MIHARAYASUHIRO
「MIHARAYASUHIRO」に関する記事
三原康裕的日本モノづくり「第1回 テーラー&カッター」予告!
MIHARAYASUHIRO×Tailor&Cutterスペシャル対談、お楽しみに!2007年9月、世界的ジャズピアニストの上原ひろみさんと結婚した三原康裕さん。おふたりの結婚式ではひろみさんのために三原さんがドレスをデザインしましたが、三原さんが着たタキシードは青山のビスポークテーラー「テーラー&カッター」で仕立てたものでした。連載第1弾では、同店のテーラー有田一成さんと三原さんのスペシャル対談を全3回にわたってお送りします。どうぞ、お楽しみに!
三原康裕的日本モノづくり「第1回 テーラー&カッター」(2)
MIHARAYASUHIRO×Tailor&Cutter第一回 テーラー&カッター(2)ファッションブランド「ソスウ」のデザイナー、三原康裕さんと青山のビスポークテーラー「テーラー&カッター」のテーラー有田一成さんとのスペシャル対談。その2回めは――構成=竹石安宏(シティライツ)Photo by Jamandfixハウススタイルと日本の技術力三原康裕 お客さんのオーダーでもあると思うんですが、 有田さんのスーツはフレアの袖が多いように感じます。それはなにかこだわりでもあるんですか?有田一成 いや、フレアが多いように見えるようですが、案外ふつうの袖の方が多いんですよ。三原 そうですか。ぼくもフレアでお願いしましたけど、ちょっとイヤミになるかなと心配でしたが、ダブルカフスのシャツに合わせると自然でキレイですよね。有田 本来フレアもむかしからあるディテールですからね。おなじように多いといわれるフロントのカッタウェイも、クラシックなカッティングのひとつなんです。じつは全然斬新なものではない...
三原康裕的日本モノづくり「第2回 トモイを訪ねる」(1)
MIHARAYASUHIRO×TOMOI第2回 トモイを訪ねる(1)ファッションデザイナー三原康裕さんが、日本の誇る工場や職人を訪ね、日本でしかつくれない新しいモノを生み出す画期的な連載企画「MEANING MADE IN JAPAN MIHARAYASUHIRO(MMM)」。いよいよ本格始動となる今回、三原康裕さんは奈良県にある老舗ボタン工場の伴井比呂志さんを訪問。果たしてどんなボタンができるのか、どうぞご期待ください。写真=溝部 薫(ホークアイ ヴィジュアルワークス)写真=溝部 薫(ホークアイ ヴィジュアルワークス)協力=萩野 宏日本が世界に誇る貝ボタン工場奈良県川西町。奈良盆地の中央部に位置するこの町は、日本一の貝ボタンの産地である。そもそも貝ボタンは、洋装とともに明治初期の日本に伝えられた。その製造技術はまずドイツから神戸に渡り、大阪河内を経て奈良に伝わったという。農作地だった川西町の集落である唐院では農閑期の収入源として広まり、戦後から10年あまりの最盛期にはじつに全30...
三原康裕的日本モノづくり「第2回 トモイを訪ねる」(3)
MIHARAYASUHIRO×TOMOI第2回 トモイを訪ねる(3)ファッションデザイナー三原康裕さんが、日本の誇る工場や職人を訪ね、日本でしかつくれない新しいモノを生み出す画期的な連載企画「MEANING MADE IN JAPAN MIHARAYASUHIRO(MMM)」。奈良県のボタン工場、トモイを訪ねた三原さん。話はいよいよオリジナル制作の核心へ。写真=溝部 薫(ホークアイ ヴィジュアルワークス)写真=溝部 薫(ホークアイ ヴィジュアルワークス)協力=萩野 宏創造力と技術力を駆使したコラボレーションここで三原さんは、自らデザインのスケッチを描き出した。デザイナーとマニュファクチャーという、異なる立場の人間がアイデアを出し合い、創造力と技術力を駆使してひとつのモノをつくっていく。それは業種を越えた、コラボレーションが生まれた瞬間だった。伴井 色の重なりを表現するなら、白と黒が二層になった黒蝶貝がありますので、それを使ってみたらどうでしょう?三原 そうなんですか。それはいいです...
