エリザベートも愛したハンガリーの名窯「ヘレンド」のあゆみを巡る展覧会|ART

エリザベートも愛したハンガリーの名窯「ヘレンド」のあゆみを巡る展覧会|ART

ART|およそ150件・約230点が一堂に展覧「ヘレンド展 皇妃エリザベートが愛したハンガリーの名窯」ハンガリーの名窯ヘレンドにフォーカスを当てた展覧会「ヘレンド展 皇妃エリザベートが愛したハンガリーの名窯」がパナソニック 汐留ミュージアムで開催中。職人の手によるクラフツマンシップと独特の美意識がもたらす美しさに注目。期間は2018年3月21日(水)まで。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)190余年の歴史と魅力を堪能できる「ヘレンド」は、ハンガリーの首都であるブタペストから南西に約110キロを隔てた村で1826年に生まれた磁器製作所。オーストリア帝室・ハンガリー王室御用達であったヘレンドは、ヨーロッパで初めて開催された世界万国博覧会に出品、好評を得て、時の大英帝国ヴィクトリア女王からのディナーセットの発注やフランスのナポレオン三世妃ウージェニーの購入などにつながり、名声を高めていった。ハンガリー文化の多様性、柔軟性、独特の美意識を持ったヘレンドは、手作り・...
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「プーシキン美術館展──旅するフランス風景画」、モネの『草上の昼食』など65点が来日|ART

「プーシキン美術館展──旅するフランス風景画」、モネの『草上の昼食』など65点が来日|ART

ART|日本初公開作品約50点を含む貴重な展覧会「旅」をキーワードに、17世紀から20世紀にかけてフランス風景画の変遷をたどる展示珠玉のフランス絵画コレクションで知られるモスクワのプーシキン美術館から、17世紀から20世紀のフランス風景画65点が来日。2018年4月14日(土)~7月8日(日)、東京都美術館にて展示される。Text by OZAKI Sayakaモネ、ルノワール、セザンヌ、ゴーガン、ルソーら名立たる画家の名作をコレクションモスクワのプーシキン美術館は珠玉のフランス絵画を所蔵し、なかでも19世紀後半から20世紀初頭にかけて収集された近代絵画は、世界的に見ても極めて質の高い名品として知られる。2018年に開催される「プーシキン美術館展――旅するフランス風景画」では、17世紀から20 世紀のフランス風景画65点が来日。描かれた時代と場所を軸として、神話の物語や古代への憧憬、あるいは身近な自然や大都市パリの喧騒、果ては想像の世界に至るまで、フランス近代風景画の変遷を観覧でき...
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木村朗子と山本昌男、二人の写真家がつむぐ「うちなる光」|ART

木村朗子と山本昌男、二人の写真家がつむぐ「うちなる光」|ART

evam eva yamanashi|エヴァムエヴァ ヤマナシ木村朗子と山本昌男、二人の写真家がつむぐ「うちなる光」見て心地良く、触れて気持ち良い、そんな普段着のニットを展開するブランド「evam eva」。旗艦店「evam eva yamanashi」内のギャラリースペース「形」にて、木村朗子と山本昌男の写真展「うちなる光 ‒stillness‒」が開催される。Text by WAKABAYASHI Satsuki会期中は詩人・白井明大のお話会や音楽家・Takuji(青柳拓次)のライブも写真家・木村朗子は1971年生まれ。会社員の傍ら写真製作を続け、2015年に写真家として独立。人間の手が及ばない自然の圧倒的な美しさを捉えた彼女の写真は、見る者に自然と一体感を味わうような感覚を呼び起こす。一方、写真家・山本昌男は1957年生まれ。16歳より写真を撮り始め、主にゼラチンシルバープリントによる作品を発表。日本人ならではの感性と美意識で国内外から高い評価を得ている。両者の親交は2000...
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すべて日本初! だまし絵の巨匠、エッシャー作品を一挙公開『ミラクル エッシャー展』|ART

すべて日本初! だまし絵の巨匠、エッシャー作品を一挙公開『ミラクル エッシャー展』|ART

ART|緻密かつ独創的で“ミラクル”な版画エッシャー生誕120年を記念する東京では12年ぶりとなる大規模展覧会を開催「だまし絵(トロンプ・ルイユ)」で知られる奇想の版画家、マウリッツ・コルネリス・エッシャー。その生誕120年を記念して、世界最大級のエッシャーコレクションを誇るイスラエル博物館から選りすぐりの約150点を日本初公開する『ミラクル エッシャー展』が、東京・上野の森美術館にて2018年6月6日(水)~7月29日(日)に開催される。Text by OZAKI Sayaka代表作から初期の貴重な作品まで約150点を展示する大規模展示唯一無二の独創的な「だまし絵(トロンプ・ルイユ)」の作品を数多く生み出した版画家、マウリッツ・コルネリス・エッシャー。コンピューターが存在しない時代に制作された緻密で数学的な作品は、数学者や建築家といった幅広い専門家やクリエイターに影響を与え、今もなお多くの人々を魅了し続けている。エッシャー芸術のエッセンスは、実現不可能な建築表現や、永遠に変化し続...
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ART|芸術と科学の世界へ「神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展」

