総力特集|ポスト3.11-あたらしい時代をめざして
「総力特集|ポスト3.11-あたらしい時代をめざして」に関する記事
あたらしい時代づくりに取り組むひとと企業──ゼファー編|SHIFT JAPAN
あたらしい時代づくりに取り組むひとと企業──ゼファー大きな可能性を秘める、小型風力発電(1)自然エネルギーとして話題にのぼることが多い風力発電。風の力を電気エネルギーに変換するシステムで、大型のシステムが海岸線に並んで立つイメージが強い。しかし、学校や一般家庭用としても使えるシステムもある。 文=小川フミオ写真(ポートレイト)=吉澤健太あたらしい時代のエネルギーを小型風力発電システムの第一人者といわれるのが、ゼファー。新宿副都心の一角にオフィスをもつこの企業は、1997年、新エネルギー分野に特化した専門メーカーとして創業した。いらい、独自の小型風力発電システムを開発、世界40カ国以上で、5000を超えるシステムの設置導入実績をもつ。これからの小型風力発電システムの可能性について、ゼファーの遠藤友哉代表取締役社長に話を聞いた。──風力発電システムの開発・販売を手がけるにいたった理由は?創業者が、オーディオメーカーの出身で、モノづくりで社会に貢献したいという志とともに創業されました。そ...
富士通|スマートコンセントで消費電力量の「見える化」を実施|SHIFT JAPAN
富士通スマートコンセントで消費電力量の「見える化」を実施富士通は横浜市と共同で、横浜市役所のオフィスで使用されているPCの省電力設定の効果を測定するため、電力センサー内蔵のスマート電源タップ「スマートコンセント」をもちいたPC消費電力量の測定実験を実施。横浜市の事務用PCすべてに省電力設定を適用した場合、推計で年間約22万キロワットアワー(以下、kWh)の消費電力削減が可能であることがわかった。Text by OPENERS電力管理が可能な“賢い”電源タップ実験に使われたのは、今年4月に発売された富士通の「スマートコンセント(FX-5204PS)」。コンセントに接続した機器ごとの電力消費を1Wから「見える化」でき、待機電力も測れる精度を誇る。付属のソフトウェアをインストールすることで、機器単位で使用電力をパソコンでモニターでき、電力のムダを効率よくなくすことができる。調査は6月9日から22日の13日間、事務用PC36台(デスクトップPC:5台、ノートPC:31台)でおこなわれた。省...
大規模太陽光発電所を稼働した川崎市に「エコ暮らし未来館」オープン|SHIFT JAPAN
大規模太陽光発電所を稼働した川崎市「かわさきエコ暮らし未来館」オープン神奈川県川崎市のごみ処理場に設置された、川崎市と東京電力の共同事業である国内最大級の太陽光発電施設が、8月10日、本格稼働した。それにさきがけて、川崎市は環境について学べる施設「かわさきエコ暮らし未来館」をオープン。エコ志向な都市として、さまざまな側面で次世代都市へと進化している。 Text by OPENERS稼働したばかりの大規模太陽光発電所の全景もかわさきエコ暮らし未来館は、地球温暖化、再生可能エネルギー、資源循環の3つのテーマを中心に、 環境を守るための具体的な方法を、体験しながら学ぶことができる施設。稼働したばかりの川崎メガソーラーの発電量がモニターでリアルタイムで観測できたり、家庭での節電を指南してくれるコーナーがあったりと、さまざまなエコを知ることができる。隣には、稼働したばかりの浮島メガソーラーの施設が一面に広がる。さらに近隣の扇島の太陽光発電所も年末には稼働する予定で、2カ所の施設合計で約2万キ...
ヤマダ電機がエス・バイ・エルにTOB スマートハウス市場へ本格参入|SHIFT JAPAN
ヤマダ電機がエス・バイ・エルにTOBスマートハウス市場へ本格参入ヤマダ電機は、住宅メーカーのエス・バイ・エルにTOB(株式公開買い付け)を実施し、連結子会社化することを明らかにした。省エネ意識が高まるなかで、スマートハウス事業を加速するのが狙いだ。Text by OPENERS事業をさらに加速化ヤマダ電機は、中古住宅に太陽光発電装置を搭載、オール電化にして販売する事業を試験的に進めてきた。省エネ意識が大震災後さらに高まっており、スマートハウス事業を加速させるため、新築もふくめた住宅のノウハウの獲得が必要と判断した結果、今回のTOBとなった。ただ、この計画は、震災前からのものだという。スマートハウス事業も4~5年前から取り組み、早くから注目していた市場。政府の再生エネルギー関連の法案も追い風だ。スマートハウスが普及すれば、1戸当たりの単価が上がり、売り上げの伸びにもつながるとみている。山田昇会長は会見で、「ヤマダは、省エネ、蓄エネ、創エネを提案できる。エス・バイ・エルは住宅のノウハウ...
