催中だ。11月3日(月・祝)には、ミシェル・ゴンドリーが来日し、アーティスト・トークやサイン会も予定されている。Text by WATANABE Reiko(OPENERS)映像制作の原風景を日本のセットで追体験旬なアーティストのミュージックビデオから長編映画まで、これまで数々の独創的な映像作品を手がけてきた映画監督のミシェル・ゴンドリー。現在MOTで開催中の『ミシェル・ゴンドリーの世界一周』は、世界で活躍する映像作家としての顔と、アマチュア映画愛好家としての顔を持ち合わせるゴンドリーの魅力に、「ホームムービー・ファクトリー」「Around the World in 19 Videos」の2部構成で迫る企画展だ。まず第1部に登...

MOVIE|世界初の推理作家と犯人による壮絶な頭脳ゲーム『推理作家ポー 最期の5日間』
MOVIE|世界初の推理作家と犯人による壮絶な頭脳ゲーム小説を模倣した連続殺人の謎に迫る『推理作家ポー 最期の5日間』世界初の推理作家として名を刻み、不遇のまま1849年にわずか40年でその生涯を終えたエドガー・アラン・ポー。いまだに謎に包まれる彼の死の真相を、大胆な発想かつ、スタイリッシュな映像でダイナミックに描き出した映画『推理作家ポー 最期の5日間』が10月12日(金)から全国公開される。Text by YANAKA Tomomiポーの最期をジェームズ・マクティーグ監督がスタイリッシュに描くエドガー・アラン・ポーはゴシック風の怪奇・幻想小説などで一世を風靡するとともに世界初の推理作家といわれている。彼の小説はシャーロック・ホームズを生み出したコナン・ドイルや、日本の推理小説の草分け的存在でポーをもじったペンネームをつけた江戸川乱歩、そして映画監督のティム・バートンら、世界中の小説や映画に大きな影響を与え、没後160年の年月を経た今も、その功績は語り継がれている。そんな天才作家...

MOVIE│第15回『東京フィルメックス』が11月22日に開幕
MOVIE│アジアの新星、気鋭監督の新作から名作まで充実のラインナップ第15回『東京フィルメックス』が11月22日(土)に開幕世界各地の独創的な映画作品を上映するとともに、特にアジアのフィルムメイカーの発掘、育成に取り組んできた映画祭『東京フィルメックス』が今年も開幕。11月22日(土)から11月30日(日)まで、有楽町朝日ホールとTOHOシネマズ日劇で開催される。Text by YANAKA Tomomiカナダの鬼才デヴィッド・クローネンバーグや1960年代の日本映画の特集上映も今年で15回目という節目の年を迎えた『東京フィルメックス』。これまでもつくり手の心のこもった作品、世界を驚かすような作品と観客との橋渡しをおこなってきた映画祭が、今年も華やかに幕を開ける。昨年の『東京フィルメックス』で『罪の手ざわり』がオープニングを飾ったジャ・ジャンクー監督が審査委員長を務めるコンペティション部門では、国際色豊かなフレッシュな才能が集結。才能ある新鋭フィルムメイカーの長編監督デビュー作や...

特集|年末年始を楽しくする音楽・本・映画 Vol.4
特集|カルチャーの達人に訊け! Vol.4カルチャーに精通した達人たちが薦める、音楽・本・映画とは?夏木マリ――2015年の抱負は?2015年4月から全国ライヴハウスツアーを決行します。再び唄うことをプライオリティーにした春です。MUSIC『Live Double Planet』マイケル・ヘッジスWindham Hill Records久々に、マイケル・ヘッジスといきますか。この人、交通事故で亡くなってもうこの世にはいませんが、素晴らしいアコースティックギターのアーティスト。どうやら現代音楽のライヒの影響もあるらしく、その音楽形態は反復であったり、退屈なギターではありません。テクニックもハンマリングやハーモニクスという一人多重演奏で、なかなか刺激的です。どうぞ年明けに……。BOOK『HIDEKI SEO』瀬尾英樹HIDEKI SEOHIDEKI SEOのルックブックを手に入れました。彼はPARISを拠点に活躍するファッションデザイナー、アズディン・...

