CLUBKING|日替わりでデザインされるTシャツをまとめてご紹介
「CLUBKING|日替わりでデザインされるTシャツをまとめてご紹介」に関する記事
Diary-T Vol.13 134~138|桑原茂一が毎日デザインするTシャツコレクション!
Diary-T Vol.13桑原茂一が毎日デザイン!選曲家でありプロデューサーでありクラブキングの代表でもある桑原茂一氏が、ほぼ毎日Tシャツをデザインする「Diary-T」。ここでは6日分のデザインを、桑原茂一がその日の心象風景を綴ったエッセイとともにまとめて紹介していく。Diary-T 134~138Diary-T 138 Japan is not...Diary-T 138 ハニカム選画百...Diary-T 137 つくす。Diary-T 136 選曲Diary-T 135 五日後Diary-T 134 Ride it?桑原茂一|Moichi KUWAHARA選曲家/プロデューサー/クラブキング代表。米国『ローリングストーン』日本版を1973年の創刊号から運営、77年『スネークマンショー』をプロデュースしYMOと共演、同年『コムデギャルソン』のファッションショー選曲を開始する。82年原宿に日本で初のクラブ『ピテカントロプス』をオープン、89年フリーペーパー『dictiona...
Diary-T 139 ひと味
Diary-TDiary-T 139 ひと味文・アートワーク=桑原茂一PIRATE RADIO来週のON AIRデーターが届いた。DJは高木康行だ。キャリアのある選曲はひと味ちがうのだ。たたみ込むようにこれでもかこれでもかと楽しませてくれる。現場主義には嘘がないのがバウンスしながら聞いていてもきっちり分かる。いってみれば選曲は誰でもできる。しかしできるのは自分のための選曲であって、誰か複数のひとたち聞かせるには技術もキャリアもとくにほかにないセンスは問われるのだ。誰が回してもおなじなら選曲する意味すらない。ほかにないセンスが問われるのはあらためていうまでもないがどんな分野もおなじ。そうなんだよ。彼は、高木康行は、djなんて意味も言葉もないころ、高校生で、もう回していたんだよ。たしか西麻布のピカソかその前か、だったと思うが……当時もいまも親しく話したことはないが、高校生でdjか~時代がすごい勢いで変わっているんだとくすぐったい思いをしたのを覚えている。こうして彼のことを語っていても相...
Diary-T 140 40%
Diary-TDiary-T 140 40%文・アートワーク=桑原茂一紙に印刷された情報にはもう興味がない。インターネット上のメディアの情報なら今を感じる。のようなニュアンスの発言をそこかしこで聞いたような気がする。そんなデジタルの時代に、紙に印刷することでしかできないことにどこまでも挑戦するcomme des garconsの姿勢に私は舌を巻く頭が下がる。その執拗なまでの姿勢をクリエイティブの本質と捉えるが頑固さと捉えるかが、この東京の文化の尺度を測る器量なのかも知れない。長い歴史の国で育った文化のなかで、対等に物づくりをつづけるcomme des garconsという思想にあらためて感服する思いだ。最近みうらじゅんが参加している仏教マガジンのタイトルが、「小欲知足」だった。デジタル大辞泉の解説によると、欲が少なく、わずかなもので満足すること。また、最近読んだ日経朝刊の文化欄では、40%で生きることの薦めだった。基本はおなじような意味だ。そのことと壮大な歴史が生み出した文化への...
Diary-T 140 40% その2
Diary-TDiary-T 140 40% その2文・アートワーク=桑原茂一曜日は変わって冷たい雨だ。ものづくり是非をどこでとらえるか?デジタルの時代になぜ紙に印刷をしてメッセージを伝える必要があるのか?訴求力が、即売が、日々問われる商いの戦いのなかで、こんなのんきな問いをつぶやいている自分はそもそも大丈夫なのか。わかるそのとおりだ。がそこをグッとこらえ長い歴史のなかで文化はどうつくられてきたのか? 百年の計でもの作りを考えてみる。大きいな~テーマは存分に大きいがようするにゴミをつくらないということではないか。見た瞬間にゴミ箱へ捨ててしまうようなモノをつくるなら、それこそデジタルを利用すべきだろう。しかしこのcomme des garconsから送られてくる印刷物の強靱さはもうただ事ではないのだ。その頑固さにも似た強い姿勢こそ百年の計で企業の未来を見通す思想がなければできないことだと書きながらそうだよなぁ~と私は私に言い聞かせて書いているのであった。つまり、もうかってる、もうか...
