VOLVO
「VOLVO」に関する記事
VOLVO|ボルボC30|第9回 (前編)|「ボルボにしてはカッコよすぎる!?」
第9回 ボルボC30(前編)「ボルボにしてはカッコよすぎる!?」「ボルボといえばワゴン」、というイメージが定着しているわが国だが、セダンやSUV、そして今回紹介する新型「C30」のようなコンパクト・ハッチもある。個性的なスタイリングをもつこのニューモデルに乗り、下野康史が感じたこととは……。文=下野康史Photo by Volvo Cars北欧ボルボはフォード・ファミリーサッカーの三浦知良が、一時、クロアチアのザグレブでプレーしていたころ、たまたまボルボの試乗会があって、現地を訪れた。クロアチアの首都である。夜、飛行機で入る予定が、濃霧による空港閉鎖で急遽、変更になり、お隣オーストリアのグラーツに降りてから、バスで国境を越えた。陸路を揺られること300km、深夜、やっとのことでホテルに着く。お湯の出が悪いシャワーをあきらめて、そのままベッドでうたた寝をすると、明け方、つけっぱなしにしていたイギリスのテレビ局「BBC」で、ボルボのニュースが流れていた。クルマや工場の映像に、見覚えのあ...
VOLVO V60 Plug-in Hybrid|ボルボ V60 プラグイン ハイブリッド
VOLVO V60 Plug-in Hybrid|ボルボ V60 プラグイン ハイブリッドボルボV60プラグインハイブリットを公開ボルボは、ジュネーブショーでディーゼルエンジンとバッテリーを組み合わせたプラグインハイブリッドを公開すると発表した。文=高橋進一世界一安全な「電気自動車」2012年の発売をめざし、ボルボとスウェーデンの電力会社Vattenfall社が協力して開発をすすめているボルボ初のプラグインハイブリッドについて、同社Safety Strategy& Requirements部門のシニアマネージャー ヤン・アイバーソン氏は「市場に出ている電気自動車のなかで、もっとも安全なクルマをつくることがボルボのひとつの刺激的な挑戦」と語る。採用される駆動用バッテリーは、前面、側面、後部といったあらゆる箇所の衝突試験をクリア。同社のほかの製品とおなじく世界基準の高い安全基準が適用されていることがうかがえる。くわえて、高度なモニタリングシステムも搭載されており、バッテリーの...
VOLVO Concept Universe|ボルボ コンセプト ユニバース 美しきセダン
VOLVO Concept Universe|ボルボ コンセプト ユニバースあたらしい時代を切り開く先進のラグジュアリーセダンボルボは、あたらしいラグジュアリーセダン「コンセプト ユニバース」を上海オートショーで発表した。Text by OPENERS顧客の要望と永久の美を追求先だって、ボルボは今回発表されたコンセプト ユニバースの40秒程度のティーザームービーを公開した。映像では、車体は布で覆われ、スケッチのみで外観が表現されていた。そしていよいよその全貌がこのたびの上海モーターショーであきらかになった。S90にかわるあらたなフラッグシップとして登場したコンセプト ユニバースは、美しさと、最新技術をくわえることでヒューマンセントリックな要素を融合させたラグジュアリーセダンである。ボルボ社 CEOのステファン・ヤコビー氏はこのコンセプト ユニバースを「次世代のラグジュアリーカーのありかたを示唆する」と述べている。 特別性は、エクステリアだけでなくインテリアにもあらわれてい...