MOVIE|3.11から1年後の1日を描く『JAPAN IN A DAY』
MOVIE|5組10名様を試写会にご招待3.11から1年後の1日を描く『JAPAN IN A DAY』2011年3月11日の東日本大震災。“あの日”から1年後の3月11日の日常をつなぎ合わせ、巨匠リドリー・スコットが製作総指揮を執った映画『JAPAN IN A DAY』が、11月3日(土)からTOHOシネマズ六本木ヒルズほかで全国公開される。それに先立ち、OPENERSでは10月22日(月)19時から東京・台場のフジテレビでおこなわれる試写会に5組10名様を招待する。Text by YANAKA Tomomi特別じゃない日なんて1日もない日本が、世界が自然の脅威にさらされた「3.11」。「1年後の“あの日”をあなたはどう過ごしましたか?」。アカデミー賞作品賞の『グラディエーター』などを手掛けた映画界の巨匠リドリー・スコットが世界に投げかけたこの問いに対し、YouTubeをつうじて投稿されたのは、日本を中心にイギリス、アメリカ、ドイツ、南極大陸など12カ国から約8000件、総計300...

MOVIE|豪華俳優陣、映画監督を携え「フランス映画祭」が今年も華やかに開幕
MOVIE|女優ナタリー・バイら豪華俳優陣、映画監督も来日フランス映画祭が今年も華やかに開幕毎年、話題作が上映される「フランス映画祭」。今年も6月21日(金)から24日(月)まで有楽町朝日ホールなどで開催。監督らも来日し、華やかな映画祭の幕が開く。Text by YANAKA Tomomimオープニング作品はフランソワ・オゾン監督の最新作『In the House』1993年から毎年開催されているフランス映画祭。昨年オープニングを飾った『最強のふたり』は観客賞を受賞し、その勢いのままに劇場公開で大ヒットを記録するなど、話題作や新作が一挙に上映され、映画ファンが楽しみにしているイベントだ。毎年、豪華ゲストが来日することでも知られ、今年の団長はフランソワ・トリュフォーやジャン=リュック・ゴダールら巨匠たちに愛された女優のナタリー・バイに決定。自身の出演作『わたしはロランス』とともに来日を果たす。このほかにもジャン=フランソワ・シヴァディエ、フランソワ・オゾン、エルンスト・ウンハウワーら...

MOVIE|短い人生を駆け抜けた身長1メートルの天才ジャズピアニスト
MOVIE|短い人生を駆け抜けた身長1メートルの天才ジャズピアニストミシェル・ペトルチアーニの人生に迫るドキュメンタリー『情熱のピアニズム』フランスを代表する天才ジャズピアニスト、ミシェル・ペトルチアーニ。生まれながらの障害のため、1メートルの身長しかなった彼の激動の人生と至福の音楽にスポットを当てたドキュメンタリー映画『情熱のピアニズム』が10月13日(土)、渋谷のシアター・イメージフォーラムほかでロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi良質なドキュメンタリーの数々を世に放ってきたマイケル・ラフォード監督先天性の骨形成不全症を抱えながらも人生を謳歌することに貪欲だったミシェル・ペトルチアーニが誕生して今年で50年。彼の音楽と人生に迫る『情熱のピアニズム』が公開される。酒を愛し、旅を愛し、そして女性たちから愛されたペトルチアーニ。「寿命は20歳程度まで」といわれる病気を抱えた身長1メートルの彼に、天から与えられた二つのすばらしい贈り物。それは、桁外れの音楽的才...

MOVIE|独特の世界観と映像美で魅せる『チキンとプラム~あるバイオリン弾き、最後の夢~』
MOVIE|試写会に10組20名様をご招待『チキンとプラム~あるバイオリン弾き、最後の夢~』注目の女性アーティスト、マルジャン・サトラピが描く“生涯忘れられない恋”大切なバイオリンを失い、絶望のふちにたたずむ天才音楽家が死亡するまでの8日間を注目の女性アーティスト、マルジャン・サトラピが独特の世界観と繊細な映像美で描き出す『チキンとプラム~あるバイオリン弾き、最後の夢~』が11月10日(土)からヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかで全国ロードショーされる。これに先立ち、OPENERSで10月15日(月)19時から、志茂田景樹さん、ふかわりょうさんをゲストに迎え、シネマート六本木で開催されるトークショー付き試写会に10組20名様を招待する。Text by YANAKA Tomomiサトラピ自身が原作コミックを映画化14歳で故国イランを離れ、ヨーロッパで波乱の青春を送ってきたマルジャン・サトラピ。ドラマティックな半生を描いた自伝的コミックは30カ国で翻訳され、ベストセラーに...