フランス
「フランス」に関する記事
ART|インベーダーの新作映像作品『ART4SPACE』ジャパンプレミア
ART│インベーダーが“宇宙侵略”?!インベーダーの新作映像作品『ART4SPACE』ジャパンプレミアフランス人アーティスト、インベーダー(INVADER)の新作映像作品『ART4SPACE』のジャパンプレミアとなる上映会が5月17日(土)、渋谷アップリンクで開催。これまでスペース・インベーダーをモチーフにストリートアートを展開してきた彼による45分間の“宇宙侵略”が繰り広げられる。Text by YANAKA Tomomiインベーダー展も同じ会場で開催1990年代後半からスペース・インベーダーをモチーフにしたモザイクを、タイルを使いパリの街に貼り付けはじめたアーティスト、インベーダー。スペース・インベーダー以外にもパックマンやさまざまな8ビットキャラクターたちも用いた“侵略”は世界規模に広がり、東京はもちろん、現在40カ国でその作品を目にすることができる。そして、新作となるのは、『ART4SPACE』と題されたドキュメンタリーの映像作品。これまで彼がつづけてきた活動の舞台を地球か...
ART|パリ・オルセー美術館を代表する約80点名画が来日
ART│印象派の名画84点が東京に集結国立新美術館で『オルセー美術館展 印象派の誕生-描くことの自由-』フランス・オルセー美術館を代表する名画84点が集結する『オルセー美術館展 印象派の誕生-描くことの自由-』。7月9日(水)から10月20日(月)まで、六本木の国立新美術館で開かれる。Text by YANAKA Tomomiモネの記念碑的大作『草上の昼食』が日本初公開1874年に開かれた第1回印象派展で“誕生”し、あまりに斬新な画風から当時のパリの美術界を騒然とさせたという印象派。そんな印象派の巨匠として知られるマネやモネ、ルノワール、ドガ、セザンヌらの名作が来日を果たすのが『オルセー美術館展』だ。旧オルセー駅の駅舎を利用し、ルーヴル美術館の対岸、セーヌ川右岸に1986年に誕生した“印象派の殿堂”オルセー美術館。二月革命により第二共和政が成立した1848年から、第一次世界大戦が勃発した1914年までのフランスを中心とする西洋美術が主にコレクションされ、この時代の多様な芸術動向をパ...
ART|現代アート美術館「ルイ・ヴィトン ファウンデーション」が10月開館
ART|パリにてルイ・ヴィトンのあたらしいアート施設現代アート美術館「ルイ・ヴィトン ファウンデーション」が10月開館LVMHグループは、現代アート美術館「LOUIS VUITTON FOUNDATION(ルイ・ヴィトン ファウンデーション)」を10月27日(月)、パリ ブローニュの森の北部にあるアクリマタシオン庭園の一角にオープンする。フランスおよび国際的な現代アートを世界に広める、あらたな発信地となることを目指す。Text by KUROMIYA YuzuLVMHグループによる芸術文化支援活動の新局面「ルイ・ヴィトン ファウンデーション」は、アートおよびアーティストのために設けられた財団。現代アートをフランス国内外において奨励・振興することをミッションに、20世紀と21世紀の芸術・創作活動の伝統を継承していくという。アメリカ人建築家 フランク・ゲーリーによって設計された建物は、透明感のあるガラスパネルがランダムに重なった雲を思わせるデザインが特徴的。館内には常設展示、特別展示、...
EAT|ブラピ&アンジー夫妻が手がけたロゼワイン、今年も間もなく解禁!
EAT|フランス屈指のワイン醸造家ぺラン家が生み出すオーガニックワインブラピ&アンジー夫妻が手がけたロゼワイン「ミラヴァル・ロゼ」ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー夫妻と、フランス屈指のワイン醸造家ファミーユ・ぺランがタッグを組んで昨年発表されたロゼワイン「ミラヴァル・ロゼ」。今シーズンのヴィンテージが、夏至となる6月21日(土)に解禁される。Text by YANAKA Tomomi昨シーズンのヴィンテージはワイン誌のトップ100に選出フランス・プロヴァンス地方のコランス村にあるシャトー・ミラヴァル。標高350メートル、500ヘクタールの土地に広がるブドウ畑は昼と夜の寒暖差が大きく、粘土と石灰岩による適度な水はけのよさのある土地は、おいしいブドウを育て、フレッシュでバランスの取れたワインを生み出してきた。昔は修道士の宿や王族、貴族の館として長い時を刻んできたシャトー・ミラヴァルは1970年に著名なジャズ・ピアニストで作曲家のジャック・ルーシェがオーナーに。レコーディングス...
