連載

コンビ使いが印象的なジャパンスペシャル「CHAMBORD II」|JOHN LOBB

コンビ使いが印象的なジャパンスペシャル「CHAMBORD II」|JOHN LOBB

JOHN LOBB|ジョンロブカーフとスエードで、おなじカラートーンは希少コンビ使いが印象的なジャパンスペシャル「CHAMBORD II」2009-10秋冬コレクションで登場した「CHAMBORD II(シャンボード 2)」は、ラスト(木型)8695のダービーシューズ。その後、ブーツ「CHAMBORD II BOOT」が登場するなど人気の高いモデルだ。今回は、ジャパンスペシャルとして、カーフとスエードのふたつの素材が揃い、ともにカラーコンビネーションが美しい限定モデルが登場した。Photographs by JAMANDFIXText by KAJII Makoto (OPENERS)量産が難しい日本限定モデルジャパンスペシャル「CHAMBORD II」は、カーフ素材がダークブラウンとパリジャンブラウン、スエード素材がダークブラウンとピューターという色の組み合わせ。ともにシックで洗練されたカジュアルスタイルを演出する。見どころは、非常に高度な技術を要するスキンステッチとハンドソーン...
連載|萩原輝美のファッション・デイズ vol.30

連載|萩原輝美のファッション・デイズ vol.30

連載|萩原輝美のファッション・デイズ vol.30ボッテガ・ヴェネタとエルメスの最新コレクションから紐解くクチュールテクニックを駆使したウールコートが旬秋冬シーズンの注目アイテムは、肩のマグネットラインやコクーンシルエットなど、クチュールを彷彿とさせるフォルムのウールコート。今回はボッテガ・ヴェネタとエルメスの最新コレクションより、トレンドをピックアップ。Text by HAGIWARA Terumiクラシックだがリアルな、アウターの着こなし2011-12秋冬は、あたたかく包み込んでくれるウールコートが注目アイテムだ。コレクションも雪を降らせる演出が多かった。60年代と言えば、クチュールテクニックを駆使したフォルムのコートやドレスがモダンスタイルとして登場した時代。磁石の丸みのような肩線のマグネットライン、裾が内側に入ったコクーンシルエットなどカッティングでラインを作るコートだ。特徴は大きなボタンやポケット、トリミングなどフォルムを強調するディテールが目立っていること。ダブルフェイ...
DESIGNWORKS|バイヤー特集|メンズを知り尽くした男の“ひと目惚れ”アイテム

DESIGNWORKS|バイヤー特集|メンズを知り尽くした男の“ひと目惚れ”アイテム

DESIGNWORKS|デザインワークスメンズ事業部 ブランドマネージャー 川城一敏氏メンズを知り尽くした男の“ひと目惚れ”アイテム時代やトレンドには関係なく、“男のエレガンス”をつねに追求しているデザインワークス。「毎シーズンのテーマは、スタイリングを重点に考えていて、この2011春夏はビットローファーと、裾幅18センチの細身のテーパードパンツがその核アイテムです」と川城一敏氏。ビットとパンツをスタイリングの中心にして、たとえば「nuur(ヌール)」のミックス糸のローゲージニットを「シャネルのツイードジャケットを着ているかのような感覚でチョイス」するのがあたらしい。文=OPENERS写真=原恵美子エレガントなモノを男らしくと考えたときに、黒は欠かせない色デザインワークスは、1995年にロンドンで誕生。服飾の歴史と伝統のなかで磨かれてきたアイテムに現代的な感性がしなやかに融合し、クラシック&モダンなエレガンスを感じさせるスタイリングを提案している。今シーズンは色では黒をフィーチャー...
Flux chair|ポップアップチェア「Flux Char Gallery」開催中

