MERCEDES-BENZ

自動車の歴史をひもとくとき、その先駆者として辿りつくのがゴットリープ・ダイムラーとカーツ・ベンツというふたりのドイツ人だ。1885年から86年にかけて、このふたりが別々にガソリン自動車を生みだし、クルマ社会の礎を築いたことは、いまさら説明するまでもない。それぞれが興した自動車会社はライバルと目されていた時期もあったが、第一次世界大戦後の不況を乗り切るために手を結び、1926年に合併によってダイムラー・ベンツ社が設立されている。 製品に与えられるメルセデスの名は、ダイムラーの顧客であったエミール・イェリネックが、ドイツ国外での販売を引き受けるかわりに長女の名前をつけさせたのがはじまりで、1902年にはダイムラー社により商標登録されている。 こうして生まれた、メルセデス、そして、Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)は、その後もセーフティパッセンジャーセル、エアバッグ、ESP(エレクトリック・スタビリティ・プログラム)、ナイトビューといった最新技術を積極的に導入するなど、自動車発展の牽引役として常に時代の先頭を走り続けているのだ。

メルセデスAクラスに初のディーゼルモデル|Mercedes-Benz

メルセデスAクラスに初のディーゼルモデル|Mercedes-Benz

Mercedes Benz A 220 d|メルセデス・ベンツ A 200 dAクラス初のディーゼルモデルメルセデス・ベンツ日本は3月25日(月)、コンパクトハッチバック「Aクラス」に初のディーゼルモデル「A 200 d」を追加し、予約受注を開始した。デリバリーは2019年6月ごろが予定されている。Text by YANAKA TomomiEクラスに採用されている「OM654」をベースに横置きにした新エンジン昨年末に4代目として日本に上陸したAクラス。プラットフォームを刷新し、「ハイ!メルセデス」と呼びかける対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を搭載するなどの進化を遂げた。そして、新たに登場するのが2.0リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジン「OM654q」を搭載したモデル。すでに「Cクラス」や「Eクラス」に採用されている同「OM654」をベースに横置きにしたエンジンで、従来の排出ガス処理システムに加え、アンモニアスリップ触媒(ASC)を備える、SCR触媒を増設。その...
メルセデス、電動化を中心とした新ブランド「EQ」を発表|Mercedes-Benz

メルセデス、電動化を中心とした新ブランド「EQ」を発表|Mercedes-Benz

Mercedes EQ|メルセデス EQメルセデス、電動化を中心とした新ブランド「EQ」を発表メルセデス・ベンツ日本はメルセデスの新しいブランド、EQの品での展開について発表。同時に、モビリティとリビングの未来の形を具現化した体験施設、“EQ House”を東京六本木に3月13日から約2年間の期間限定でオープンした。Text & Photographs by UCHIDA Shunichi電動化に伴う新技術等を包括するEQ「EQ」とは、ダイムラー社が2016年9月にパリモーターショーにおいて発表した、中長期戦略“CASE”の“E”を推進するためのブランドである。CASEとはすなわちC=コネクテッド、A=オートノマス(自動運転)、S=シェア アンド サービス、E=エレクトリック・電動化の4つの頭文字から取られたものだ。現在“E”の電動化の分野では、プラグインハイブリッドのEQパワー、完全な電気自動車EQ、燃料電池車のF-CELLと、F1マシンに採用しているEQ Power P...
Cや3じゃない、高級セダンやスポーツセダンたち Part 2

Cや3じゃない、高級セダンやスポーツセダンたち Part 2

Mercedes-Benz S400d 4MATIC|メルセデス・ベンツ S400d 4マチックパーソナルユースに最適な高級セダン毎年2月に日本輸入車組合(JAIA)がプレス向けに開催する試乗会からの一気乗りリポート。セダン編の第2弾として、2018年にメルセデス・ベンツSクラスのラインナップに追加されたディーゼルモデル「S400d 4マチック」のショートインプレッションをお届けする。Text & Photographs by HARA Akira復活したストレート6言わずと知れたメルセデス・ベンツのフラッグシップサルーン「Sクラス」。2013年に登場した現行モデルは、「革新的なインテリジェントドライブ」「究極の快適性」「徹底した効率向上」をコンセプトとし、累計販売台数が世界で30万台を超えるヒット作となった。17年のマイナーチェンジでは、インテリジェントドライブやメルセデスmeコネクトなど安全面と通信機能がさらに進化し、新時代のプレステージカーとして生まれ変わっている。そ...
メルセデス・ベンツEクラスに新パワートレーンモデルを追加|Mercedes-Benz

メルセデス・ベンツEクラスに新パワートレーンモデルを追加|Mercedes-Benz

メルセデス・ベンツ日本は3月22日(金)、セダンとステーションワゴンの「Eクラス」に新技術を搭載した「E 200アバンギャルド」と「E 200 4 MATICアバンギャルド」、新モデルとなる「E 300アバンギャルド スポーツ」の3モデルを追加し、受注を開始した。デリバリーは2019年6月以降となる。
Sクラスにプラグインハイブリッドモデルを追加|Mercedes-Benz

