連載

TOKYO PREMIUM BAKERIES|第5回 ARTISAN TERRA|アルティザン・テラ

TOKYO PREMIUM BAKERIES|第5回 ARTISAN TERRA|アルティザン・テラ

第5回 ARTISAN TERRA|アルティザン・テラ生きものである「酵母」の声を聞きながらつくるパン東京でほんとうに「上質でおいしいパン」を提供しているパン屋さんを紹介する連載第5回は、池尻小学校にほど近い三宿通り沿いの『アルティザン・テラ』。三宿でレストランやパン、洋菓子店を展開する『ラ・テール』の姉妹店です。職人(アルティザン)の名前にふさわしく、シェフの素材やパンづくりへのこだわりは、並々ならぬものでした。取材・文=戸川フユキ写真=高田みづほ「有機JAS認証」取得のパンと、生産者のわかる国産小麦国道246号線を三宿交差点で世田谷公園方面に曲がって数分、洒落たレストランが点在する三宿通り沿いの『アルティザン・テラ』は、パリのブーランジェリーのようなおしゃれな店構えだ。ガラス越しに見えるパンや焼き菓子が、通りがかる人の気分をなんともウキウキとさせる。パン屋さんの三代目に生まれたシェフの栄徳 剛氏であるが、現在はラ・テールグループで『ブーランジェリー ラ・テール』と、この『アルテ...
TOKYO PREMIUM BAKERIES|第7回 スピカ・麦の穂

TOKYO PREMIUM BAKERIES|第7回 スピカ・麦の穂

第7回 Spica│スピカ・麦の穂明日の自分をつくる、「いのちのもと」となるパン東京でほんとうに「上質でおいしいパン」を提供しているパン屋さんを紹介する連載第7回は、東急池上線長原駅下車徒歩5分の『スピカ・麦の穂』。国産の小麦粉や材料にこだわり、日本の食文化に合った「いのちのもと」となるパンをコツコツと焼く、小さな街のパン屋さんです。取材・文=戸川フユキ写真=高田みづほ国産小麦と天然酵母、そして生産者の顔の見える素材東急池上線長原駅を降りて徒歩約5分。環七通りを越えた懐かしいムードの漂う商店街に店を構える『スピカ・麦の穂』。小さな店舗ながら、都内の自然食品店にもパンを卸す実力店だ。以前にお土産でいただいた、ナッツやフルーツがたくさん入ったこちらのパンが記憶に残っていた。しっかりとした噛み応えのある、ずっしりと重たいパン。しかし一本筋の通った正直な味がするのだ。会社員や飲食店勤務を経て、大手パンメーカーで働いていた降矢泰次シェフが天然酵母のパンに出合い、天然酵母パンの老舗『ル・ヴァン...
TOKYO PREMIUM BAKERIES|第9回 ネモ ベーカリー&カフェ

TOKYO PREMIUM BAKERIES|第9回 ネモ ベーカリー&カフェ

第9回 nemo Bakery & Café|ネモ ベーカリー&カフェパン職人歴20余年のシェフが焼く 「本当に自分がつくりたいパン」東京でほんとうに「上質でおいしいパン」を提供しているパン屋さんを紹介する連載第9回は、東急目黒線の武蔵小山駅近くの『ネモ ベーカリー&カフェ』。活気ある“町のパン屋さん”は、今日もおいしいパンとコーヒーを求める多くのお客さんでにぎわっていました。取材・文=戸川フユキ写真=高田みづほからだにやさしい素材、「粉と酵母」の特長をしっかり活かす全長800メートルを誇る昔ながらのアーケードが圧巻の武蔵小山商店街の前を通り過ぎ、通りを一本渡ってまもなく、落ち着いた店構えの『ネモ ベーカリー&カフェ』を見つけた。たくさんの魅力的なパンが並ぶベーカリーコーナーの奥には、アンティークを基調とした内装が心地よいカフェが併設され、焼きたてのパンを飲物と一緒に楽しめるようになっている。町には少々失礼ながら、武蔵小山っぽくない、ずいぶんと洒落たパン屋さんなのである。根...
TOKYO PREMIUM BAKERIES|第11回 パサージュ ア ニヴォ

