FASHION DESIGNER'S FILE
「FASHION DESIGNER'S FILE」に関する記事
KENNETH FIELD|デザイナー草野健一による新ブランド「ケネスフィールド」解説
KENNETH FIELD™|ケネスフィールドグレーフランネルとグルカトラウザーに象徴される新ブランド、スタート!草野健一が語る新ブランド「KENNETH FIELD™」BEAMS PLUSのディレクターを務めていた草野健一さんが、自身のメンズブランド「KENNETH FIELD™(ケネスフィールド)を2012-13年秋冬コレクションからスタートした。草野さん自身の名前からネーミングされた新ブランドについてうかがった。Text by KAJII Makoto (OPENERS)ブランドコンセプトは“For NEW TRADITIONALIST”ケネスフィールドでは、草野さん自身が体験した1980年代以降のアメリカントラディショナルクロージングを中心に、1900年代初頭から現代までの、各年代のさまざまな国や地域のカルチャーに着目することをデザインソースとしたコレクションを展開する。──ブランド「KENNETH FIELD™」をスタートさせた理由は?今回は、一から自身のスキルでモノ作り...
J.M. Weston|クリエイティブディレクター ミッシェル・ペリーが語る伝統と革新
J.M. Weston|ジェイエムウエストン新作レザーグッズ「GRAND ANGLE(グラン・タングル)」発売を記念して来日ミッシェル・ペリーが語る伝統と革新(1)「デザイナーとしてリモージュ(ジェイエムウエストンの工場)にこもって創作をするのもいいんですが、外に出て、作品たちがマーケットでどう受け入れられているのかを見に来ました――――」と、今回の来日の目的を語るクリエイティブディレクターのミッシェル・ペリー氏。上海を経て来日、青山・骨董通りの「ジェイエムウエストン青山」で話をきいた。Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by TAKADA Mizuho新品より使い込んだあとのほうが美しいレザーグッズ東京は大好きな街だというミッシェル・ペリー氏。「世界の中でも気に入っている街の、五指に入ります。東京はエネルギーに満ちていて、エレガントで、繊細された部分がある。エレガンスというと、伝統的なものを想像しがちですが、東京のエレガンスは、現代...
トッド・スナイダー 独占インタビュー|Todd Snyder
Todd Snyder|トッド・スナイダー待望の旗艦店が東京・神宮前にオープン!「現代のスマートな紳士のために」ポロ ラルフローレンのデザイナー、ギャップのディレクター、J.クルーのシニア・バイスプレジデントなど、メンズファッションにおける要職を歴任。J.クルー在籍時には「THE LIQUOR STORE(ザ・リカーストア)」というエポックメイキングなコンセプトショップを成功に導いた、トッド・スナイダー。2011年秋冬にスタートしたシグネチャーコレクションは、バーグドルフ・グッドマン、ニーマン・マーカス、ロン・ハーマンなど全米屈指の名ショップが買い付け、デビュー時から非常に高い評価を得て話題を呼んだ。ニューヨークから発信され、今世界で最も注目を集めるブランドが、トッド スナイダーというわけだ。来る3月15日(土)、記念すべき第1号店が東京・神宮前にオープン。その準備のために来日した、トッド本人に話を聞いた。Photographs by JAMANDFIXText by americ...
MONSIEUR LACENAIRE|デザイナーのガランス・ブローカが語る新コレクション
MONSIEUR LACENAIRE|ムッシュー・ラスネール2013-14年秋冬コレクション「For the never ending weekend.」デザイナー、ガランス・ブローカが語る最新コレクション注目ニットブランドとしてOPENERSでもたびたび取り上げているパリのメンズブランド「MONSIEUR LACENAIRE(ムッシュー・ラスネール)」。2013-14年秋冬コレクションのプレビューとして、パリのプレスオフィスで今シーズンのテーマ「For the never ending weekend.」から“架空のハンティング”をイメージしたインスタレーションをおこなった。そのパッケージを日本に持ち込み、インスタレーションを披露。今回来日したデザイナーのガランス・ブローカ(Garance Broca)と、イメージビジュアルやプロジェクトをコントロールしているブランドマネージャーのブノワ・ユッソン(Benoist Husson)に話をきいた。Text by KAJII Makot...
アレッサンドロ・デラクアが語る美意識と革新性|N°21
N°21|ヌメロ ヴェントゥーノアレッサンドロ・デラクアが語る美意識と革新性。デザイナー、アレッサンドロ・デラクアは、1996年春夏シーズン、他のイタリアンレーベルとは一線を画す、儚く静かなセンシュアリティに満ちたコレクションで世界のファッションシーンに現れた。彼が打ち出す控えめな美意識は、ファッションの過剰なセクシュアリティに疲弊した人々をたちまち魅了し、ここ日本でも多くの共感者を生んだ。後にデラクアは自身のレーベルから離れるが、2009年に始動した「N°21(ヌメロ ヴェントゥーノ)」と名付けられたあたらしいブランドで、再びその美意識を開花させたことは、ファンにとってこの上ない喜びだったにちがいない。さて、そのヌメロ ヴェントゥーノの世界初となる旗艦店が、2014年8月、東京にオープンした。居心地の良さと、デラクア流の静かなる美しさに満ちた3層からなる空間には、着る人の自然な魅力を引き出す繊細で軽やかなコレクションが並ぶ。めまぐるしく変化するファッションの世界で、変わらぬ独自の...