連載
「連載」に関する記事

BOOK|世界が注目する報道写真家が綴る、世界の果ての壮絶な真実
BOOK|世界最大級の報道写真祭で金賞を受賞した日本人写真家林典子が写真と文章で綴る、世界の果ての壮絶な真実『キルギスの誘拐結婚』年に一度、フランスで開催される世界最大級の報道写真祭「ビザ・プール・リマ―ジュ2013」で「ビザ・ドール(金賞)」を受賞するなど、いま世界が熱い視線を送る日本人写真家がいる。1983年生まれの林典子だ。彼女は中央アジアのキルギスで長期取材を敢行。この国にいまもはびこる慣習――若い女性を連れ去り、強引に結婚させるという――「誘拐結婚」の実態をその目で確かめるために。約半年間にわたる取材の模様をまとめたものが、6月16日に発売された『キルギスの誘拐結婚』である。取材を経て感じたこと、そして本書に込めた思いを、林典子が自身の言葉で語ってくれた。Text & Photographs by HAYASHI Noriko誘拐結婚にもさまざまなケースがある女性を連れ去り、結婚する「誘拐結婚」。キルギスの現地NGOによると、人口540万人が暮らすこの国で、既婚女...

MOVIE│構想15年、連載9年に及ぶ宮部みゆきの大作を成島出監督が映画化
MOVIE│構想15年、連載9年に及ぶ宮部みゆきの大作を成島出監督が映画化『ソロモンの偽証 前編・事件』『ソロモンの偽証 後編・裁判』ベストセラー作家、宮部みゆきが構想15年、執筆に9年を費やした超大作『ソロモンの偽証』が成島出監督により映画化。前後半にわけられ、『ソロモンの偽証 前篇・事件』は3月7日(土)から、『ソロモンの偽証 後篇・裁判』は4月11日(土)より、全国ロードショーされる。Text by YANAKA Tomomi1万人のオーディションで選ばれた33人の“14歳”男子生徒の不審死により、さまざまな思惑がうごめくなか、中学生自身が“学校内裁判”を開き、真実の犯人を探すミステリー超大作『ソロモンの偽証』。直木賞作家でもある宮部みゆきが2002年から2011年まで9年もの間連載し、総計2000ページ以上にも及ぶ集大成が満を持して映画化された。メガホンを取ったのは映画『八日目の蝉』で日本アカデミー賞など数かずの映画賞を総なめにした成島出。また『八日目の蝉』チームが再集結し...

BOOK|世界中の人気レストランや食を網羅した『Farfetch Curates Food』
BOOK|ファッションの観点からも探求したユニークな一冊世界中からキュレーションしたフード本『Farfetch Curates Food』発売世界中の人気セレクトショップを集めたオンラインプラットフォームの「Farfetch(ファーフェッチ)」が監修し、フード、アート、デザインのシリーズ第一弾となるフード本『Farfetch Curates Food』が、3月25日(水)より順次発売される。Text by ENOMOTO Kozue(OPENERS)ファーフェッチのグローバルネットワークを活かしたラインナップ2008年にサービスを開始したファーフェッチは、300以上の海外セレクトショップが参加するオンラインプラットフォームだ。参加しているショップがキュレートしたアイテムを取り扱うあたらしいオンラインショップの形態で、世界中のファッションを心ゆくまで楽しめるスタイルを提案し、人気を博している。2015年を通してフード、アート、デザインの3シリーズの発売を予定しており、第一弾となるフー...

BLANCPAIN|ブランパンのクールなミリタリーダイバーズ
Fifty Fathoms Bathyscaphe|フィフティ ファゾムス バチスカーフ女性にも人気間違いなし!?ブランパンのクールなミリタリーダイバーズ1953年にブランパン初のモダンダイバーズウォッチが誕生してから今年で60年。現代のダイバーの求める要素に応えた最新モデル「フィフティ ファゾムス バチスカーフ」が登場した。Text by SHIBUYA Yasuhito60年間の進化1953年、スキューバダイビングの愛好者だった当時のブランパンの社長の発案で生まれたダイバーズウォッチ「フィフティ ファゾムス」。今年誕生60周年を記念し、最新モデル「フィフティ ファゾムス バチスカーフ」が発表された。スキューバダイビング黎明期にもかかわらず、潜水時間をマーキングするための逆回転防止機構付きベゼル、水中での視認性を追求したシンプルな文字盤デザイン、時計内部への浸水の危険を減らすための自動巻きムーブメントの採用など、ダイバーズウォッチに関する現在の国際規格(ISO 6435:1996...