TOKYO PREMIUM BAKERIES|第11回 パサージュ ア ニヴォ

第11回 Passage à niveau|パサージュ ア ニヴォ目指すのは、休日の朝にお父さんがバゲットを買いに来るパン屋東京でほんとうに「上質でおいしいパン」を提供しているパン屋さんを紹介する連載第11回は、JR中央線武蔵境駅からほど近い場所で若いご夫婦が営む『パサージュ ア ニヴォ』。オリジナルキャラクターの「バゲットくん」が示すように、看板商品は粉の味がしっかりとする本格派のバゲットです。取材・文=戸川フユキ写真=高田みづほ大切にしたいバゲットの口溶けと歯触り、そして小麦本来の味JR中央線武蔵境駅の南口、線路に沿ってビルの間の路地を三鷹方向に歩くとほどなく、通りの向こうの赤レンガ色の建物が目に留まる。その一階左側の店が、フランス語で「踏切」という名前の『パサージュ ア ニヴォ』だ。ウィンドウには、「Ici se trouvait un passage à niveau.Arrétes-vous ici comme à ce temps-là. (ここには踏切がありました。そ...
Volkswagen|フォルクスワーゲン「シロッコ」が17 年ぶりに復活!

Volkswagen|フォルクスワーゲン「シロッコ」が17 年ぶりに復活!

Volkswagen SCIROCCO|フォルクスワーゲン シロッココンパクトでスタイリッシュなスポーツクーペフォルクスワーゲン グループ ジャパンは、前衛的なデザインとダイナミックな走行性能を併せ持つコンパクトスポーツクーペの「シロッコ」を発売した。写真=フォルクスワーゲン17年ぶりに復活! 進化を遂げたシロッコシロッコという車種を耳にして「懐かしい!」と思った読者も多いはず。1974 年、自動車の歴史に名を残す名車カルマンギアの後継車という位置づけでデビューしたシロッコ。1981 年に発売された2代目の生産終了が1992年であるから、なんと今回発売となった3代目は、17年ぶりの復活である。かつて世界中の人びとが心躍らせたフォルクスワーゲンのコンパクトクーペが、新たにプレミアムスポーツクーペとして現代に蘇った。1974年春、フォルクスワーゲン初のFFコンパクトクーペとしてデビューした初代シロッコ優れた走行性能“スポーツ”と低燃費“エコ”の両立よりスポーティに、そしてスタイリッシュ...
TOKYO PREMIUM BAKERIES|第12回 ブーランジェリー ニコラ

TOKYO PREMIUM BAKERIES|第12回 ブーランジェリー ニコラ

第12回 Boulangerie Nicolas|ブーランジェリー ニコラいつもひとと違うことを。自己表現の方法としてのパンづくり東京でほんとうに「上質でおいしいパン」を提供しているパン屋さんを紹介する連載第12回は、伝説のパン屋・半蔵門『ミュゼ』で腕をふるっていた杉山洋春シェフがあたらしく開いた『ブーランジェリー ニコラ パンダーチザン』(以下『ブーランジェリー ニコラ』)です。東急多摩川線・鵜の木駅からほど近い住宅街のなかにある店舗は、赤いテントが目印です。取材・文=戸川フユキ写真=高田みづほ低温長時間発酵させると、酵母が旨味を出し、粉も熟成されみずから旨味を出す東急多摩川線の鵜の木駅を降りて賑やかな多摩堤通りから一本入ると、そこには閑静な住宅街が広がる。田園調布方面へ5分ほど歩くと、「こんなところにパン屋さんが?!」というタイミングで現れるのが、『ブーランジェリー ニコラ』だ。あまりに控えめな佇まいに、気をつけていないと通り過ぎてしまいそうだ。昨年10月にオープンした『ブーラ...
TOKYO PREMIUM BAKERIES|第15回 天然酵母パン&カフェ ナチュラル・プクゥー

