EAT|南青山に親日家のフランス人が手がけるワインバー誕生
EAT|親日家のフランス人ふたりが手がけるワインバー
南青山に日本未輸入の希少なワインを味わえる「アペロ ワインバー」誕生
日本を愛するギョームとクロエのふたりのフランス人がオーナーを務める、新感覚のフレンチ・ワインバー「アペロ ワインバー」が南青山にオープン。日本未輸入の希少なオーガニック・ワインと、日本のオーガニック素材を使用したフランスの本場家庭料理が楽しめる。
Text by KUROMIYA Yuzu
iPad通じて南青山からフランスに疑似トリップ
「アペロ ワインバー」のユニークな特徴は、各テーブルにiPadを設置していること。ページごとにチーズとワインの最適な組み合わせや、ワイナリーにまつわるストーリー、それぞれのワインの魅力やワインに合う食事などについて説明。iPadを通じて、ワインと料理の情報を紹介することで、本場フランスのワイナリーやワインバーにトリップしたような気分を演出する。
ワインは、フランス中から30以上のワイン生産者による80種類以上のオーガニック・フランスワインをラインナップ。ワインに対するこだわりは高く、最小限の化学肥料のみ、あるいは化学肥料をまったく使わずにブドウを生産しているワインメーカーからのみ仕入れをしている徹底ぶり。なかには、天体の動きなどのバイオダイナミック農法を取り入れてワインを製造しているワインメーカーも含まれているという。
メニューは、日本のオーガニック素材で作るフランスの本場家庭料理を提供。通常、リエットといえば豚肉を思い浮かべるが、同店ではイワシ、キュウリ、ライムでつくるシーフードのリエットが登場。その日に入手する旬の食材を使用した本日のキッシュも病みつきになる味わいだ。そのほか、自家製テリーヌ、フランス産チーズの盛り合わせなどを用意。クロエの母親の直伝レシピでつくるクレーム・カラメル、旬のプラムを使用したヘルシーなデザートなど見逃せない。
フランスワインは、気候、ブドウ品種、伝統、製造方法、生産者により大きく異なるユニークな特徴を備えおり、それがフランスワインの醍醐味でもある。希少なワインとそのワインにまつわるユニークな物語をiPadで紹介することで、ワインの魅力を再発見。味わいでも知識でもワインの奥深さが堪能できる「アペロ ワインバー」は、ワイン好きにはうれしいお店となりそうだ。
アペロ・ワインバー
営業時間|平日 16:00~24:00(L.O 23:00)、土曜・日曜・祝日 11:30~24:00(L.O 23:00)
※火曜定休
住所|東京都港区南青山 3-4-6 AOYAMA346 3F
Tel. 03-6325-3893