Flux chair|ポップアップチェア「Flux Char Gallery」開催中

Flux chair|フラックスチェア国内アーティストとのコラボレーション作品を多数展示AOビルにて「Flux Char Gallery」開催中「Flux chair(フラックスチェア)」は、“77脚のイスを1メートル以内のスペースに収納する”をコンセプトに、インダストリアルデザイナー Douwe JacobsとTom Schoutenにより誕生したポップアップチェア。オランダから初上陸したこのチェアの発売を記念して、世界的にも有名なクリエイターとのコラボレート作品を多数展示する「Flux Char Gallery」が、青山『AOビル』2階で4月24日(日)まで開催中。Text by OPENERS斬新でユニークなフラックスチェアの世界観が堪能できる斬新でユニークな「Flux chair」は、持ち運びや収納、折りたたみが簡単にできるだけでなく、美しいデザイン性を兼備。耐久性に優れるPP素材を使用し、160kgもの重さにも耐えられるため、アウトドアやガーデン、室内など、あらゆるシーン...
エクスコンテナ・プロジェクト|ずっと使える住宅を被災者に

エクスコンテナ・プロジェクト|ずっと使える住宅を被災者に

ずっと使える住宅を被災者にEX-CONTAINER PROJECT建築家の吉村靖孝氏が「エクスコンテナ・プロジェクト」を立ち上げた。コンテナ規格ホテル客室ユニット設計のノウハウを活かし、海運コンテナの規格を流用した被災者のための住宅を作ろうというプロジェクトだ。Text by OPENERSあたらしい発想のコンテナ型住宅東日本大震災から約1カ月。一部では仮設住宅への入居もはじまりつつあるものの、大多数の被災者はいまだ避難所での過酷な生活を強いられている。紙のポールでカーテンを吊り、避難所のスペースを区切る、建築家 坂茂氏の取り組みなど、衣食住の住においても、さまざまなアイデアで被災地を支援する試みが広がっているが、この「プロジェクト」では、常設並みの性能を有する住居を提供する。住居は、海運コンテナそのものが使われるのではなく、その規格によって組み立てられる。コンテナを横並びにしたもの、上に積んで2階建てにするものなど、3タイプを想定しており、そのすべてに洗面、バス、トイレ、キッチン...
特集|マークすべき秋冬トレンドとは!? 2011年秋冬プレコレクション

特集|マークすべき秋冬トレンドとは!? 2011年秋冬プレコレクション

特集|マークすべき秋冬トレンドとは!?2011年秋冬プレコレクションショーウィンドウがカラフルな春夏アイテムに彩られ、分厚いコートを纏うのがもどかしいほど春夏気分高まる街をしり目に、世界のモードシーンではすでにこの冬のトレンドを占う2011年秋冬コレクションサーキットがスタート。ニューヨーク、ロンドン、ミラノ、そしてパリと、各ブランドのニューコレクションが続々と発表されようとするいま、OPENERSでは先日発表されたばかりのプレコレクションから来季のトレンドをひと足先にご紹介。さて、つぎに押さえるべきアイテムとは?Text by OPENERSChapter.01|ボリュームバランスでみせるニューリラックススタイルここ数シーズンにわたりリラックス感溢れるスタイルが注目されてきたが、今季もまだまだ“リラックス”は押さえるべきキーワードのようだ。しかし注意したいのはそのボリュームバランス。トップに、ボトムに、または両方に極端にボリュームをもたせたスタイリングがあたらしい。また、ロングド...
生方ななえ|連載第9回「うつくしきもの」

生方ななえ|連載第9回「うつくしきもの」

第九回 「うつくしきもの」写真・文=生方ななえ以前は猫派か犬派かとひとに聞かれれば、迷わず犬派と答えていたように思う。理由は、子どものころ猫に引っ掻かれて流血したことがあり、その件以来なんとなく猫に対して苦手意識をもちつづけてきたという経緯があるからだ。ところが、ある日、ひょんな縁から我が家に猫がやってくることになった。猫の名前は「ハナ」。猫への接し方がわからない(むしろ恐怖感を感じる)私は、まずは彼を見学することにした。ハナが寝る、ハナが食べる、ハナが毛づくろいをする、ハナの肉球とフクフク、ハナに軽くにらまれる、ハナがまた寝る……見ているだけで飽きない。正直、カワイイ。次第にハナのことを好きになっていく自分が、そこにはいた。ハナ。もともと捨てられていた経験があるハナは警戒心が強く、あまりひとに懐こうとはしないところがある。かといって放っておくと、それはそれで寂しいのか足もとにすりすり寄ってきては「遊んでほしいの」顔をこちらに向ける。そうかそうか、と思ってやさしく撫でてやれば“ぐる...
STRASBURGO|バイヤー加藤真理子さんが薦める2011年春夏スタイリング

