バーゼルワールド2011特集|世界最大の腕時計フェアより注目の新作腕時計50選

バーゼルワールド2011特集|世界最大の腕時計フェアより注目の新作腕時計50選

BASEL WORLD 2011今年の注目モデルをいち早く紹介!文=渋谷康人フランスやドイツと国境を接するスイス北西部、ライン河に面したスイス第3の都市バーゼル。そこで開催されるバーゼルフェア、正式名称「バーゼルワールド」は、世界最大の時計・宝飾見本市だ。その起源は何と1917年に開催されたスイス工業博覧会に遡ることができるという長い歴史を誇る。出展者はスイスを中心とした世界中の時計および時計関連メーカー。老舗・名門時計ブランドから中堅、新進ブランド、部品メーカー、さらには個人の時計師までじつに多彩で、世界の時計メーカーの最新コレクションや最新トレンド、技術や時計の奥深い魅力に触れることができる。第39回目となった今年は、3月23 日から31日まで開催され、期間中に全世界45カ国から1892のブランドが出展、10 万3200人の来場者を記録した。さて、今回のバーゼルワールドで注目すべき時計とは? OPENERSでは厳選した50本をここでご紹介。奥深き時計の世界へ、ようこそ。Glas...
Glashütte ORIGINAL| 待望のシンプル&ブレスレットモデルが遂に登場

Glashütte ORIGINAL| 待望のシンプル&ブレスレットモデルが遂に登場

Glashütte ORIGINAL|グラスヒュッテ・オリジナルどこか懐かしくホッとする、1970年代テイスト待望のシンプル&ブレスレットモデルが遂に登場ドイツ・グラスヒュッテの伝統を継承するマニュファクチュールブランドとして時計愛好家から高く評価される名門は、好評の1960年代デザインにつづいて今年、1970年代テイストのシンプルモデルを発表した。しかも、毎日着けられるブレスレットモデルだ。取材・文=渋谷康人グラスヒュッテ時計の正統派ブランド現在はスウォッチ グループ傘下にあるグラスヒュッテ・オリジナルは、ザクセン王国の宮廷時計をルーツに、19世紀からドレスデン郊外の山間の村 グラスヒュッテで華開いたドイツ時計の栄光を継承する、貴重な時計ブランドのひとつ。第二次世界大戦後の1951年、共産主義政権の東ドイツでグラスヒュッテにあった7つの時計メーカーはひとつに統合・国有化され、国営グラスヒュッテ時計会社(通称GUB)となった。この会社は1990年のドイツ統一を機に民営化、株式会社に...
GUCCI|グッチ伝統のブランドアイコンとデザイン 本格時計と呼べる充実の中身が見事に融合

GUCCI|グッチ伝統のブランドアイコンとデザイン 本格時計と呼べる充実の中身が見事に融合

GUCCI|グッチグッチ伝統のブランドアイコンとデザイン本格時計と呼べる充実の中身が見事に融合ここ数年、時計専業ブランドに迫り凌駕するクオリティ、ディテールをもつ腕時計を展開し、時計愛好家たちの注目度が秘かに高まっているグッチ。ブランド創立90周年を迎えた2011年は、記念モデルもふくめてグリーン・レッド・グリーンのウェブやディアマンテパターンなど、これまで以上にブランド伝統のデザインアイコンを盛り込んだコレクションで注目をあつめた。取材・文=渋谷康人時計専業ブランドと一切遜色のないクオリティここ数年、ファッションメゾンの腕時計の充実ぶりが著しい。もともと時計専業ブランドよりもデザイン力、時代が求めるスタイルの提案力は遥かに優れているのでデザインが魅力的なのは当然だが、評価したいのはじつはデザイン以外のクオリティの部分だ。時計づくりのプロフェッショナルが企画・開発・製造に参加することで、時計の中身、具体的にはムーブメントのグレードや製造技術、ノウハウが格段に進化して、何年使っても色...
セイコー|130年の歴史と技術、時計づくりへの情熱が結晶 国産初のミニッツリピーターが満を持して登場|SEIKO

セイコー|130年の歴史と技術、時計づくりへの情熱が結晶 国産初のミニッツリピーターが満を持して登場|SEIKO

SEIKO|セイコー130年の歴史と技術、時計づくりへの情熱が結晶国産初のミニッツリピーターが満を持して登場1881年(明治14年)に服部時計店として創業。1892年(明治25年)に精工舎として掛け時計を、1895年(明治28年)に懐中時計を、1913年(大正2年)に国産初の腕時計「ローレル」を製造するなど、つねに日本のNo.1の腕時計ブランドに君臨してきたセイコー。このたび登場したのは、時計技術者の職人技と先端技術の結晶ともいえる、究極のミニッツリピーターだ。取材・文=渋谷康人ついに登場した“国産コンプリケーション”の頂点モデル1969年に世界に先駆けて発売したクォーツ腕時計に留まらず、1960年代後半にスイスの名門ブランドに肉薄し凌駕した世界最高峰の機械式時計技術や、自動巻き発電時計技術「キネティック」、世界最初の熱発電時計技術「サーミック」、さらには機械式の基本メカニズムにクォーツの調速機構を組み合わせた世界唯一の時計技術「スプリングドライブ」まで、つねに世界の一歩先を行く技...
Dior Watches|これぞディオール! ブランドの美学が香る ユニーク&エレガントウォッチを今年も展開!