ART|Bunkamuraザ・ミュージアムで『デュフィ展』
ART│“色彩の魔術師”待望の本格的回顧展Bunkamuraザ・ミュージアムで『デュフィ展』20世紀フランスを代表するラウル・デュフィ(Raoul Dufy 1877-1953年)の往年の作品が紹介される回顧展『デュフィ展』が東京、大阪、名古屋で開催。東京では、6月7日(土)から7月27日(日)まで、Bunkamuraザ・ミュージアムで開かれる。Text by YANAKA Tomomi多様な造形を検証することで、色彩と光の戯れの向こうにある画家の本質を引き出すピカソやマティスらとともに20世紀前半にフランスで活躍し、“色彩の魔術師”といわれるラウル・デュフィ。明るい色彩と軽快な筆さばきで描く独自のスタイルは、華やかさと軽やかさをたたえ、いまもなお多くの人を魅了する。しかし、その明るい側面ばかりに注目が集まった結果、ときにその本質が軽んじられてきたことも事実。詩人であり、美術評論家でもあったギヨーム・アポリネールをもって「不遇にして偉大なる画家」と評している。本展ではそんなデュフィ...
MOVIE|言葉を話せない青年をめぐるハートウォーミング・ストーリー『ぼくを探しに』
MOVIE|言葉を話せない青年をめぐるフランス発のハートウォーミング・ストーリーシルヴァン・ショメ監督待望の実写初長編『ぼくを探しに』幼い頃の両親の死により、言葉を話すことができない青年が記憶の底にある本当の過去を見つけ出し、あたらしい人生の扉を開くハートウォーミング・ストーリー『ぼくを探しに』。8月2日(土)よりシネマライズ、シネ・リーブル池袋ほか全国公開される。Text by YANAKA Tomomiプロデューサーは『アメリ』を手がけたクローディ・オサール氏ティム・バートンや、ジャン=ピエール・ジュネ、テリー・ギリアムらアニメーション出身の個性派監督たちのなかにあらたな才能がくわわった。『ベルヴィル・ランデブー』(2002年)、『イリュージョニスト』(2010年)で、アカデミー賞長編アニメ映画賞にノミネートされたシルヴァン・ショメによる初の長編実写映画がいよいよ公開される。ショメ監督は過去2作の日本盤DVDをスタジオジブリがリリースするなど、彼が生み出すユニークな世界観は、国...
MOVIE|ホドロフスキー監督23年ぶりの新作『リアリティのダンス』
MOVIE|世界的な巨匠が原点に立ち戻った残酷で美しい人間賛歌ホドロフスキー監督23年ぶりの新作『リアリティのダンス』世界的な巨匠アレハンドロ・ホドロフスキー監督が、23年ぶりに発表した新作『リアリティのダンス』。現在83歳の監督が原点に立ち返って描いた自伝的作品は、少年の瞳をとおした残酷で美しい人間賛歌となった。Text by YANAKA Tomomi現実と空想を瑞々しく交差させ、ホドロフスキーの少年時代を辿る1929年、チリでロシア系ユダヤ人の家に生まれたアレハンドロ・ホドロフスキー監督。1970年に発表された『エル・トポ』は世界を席巻。映画を観たジョン・レノンが虜になり、『エル・トポ』と次作『ホーリー・マウンテン』の配給権を、45万ドルで買い取ったという逸話が残るほど。また、コミックの原作者としても有名で、フランスでは30シリーズ以上ものコミックが出版されるなど、多彩な才能の持ち主としても知られている。今年6月には、1975年から製作に撮りかかったものの、未完のSF大作『D...