ART|芸術と科学の世界へ「神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展」

ART|芸術、天文、科学をこよなく愛したルドルフ2世の「驚異の部屋」――天文、博物、そして芸術――究極の趣味人のワンダーランドハプスブルク家のルドルフ2世が愛好した芸術家たちによる芸術作品、工芸品、博物品、120点余りをご紹介する「神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展」が、Bunkamura ザ・ミュージアムにて開催される。会期は2018年1月6日(土)~3月11日(日)。驚異に満ち溢れたヨーロッパ宮廷文化の世界をぜひ堪能してほしい。Text by OZAKI Sayaka皇帝が愛した美しき絵画、驚異に満ちた博物品120点余りを公開プラハに宮廷を構え、神聖ローマ帝国皇帝として君臨した、ハプスブルク家のルドルフ2世(1552年~1612年)。彼は、稀代のコレクター、また芸術の庇護者として知られる。ルドルフ2世は文字通り「驚異の部屋」とでも呼ぶべき膨大なコレクションを形成し、当時のプラハはヨーロッパの芸術文化の一大拠点ともなった。Bunkamura ザ・ミュージアムほかにて開...
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ジョー・フォティによる個展が開催|CHROME HEARTS

ジョー・フォティによる個展が開催|CHROME HEARTS

CHROME HEARTS|クロムハーツ「THE ADVENTURES FROM BEAVER CREEK pt.3」クロムハーツのアート担当・科学主任のジョー・フォティ氏による個展「THE ADVENTURES FROM BEAVER CREEK pt.3」が開催される。2013年から三部にわたり構成された個展で、今回はその最終章。彼の少年時代過ごした町、ブリストルにフォーカスを当てる。期間は2017年11月10日(金)~2017年11月24日(金)まで。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)ブリストルで過ごした少年時代の思い出を表現したエキジビションの最終章クロムハーツマガジン全刊にてアートが掲載されているジョー・フォティ氏。彼は1960年代から70年代にかけて、テネシー州とバージニア州の境、ブリストルという小さな町で少年時代を過ごした。6年前に彼はアート展に必要なインスピレーションを探すためにブリストルを訪れた。この旅から帰った時、3部構成にわたるアート...
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キュレーターズ キューブ エキシビション「THE WHITE SHOW」開催|CURATOR’S CUBE

キュレーターズ キューブ エキシビション「THE WHITE SHOW」開催|CURATOR’S CUBE

CURATOR’S CUBE|キュレーターズ キューブインスピレーションはカリフォルニアの大自然からルース・シャーロット・ニース「THE WHITE SHOW」開催2014年に日本ではじめてのエキシビションを開催し、ライフワークでもあるモビールを披露するやいなや、その名を多くの人々の記憶に刻んだ女性アーティスト、ルース・シャーロット・ニース。このたび、約三年ぶりとなるエキシビションを西新橋・キュレーターズキューブにて11月4日から開催される。Text by WAKABAYASHI Satsukiインパクト大のモビールが三年ぶりに。平面作品にも注目船大工の父とアーティストの母のもと北カリフォルニアに生まれ育ち、ニューヨークでジュエリー製作を学んだのち、アーティストとして活動をはじめたルース・シャーロット・ニース。「わたしの作品は、北カリフォルニアの渓谷やビーチなどの大自然の中で暮し、学ぶことから生まれています。自然の中で私が見たり感じたりする輝きが、私を彫刻へと導くのです」と語る彼女...
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幻の作品を復元展示。「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」|ART

幻の作品を復元展示。「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」|ART

ART|東京・京都にて開催日本初となるファン・ゴッホ美術館との国際共同プロジェクト「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」が東京都美術館にて2018年1月8日(月・祝)までの期間で開催される。注目すべきは幻の作品『恋人たちのいるラングロワの橋』の復元作品の展示。資料や専門家の意見を参考に復元が進められた。今後京都での開催も予定されている。要チェックな展示会だ。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)幻の作品『恋人たちのいるラングロワの橋』を復元し展示日本初となるオランダのファン・ゴッホ美術館との国際共同プロジェクト「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」が6年に渡る準備期間を経て開催される。2017年10月15日(日)まで北海道近代美術館にて札幌展が開催され、この度東京展が開催。本展の見どころは、ファン・ゴッホ幻の作品『恋人たちのいるラングロワの橋』の復元作品が展示されること。一部分のみ残った作品の断片やスケッチ、手紙などを手掛かりに復元する試みを世界で初めて行なった。ゴッホは18...
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気高い女性たちの姿。「[企画展]上村松園 ―美人画の精華―」|ART

気高い女性たちの姿。「[企画展]上村松園 ―美人画の精華―」|ART

ART|上村松園をはじめする画家たちの多彩な美人画浮世絵、近代日本画、洋画など約90点を一堂に展示山種美術館にて「[企画展]上村松園 ―美人画の精華―」が開催。江戸から近代にかけて描かれた美人画にフォーカスをあて、その容姿や装いなどを描き出した名作の数々を展示する。期間は2017年10月22日(日)まで。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)画中の装いにも注目「女性は美しければよい、という気持ちで描いたことは一度もない。一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香高い珠玉のような絵こそ私の念願とするところのものである」。こう語るのは生涯を通じて女性たちの姿を描き続けた上村松園(うえむらしょうえん)だ。この度、山種美術館にて「[企画展]上村松園 ―美人画の精華―」が開催される。山種美術館創立者で初代館長の山﨑種二は、松園と親しく交流していたという。そのことから現在美術館では、『蛍』、『新蛍』、『砧』、『牡丹雪』など、代表作を含む18点が所蔵されている。本展では松...
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