時計職人であるシャルル・フェリシアン・ティソ、シャルル・エミル・ティソの親子によって、1853年、スイス・ジュラ渓谷のル・ロックルで創業された。 時計職人の家で生まれ育った息子シャルル・エミルは、若くして時計師を志し、修行のためアメリカへと渡る。そこで新たな技術を取得した彼は、帰国した後、ティソ ブランドを確立する。また、彼は海外市場に注目し、アメリカ、そしてロシア市場で成功を収める。帝政ロシアを魅了した「バナナウォッチ」は、今なおブランドのアイデンティティとして、オリジナルがたびたび復刻されるほか、現代的にブラッシュアップされた形で、レギュラーモデルとしてもラインナップしている(写真は1917年のオリジナルモデル)。 シャルル・エミルがアメリカで学んだものは、生産ラインの合理化であった。20世紀に入ると、時計業界でいち早く製造ラインのオートメーション化を果たす。これにより生産効率は飛躍的に伸び、ティソをスイスでもっともポピュラーな時計メーカーへと押し上げたのである。 その後もティソは、生産において徹底的な合理化を図りつつも、けっして品質の向上に手を抜かず、先見の明をもって時計界に革新をもたらしてきた。世界に先駆けて耐磁機能を装備した「アンティマグネティック」ほか、ワールドタイム機能搭載の「ナビゲーター」や、ケース素材にプラスティックを使用した「シデラル」など、次々とエポックメイキングな商品を開発。同社の製品は「ティソウォッチ」と呼ばれ、世界中の人々から愛されるようになった。 近年はスウォッチグループ傘下に入り、陸上競技やモーターレースなどのオフィシャルタイムキーパーを務めるなど、ますます盛んに活動を行っている。 【創業年】1853年 【創業地】スイス・ル・ロックル 【主なシリーズ名】T-タッチ、T-レース、バナナウォッチ、ティソ クアドラト 【問い合わせ先】スウォッチ グループ ジャパン ティソ事業部 Tel. 03-6254-7360 公式サイト
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