鬼とは一体何者か? 能楽から鬼の正体を読み解く

鬼とは一体何者か? 能楽から鬼の正体を読み解く

能には鬼神という神と鬼の両側面をもちあわせた存在がある。他方、現代の鬼とはしばしば「鬼の仕業」など人知を超えた凄惨な物事の表現の一部として登場し、あるいは世界で人気を博したアニメーションのように、人間の変容の果てとして描かれる。果たして鬼とは何なのか。広く知られる著書『鬼の研究』とともに、古くから鬼が描かれていた能楽に携わる歌人の馬場あき子さんと、能楽シテ方喜多流の友枝真也さんに、特別対談の付記①として「鬼」について語っていただいた。 ※第1回の特別対談はこちらよりご覧ください。
OPENERSたちの言葉 「尖った部分を削ぎ落として、残ったものが、個性」

OPENERSたちの言葉 「尖った部分を削ぎ落として、残ったものが、個性」

知識人と呼ばれる人たちや経済の中心を担う人たちには、能を嗜む向きがある。能には脈々と受け継がれてきた独自の様式が備わっており、それを読み解くと現代に通じる普遍性が見て取れる、という。ならば、能の世界を知ることで様々な気づきが得られるのではないか――。雑誌『LEON』編集長を経て現在は『OPENERS』のクリエイティブディレクターを務める前田陽一郎が、能楽シテ方喜多流職分・友枝真也さんに話を訊いた。
OPENERSたちの言葉「こだわりとは、夢中になること」

OPENERSたちの言葉「こだわりとは、夢中になること」

「コーヒーは、僕そのものです」。一杯のコーヒーに人生を込める人がいる。東京・蔵前の静かな一角に佇む焙煎工房「LEAVES COFFEE(リーブズコーヒー)」の代表、石井康雄さんだ。店舗は決して交通の便がいい場所ではない。それでも石井さんのコーヒーを求めて訪れる人々は国内外を問わず、後を絶たない。そんな石井さんが追い求めるのは単なる「美味しいコーヒー」ではない。求道者のごとくコーヒーにかける石井さんの人生観を伺った。
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