Lounge
2015年5月8日
Diary-T 140 40%
紙に印刷された情報にはもう興味がない。インターネット上のメディアの情報なら今を感じる。のようなニュアンスの発言をそこかしこで聞いたような気がする。
そんなデジタルの時代に、紙に印刷することでしかできないことにどこまでも挑戦するcomme des garconsの姿勢に私は舌を巻く頭が下がる。
その執拗なまでの姿勢をクリエイティブの本質と捉えるが頑固さと捉えるかが、
この東京の文化の尺度を測る器量なのかも知れない。
長い歴史の国で育った文化のなかで、対等に物づくりをつづける
comme des garconsという思想にあらためて感服する思いだ。
最近みうらじゅんが参加している仏教マガジンのタイトルが、
「小欲知足」だった。
デジタル大辞泉の解説によると、
欲が少なく、わずかなもので満足すること。
また、最近読んだ日経朝刊の文化欄では、
40%で生きることの薦めだった。
基本はおなじような意味だ。
そのことと壮大な歴史が生み出した文化への挑戦はじつは見事に一致していることに最近思い知らされているのだ。
明日つづきを考えることにしよう。