フランス シャンパーニュ紀行|Chapter 1|Introduction & Bollinger ボランジェ
Chapter1|Introduction & Bollinger ボランジェ幸福な時、悲しい時、シャンパーニュを口にします。寂しい時に飲むこともあります。誰かと一緒の時には欠かせない存在です。お腹がすいていない時はちょっぴりたしなみ、空腹の時にはのむのです。それ以外には、シャンパーニュには手を触れません。のどが渇いていない限り。――「マダム・リリー」ことボランジェ夫人(1961年10月17日、ロンドン・デイリー・メール紙)Photo&Cooperation by Kenichi SaitoEdit&Text by Yumiko Akita世界遺産ランスのノートル・ダム大聖堂シャガールのステンドグラス7つのメゾンをめぐる旅11月初旬、パリから東へ150kmに位置する晩秋のシャンパーニュ地方はすでに枯葉色に染められていた。各メゾンによって違いはあるが、この時期は、今年収穫されたぶどうを発酵させる重要なプロセスを経て、ワインの質を見極める第一段階のテイスティングへの準備がすすめ...

フランス シャンパーニュ紀行|Cahpter 2|通が好むスタイルにうちのめされて
Jacquesson|ジャクソン通が好むスタイルにうちのめされてシャンパーニュを飲むという快楽的な行為の最中に、「この泡にどんな哲学が込められているか?」などとストイックな考えは浮かばないものだ。浮かんだとしても口にするのは野暮というもの。もし、それほどのシャンパーニュに出会ってしまったら、快楽主義たるフランス人がするように「マニフィック!(スバラシイ)」と、それも抑えた声で目を見開いて言うしかない。言葉もない味わい、なぜこんな味になるのか? 一体どんなコンセプトで? など、ものの見事に想像を超えてしまうジャクソンのシャンパーニュ。最初のひと口で、「ジャクソン哲学」ともいえるちょっと出会えないような独創的なスタイルにうちのめされてしまうのだ。事実、試飲では「美味しいんだけど何て言ったらいいかわからないほど強烈なインパクト」という初体験の静かな空気で一杯、やや緊張してしまったほどである。Photo&Cooperation by Kenichi SaitoEdit&Text b...

Chapter 3 ドラピエ|柔らかくてきれいな味は唯一無二の個性
Drappier|ドラピエ柔らかくてきれいな味は唯一無二の個性ルチアーノ・パヴァロッティ。その天高く魂をゆさぶる声で世界中を魅了した偉大な歌手が「ノドにいい」とうがい薬のように好んだと言われるドラピエのシャンパーニュ。そうしたセレブリティにまつわる逸話はシャンパーニュにはあまた存在するが、「なるほど」と思わせるのが、SO2(二酸化硫黄/酸化防止の亜硫酸)をほとんど入れない(キュヴェによってはゼロもある)製法にある。よくワインを飲んで頭が痛くなるのはこの亜硫酸のせいだと悪者にされているが、ワインの品質を維持するために添加の必要性を否定できないのも事実で、これをなくしてなお高品質のシャンパーニュを維持するには、ぶどう栽培から醸造プロセスにおいて数々の条件を満たす事が必要になってくる。Photo&Cooperation by Kenichi SaitoEdit&Text by Yumiko AkitaSO2を極力排し“自然”であることを追求する気概ぶどうの風味を損なわない為にSO...