VOLVO V60|ボルボ V60 あたらしい世代のステーションワゴン
VOLVO V60|ボルボ V60クーペとワゴンを両立させた新世代のステーションワゴン(1)クーペとワゴンのハイブリッドともいえるボルボV60(395万円~)が登場。家族がいるけれどカッコいいクルマに乗りたい、なんていうユーザーにぴったりかもしれない。文=小川フミオ独特なキャラクターラインとS60と共通の顔立ちボルボ・カーズ・ジャパンでは、2011年5月9日、新型車ボルボV60を発売した。セリングポイントは、デザイン、走りのよさ、燃費、そして安全と多方面にわたる。スタイリッシュなデザインを強調することで、若々しいイメージと機能とをうまく両立させ、ニッチ(すきま)マーケットに対応しているのが特徴といえる。エンジンによるバリエーション2種類。3リッター6気筒ターボ搭載モデル(539万円~)と、ダウンサイジングコンセプトによる1.6リッター4気筒ターボ搭載モデル(395万円)。ボルボV60はたしかに目を惹くデザインだ。テールゲートを備えたワゴン車型でありながらキャビンを低く抑えている。か...
VOLVO XC60 T5 SE|“世界でもっとも売れているボルボ”に4気筒モデル(1)
VOLVO XC60 T5 SE|ボルボ XC60 T5 SE“世界でもっとも売れているボルボ”に4気筒モデル(1)クロスオーバータイプのボルボXC60に、経済性にすぐれる2リッター・ターボエンジン搭載「 T5 SE」が追加される。輸入元のボルボ・カーズ・ジャパンが、2010年8月6日に発表をおこなった。価格は499万円。発売は8月下旬という。文=小川フミオ写真=荒川正幸エンジンのダウンサイジング+FF化XC60は2008年秋に発表されたモデルで、ボルボ・カーズ・ジャパンによると「世界でもっとも売れているボルボ」という。その特徴は、ボディ下半分はSUV(スポーツ多目的車)のタフさ、一方、上半分はクーペの優雅さというふたつのイメージを合体させたクロスオーバーコンセプトにある。日本ではこれまで3リッター車のみだったが、ボルボのラインナップではV50、V70につぐ販売成績を上げており、ライバルと比較すると「BNW X3を上まわり、アウディQ5販売台数の約6割以上にあたる台数」という。追加...
Volvo C30|ボルボC30|あたらしいボルボC30を選ぶ理由(3)
Volvo C30|ボルボC30あたらしいボルボC30を選ぶ理由(3)スペシャルティクーペとは、パーソナルでちょっとスポーティな乗り物。これは欧米の自動車メーカーに一日の長がある。スウェーデンのプレミアムカーメーカー、ボルボも魅力的な2ドアC30を手がけている。日本法人のボルボ・カーズ・ジャパンでは、2010年2月20日よりスタイリングやエンジンラインナップを変更した新型C30を発売する。文=小川フミオ写真=河野淳樹ありあまるほどのパワー感──C30 T5 R-DESIGNT5 R-DESIGNは、ハンドルを握り、アクセルペダルに軽く足をのせた瞬間からスポーティな印象だ。イタリア車のようにカリカリのスポーツということはないが、1500rpmという低回転域から35.6kgmものトルクを出す設定のエンジンによって、踏み込むと力強い加速を感じさせる。エンジンはとりわけ2500rpmからターボが効きはじめるとともに力が強く出る設定で、意識してそこから上の回転を使うような運転をすれば1.4ト...
VOLVO S60|ボルボ S60 試乗インプレッション
VOLVO S60|ボルボ S60あたらしい安全機能を備えた、スタイリッシュなクーペセダン(1)ボルボのスタイリッシュな4ドアクーペは、安全性と運動性能でも秀でている。文=小川フミオ写真=荒川正幸より機敏な操縦感覚に新型ボルボS60は、個性的なスタイルにくわえ、ヒューマンセイフティなる画期的な安全装置と、ドライブの楽しさが印象に残るモデルだ。さらに今回は、1.6リッターターボエンジン搭載モデルも登場。環境負荷の少ないダウンサイジングコンセプトも注目に値する。こんなクルマを通勤に使ったら、毎日が楽しくなりそうだ。ボルボ・カーズ・ジャパンが2010年3月5日より発売する新型S60。10年ぶりのモデルチェンジとなる。スタイリッシュなクーペセダン。いまでこそ拡大しつつあるマーケットだが、先鞭をつけたのは先代S60。流麗なルーフラインという特長を、新型も受け継いでいる。さらに新型はよりアグレッシブな印象が強い。モデルラインナップは3つ。・S60 DRIVe(1.6リッターターボ/前輪駆動)|...