STRASBURGO|バイヤー加藤真理子さんが薦める2011年春夏スタイリング

STRASBURGO|ストラスブルゴバイヤー加藤真理子さんが薦める2011年春夏スタイリングドレススタイルに開放的でグラマラスな70年代の要素をプラス「楽しくなければファッションじゃない」というストラスブルゴ ウィメンズ商品部バイヤーの加藤真理子さん。クチュールテクニックを感じさせるドレスを中心に、トレンドキーワードのひとつである“70年代”の要素をプラスしたグラマラスなコーディネイトをここで紹介。Text by OPENERSPhoto by JAMANDFIXハッピーな気分を盛り上げるスタイリングを!「楽しくなければファッションじゃない! ドレスを纏うときのワクワク感を大切にしたいですね」というストラスブルゴ ウィメンズ商品部バイヤーの加藤真理子さん。「お薦めは、開放的でグラマラスな70年代の要素をプラスするスタイリングです。たとえば定番アイテムを選ぶにも、70年代のイヴ・サンローランを彷彿とさせる長めの着丈をセレクトするといいと思います」カラーリングはというと「セリーヌやエル...
CHRYSLER 300C 3.5|クライスラー 300C 3.5 左ハンドルを追加

CHRYSLER 300C 3.5|クライスラー 300C 3.5 左ハンドルを追加

CHRYSLER 300C 3.5|クライスラー 300C 3.5300Cに左ハンドルモデル追加クライスラー日本は、クライスラーブランドのフラッグシップモデルである、クライスラー300C 3.5の左ハンドルモデルを追加し、1月8日より全国で発売した。文=松尾 大新型発売前のひとつの選択2004年のデビュー以来、アメリカンセダンらしい迫力のあるスタイルと充実した装備にリーズナブルなプライスで大ヒットした300C。全長5,010×全幅1,890 ×全高1,490mmでホイールベース3,050mmと日本ではかなり大柄なボディであり、また本年中にモデルチェンジが予定されているにもかかわらず、現在も人気の高いモデルだ。そんなクライスラー300Cに、2010 年6 月に市場に投入された5.7 HEMI 左ハンドル、3.5 右ハンドルモデルにつづいて、あらたに3.5 左ハンドルモデルが追加設定された。このクライスラー300C 3.5 左ハンドルモデルに搭載される、3.5リッターV6OHCエンジン...
Chloé|バレンタイン期間限定メンズコレクション登場

Chloé|バレンタイン期間限定メンズコレクション登場

Chloé|クロエバレンタイン期間限定メンズコレクション登場Chloé(クロエ)から今年も「MR.PADDINGTON」シリーズはじめ、バレンタインシーズン限定のメンズコレクションが登場。ダークなレザーボディにさりげなくほどこされた“Chloé”のロゴがシックなデザインは、男性のみならず女性にもぜひお薦めしたい。Text by OPENERS1月26日(水)、先行販売スタート!年に一度、バレンタインの季節にのみ期間限定で展開するクロエのメンズ向けコレクションが今年も登場する。毎年売り切れ必至のバッグコレクション「MR.PADDINGTON」には、横長のトートバッグがあらたにくわわり、カラーには定番のブラックのほか、ネイビー、アッシュの2色が新登場した。また、手軽に贈れるコインケースにも新型がラインナップ。「MR.PADDINGTON」「MR.PADDINGTON」風合いのあるシックなレザーに控えめにほどこされたシルバーのディテールがなんともクールなデザインは、男性のみならず女性にも...
特集|カルチャーの達人に訊け! 冬の夜長をたのしくする音楽・本・映画Vol.5

特集|カルチャーの達人に訊け! 冬の夜長をたのしくする音楽・本・映画Vol.5

達人たちがリコメンドするエンターテインメント Vol.5時代の先端を走りぬく、そんな先達たちが薦める音楽・本・映画とは──。シンガーのJUJUさんや俳優の伊勢谷友介さんから、 OPENERS連載陣まで計25人の達人が、 本当は教えたくないとっておきの作品を、今回OPENERS読者のために大公開してくれた。最終回の第5回目は、シンガーのJUJUさん、デザイナーの三原康裕さん、女優の戸田恵子さん、DJ&CREATIVEの松浦俊夫さん、フードディレクターの野村友里さんが登場。この機会に、まだ出会ってないすてきな作品と出会ってみては。JUJUシンガー──2011年の抱負は?いらない欲ゼロ!!な生活を目指します。MUSIC『Love Deluxe』SadeEpicなんだか私にとってこの時期の定番なのです。BOOK『東京バンドワゴン』著者|小路幸也集英社どれを読んでもほっこりあたたかい気持ちになれること請け合い!です。MOVIE『A CHORUS LINE』監督|リチャード・アッテンボ...
坂本龍一|スペシャル・ライブ・ビューイング in TOHOシネマズ 六本木ヒルズ