TOKYO PREMIUM BAKERIES|第15回 天然酵母パン&カフェ ナチュラル・プクゥー

第15回 Natural Puquu|天然酵母パン&カフェ ナチュラル・プクゥー生地に卵、牛乳、添加物を使わず、「あこ天然酵母」 で焼き上げる健康パン東京でほんとうに「上質でおいしいパン」を提供しているパン屋さんを紹介する連載第15回は、東急世田谷線・上町駅からほど近い世田谷通り沿いの天然酵母パン&カフェ『ナチュラル・プクゥー』。「あこ天然酵母」を使いふっくらと焼かれたパンは、どれもやさしい顔つきでした。取材・文=戸川フユキ写真=高田みづほおいしくて、からだも心もよろこぶパンを地域の人びとに東急世田谷線・上町駅の近く世田谷通り沿いの洋館ふうの建物が『ナチュラル・プクゥー』。「あこ天然酵母」に魅せられた佐藤さんご夫妻の店だ。その健康志向は、パン生地に卵や牛乳、添加物をいっさい使わない徹底ぶり。アレルギーをもつ子どもも安心して食べられて、毎日食べても食べ飽きない、小麦の味が濃いパンだ。もともとは奥さまの由美さんがパン教室に通い、趣味でパンを焼きはじめたそうだが、「あこ天然酵母」と出合っ...
TOKYO PREMIUM BAKERIES|第16回 天然酵母パン エリゾー

TOKYO PREMIUM BAKERIES|第16回 天然酵母パン エリゾー

第16回 erizo|天然酵母パン エリゾー住宅街のまんなかにある 「100%あこ天然酵母」 のパン屋さん東京でほんとうに「上質でおいしいパン」を提供しているパン屋さんを紹介する連載第16回は、京王線のつつじヶ丘駅からバスで10分ほど走った住宅街のまんなかにある『エリゾー』。食べることの大好きな安部枝里さんが、修行の末に自宅敷地内に開いた「あこ天然酵母パン」のお店です。取材・文=戸川フユキ写真=高田みづほ「ここのパンなら食べられる」と具合の悪い子どもが言ったパン京王線のつつじヶ丘駅から、深大寺行きのバスに揺られること数分。調布市立上ノ原小学校の真裏の住宅街に、洒落た一軒家が建っている。グリーンのドアとドアまでの長いアプローチは、小さなフレンチレストランのようだ。ここは安部枝里さんが実家を改装して店舗としての設えを整え、2007年4月にオープンした「あこ天然酵母100%」のパン屋さん、『エリゾー』だ。29歳まではOLをしていたという安部さん。もともとおいしいものが大好きで、祖父母も自...
連載・TOKYO PREMIUM BAKERIES|第19回 マールツァイト

連載・TOKYO PREMIUM BAKERIES|第19回 マールツァイト

第19回 MAHL ZEIT|マールツァイト100%自家培養 「ミルク酵母のパン」 を掲げる、小さな名店東京でほんとうに「上質でおいしいパン」を提供しているパン屋さんを紹介する連載第19回は、文京区茗荷谷の『マールツァイト』。こちらのパンはすべて、農薬がかけられていない野草を食べて育った健康な牛のミルクでつくった、100パーセント自家培養の「ミルク酵母」で焼かれています。取材・文=戸川フユキ写真=高田みづほ大きく丸くまとめたら、あとは「ミルク酵母」の力にまかせるお茶の水女子大学のキャンパスのほど近く、春日通りから斜めに分かれた道を下ると左手に赤いテントの『マールツァイト』が見えてくる。店頭には「ミルク酵母のパン」ののぼりが揺れ、手描きのポスターなどもにぎやかに貼られている。いったいどんな方がパンを焼いているのかと、恐る恐るドアを開けると、オーナーの白井幸子さんのとびきりの笑顔に迎えられた。白井さんは以前からパン教室で教えていたが、パンと酵母の研究会で「ミルク酵母」と出合い、その酵母...
EAT
Volkswagen SCIROCCO|フォルクスワーゲン シロッコ 試乗(前編)

Volkswagen SCIROCCO|フォルクスワーゲン シロッコ 試乗(前編)