MOVIE|世界的デザイナーの知られざる“喝采と孤独”『イヴ・サンローラン』
MOVIE|世界的デザイナーの知られざる人生の“喝采と孤独”仏の若き俊英ピエール・ニネ主演作品『イヴ・サンローラン』1960年代から現在に至るまで、揺るぎない地位を築いたハイブランドの創始者にして、フランスが世界に誇る伝説のファッションデザイナー、イヴ・サンローラン。彼の輝かしいキャリアと人生における、光と影を描いた映画『イヴ・サンローラン』が、9月6日(土)より角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館、シネマライズほかで全国公開される。Text by WATANABE Reiko(OPENERS)いま明かされる、華やかなファッション界の裏側今年1月、本国フランスで公開されるや、初登場NO.1の大ヒットを記録した映画『イヴ・サンローラン』。一流ブランドの創始者にして、世界で最も有名な伝説のファッションデザイナー、イヴ・サンローランの華麗なるキャリアと、その背後に秘められたプライベートにスポットを当てた本作は、公私ともにサンローランのパートナーだったピエール・ベルジェが製作に全面協力。“イヴ・...
EAT|南青山に親日家のフランス人が手がけるワインバー誕生
EAT|親日家のフランス人ふたりが手がけるワインバー南青山に日本未輸入の希少なワインを味わえる「アペロ ワインバー」誕生日本を愛するギョームとクロエのふたりのフランス人がオーナーを務める、新感覚のフレンチ・ワインバー「アペロ ワインバー」が南青山にオープン。日本未輸入の希少なオーガニック・ワインと、日本のオーガニック素材を使用したフランスの本場家庭料理が楽しめる。Text by KUROMIYA YuzuiPad通じて南青山からフランスに疑似トリップ「アペロ ワインバー」のユニークな特徴は、各テーブルにiPadを設置していること。ページごとにチーズとワインの最適な組み合わせや、ワイナリーにまつわるストーリー、それぞれのワインの魅力やワインに合う食事などについて説明。iPadを通じて、ワインと料理の情報を紹介することで、本場フランスのワイナリーやワインバーにトリップしたような気分を演出する。ワインは、フランス中から30以上のワイン生産者による80種類以上のオーガニック・フランスワイン...
EAT|ブラピ&アンジー夫妻が手がけた赤・白ワインが限定発売
EAT|フランス屈指のワイン醸造家が生み出すオーガニックワインに新作登場ブラピ&アンジー夫妻が手がけた「ミラヴァル」より赤・白ワインが限定発売ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー夫妻と、フランス屈指のワイン醸造家ファミーユ・ぺランがタッグを組んだオーガニックワインの「ミラヴァル」から、12月10日(水)に赤・白ワインが限定発売される。 Text by WATANABE Reiko(OPENERS) 日本初上陸となる赤ワインは600本のみの限定発売フランス・プロヴァンス地方のコランス村に位置し、かつては修道士の宿や王族、貴族の館として長い時を刻み、1970年代以降はピンク・フロイドやスティングら、数かずの有名ミュージシャンがレコーディング実施。いまではブラット・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが別荘として所有し、音楽や映画、演劇、そして地元の料理とワインなど、さまざまな芸術の発信地となっているのがシャトー・ミラヴァルだ。標高350メートル、500ヘクタールのミラヴァル...
MOVIE|パリジェンヌの幸せの条件=それはバツイチになること!?
MOVIE|パリジェンヌの幸せの条件=それはバツイチになること!?ロマンティック・コメディ『バツイチは恋のはじまり』『最強のふたり』製作陣がダイアン・クルーガーを主演に迎えて制作した、とっておきのロマンティック・コメディ。『バツイチは恋のはじまり』が9月20日(土)より、全国ロードショーされる。Text by KUROMIYA Yuzuジンクスに翻弄されながら本当の幸せを見つけていく フランス全土で笑いと共感を呼び大ヒットを記録した『バツイチは恋のはじまり』がついに公開。「最初の夫とは破局する」という主人公の家に代々伝わるジンクスに従って、いきなりバツイチになろうと離婚相手探しに奮闘する女性の姿を描き出す。主人公イザベルに扮するのは、ダイアン・クルーガー。シャネルのモデルを務めたこともあるクール・ビューティが、本作ではコミカルかつチャーミングな演技で観客を魅了する。三流旅行雑誌の編集者ジャン=イヴには、フランスの国民的コメディ俳優で監督としても活躍するダニー・ブーンが扮した。本命の...