三原康裕的日本モノづくり「第2回 トモイを訪ねる」(2)
MIHARAYASUHIRO×TOMOI第2回 トモイを訪ねる(2)ファッションデザイナー三原康裕さんが、日本の誇る工場や職人を訪ね、日本でしか作れない新しいモノを生み出す画期的な連載企画「MEANING MADE IN JAPAN MIHARAYASUHIRO(MMM)」。奈良県のボタン工場、トモイを訪ねた三原さんは、その技術から新しい発想を得ようとする。写真=溝部 薫(ホークアイ ヴィジュアルワークス)写真=溝部 薫(ホークアイ ヴィジュアルワークス)協力=萩野 宏伝統と革新に裏付けられた高度な技術力貝ボタンの製造には、原材料の貝からボタンの元となる生地をくり抜く「ぬき」や、ボタンの型に削る「けずり」、「穴あけ」「磨き」など、約10の工程がある。製造が盛んな時代はそれぞれに工場があり分業で行っていたが、現在ではそうした産業構造はない。トモイでは以前より設備を整え、それらの工程をほぼ自社一貫で行える体制を整えている。そして創業当初から使われている年代物の機材から、最先端のCADや...
三原康裕「オウプナーズ宣言」
三原康裕「オウプナーズ宣言」(1)このたびオウプナーズでスタートする三原康裕さんの新連載"MEANING MADE IN JAPAN MIHARA YASUHIRO"は、世界的ファッションデザイナーである三原さんが日本の優れた職人やファクトリーを訪ねてリポートし、その出会いから生まれるメイド・イン・ジャパンをオウプナーズと連動するショッピングサイト"rumors"と"SOSU MIHARA YASUHIRO"で限定販売する画期的なコラボレーションの連載です。本格的なスタートを前に、連載への思いを三原さんに語っていただきました。 構成=竹石安宏(シティライツ)Photo by JAMANDFIX日本人は勤勉で真面目であり、だから良いモノがつくれるとよく言われるが、果たして本当にそれだけなのか――連載タイトル"MEANING MADE IN JAPANA MIHARA YASUHIRO"についてお聞かせください“MEANING”という言葉を使ったのは、メイド・イン・ジャパンの意味を再認...
三原康裕的日本モノづくり「第1回 テーラー&カッター」(3)
MIHARAYASUHIRO×Tailor&Cutter第1回 テーラー&カッター(3)ファッションブランド「ソスウ」のデザイナー三原康裕さんと、青山のビスポークテーラー「テーラー&カッター」のテーラー有田一成さんとのスペシャル対談。有田さんの最終的なコールとは?構成=竹石安宏(シティライツ)Photo by Jamandfixいつかはヨーロッパで評価されたい三原康裕 話は変わりますが、現在受けつけているのはフルオーダーとパターンオーダーですか?有田一成 そうです。フルオーダーの場合はウチで縫うので、ちょっとお時間をいただくようになってますけどね。出来上がるのはつぎのシーズンくらいに考えてもらってます。タイムリーな流行りのものがほしいという方もいますが、ぼくはずっと着られるようなスタイリングを提案しているので、シーズンを越えても問題ないかなと。ぼくはお客さんがほしいというものをあんまりつくらないんですよね(笑)三原 パターンオーダーの場合はなにがちがうんですか?有田 パターンオーダ...
三原康裕的日本モノづくり「第1回 テーラー&カッター」(1)
MIHARAYASUHIRO×Tailor&Cutter第1回 テーラー&カッター(1)さる2007年9月、世界的ジャズピアニストの上原ひろみさんと結婚した三原康裕さん。おふたりの結婚式ではひろみさんのために三原さんがドレスをデザインしましたが、三原さんが着用したタキシードは青山のビスポークテーラー「テーラー&カッター」で仕立てたものでした。連載第1弾であるこんかいは、同店のテーラー有田一成さんと三原さんのスペシャル対談を全3回にわたっておおくりします。構成=竹石安宏(シティライツ)Photo by Jamandfixテーラーのことも知らず、興味もなかった──有田一成三原康裕 おひさしぶりです。その節はありがとうございました。まずあらためてお訊きしたいのですが、有田さんはテーラーのお仕事をはじめてから何年になるのですか?有田一成 文化服装学院でファッションを勉強し、卒業してからすぐにイギリスへ渡ったので、14年くらいになりますね。三原 イギリスに行こうと思ったキッカケはなんだったん...