ボルボ・オーシャンレース|Volvo
VOLVO OCEAN RACE 2011-12|ボルボ・オーシャンレース 2011-12タフなボルボ日本では安全性にこだわりをもつブランドとして認知されるボルボだが、さらに、そのブランドにスポーティなイメージを付加すべく、9か月にわたり世界をめぐる過酷なヨットレースを主催している。九島辰也氏がその様子をリポート。Text by KUSHIMA Tatsuya世界屈指のアドベンチャーレース「レーシングヨットは15歳のときからやっています。祖父に教わりました。とにかく、船を走らせているときが一番たのしいですね。そうですね、次のレグの作戦は……」「チーム・テレフォニカ」のスキッパー、イケル・マルチネスが笑顔でインタビューにこたえてくれた。第5レグへ出発する前日の記者会見場の片隅である。場所はニュージーランドの首都オークランドにあるマリーナ。サンヤ(中国)からの第4レグから寄港し、およそ1週間のレースウィークがそろそろ終わろうとしているころだ。オリンピックのメダルホルダーでもある彼だが、...
ボルボ新型「V40」に「Rデザイン」登場|Volvo
Volvo V40 R-Design|ボルボ V40 Rデザインボルボ新型「V40」に「Rデザイン」登場ボルボ・カーズは9月27日からはじまるパリモーターショーで、新型「V40」の「Rデザイン」をワールドプレミアすると発表した。Text by OTSUKI Takuma(OPENERS)ボルボ新型「V40」に「Rデザイン」登場ボルボ・カーズは、今年3月のジュネーブ国際モーターショーでデビューした「V40」に、スポーティーバージョンの「Rデザイン」を追加。9月27日からはじまるパリモーターショーでワールドプレミアする。エクステリアは、グロス仕上げのフロントグリルや専用のデュユアルエグゾーストパイプ、シルバーメタル調のミラーハウジング、17インチの5スポークアルミニウムホイール(オプションで18インチホイールも選択可能)など、「V40」をスポーティに演出するパーツがおごられる。インテリアに配されるのは、スポーツステアリングやアルミペダル、Rデザインのロゴが入ったヌバック調のレザーシート...
ボルボ「XC60 T5 R-DESIGN」に試乗|VOLVO
VOLVO XC60 T5 R-DESIGN|ボルボ XC60 T5 R デザインボルボ「XC60 T5 R-DESIGN」に試乗日本でのセールスも好調なボルボ。そのミドルレンジSUVである「XC60」にはこれまで4WDモデルの「T6」のみにスポーティーグレード、「R-DESIGN」が用意されていた。しかし今回あらたに2WDモデルの「T5」にも「R-DESIGN」がラインナップとなった。OPENERSでは、あらたにくわわったこの「XC60 T5 R-DESIGN」の試乗を九島辰也氏に依頼、ハンドルを託した。 Text by KUSHIMA Tatsuya Photographs by NAITO Takahito 名official Photographsボルボ、ヨットレース、アドベンチャースピリッツこのところ街で見かけることが多くなったボルボ。「XC60」とそれ以降の新デザイン世代となる「S60」や「V60」をくわえ、都心ではすれちがわない日はない。それもそのはず、販売は好調でド...
