タイムレスなスタイルが輝く新作「Tissot PRXオートマティック」｜TISSOT

TISSOT｜ティソ

‘70年代末のオリジナルを再解釈した「Tissot PRX」に、待望のオートマティックモデルが登場

ティソは1853年の創業以来、“INNOVATORS BY TRADITION”（伝統に根ざし、伝統を打ち破るイノベーター）を掲げ、世界中で愛されるウオッチメーカーとしての地位を確立してきた。その膨大なライブラリから、1978年のオリジナルモデルを再解釈した「Tissot PRX（ティソピーアールエックス）」に、待望のオートマティックモデル全3機種が登場した。本作は2021年8月20日（金）よりティソ直営ブティックおよび公式オンラインストアにて先行発売開始、9月1日（水）より正規取扱店にて発売開始される。

Text by OZAKI Sayaka｜Edit by TSUCHIDA Takashi

ソリッドな質感とスリムな一体型デザインが際立つ、時代を越えたスタイル

1978年のオリジナルモデルを再解釈し、2021年2月に発売された「Tissot PRXクォーツ」。その登場以来、オートマティックモデルを求める声の高まりに応え、シックでクールな1970年代後半の雰囲気を纏った「Tissot PRXオートマティック」がリリースされた。

本作は最長80時間のロングパワーリザーブと高耐磁性を備えた高精度オートマティックムーブメント、Powermatic 80を搭載し、エンボス加工によるチェッカーパターンのダイアルを採用。スリムなデザインと表情豊かなダイアルが、上質なレトロ感を演出する。

タイムレスなスタイルが輝く新作「Tissot PRXオートマティック」｜TISSOT

外観は、1970年代末に見られた、明るくきらびやかなトレンドを思わせる佇まいだ。最大の特徴は、スリムでソリッドなデザイン。トノー型のケースは、厚みを10.93ミリに抑え、滑らかで上質なポリッシュ仕上げのベゼルが、ゆるやかで美しいラインをより際立たせている。またベゼルに見られるポリッシュ仕上げの面取りと垂直方向のサテン仕上げを組み合わせ、ソリッドな質感に柔らかな表情を添えている。

ダイアルには、アプライドインデックスを配置。平面的なデカールではなく、金属製のバーインデックスとパーツを用いることで、ダイアルに一層の奥行き感や存在感、そしてコレクションとしての統一感がもたらされている。また3時位置に配したデイトウィンドウが時計としての美しさを引き立てている。

ダイアル下部に記された“Powermatic 80”という文字は、ティソのオリジナルムーブメント「Powermatic 80」を表すもの。このスイス製ムーブメントには、優れた耐磁性を持つ合金、ニヴァクロン™製ヒゲゼンマイを搭載。デジタル機器に囲まれた現代生活においても高精度を維持し、最長80時間のロングパワーリザーブという実用性を備えている。

ウオッチ全体はシームレスなデザインで、ラグのないケースからブレスレットへ、そして幅広の1連リンクへとしなやかな連なりを見せる。機動性と柔軟性を併せ持つこのブレスレットは、着用時も腕に合わせて美しいラインを描き、滑らかな触り心地や着用感にも優れている。

「Tissot PRXオートマティック」は、メインストリームとされていた概念が大きな変化を遂げ始めた1970年代末のクールな空気感と熱気を纏いながらも、ティソの傑出したデザイン性によって、タイムレスな存在感を放つウオッチなのだ。