MOVIE|後戻りできないテクノロジーの真実に迫るドキュメンタリー『世界が食べられなくなる日』
MOVIE|遺伝子組み換え農作物と原発──後戻りできないテクノロジーの真実に迫るドキュメンタリー『世界が食べられなくなる日』遺伝子組み換え農作物と原子力という、20世紀に生み出されたテクノロジーの“真実”に迫るフランス人監督ジャン=ポール・ジョー監督によるドキュメンタリー『世界が食べられなくなる日』。6月8日(土)より、渋谷アップリンクほかで公開される。Text by YANAKA Tomomi遺伝子組み換え食品の実験にカメラが密着これまで『未来の食卓』や『セヴァンの地球のなおし方』を発表し、食の重要性を訴えつづけるジャン=ポール・ジョー監督による新作『世界が食べられなくなる日』が日本に到着した。本作ではラットに、彼らの寿命に相当する2年にわたり、遺伝子組み換え食品を与えつづけるという極秘でおこなわれた実験にカメラが密着。遺伝子組み換え食品の危険性について告発する。そして遺伝子組み換え作物の及ぼす影響と同時に描かれるのが“原発のある風景”だ。世界第二位の原発保有数であり、常にリスク...
kizunaworld.org|ジェーン・バーキンと中島ノブユキのコラボレーション作品「une petite fille」
kizunaworld.org #23ジェーン・バーキンと中島ノブユキのコラボレーション作品「une petite fille」坂本龍一氏らによってスタートし、国内外のさまざまなアーティスト作品を通じて寄付を募る東日本大震災被災地支援プロジェクト、「kizunaworld.org(キズナワールド・ドット・オルグ)」。23番目の作品は、女優のジェーン・バーキンと作曲家/ピアニストの中島ノブユキによる「une petite fille」である。Text by KASE Tomoshige(OPENERS)朗読とテキスト、そしてピアノ坂本龍一氏と平野友康氏が発起人となり立ち上がった「kizunaworld.org」。「個人の力でできるかぎりのことをする」というコンセプトのもと、国内・海外からプロジェクトに賛同するアーティストの作品を広く集めて提供、寄付を募っている。その活動はすでに1年を超え、2年目以降も個人の想いを繋げながら、継続的な支援をつづけている。23番目の作品には、往年の名女優...
INTERVIEW|『不機嫌なママにメルシィ!』監督・脚本・主演、ギヨーム・ガリエンヌにインタビュー
INTERVIEW|フランス全土を笑いと涙で包み込んだ感動作映画『不機嫌なママにメルシィ!』監督・脚本・主演、ギヨーム・ガリエンヌにインタビュー(1)母親に女の子のように育てられ、だれもがゲイだと信じて疑わなかった少年が、初恋に破れたことをきっかけに、自分のセクシャリティを模索する旅に出る──。そんな驚きの実話を舞台化し、大ヒットさせたのは2008年のこと。それから5年。今度は映画になって帰ってきた。はたして300万人を動員し、今年のセザール賞(フランス版アカデミー賞)最多となる5部門を制覇した『不機嫌なママにメルシィ!』。監督、脚本、そして主人公のギヨームと母親の2役を演じるという、1人4役(!)を華麗にこなしてみせたのはギヨーム・ガリエンヌ。OPENERSでは今回、フランス映画界のあらたな旗手との呼び声も高い彼にインタビューを敢行。映画化までの道のりから、2役を演じわける秘訣について、赤裸々に語ってくれた。Photographs (interview) by JAMANDFIX...
MOVIE|『最強のふたり』の監督×主演が贈る最新作『サンバ』
MOVIE|『最強のふたり』の監督×主演が贈る、待望の最新作!どんな状況でも明るく前向きに生きる移民の青年を描いた『サンバ』本国フランスをはじめ全世界でヒットを記録した映画『最強のふたり』の監督、エリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ、そして主演オマール・シーが再タッグ。心温まるコメディドラマ『サンバ』が、12月26日(金)より全国順次公開される。Text by KUROMIYA Yuzu見るものを魅了するあのキラースマイル、再び国外退去を命じられた移民の青年が、屈託のない笑顔で人びとと心を通わせていく姿を描く『サンバ』。“移民問題”と“燃え尽き症候群”というふたつをテーマに、明るくユーモラスシーンと切ない瞬間とを丁寧につなぎ、心温まるストーリーを作り上げた。主人公サンバを演じるのは、セザール賞主演男優賞を獲得した映画『最強のふたり』で大ブレイクしたオマール・シー。どんな境遇にいても笑顔を絶やすことのない青年を好演。キレやすい元キャリアウーマンのアリスを演じるのは、シャル...