新世代のスモールカー、up!に試乗

新世代のスモールカー、up!に試乗

Volkswagen up!|フォルクスワーゲン アップ!フォルクスワーゲンの力が凝縮新世代のスモールカー up!に試乗「都市内移動で持ち味を発揮するクルマ」と謳われるフォルクスワーゲンのスモールカー、up!(アップ)にニースで試乗。わずか3.5mのボディに、1リッター3気筒エンジンを搭載。燃費経済性を通してサステナビリティを追求したモデルだ。Text by OGAWA FumioPhoto by Volkswagen燃費は22~23km/ℓup!(アップ)という気分が明るくなるような車名を与えられたフォルクスワーゲン ファミリーのニューカマー。2011年夏に発表され、12月からドイツをはじめ、いくつかの国で市場に投入された。1万ユーロを切るプライスも特徴で、低価格と低燃費により、ハイブリッドには懐疑的な欧州のマーケットでの成功を目指している。燃費は100km走るのにわずか4.2~4.5リッターのガソリンしか使わないという驚異的なもの。1リッターで走れる距離に換算すると、22~23...
イタルデザイン・ジウジアーロがハイブリッドスポーツを公開|Italdesign Giugiaro

イタルデザイン・ジウジアーロがハイブリッドスポーツを公開|Italdesign Giugiaro

Italdesign Giugiaro|イタルデザイン・ジウジアーロイタルデザイン・ジウジアーロがハイブリッドスポーツを公開イタリアのカロッツェリア「ベルトーネ」のチーフスタイリストをつとめ、「いすず117クーペ」のデザイナーとしても知られる工業デザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロによって1968年に創設され、2010年5月からフォルクスワーゲングループに組み込まれているイタルデザイン・ジウジアーロは、コンセプトカー「ブリヴィド」と「up! アズーラ セイリング チーム」を公開した。Text by SATO TakeshiPhotographs by MOCHIZUKI Hirohikoただの夢のクルマではない「ブリヴィド」と名付けられた赤い1台は、4シーターで、内燃機関にフォルクスワーゲン提供の3000ccスーパーチャージドV6エンジンを用い、0-100km/h加速5.8秒、最高速度275km/hの性能を誇るプラグインハイブリッドのコンセプトカーだ。イタルデザイン・ジウジアー...
フォルクスワーゲンup!4ドアにデュッセルドルフで試乗|Volkswagen

フォルクスワーゲンup!4ドアにデュッセルドルフで試乗|Volkswagen

Volkswagen up!|フォルクスワーゲン up !こっちが本命?フォルクスワーゲン up!4ドア 試乗記up! 2ドア版につづき、up! 4ドア版の試乗会が、ドイツはデュッセルドルフにておこなわれた。日本にもかなり戦略的なプライスタグをさげての導入が噂されるこの4ドア up!。島下泰久氏はどう評価する?大谷達也氏による「フォルクスワーゲン up!」国内試乗記はこちら「フォルクスワーゲン up!」国内発表会はこちらText by SHIMASHITA Yasuhisaこれが日本仕様「up!」か?2ドア版のデビューを機に、昨秋、ローマにておこなわれた国際試乗会につづいて、フォルクスワーゲンはラインナップ中もっともコンパクトなモデル「up!」の4ドア版の試乗会を、デュッセルドルフにて開催した。ドア枚数が増えただけでわざわざ? とおもって訊くと、メーカーとしてはこの4ドアが販売の5割を超えると予測しているのだという。しかも、登場が待たれていた「ASG」と呼ばれるセミオートマチックギ...
OPENERS CAR Selection 2012|大谷達也篇

OPENERS CAR Selection 2012|大谷達也篇

OPENERS CAR読者におくる2012年の5台OPENERS CAR Selection 2012 大谷達也篇OPENERS CAR編集部は、2012年、OPENERS CARを支えた執筆者6人に、2012年を振り返ってもらうと同時に、OPENERS読者に注目してもらいたい5台を選んでもらった。大谷達也氏の5選はこれだ!Text by OTANI Tatsuya2012年 クルマは明るく楽しかったここ数年は地球温暖化現象やら地下資源の枯渇やらがクローズアップされ、自動車産業界にはものすごい勢いで逆風が吹き荒れていました。今年の年初にはこれにヨーロッパの経済危機がくわわり、クルマの未来がどんどん暗いものになっていくような不安に駆られたものです。でも、自動車メーカーは何が起きても挫けない。2012年は、彼らのそんな強い意志と、その裏付けとなる旺盛な技術革新の力を目の当たりにしたようにおもいます。たとえば環境問題と資源問題にたいしては、エンジンの改良、それにハイブリッドやEVなどの電...
OPENERS CAR Selection 2012|渡辺敏史篇

OPENERS CAR Selection 2012|渡辺敏史篇

OPENERS CAR読者におくる2012年の5台OPENERS CAR Selection 2012 渡辺敏史篇OPENERS CAR編集部は、2012年、OPENERS CARを支えた執筆者6人に、2012年を振り返ってもらうと同時に、OPENERS読者に注目してもらいたい5台を選んでもらった。渡辺敏史氏の一等賞5選!Text by WATANABE Toshifumiディーゼル元年こと日本市場においては三尺玉級の派手な大花火はなかったものの、割と身近な商品の実直な進化が多かったと感じる2012年。総体的にみれば、個人的にもエネルギーミックスの観点から推していたディーゼルが完全に市民権を得たことが感慨深い。そこにもっとも貢献したのは言わずもがなのマツダ「CX-5」。経営規模的には微妙な立場でありながら、いいクルマをつくるという情熱はどこにも負けない彼らが、ディーゼル勝負で想定を遙かに上まわる反響をもたらした。5-6年前にメルセデスがディーゼルの鎖国を切り拓いた状況を踏まえると、...
OPENERS CAR Selection 2012|島下泰久篇

