MOVIE TOKYO Tips
「MOVIE TOKYO Tips」に関する記事
MOVIE|浅野忠信、二階堂ふみW主演で送る“禁断の愛”『私の男』
MOVIE|禁断の愛を描いた桜庭一樹による直木賞受賞作を映画化浅野忠信、二階堂ふみW主演『私の男』桜庭一樹が禁断の愛を描いた40万部を超えるベストセラー小説であり、直木賞受賞作を映画化した『私の男』。浅野忠信と二階堂ふみが“愛し合う父と娘”を演じる衝撃作が6月14日(土)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi映像化不可能といわれた作品に挑んだ熊切和嘉監督北海道を舞台に、10歳で孤児となった少女・花と、彼女を引き取る遠縁の淳悟。孤独だった二人が出会い、北の大自然のもとで愛し合う「禁断のラブストーリー」にして、ある殺人事件を描いた「至高のサスペンス」ともいえる『私の男』が公開される。刺激的なテーマと極限的な舞台設定から映像化不可能といわれた作品に、緻密な心理描写と映像表現が国内外で高く評価されている熊切和嘉監督が挑み、濃密で美しい世界を作り上げた。憂いと影を帯びながらも、どこか優雅な男、淳悟を演じるのは、数々のハリウッド大作に出演する...
MOVIE|ホドロフスキー監督23年ぶりの新作『リアリティのダンス』
MOVIE|世界的な巨匠が原点に立ち戻った残酷で美しい人間賛歌ホドロフスキー監督23年ぶりの新作『リアリティのダンス』世界的な巨匠アレハンドロ・ホドロフスキー監督が、23年ぶりに発表した新作『リアリティのダンス』。現在83歳の監督が原点に立ち返って描いた自伝的作品は、少年の瞳をとおした残酷で美しい人間賛歌となった。Text by YANAKA Tomomi現実と空想を瑞々しく交差させ、ホドロフスキーの少年時代を辿る1929年、チリでロシア系ユダヤ人の家に生まれたアレハンドロ・ホドロフスキー監督。1970年に発表された『エル・トポ』は世界を席巻。映画を観たジョン・レノンが虜になり、『エル・トポ』と次作『ホーリー・マウンテン』の配給権を、45万ドルで買い取ったという逸話が残るほど。また、コミックの原作者としても有名で、フランスでは30シリーズ以上ものコミックが出版されるなど、多彩な才能の持ち主としても知られている。今年6月には、1975年から製作に撮りかかったものの、未完のSF大作『D...
MOVIE|映画『アンナプルナ南壁 7,400mの男たち』フォトコンテスト開催
MOVIE|ノンフィクション映画『アンナプルナ南壁 7,400mの男たち』公開記念“生きること”を感じるフォトコンテスト開催登山者の5人に2人が命を落としているという、世界でもっとも危険な山、アンナプルナ。一人の男を救うために、その“キラー・マウンテン”へ命の危険をかえりみず集結した登山家たちのその後を追ったロードムービー『アンナプルナ南壁 7,400mの男たち』が、9月27日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国順次公開される。映画の公開を記念して、山やアウトドアで撮影したお気に入り写真を公式ツイッターに投稿するキャンペーンが開催中だ。Text by KAJII Makoto (OPENERS)アウトドアファン垂涎の賞品がラインナップ!映画『アンナプルナ南壁 7,400mの男たち』は、山頂までの8000メートルの道程のなか、標高7500メートル地点で7キロもつづく尾根を横断しなければならない、世界でもっとも危険なルートといわれるヒマラヤ山脈のアンナプルナ南壁をめぐる男...
MOVIE│“愛と孤独に揺れる心”を描くロウ・イエ監督最新作『二重生活』
MOVIE│現代中国の社会問題を浮き彫りにするメロドラマ・ミステリー“愛と孤独に揺れる心”を描くロウ・イエ監督最新作『二重生活』中国の鬼才ロウ・イエ監督の新境地ともいえる、ミステリー調メロドラマ『二重生活』。1月24日(土)より、新宿K's cinema、渋谷アップリンクほかで全国順次ロードショーされる。 Text by YANAKA Tomomi5年間の映画製作禁止の処分が解かれた後につくられた話題作2006年に天安門事件を題材にした『天安門、恋人たち』を製作したことで、5年間の映画製作・上映禁止処分を受けたロウ・イエ監督。そのさなかにも中国ではいまだタブー視されている同性愛を描いた『スプリング・フィーバー』で、第62回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞するなど映画製作への情熱を燃やしてつづけてきた。 映画製作・上映禁止処分が明け中国に戻ってからも“愛と孤独に揺れる心”を描き、精力的に活動。2011年の『パリ、ただよう花』の翌年に製作されたのが本作『二重生活』だ。中国大手BB...