Volkswagen SCIROCCO|フォルクスワーゲン シロッコ 試乗(前編)365日使用できるプレミアム・スポーティクーペエンジンは1.4リッターと2リッターの2本立てシロッコは初代がゴルフに先駆けること1年の1974年にデビュー。2代目が81年で、だいぶ間があいて今回の3代目となる。365日使用できるプレミアムスポーティクーペが新型シロッコのコンセプトで、エンジンは1.4リッター+ツインチャージャー「TSI」(392万円)と、2リッター+ターボチャージャー「2.0TSI」(447万円)の2本立てとなる。一部の基本構成部品をゴルフと共有していながらも、2ドア+4座のシロッコはまったく異なったクルマに仕上がっている。ひとつは2リッター4気筒ガソリン直噴エンジンで、ゴルフにも本国では用意されている2リッターユニットとはほぼ別物の新設計。たとえばカムシャフトはゴルフではベルト駆動なのに対してシロッコはチェイン駆動。また振動低減のためのバランサーシャフトはシリンダーブロック内に配置し...
連載・TOKYO PREMIUM BAKERIES|第22回 ブーランジェリー コパン

連載・TOKYO PREMIUM BAKERIES|第22回 ブーランジェリー コパン

第22回 Boulangerie Copain|ブーランジェリー コパンシンプル イズ ベスト。ブレない味のパン東京でほんとうに「上質でおいしいパン」を提供しているパン屋さんを紹介する連載の第22回は、西武池袋線の大泉学園駅から徒歩4分の住宅街に建つ小さなお店、『ブーランジェリー コパン』。若き女性シェフの池田知嘉子さんが、スタッフとふたりでテキパキとパンを焼く地元の人気店です。取材・文=戸川フユキ写真=高田みづほ粉の味を引き出すために、ひと手間くわえる。気持ちを込める西武池袋線の大泉学園駅を南口に出て住宅街を歩くこと数分、いなげやスーパーの斜め向かいに、建坪わずか7坪の小さなパン屋『ブーランジェリー コパン』がある。オープンは2006年。もとは飲食店だったところを改装して店舗にしたそうだが、作業しやすいように厨房スペースを広くとったため、売り場は変形の三角形で、ふたりもお客さんが入ればいっぱいだ。そんな小さな店内には、焼き菓子もふくめると常時60種類ほどのパンやお菓子がならんでい...
EAT
Secrets behind the Success|連載第1回 アルフレッドダンヒルCEO カルロ・ガリリオさん

Secrets behind the Success|連載第1回 アルフレッドダンヒルCEO カルロ・ガリリオさん

ビジネスパーソンの舞台裏連載第1回|カルロ・ガリリオさん(アルフレッドダンヒルCEO)遊び心を忘れない“ダンヒル・マン”の人生謳歌術(1)ビジネスで成功を収めた者たちは、どう暮らし、どんな考えで日々の生活を送っているのだろう。新連載「Secrets behind the Success」では、インタビューをとおして、普段なかなか表に出ることのない、成功者たちの素顔の生活に迫ります。第1回目のゲストは、アルフレッドダンヒル(以下、ダンヒル)CEOのカルロ・ガリリオさん。イタリア人らしく、どんなに忙しくても「美味しいものと愛車との時間は欠かせない」と語るガリリオさんの“素顔の生活”とは。Photographs by NAKAMURA Toshikazu (BOIL)Interview & Text by TANAKA Junko (OPENERS)人生のあらゆる場面で男性に寄り添う存在。それがダンヒル――2年前に入社されたということですが、ダンヒルでの「これまで」を振りかえって...
ボビイが語る、漢方入り究極のファンデーションについて|BOBBI BROWN

ボビイが語る、漢方入り究極のファンデーションについて|BOBBI BROWN

BOBBI BROWN|ボビイ ブラウン「インテンシブ スキン セラム ファンデーション SPF40(PA++++)」発売ボビイ ブラウンが語る漢方の秘めたパワーボビイ ブラウンから、今までにない贅たくな美容液ファンデーション「インテンシブ スキン セラム ファンデーション SPF40(PA++++)」が発売された。ボビイのこだわりが形になったという究極のファンデーション。今回は特別にボビイ本人からファンデーション開発について、そして彼女が求める美について語ってもらった。Text by KUROBE Eri肌にハリと活力をもたらす漢方「冬虫夏草」つけるだけで輝くようなハリと透明感を内側から導く。そんな美容液フォーミュラそのもののような「インテンシブ スキン セラム ファンデーションSPF40(PA++++)」が、ボビイ ブラウンから発売された。世界初の高級漢方成分が配合されていて、「素肌の上に素肌を重ねる」というボビイ ブラウンのこだわりが行きついたファンデーションだ。肌にハリと活...
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