Diary-T 141 Stay foolish
Diary-TDiary-T 141 Stay foolish文・アートワーク=桑原茂一松本くんと久しぶりにとある展示会にお邪魔した。 いろいろ話しているうちにわかったのはどの分野もその単体でおもしろくビジネスするのは困難な時代だということ。コラボはもうブランドの話ではなく異業種のコラボつまり混血が美しいということだろう。ここからはブログに書いてみよう。#ckpiratetwitterからのつづき。松本くんは、通称まっちゃんと呼ばれている。九州男児である。もちろん下半身も九州男児である。その意味はあんなときはとくに機敏に反応する。という意味である。全体では情に厚く直情的であるといういい方も悪くはない。が総合的な評価はいいやつである。私の信頼する数少ない友人である。一ミリ程度後輩でもある。ま、ぶっちゃけ、凛々しい九州男児である。しかもありがたいことに私の過去にも未来にも投資を惜しまない情熱家でもある。で、本題。Creoleという言葉の醸し出すムードが好きだ。プレスリーの歌もね。で、こ...
Diary-T 142 Lonely night
Diary-TDiary-T 142 Lonely night文・アートワーク=桑原茂一トニーベネット&エイミーワインハウス何度も聞いているはずにもかかわらず、今日も聞いてしまった。エイミーワインハウスの歌はまるでジャンキーが欲しがるようにとまらない。はじめてなのに懐かしい。子どものころからなんどかそんな出会いがあった。私たちのDNAに書き込まれた性のようなものなのだろうか?しかもそうした楽曲はかならず切ない思いがこみ上げてきてもうどうにも堪らなくなってしまうのだ。今夜はエイミーづくしで夜を過ごすことにしよう。もちろん、Lonely nightで。Amy Winehouse - Love Is A Losing Gamehttp://www.youtube.com/watch?v=BqtCmMS7oKY&feature=youtu.be← Diary-T 139~143購入はこちらからhttp://ckstore.shop-pro.jp/?pid=35527993
Diary-T 143 おべたぶり
Diary-T文・アートワーク=桑原茂一ひとしれず美しい活動をしている女性がいる。知る人ぞ知るともいえるが、凛としたたたずまいとはこういうひとのことではないか。http://temppress.blogspot.com/ dictionary142でも紹介させていただいている。 #ckpiratetwitterでおもわずつぶやいた。には理由がある。その澤辺由記子さんからメイルをいただいたからだ。dictionary142最新号で紹介させていただいたそのページのたたずまいももちろんすばらしかったのだが、以下のようにHPも大変すばらしい。以下メイルを転載。Dictionary 142号受け取りました。すてきな出来映えで、どうもありがとうございました。この世の活版http://konoyonokappan.blogspot.comこちらのページではマイペースに活版のことを書いていこうと思っています。ウェブでは写真はカラーでご覧いただけます。ページで音源がmp3で聴けますので、Dictio...
Diary-T Vol.14 139~143|桑原茂一が毎日デザインするTシャツコレクション!
Diary-T Vol.14桑原茂一が毎日デザイン!選曲家でありプロデューサーでありクラブキングの代表でもある桑原茂一氏が、ほぼ毎日Tシャツをデザインする「Diary-T」。ここでは6日分のデザインを、桑原茂一がその日の心象風景を綴ったエッセイとともにまとめて紹介していく。Diary-T 139~143Diary-T 143 おべたぶりDiary-T 142 Lonely nightDiary-T 141 Stay foolishDiary-T 140 40% その2Diary-T 140 40%Diary-T 139 ひと味桑原茂一|Moichi KUWAHARA選曲家/プロデューサー/クラブキング代表。米国『ローリングストーン』日本版を1973年の創刊号から運営、77年『スネークマンショー』をプロデュースしYMOと共演、同年『コムデギャルソン』のファッションショー選曲を開始する。82年原宿に日本で初のクラブ『ピテカントロプス』をオープン、89年フリーペーパー『diction...