ボルボ、車両と自転車の衝突事故ゼロを目指した安全技術を開発|Volvo
Volvo|ボルボクラウドを活用し、自転車事故防止へ向けた世界初の試みボルボは、スウェーデンのスポーツギアメーカーPOCと通信会社のエリクソンとともに、ドライバーとサイクリストの相互通信を可能とする安全技術を開発。ラスベガスで開催された世界最大級の家電見本市CESで、そのシステムを初公開した。 Text by ENOMOTO Kozue(OPENERS) ボルボのクラウドを通じて自転車と車両の位置をお互いに共有欧州の自転車死亡事故の半数はクルマとの衝突によるもの、そしてアメリカでは毎年5万人近くが自転車事故で死亡しているというデータから、ボルボはクルマと自転車の衝突事故ゼロを目指し、お互いに衝突を避ける安全技術を自動車メーカーとして初めて開発した。ボルボの新型「XC90」には自転車との衝突の可能性を検知しドライバーに警告、必要に応じて自動ブレーキをかけ衝突を回避する安全技術が標準装備されている。今回開発されたシステムは、車両および車両と相互通信可能な自転車用ヘルメットの使用に...
ボルボV40にクロスカントリーモデルを追加|Volvo
Volvo V40 Cross Country|ボルボ V40 クロスカントリーボルボV40にクロスカントリーモデルを追加パリモーターショー2012でワールドプレミアを飾った「V40 クロスカントリー」は、激戦区であるCセグメントに参入した、ボルボ「V40」にくわわる、走破性を高めた“オールロード”バージョンだ。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)Event photographs by MOCHIZUKI Hirohiko日々の暮らしに冒険をもとめるひとへ「これは日々の暮らしに冒険をもとめるひとへ向けたモデルだ。荷物をのせて、お気に入りの冒険の舞台に出かけ、帰ってくる。そんなことを可能にするのがこのV40クロスカントリー。だけれど、山には自分でのぼってくれよ。」とはボルボカーコーポレーションの弁。同社の「XC」モデルが、シートポジションを高くとり、クロスカントリーらしいスタイリングをとるいっぽう、「クロスカントリー」モデルは、その名にやや反して、ワゴン...
ボルボの本質的な価値|Volvo
Volvo|ボルボボルボの本質的な価値セールス好調な、「V40」。さきごろ第3弾「V40 AWD T5クロスカントリー」の日本導入とタイミングをあわせて、スウェーデン本社から、乗用車部門のディレクターを務めるホーカン・アブラハムソン氏が来日した。先進的な安全技術と、スポーティな操縦性と、こなれた価格を武器に、攻めの姿勢で日本市場に臨むボルボの成長戦略について、軽井沢の試乗会会場で話を聞いた。Text by OGAWA FumioPortrait by ARAKAWA Masayuki撮影協力:フォレスターナ軽井沢表現はゆたかだが、大声は出さない──つくるがわが考える、ボルボの本質的な価値とはなんですかホーカン・アブラハムソン(敬称略) 調査をすると、ボルボの価値は安全性の高さにあるとする意見が多いですね。それを捨て去る気はありません。一時期は試験的にドイツ車志向をもちましたが、結局、ユーザーは私たちに昔とかわらない価値(安全性)を求めていることがわかりました。いまはそれにエモーショ...
ボルボ V40 特集|Volvo
Volvo V40|ボルボ V40特集 ボルボ V40プレミアムコンパクトというセグメントに切り込んだ、ボルボ「V40」。OPENERSでは、ベースモデルである「V40」、スポーティモデルの「V40 T5 R-DESIGN」、そして、四輪駆動モデルの「V40 Cross Country T5 AWD」をテスト。さらに、ボルボの乗用車部門のディレクター ホーカン・アブラハムソン氏には、あらためてボルボが我々にもたらしてくれる価値を、そしてデザイナー サイモン・ラマー氏からは、そのデザインの背景にある思想をたずねた。ボルボ V40に初試乗モデル名こそV40だが、ハッチバックへと姿を変えた新型V40は、従来のモデルとは一線を画す、事実上まったくあたらしいクルマだ。2012年、ジュネーブモーターショーに登場したこのモデルに、島下泰久氏が試乗した。ボルボ V40に試乗充実の安全装備と戦略的な価格設定をもって、2013年2月、日本上陸を果たしたボルボ「V40」。日本にもぞくぞくと上陸する欧州コ...