Chapter 4 ルイ・ロデレール|エレガンスを極めた華やかさと気品
ルイ・ロデレール|Louis Roedererエレガンスを極めた華やかさと気品Photo&Cooperation by Kenichi SaitoEdit&Text by Yumiko Akitaルイ・ロデレールに惹かれる理由華やかさだけを追求するのは、それほど難しいことではない。しかし、そこに「気品」をくわえるとなると、一朝一夕では無理がある。生まれながらに備わったもの、経験を積み上げるなかで醸し出されるもの、逆に、時が与える試練や変化に耐えきれず、汚れ色褪せてしまうものもあって、生み出すのも維持するのも難しい。これは、ひとに限らずひとがかかわるすべてに共通することなのだ。ここ数年、失われつつある日本人の「品格」について語られることが多いので「品格」については考えさせられることもあるけれど、気品と言われても今イチピンとこない毎日を送っているのも事実で、じつのところよくわからない。だから余計に、「華やかさ」にくわえ「気品」を保っているルイ・ロデレールのシャンパーニュに惹かれ...

Chapter 6 クリュッグ|驚きに満ちたシャンパーニュ
KRUG|クリュッグ驚きに満ちたシャンパーニュこれは香水? テーブルに置かれたグラスにクリュッグ グランド・キュヴェが注がれると、まず、花束のような芳しい香りに、そして、グラスの底から立ちのぼるダイヤモンドダストのような繊細な泡にはっとする。鼻をかすめたはずの香りは、口にふくんだときには爆発し、つぎつぎと驚きがやってくる。クリュッグを飲めば、これが、シャンパーニュ以外の何ものでもないのに、明らかにちがう特別な存在感を放っていることに誰もが気づくのだ。Photo&Cooperation by Kenichi SaitoEdit&Text by Yumiko Akita一族の記憶で紡がれたスタイルクリュッグの初代当主、ヨハン・ヨーゼフ・クリュッグ氏は、ヴィンテージの出来、不出来によるバラツキがないシャンパーニュを求め、1843年にクリュッグを創立した。まだ、ランスにはセラーがなく、この場所が畑だったころの話である。以降クリュッグのスタイルには、シャンパーニュであることを凌駕する...

Chapter 7 ドン ペリニヨン|現在に受け継ぐインスピレーション
Dom Pérignon|ドン ペリニヨン現在に受け継ぐインスピレーション17世紀末、シャンパーニュ地方では、マルヌ西方の丘に建つオーヴィレール大修道院で盲目の修道士ドン・ピエール・ペリニヨンがセラーマスターを務めていた。彼は、後にシャンパーニュのメソッドとして知られる、アッサンブラージュ(ブレンド)の技術を約47年かけて開発していくことになる。その年の作柄に左右されることなく、良質な発泡酒をつくるため、品種、栽培地区、収穫年を混ぜ合わせるというメソッドだ。当時通常のワイン造りの4倍もの時間をかけてつくられたこの美酒の噂はすぐにフランス王ルイ14世の耳に届き、そのテーブルにも上ることになったと言われている。彼が受けたインスピレーション、飽くなき情熱と研ぎすまされた感性は、今も、ドン ペリニヨンに受け継がれている。Photo&Cooperation by Kenichi SaitoEdit&Text by Yumiko Akita最高級シャンパーニュのあるべき姿卓越した技術と...

ナチュラルコスメ特集|キーワード 「バスタイム」
バス|In-Bath Treatmentエッセンシャルオイルやハーブエキスで血行を促進!運動不足とデスクワークによる肩の凝り、足のむくみや下半身の重さは、夜のバスタイムでゆっくり解消することが大切。天然エッセンシャルオイルやハーブエキスを配合したバスミルクやバスソルトで血行を促進。ボディのこわばりは顔の緊張にもつながり、顔のシワを増やすとも言われるので、まずはこわばったボディをリラックスさせたい。お風呂上がりはボディミルクやボディクリームでのケアもお忘れなく。WELADA|ヴェレダ<バスミルク>トチ バスミルク価格|3360円(200mL)皮膚組織を強化し、とくに下肢の血行を促進する効果に優れたトチの木の香り。足が疲れているときやむくんでいるとき、下半身が重いときなどはとくにお薦め。ヴェレダ・ジャパン0120-070-601SHIGETA|シゲタ<バスソルト>ローズ ダイブ価格|2625円(235g)エッセンシャルオイルと死海の塩の相乗効果を活かして作られたバスソルト。死海の塩がか...