Diary-T 144 むっつり。
Diary-TDiary-T 144 むっつり。文・アートワーク=桑原茂一阿部海太郎の追っかけを自認する私としてはこれは見逃せなかった。無声映画に音楽を付ける話は以前から聞いていたこともあり。てっきり阿部くんはピアノかアコーデオンなのだろうなと……勝手に解釈して横浜美術館まで一人でドライブしたが、まったく外れで、この作品の音楽を作曲した今は亡き本田祐也の意志を継ぐような役割でこの企画全体の進行を司る役を担っていたようだ。私は演奏家ではないので詳しいことは分からないが、土台無理な世界といえば誤解があるが、この企画に参加した音楽家たちは超人本田裕也の目指す境地に果敢に挑戦したのだそうだ。私の正直な感想は誠におもしろかった。まるでcomedyを観ているようにふふふっふふと笑いがこみ上げてくるのを押さえることができなかった。つまり、手と足がバラバラで勝手に動いているというか、無声映画も生演奏もそれぞれが独立してたとえようもなくすばらしいのだが、それぞれがすばらしすぎる故に起こってしまうア...
Diary-T 145 ソフトクリーム
Diary-TDiary-T 145 ソフトクリーム文・アートワーク=桑原茂一ミルクカフェhttp://yamachi-rakunou.jp/cafe/久しぶりにうまいソフトクリームを食べた。しかもこの時期はプロモーション期間と言うことで無料だった。お好きな方はぜひ。六本木です。彼女たちも笑顔で待ってます。で、うまいのはミルクがうまいわけだからそのうまい秘密を知りたくて早速取材することにした。というと語弊がありますがディクショナリーの新連載「new worker」 の第二弾で取材させていただく大変興味深い牧場でもあるのです。で、こちらの牧場の理念もすばらしいのですが、じつは私の会社のサーバーを守っていただいているIT企業のAT-LINKが出資しているということで、前まえから気になっていたのです。つまり、ITと牛乳。真逆にあるように見えなくもないが心理は真理ではないかと推察する取材なのであります。因みに第1回目は私の大好きなパン屋さんのルヴァンでした。パン好き好きこそ真理に突撃ですが...
Diary-T 146 REGALO&STREAMER
Diary-TDiary-T 146 REGALO&STREAMER文・アートワーク=桑原茂一最近お気に入りのイタリアンがある。自転車で5分の近場の利点もあり、ついつい足を運んでしまう。私のエンゲル係数からいくと三割高なんだが、……日々の精神的な凝りを解きほぐすぐらい、ま、いいじゃないか、と、いい訳三昧しながらうまいワインの三種盛りで充分でき上がる。で、調子に乗った勢いで、ついつい大風呂敷を広げてしまうのだが、どんな分野も、たったひとりの、才人が革新を行っている事実は曲げられないところから始めてみる……そう、理想とのギャップを云々するまえに、やっちゃってしまう!あらゆる意味でのリスクを畏れない覚悟が沸き上がるかどうかで人生は決まる。本気で、やっちゃって、すてんてん、なら、後悔なんかはないはずだ。今日は言っちゃてますね私。(^^:つまり世間様から自分をどう見てほしいのか?これがなんといっても人間の最大の弱点だから、ここに悪ぶれることなく突っ込んでくる商人たちには、端から覚悟なんか考え...