Sクラスにプラグインハイブリッドモデルを追加|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz S 560 e Long|メルセデス・ベンツ S 560 eロングSクラスにプラグインハイブリッドモデルが追加メルセデス・ベンツ日本は12月13日、最高級セダン「Sクラス」のラインナップに、EQ POWER(プラグインハイブリッド)モデルの「S560 e ロング」を追加設定し、同日から販売を開始した。Text by HARA Akiraエンジンとモーターの出力を向上したプラグインハイブリッドメルセデス・ベンツ「Sクラス」は、言わずと知れたメルセデスのフラッグシップセダン。今回追加された「S 560 eロング」は、前モデルとなる「S 550 eロング」に比べてエンジンとモーターの出力を向上し、リチウムイオンバッテリーの蓄電容量を大幅に増加させたプラグインハイブリッドモデルとなる。搭載する3.0リッターV型6気筒直噴ツインターボの「M276」エンジンは、最高出力270kW(376ps)、最大トルク500Nmとエンジン単体でも十分なパワーを発生。これに最高出力...
LAオートショー プレイバック 前篇|L.A. Auto Show

LAオートショー プレイバック 前篇|L.A. Auto Show

L.A. Auto Show 2018|ロサンゼルス オートショー 2018LAオートショー プレイバック 前篇カリフォルニアという土地柄だからこそEVとハイパフォーマンス モデルが際立つ2018年末に開催された「ロサンゼルス オートショー 2018」を訪れた南陽一浩氏による総括。前篇ではハイパフォーマンスや最先端技術を前面に押し出すドイツ勢や現地に特化されたアメリカ勢を中心にお伝えする。Text & Photographs by NANYO KazuhiroLAならではの妙味とは?今年はフルモデルチェンジを迎えたポルシェ「911」、つまり992型がすっかり主役を奪った感のあった「ロサンゼルス オートショー」。ワールドプレミアのニューモデルがインターネットを介して世界中に一斉発信される今や、モーターショーの意義は薄らいだ、などという声も聞かれる。だが自動車市場がグローバル化より多様化に向かっているなかで各ローカル市場に向けて、もっともオプティマイズされたモデルが供給される象...
3代目に進化! メルセデス・ベンツ CLS登場|Mercedes-Benz

3代目に進化! メルセデス・ベンツ CLS登場|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz CLS|メルセデス・ベンツ CLS3代目に進化! メルセデスベンツ CLS登場|Mercedes-Benzメルセデス・ベンツ日本は、3代目となるCLSを発表した。2リッター直4ディーゼルエンジンを搭載した「CLS 220 d スポーツ」と、3リッター直6ターボにISGを搭載した「CLS 450 4MATIC スポーツ」の2グレード展開で、価格は799万円から。Text & Photographs by UCHIDA Shunichiオグロメジロザメからインスパイアまずは新型「CLSの」コアバリューであるデザインから話をしたい。全体のプロポーションはこれまでのCLSと大きく変わることはない。しかし、キャラクターラインやプレスライン、そしてフロントが“逆スラント”したことが大きな特徴である。これは“Sensual Purity(官能的純粋)”というメルセデス・ベンツにおけるデザインの基本思想に基づきながら、その哲学をもう一歩先へ進めた新しいデザインラ...
次世代コンパクト メルセデス「Aクラス」国内導入開始|Mercedes-Benz

次世代コンパクト メルセデス「Aクラス」国内導入開始|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz A Class|メルセデス・ベンツ Aクラス次世代コンパクト メルセデス「Aクラス」国内導入開始メルセデス・ベンツ日本は4代目となったコンパクトモデル「Aクラス」を発表した。納車開始は12月以降を予定しており、価格は322万円から。Text & Photographs by UCHIDA Shunichi「ハイ!メルセデス」で会話が楽しめる先般ティザーCMなどでおなじみとなった新型「Aクラス」。その注目はやはり“Hi Mercedes(ハイ、メルセデス)”ではないだろうか。これが起動キーワードとなるMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)という新開発の対話型インフォテインメントシステムから解説を始めよう。その特徴のひとつが、人工知能による学習機能で、特定のユーザーに適応する個別対応能力を備えていることだ。それにより、クルマとドライバーや乗員の間に“心の結びつき”が育まれるという。その他にも、高精細ワイドスクリーンコックピット(1...
悪路走破力アップの特別仕様「GLAオフロードエディション」を限定発売|Mercedes-Benz

悪路走破力アップの特別仕様「GLAオフロードエディション」を限定発売|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz GLA 220 4MATIC Off-Road Edition|メルセデス・ベンツ GLA 220 4MATICオフロードエディション悪路走破力アップの特別仕様「GLAオフロードエディション」を限定発売メルセデス・ベンツ日本は、コンパクトSUV「GLA」に特別仕様車「GLA 220 4MATICオフロードエディション」を設定、60台限定で発売すると発表した。Text by HARA Akiraオフロードサスペンションを特別装備特別仕様車「GLA 220 4MATICオフロードエディション」は、GLAの主力モデルであるGLA 220 4MATICに、長いストロークにより荒れた路面でも確かな走破性と快適な走行を実現するオフロード サスペンションを特別装備したもの。さらにエクステリアでは受注生産の上位モデルGLA 250 4MATICと同様の18インチ5ツインスポーク アルミホイールを装着。インテリアはステッチとのコントラストが鮮やかなブラックのレザーツイン、...
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