MOVIE|デヴィッド・リンチ監督『デュラン・デュラン:アンステージド』日本公開決定!
MOVIE|DURAN DURAN × デヴィッド・リンチ監督『デュラン・デュラン:アンステージド』4月17日、日本公開決定!「音楽は、最高にスリリングだ!」(デヴィッド・リンチ)。ロック界の永遠の貴公子、デュラン・デュランとカルトの帝王、デヴィッド・リンチ監督による化学反応で異彩を放つ驚異のライブヴィジュアル映像が完成。映画『デュラン・デュラン:アンステージド』が、4月17日(金)よりTOHOシネマズ 新宿ほかで公開される。Text by KAJII Makoto (OPENERS)鬼才デヴィッド・リンチが手がけたツアーライブ映像レコード・セールス8000万枚超、全米ヒットチャート・シングル18枚、全英トップ30シングル30枚など、80年代以降、世界の音楽シーンを疾走しつづけるイギリスを代表するバンド「デュラン・デュラン」。「ザ・キラーズ × ヴェルナー・ヘルツォーク」「ジョン・レジェンド&ザ・ルーツ × スパイク・リー」「アーケイド・ファイア × テリー・ギリアム」などさまざま...
MOVIE|インド“黄金寺院”で毎日振舞われるカレーの舞台裏を追うドキュメンタリー『聖者たちの食卓』
MOVIE|インド“黄金寺院”で毎日振舞われるカレーの舞台裏を追うドキュメンタリー『聖者たちの食卓』インドのシク教の総本山にあたる“黄金寺院”で毎日10万食もの食事が巡礼者や旅行者のために無料で提供されている様子を描いたドキュメンタリー『聖者たちの食卓』。9月27日(土)より渋谷アップリンクほかで全国順次公開される。Text by YANAKA Tomomi2012年の東京国際映画祭のナチュラルTIFF部門でグランプリを獲得黄金寺院とも呼ばれるハリマンディル・サーヒブはインド北西部、パキスタンとの国境付近にあり、毎日10万人分もの食事を訪れた巡礼者や旅行者に振舞うことで知られるシク教の総本山だ。このインドの聖なるキッチンの舞台裏を追い、2012年の東京国際映画祭のナチュラルTIFF部門で見事グランプリに輝いた『聖者からの食事』が『聖者たちの食卓』と改題され日本でもいよいよ公開される。監督はみずからも移動式キッチンのシェフとして腕を振るうベルギーのフィリップ・ウィチュスと、ヴァレリー...
MOVIE|新聞記事から生まれた心温まる感動作『おみおくりの作法』
MOVIE|ある新聞記事から生まれた実力派人間ドラマ心温まる感動作『おみおくりの作法』『フル・モンティ』などの名作を生み出してきた名プロデューサー、ウベルト・パゾリーニ監督作が、孤独死した人の葬儀を執りおこなう公務員の姿を描く、心温まるヒューマンドラマ『おみおくりの作法』。1月24日(土)より、シネスイッチ銀座ほかで全国順次ロードショーされる。 Text by KUROMIYA Yuzu孤独死をとおして見つめ直す、人とのつながり几帳面で誠実な地方公務員ジョン・メイを主人公に描いた『おみおくりの作法』。「孤独死した人の葬儀をおこなう仕事」にかんする新聞記事のなかに、深く普遍的な要素を見出したウベルト・パゾリーニ監督が、自らロンドン市内の民生係に赴き、実在の人物や出来事について綿密に取材。ユーモアがありながらもちょっぴり切ない本作を誕生させた。ジョン・メイ役には、本作が初主演となるイギリスの実力派俳優エディ・マーサン。これまでマーティン・スコセッシ、スティーヴン・スピルバーグ、...