Diary-T 147 「SURVIVAL DANCE」
Diary-TDiary-T 147 「SURVIVAL DANCE」文・アートワーク=桑原茂一昨夜○○○○の展覧会に遭遇した。私たちは戦後の焼け野原にいるのではないか?となにかとてつもなく重いものを突きつけられた。荒廃したのは街ではなく心という意味での焼け跡から私たちは立ち上がることはできるのか? 写真も写したのでブログでつぶやいた http://twitpic.com/70dqw3で、そうか、Chim↑Pomは、あのやくざ映画『仁義なき戦いの』で描かれた世界のように戦後の焼け跡から裸一貫でのし上がろうとする、菅原文太、松方弘樹、梅宮辰夫たちかもしれない。なんて妄想した。で、会場で、メンバーのひとり、卯城竜太くん(たぶん)、とも話したのだが、かれらの作品から感じるオーラが、あるところではとてもファッション的なエッセンスを感じるということ。なんで?という話を、私のパリコレでの経験をもとに話してみた。ご存知の方もいるかも知れませんが、1982辺りから1997辺りまでcomme des...
Diary-T 148 海のバレエ
Diary-TDiary-T 148 海のバレエ文・アートワーク=桑原茂一良くやった。ほんとうに良くやった。偉い。偉すぎる。と感歎と歓喜の雄叫びを花火を打ち上げるようにポンポンポンと上げたい。港のスペクタクルシリーズがすばらしい。私は「海のバレエ」をブラボーと評価したい。とにもかくにもバレエがすごかった。もちろん音楽も。夢を描く。美を描く。よろこびの園を演出するその気迫に私は拍手を贈りたいのだ。最近はiphone grapherを名乗っているので当然写真を撮りに行ったのだが、生まれてはじめて写真のパスをいただいた。これで思う存分好きなだけ撮れると思ったらずっどこどっこいレ・ロマネスク は楽しいな。が、なにを勘違いしてそんなに偉そうになるのかドブス写真家共、といっても数人だが、とくに外人の写真家と古狸のカメラマンたちの撮ってやってるんだ的な態度の醜悪さに傲慢さに頗る閉口した。美でメシを食うなら、もっと美に奉仕しろ。といいたい。とっと海の藻屑になってしまえと心から願ったことは内緒にして...
Diary-T Vol.15 144~148|桑原茂一が毎日デザインするTシャツコレクション!
Diary-T Vol.15桑原茂一が毎日デザイン!選曲家でありプロデューサーでありクラブキングの代表でもある桑原茂一氏が、ほぼ毎日Tシャツをデザインする「Diary-T」。ここでは6日分のデザインを、桑原茂一がその日の心象風景を綴ったエッセイとともにまとめて紹介していく。Diary-T 144~148Diary-T 148 BALLET DE L...Diary-T 148 海のバレエDiary-T 147 「SURVIVAL Diary-T 146 REGALO&ST...Diary-T 145 ソフトクリームDiary-T 144 むっつり。桑原茂一|Moichi KUWAHARA選曲家/プロデューサー/クラブキング代表。米国『ローリングストーン』日本版を1973年の創刊号から運営、77年『スネークマンショー』をプロデュースしYMOと共演、同年『コムデギャルソン』のファッションショー選曲を開始する。82年原宿に日本で初のクラブ『ピテカントロプス』をオープン、89年フリーペー...
Diary-T 149 機械 それにしても
Diary-TDiary-T 149 機械 それにしても文・アートワーク=桑原茂一Kraftwerk - The Man Machine (1978)「時間のかかる読書」ー 横光利一「機械」を巡る素晴らしきぐずぐず宮沢章夫の時間を読み終えた。タイトルが示すとおりやはり私もひと月ほどかかった。ちびりちびり読み進めたという感じだ。でまず、読後感の一言は、笑った。声を出して笑った。宮沢文学のなかでもこれほど笑える作品はそう多くない。というか、これまでの集大成ともいえる声を出して笑える宮沢文学の最高峰であると私は楽しんだ。それにしても先入観というものは恐ろしいものだ。タイトルの印象でこれはもうとっても時間のあるときに読むことにするんだと思い込んでいたのだ。というのも、この書籍を私が手に入れたのは、2009.11.28巻頭の油紙に達筆で絵を描くように宮沢くんのサインが記されている。宮沢くんの書籍は舞台のロビーで大概購入することが多いのだが、この書籍は珍しく私が宮沢くんにサインをねだっている...