Dior Watches|これぞディオール! ブランドの美学が香る ユニーク&エレガントウォッチを今年も展開!

Dior Watches|ディオール ウォッチこれぞディオール! ブランドの美学が香るユニーク&エレガントウォッチを今年も展開!ディオール ウォッチは、見た目のデザインにとどまらずメカニズムの点でもオリジナリティを追求する、ファッションメゾンのなかでも時計のプロフェッショナルから一目置かれる存在だ。今年の新作でいちばんのトピックは、メンズ&レディス共通である初のセラミックケース&ブレスレットモデル「ディオール ユィット」のデビュー。取材・文=渋谷康人初のセラミックケース&ブレスレットモデルが登場もちろんカラーは、ブランドのテーマカラーであるブラック。そしてブレスレットのセラミックにはピラミッド型のカットがほどこされ、光の当たりかたによって複雑な輝きを見せる。それは、アイコンのバッグ、レディ ディオールなどにほどこされているカナージュ柄を彷彿させる。搭載ムーブメントも自動巻きが採用されたモデルもあり、シースルーバックでローターにカラーリングがほどこされるなど、ディテールへのこだわりが...
CASIO|スマートフォンと本格連携できる! 世界初の機能を搭載したG-SHOCKを発表

CASIO|スマートフォンと本格連携できる! 世界初の機能を搭載したG-SHOCKを発表

CASIO|カシオスマートフォンと本格連携できる!世界初の機能を搭載したG-SHOCKを発表世界的人気のタフウォッチ「G-SHOCK」で世界を席捲する一方、ここ数年、デザインも仕上げも本格派の電波ソーラーアナログモデルや、お手ごろ価格のスポーツウォッチを積極的に展開するカシオ。今年は、腕時計の常識を破るハイテク革新モデルが登場した。取材・文=渋谷康人スマートフォンとつながる“リストギア”誕生看板の「G-SHOCK」の充実ぶりは相変わらずだが、ここ数年は「オシアナス」や「エディフィス」を筆頭に、ケースやブレスレット、文字盤の仕上げなどディテールでも時計専業ブランドに負けないクオリティのアナログモデルに力を入れているカシオ。だが、各種のセンサーを内蔵するアウトドアマン御用達のフィールドギア「プロトレック」など、腕時計の既成概念に囚われない、先進的な時計づくりの姿勢は健在。今年、2011年はカシオとしては久びさに先進性を追求した画期的なモデル、スマートフォンと本格通信・連携できるG-SH...
CITIZEN|電波時計のさらに先を行く、新・時刻修正&ワールドタイムシステム搭載モデルをお披露目

CITIZEN|電波時計のさらに先を行く、新・時刻修正&ワールドタイムシステム搭載モデルをお披露目

CITIZEN|シチズン電波時計のさらに先を行く新・時刻修正&ワールドタイムシステム搭載モデルをお披露目昨年バーゼルフェアで、限定発売予定の斬新なコンセプトモデル「エコ・ドライブ ドーム」を発表し、世界中の時計関係者から大いに注目を集めたシチズン。今年はさらに斬新なシステムを搭載した魅力的なコンセプトモデルが登場した。取材・文=渋谷康人今年も製品化を前提にしたコンセプトモデルが登場!香港にデザインオフィスを開設、国境を取り払ってデザインコンテストを開催しその発表会をおこなうなど、総合時計メーカー、総合電子デバイスメーカーとして積極的にイメージ発信をおこなっているシチズン。昨年は製品化を前提にしたコンセプトモデルをバーゼルフェアで発表し、ヨーロッパやアジアの時計関係者からも大いに注目を集めた。製品化されたモデルも大好評で、日本の時計ブランドとしてあらたなポジションを確立しつつある。今年、2011年のバーゼルフェアで公開されたコンセプトモデル2種も、昨年大評判となった「エコ・ドライブ ...
RADO|ケース厚わずか5mm! 世界最薄ハイテクセラミックス素材の腕時計を発表

RADO|ケース厚わずか5mm! 世界最薄ハイテクセラミックス素材の腕時計を発表

RADO|ラドーケース厚わずか5mm!世界最薄ハイテクセラミックス素材の腕時計を発表1957年の創業以来、スイス時計業界の先頭に立って、素材革命、デザイン革命を推し進め、腕時計の既成概念を打ち破る美しい腕時計を創造してきたラドー。今年はお得意のハイテクセラミックス素材を使ったモデルで、またまた世界を驚かせた。取材・文=渋谷康人革新の歴史に、またあらたな1ページ!タングステンカーバイド素材を中心に作られた、美しく傷のつきにくい超硬メタル合金をケースに採用した1960年代の「ラドー・ダイヤスター」を出発点に、つねに腕時計の素材革命、デザイン革命をリードしてきたスイスの時計ブランド ラドー。いま大流行のハイテクセラミックス素材の導入は、何といまから四半世紀も前の1986年の「ラドー・インテグラル」から。さらに2004年にはハイテクダイヤモンドコーティングをほどこした世界でもっとも硬い腕時計「ラドー V10K」も発売している。このラドーの歴史に今年2011年、またまた画期的なモデルが登場し...
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