三原康裕│日本モノづくり「第4回 和田メリヤス」(1)
MIHARAYASUHIRO × Wada Meriyasu × Shinnaigai Textile第4回 和田メリヤス×新内外綿のスウェットパーカ(1)ファッションデザイナー三原康裕さんが、日本の誇る工場や職人を訪ね、日本でしかつくれない新しいモノを生み出す画期的な連載企画「MEANING MADE IN JAPAN MIHARAYASUHIRO(MMM)」。世界中で生産されるスウェット類のなかでも、日本のわずかな工場でしか稼働していない旧式の吊り編み機で編んだスウェットは、最上の肌触りと風合いを備えるといわれている。今回三原さんはそんな貴重なスウェットをつくるため、まずは和歌山のメリヤス工場へと向かった。写真=溝部 薫(ホークアイ ヴィジュアルワークス)、jamandfix構成・文=竹石安宏(シティライツ)協力=萩野 宏和歌山に残る旧式の吊り編み機私たちが普段着用する衣料のなかでも、伸縮性に富むニット(編み地)素材はアンダーウェアをはじめ幅広い衣類に用いられており、現代生活に...
2015-16秋冬コレクションのテーマは「BE HERE NOW」|MIHARAYASUHIRO
MIHARAYASUHIRO|ミハラヤスヒロブランドの原点を見つめ直し、前に進むという意志を込めたコレクションのテーマは「BE HERE NOW」2015-16秋冬パリメンズファッションウィーク期間中の1月25日、「MIHARAYASUHIRO(ミハラヤスヒロ)」のランウェイショーが開催された。Text by KAJII Makoto (OPENERS)『BE HERE NOW』=心の扉を開くコレクションは、ビートボックスと声だけを素材として楽曲やリミックスを制作するHUMAN BEATBOXERのREATMO(フィナーレでは三原康裕とランウェイに登場)が奏でるビートボックスでスタート。今コレクションは、アメリカの作家ラム・ダスの著書『BE HERE NOW』からインスピレーションを受けてテーマを設定。ブランドの原点をデザイナーの三原自身が見つめ直し、そして前に進むという意志を込めたコレクションとなった。HOBOの自由な生き方をスタイルに20世紀初頭の「HOBO(ホーボー)」たちの...
MIHARAYASUHIRO|パリで好評を博したインスタレーションが待望の日本公開
MIHARAYASUHIRO|ミハラヤスヒロパリで好評を博したインスタレーションが待望の日本公開MIHARAYASUHIRO『Ophelia has a Dream』開催2011年10月の2012年春夏パリコレクション期間中に、ルーヴル美術館の地下にあるCarrousel du Louvre(カルーゼル・デュ・ルーヴル)でおこなわれた、ミハラヤスヒロのインスタレーション『Ophelia has a Dream』。このたび、待望の日本公開が決定した。9月8日(土)、9日(日)に東京・青山のスパイラルガーデンにて開催される。Text by IWANAGA Moritoインタラクティブ映像で体感する世界観ミハラヤスヒロは2012年春夏コレクションにおいて、イギリスの画家ジョン=エヴァレット・ミレーの代表作「Ophelia(オフィーリア)」を題材に、映画、服、音楽、現代アート的空間演出を融合させることで表現したコンセプトムービーを制作。映像を使ったインタラクティブ(相互作用)というかたちで...
靴に特化したミハラヤスヒロのショップが誕生|MIHARAYASUHIRO
MIHARAYASUHIRO|ミハラヤスヒロアーカイブの復刻や古着をリメイクした商品もラインナップシューズをメインに扱うショップ「Atelier MIHARAYASUHIRO」デザイナーの三原康裕がもっともこだわりをもつアイテムである“靴”に特化したショップ「Atelier MIHARAYASUHIRO(アトリエ ミハラヤスヒロ)」が東京・原宿にオープンした。限定商品の販売のほか、定期的にイベントも開催予定。Text by OPENERSショップには工房を併設日本の伝統技術をコレクションに用いるなど、独特なデザインが国内外から注目を浴びるミハラヤスヒロ。12月5日、三原康裕氏の原点とも言えるシューズに特化したショップ、アトリエ ミハラヤスヒロが誕生した。ショップの内装は、三原氏が自らディレクション。店内中央の巨大なシャンデリアが印象的で、什器にはヨーロッパのヴィンテージのものを採用。壁にほどこされたショップ名は、三原氏が自らチョークを使って描いている。店内に並ぶ商品は、ブランドを代...