OPENERS CAR Selection 2012|島下泰久篇

OPENERS CAR読者におくる2012年の5台OPENERS CAR Selection 2012 島下泰久篇OPENERS CAR編集部は、2012年、OPENERS CARを支えた執筆者6人に、2012年を振り返ってもらうと同時に、OPENERS読者に注目してもらいたい5台を選んでもらった。島下泰久氏は、クルマをもっと楽しむこの5台!Text by SHIMASHITA Yasuhisaもっともっと“いいクルマ”に乗って、楽しんでほしい2012年は日本車の当たり年になるのでは。1年前にはそんなふうに期待していました。実際、トヨタ「86」&スバル「BRZ」、マツダ「CX-5」、レクサス「GS」など、年の前半にはおっとおもわせるモデルがいくつも登場したのですが、後半には勢い、削がれてしまったなという気がします。かわりに目をひいたのは、やはり輸入車でした。2012年のニューカマー達は、どれも高い実力をもち、本当に魅力的なものばかり。選んだ5台のうち、4台を輸入車としたのですが、ほ...
OPENERS CAR Selection 2012|小川フミオ篇

OPENERS CAR Selection 2012|小川フミオ篇

OPENERS CAR読者におくる2012年の5台OPENERS CAR Selection 2012 小川フミオ篇OPENERS CAR編集部は、2012年、OPENERS CARを支えた執筆者6人に、2012年を振り返ってもらうと同時に、OPENERS読者に注目してもらいたい5台を選んでもらった。島下泰久氏は、クルマをもっと楽しむこの5台!Text by OGAWA Fumioもわ~んとした気分打破に2012年は社会にフラストレーションがいろいろたまる年だった(みなさんもそうでは?)。あげく、政治の保守反動化がうんと進んでしまった日本である。でも、クルマのほうは、もやもやした気分を吹き飛ばしてくれそうな痛快なモデルが多かったのだけれど。たとえばトヨタ「86」。いたずらに新奇さを追うことなく、クルマ本来の魅力、つまり、走り、曲がり、止まる、がきちんとできている。そのいっぽう、やはりおなじトヨタだが、「アクア」では、コンパクトカーとの相性のいいTHS-II(トヨタハイブリッドシステ...
ジュネーブ現地リポート|Volkswagen

ジュネーブ現地リポート|Volkswagen

Volkswagen XL1|フォルクスワーゲン XL1「XL1」で理想を実現ジュネーブモーターショーで公開され、話題をさらった、フェラーリのフラッグシップスーパーカー「ラ・フェラーリ」がジャパンプレミアを果たした。Text by SHIOMI SatoshiPhotographs by SHIOMI Satoshi & MOCHIZUKI Hirohiko会長命令で作られたエコカーフォルクスワーゲンが長年開発をつづけてきた通称「3リッターカー」。何世代ものコンセプトカーを経て、ジュネーブでついに市販型が「XL1」として発表された。3リッターカーは、フォルクスワーゲン元会長にして、ポルシェ創始者、フェルディナント・ポルシェの孫でもあり、現在もポルシェの大株主でもあるフェルディナンド・ピエヒ元フォルクスワーゲン グループ会長が「究極のエコカーをつくれ」と命じてはじまったプロジェクトで、100km走行に必要な燃料を3リッター以内に抑えるというのが名前の由来。エアロダイナミクスと...
VW初の量産EV e-up! 登場|Volkswagen

VW初の量産EV e-up! 登場|Volkswagen

Volkswagen e-up!|フォルクスワーゲン eアップ!フォルクスワーゲン初の量産電気自動車フォルクスワーゲンはフォルクスワーゲングループの年次総会において、航続可能距離150kmをほこる、フォルクスワーゲン初の完全な市販むけ電気自動車「e-up!」を公開した。Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)満を持してフォルクスワーゲンが動く来るべき、ゼロエミッション時代において、電気自動車(EV)を短距離むけの乗り物と位置づけ、これまでも、ザ・ビートルをベースとした「E-バグスター」やゴルフを電動化した「ゴルフ ブルーe-モーション」を発表しているフォルクスワーゲン。いずれも、このまま市販化できるのではないか? という完成度ながら、発電や送電によってEVが発生するCO2排出量は、化石燃料をつかったクルマよりも多い、という理由もあって、市販化を見送っていた。そのフォルクスワーゲンが、今回ついに市販化に踏み切ったのが、「e-up!」だ。名前のとおり、同社の最小...
フォルクスワーゲンが最新環境技術を発表|Volkswagen

フォルクスワーゲンが最新環境技術を発表|Volkswagen

Volkswagen|フォルクスワーゲン10段DSG、最新ディーゼル、天然ガス、プラグインハイブリッド、etc.フォルクスワーゲンの最新環境対応技術を発表フォルクスワーゲングループは、第34回ウイーン国際自動車シンポジウムにおいて、今後のフォルクスワーゲングループの展開を予告する発表をおこなった。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)複数のパワートレーンを平行でフォルクスワーゲングループのCEO、マルティン・ヴィンターコルン(Martin Winterkorn)博士は、第34回ウイーン国際自動車シンポジウムにおいて、将来のテクノロジーについての発表をおこない、今後のフォルクスワーゲングループの行き先をしめした。ヴィンターコルン博士によれば、フォルクスワーゲングループは、中長期的には、高効率なガソリン/ディーゼルエンジン車を、天然ガス車、ハイブリッド車、電気自動車と並行して展開していく考えで、これら複数のパワートレインをもって、2020年までに新車の...
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