MOVIE|加瀬亮との出会いから生まれたホン・サンス監督最新作
MOVIE|加瀬亮との出会いから生まれたホン・サンス監督最新作好きな女性を追いかけ韓国へやってきた男性を描く『自由が丘で』韓国内外で人気の高いホン・サンス監督が加瀬亮を主演に迎え、片思いの女性を追ってソウルを訪れる男の恋模様を描いた最新作『自由が丘で』。12月13日(土)より、シネマート新宿ほかで全国順次ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomiナント三大陸映画祭でグランプリを受賞独自の映像世界、撮影手法により、韓国国内はもとよりヨーロッパでも“韓国のゴダール”と高い人気を誇るホン・サンス監督。そんな彼の最新作であり、今月開かれたフランスのナント三大陸映画祭でグランプリを受賞した話題作『自由が丘で』が日本でも上映される。主人公の日本人男性モリを演じるのは、かねてからホン・サンス監督のファンだと公言していた加瀬亮。2012年にプロモーションで来日していたホン監督との対談が実現した際に、初対面にもかかわらず意気投合し、その場で出演オファーを受けたことから本作は誕生し...
MOVIE|台湾で絶賛! 熱血青春映画『KANO~1931 海の向こうの甲子園~』
MOVIE|弱小野球チームが起こした奇跡の実話を映画化台湾で絶賛! 熱血青春映画『KANO~1931 海の向こうの甲子園~』かつて、甲子園に台湾代表が出場していたことを知っているだろうか? 1931年、日本統治時代に台湾の嘉義農林学校が甲子園に出場し、決勝戦まで勝ち進んだ感動実話を映画化。『KANO~1931 海の向こうの甲子園~』が、1月24日(土)より新宿バルト9ほかで全国ロードショーされる。 Text by KUROMIYA Yuzu日台のクリエイターが集結、伝説の試合がよみがえる1931年、日本統治時代の台湾から甲子園に出場し決勝まで勝ち進んだ、日本人、台湾人、台湾原住民による「嘉義農林学校」野球部「KANO」の実話を、台湾映画最大級の製作費をかけて映画化した『KANO~1931 海の向こうの甲子園~』。台湾で公開されると球児の奮闘に多くの人が感動を覚え、空前の大ヒットを記録した。『海角七号/君想う、国境の南』(2009年)、『セデック・バレ』(2011年)の監督ウェ...
MOVIE|鬼才ティム・バートンが贈る“白黒3D”映画『フランケンウィニー』
MOVIE|ディズニー史上もっとも奇妙なワンダーランド特製ノートを2名にプレゼント鬼才ティム・バートンが贈る“白黒3D”映画『フランケンウィニー』圧倒的にユニークな世界観で映画ファンの心をとらえつづける鬼才ティム・バートン監督が贈るディズニー映画『フランケンウィニー』が、12月15日(土)からロードショーされる。公開を記念し、OPENERSでは特製のノートを2名様にプレゼントする。Text by YANAKA Tomomiスリリングかつエモーショナルなファンタジー「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」「アリス・イン・ワンダーランド」など、独特の世界観とイマジネーション豊かなビジュアルで世界を魅了しつづけるティム・バートン。彼の輝かしい才能とキャリアのルーツである初期の同名短編『フランケンウィニー』が、“白黒3D”映画という2012年のいまだからこそ可能になった映像テクノロジーでファンタジー・アドベンチャーとしてあらたに世に送り出された。1984年に制作された短編『フランケンウィニー...
MOVIE|北欧から届いた抱腹絶倒の音楽ドキュメンタリー『パンク・シンドローム』
MOVIE|フィンランド×パンク×個性豊かな4人のメンバー抱腹絶倒の音楽ドキュメンタリー『パンク・シンドローム』フィンランドが生んだ知的障害者によるパンクバンド「ペルッティ・クリカン・ニミパイヴァト」。彼らの“愛ある笑い”に溢れた日常を追う抱腹絶倒の音楽ドキュメンタリー『パンク・シンドローム』が、1月17日(土)よりシアター・イメージフォーラムほかで全国順次公開される。 Text by KUROMIYA Yuzuこれぞ本物のパンク! 聴衆を熱狂させる唯一無二の魂の叫びフィンランドのパンクシーンを賑わす、とんでもないバンドが現われた。とにかく服の縫い目が気になるギターのペルッティ、足の爪は自分で切りたいボーカルのカリ、美人議員が大好きなベースのサミ、おうちを出たくないドラムのトニ。知的障害を抱える4人の個性がぶつかり合うパンクバンドが「ペルッティ・クリカン・ニミパイヴァト」だ。ワークショップの一環で結成されたこのバンドの練習は一筋縄にはいかず、メンバー同士の諍いがしばしば勃発。...