坂本龍一|スペシャル・ライブ・ビューイング in TOHOシネマズ 六本木ヒルズ

commmons|コモンズスペシャル・ライブ・ビューイング in TOHOシネマズ 六本木ヒルズRyuichi Sakamoto|Playing the Piano from Seoul 201101092010年11月18日よりスタートした大貫妙子 & 坂本龍一の日本公演「A PROJECT OF TAEKO ONUKI & RYUICHI SAKAMOTO UTAU TOUR 2010」全17公演が無事終了したが、2011年1月9日にふたたび、坂本龍一による特別イベントが開催される。Photo by JAMANDFIXソウル──六本木のまったくあたらしいライブ体験創刊25周年を迎える雑誌『SWITCH』が、2011年1月9日に1日だけおこなわれる坂本龍一ソロピアノツアー韓国公演を、映画館で同時中継上映するイベントを開催する。2009年に日本(18都市21公演)、ヨーロッパ(26都市27公演)、2010年に北米(10都市10公演)と、世界各地でツアーをおこなってき...
特集|カルチャーの達人に訊け! 冬の夜長をたのしくする音楽・本・映画Vol.1

特集|カルチャーの達人に訊け! 冬の夜長をたのしくする音楽・本・映画Vol.1

達人たちがリコメンドするエンターテインメント Vol.1時代の先端を走りぬく、そんな先達たちが薦める音楽・本・映画とは──。シンガーのJUJUさんや俳優の伊勢谷友介さんから、 OPENERS連載陣まで計25人の達人が、 本当は教えたくないとっておきの作品を、今回OPENERS読者のために大公開してくれた。第1回目は、モデルの生方ななえさん、フラワーアーティストの東 信さん、ファッションディレクターの萩原輝美さん、写真家のホンマタカシさん、ミュージシャンの坂本美雨さんが登場。この機会に、まだ出会ってないすてきな作品と出会ってみては。生方ななえ|UBUKATA Nanaeモデル──2011年の抱負は?ひとつひとつのことを大切に、しなやかに過ごす。連載「生方ななえの読書時間」はこちらMUSIC『Hard Believer』First Aid KitWichitaスウェーデンの姉妹デュオFirst Aid Kit、豊かなハーモニーが心地よいです。 PVもかわいいのでお薦め。BOOK『回転ド...
BOOK|美術家大山エンリコイサム著、グラフィティ文化入門書『アゲインスト・リテラシー|グラフィティ文化論』

BOOK|美術家大山エンリコイサム著、グラフィティ文化入門書『アゲインスト・リテラシー|グラフィティ文化論』

BOOK|主要作家、歴史、現代日本、美術批評の観点からグラフィティ文化を論じる『アゲインスト・リテラシー|グラフィティ文化論』LIXIL出版から、グラフィティ文化を歴史、現代日本、美術批評それぞれの観点から論じた『アゲインスト・リテラシー|グラフィティ文化論』が発売。美術家・大山エンリコイサムが、グラフィティ文化において重要な覆面アーティスト、バンクシーやBNE、ラメルジーほか8名のアーティストに言及する。Text by MATSUOKA Wutami(OPENERS)日本でグラフィティ文化論がまとめられた数少ない一冊「これはグラフィティ批評、ストリート・アート批評の決定打。いきなり前人未到!」と、作家/クリエイターのいとうせいこうも熱いメッセージを寄せるグラフィティ文化論が出版された。著者の大山エンリコイサムは1983年、イタリア人の父と日本人の母のもと東京に生まれた。現在はニューヨークを拠点にペインティングやインスタレーション、壁画などの作品を中心に発表している。また現代美術と...
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