OPENERS LIVE on USTREAM 第1回 ゲスト 平野友康(デジタルステージ)
OPENERS LIVE on USTREAM第1回 ゲスト 平野友康(デジタルステージ)8月22日20時より OPENERS LIVE 放送開始!2011年3月11日に発生した東日本大震災以降、OPENERSが総力をあげて取り組んでいる特集企画「すすめ ニッポン! OPENERSプロジェクト」。その一環として、8月22日20時より、USTREAMにて「OPENERS LIVE! すすめ ニッポン!」がスタートします!ハッシュタグは #op_live※UST配信は終了しました。アーカイブ映像をお楽しみください。Text by OPENERS第1回目のゲストには、メディアクリエイターでデジタルステージ代表取締役の平野友康氏が登場する。名だたる賞を受賞したコンピュータソフトウェアを企画、プロデュースするかたわら、3.11をうけて、坂本龍一氏とともに被災地を支援する寄付サイト「kizunaworld.org」を発起。大友良英、遠藤ミチロウ、和合亮一の各氏を中心に福島県福島市で開催...
あたらしい時代づくりに取り組むひとと企業──IBM|SHIFT JAPAN
あたらしい時代づくりに取り組むひとと企業──IBM次世代電力網のプラットフォームを担う企業へ(1)電力を効率よく使うスマーターシティ。近未来の都市のありうべき姿といわれているが、しかし早くも現実化しているとか。クラウド技術などをとおしてスマーターシティ実現に寄与しているIT企業、IBMの現地法人、日本アイ・ビー・エムでスマートエネルギーソリューションを担当する川合秀之部長にインタビュー。 文=小川フミオ写真(ポートレイト)=JAMANDFIX日本人のエネルギー観が変わった──エネルギーについて、日本人の考え方が大きく変わったというが。かつて個人と企業の、多くのエネルギー消費者は、必要なエネルギーは手に入る、再生可能エネルギーはCSR(企業社会貢献活動)の一部、エネルギー消費量の見える化をしても効果はない、インセンティブがないなら節電しない、などと考えていたのではないでしょうか。しかし震災と原子力発電所の事故による電力供給への不安を背景に、いまその姿勢が大きく変わってきています。──...
三菱電機|省エネの強い味方! 新型エコキュート発売
三菱電機省エネの強い味方! 新型エコキュート発売自然冷媒CO2ヒートポンプ給湯機「三菱エコキュート1HPシリーズ」から、3つの省エネ技術を搭載した新型エコキュートが発売される。Text by OPENERS「大気中の熱」で給湯!エネルギー問題が叫ばれるなか、あらたなエネルギー源として注目をあびる「エコキュート」。大気中の熱を利用するヒートポンプ技術をつかって湯を沸かす給湯機だ。ヒーター式電気温水器とくらべて約3分の1の省エネ性と低ランニングコストが評価され、2010年度の販売台数は前年比10パーセント増の56万台を超えた。このたび発売されたエコキュートでは、沸かす、貯める、使うの3つの点で、機能を向上させた。ヒートポンプユニットの熱交換効率向上などにより、お湯を沸かすさいの消費電力を約5パーセント改善。貯湯ユニットの断熱材にあらたに真空断熱材をくわえ、保温性能を高めることで貯める性能を向上。湯はり時や保温時にヒートポンプユニットで沸上げた湯を貯湯せず活用できるなど、お湯をつかうさい...
アキュラホーム|太陽光とガス発電、蓄電池を標準装備したエコハウス
アキュラホーム|AQURAHOME太陽光とガス発電、蓄電池を標準装備したエコハウスアキュラホームが主催する日本最大のホームビルダーネットワーク「ジャーブネット」は、9月9日より、太陽光とガスのダブル発電に蓄電システムを搭載した住宅『めぐる ecoW(エコダブル)』を発売する。Text by OPENERS期間限定、低価格で販売『めぐる ecoW』は、晴天の昼間には太陽光とガスによりダブルで発電された電力を使用しながら、太陽光発電による余剰電力を売電。夜間や雨天の日もガスで発電できるので、太陽光発電のみよりも効率的に電気代を削減することが可能だ。一般家庭の光熱費の年間使用料を約66パーセントカットできるという。また、一般家庭が排出するCO2量も年間約900kg削減する。ダブル発電にくわえ、蓄電システム(2.07kWh)を組み合わせることで、万一の停電時には自動的に供給電力を蓄電池に切り替え、あらかじめ設定しておいた家電製品を継続して使用することもできる。震災以降、電力不足による節電・...
あたらしい時代づくりに取り組むひとと企業──パナソニック電工編|SHIFT JAPAN
あたらしい時代づくりに取り組むひとと企業──パナソニック電工編住宅から提案する、エネルギー活用のあたらしいかたち(1)スマートグリッドの最小単位がスマートハウス。電気を効率的に使うスマートグリッドの重要性が注目されるなか、まずは家庭で効率よく電気を使う。そこからはじめるための、次世代住宅ともいえるスマートハウスはどこまで進んでいるのか。住まいの設備と建材を幅広く手がけるパナソニック電工のまるごと事業推進本部 藤井康弘副本部長に取材した。文=小川フミオ写真(ポートレイト)=吉澤健太住宅をとりまく社会が変わってきている──震災と福島第一原子力発電所の事故いらい、電力供給量への不安から、一般消費者の電力への意識が変化している。住宅からはじまって電気や通信のインフラまで視野に入れているパナソニック電工としては、なにが大きく変わったと思うか。端的にいうと社会全体の意識です。電力の効率利用を促進するアイディアは、以前からいろいろありました。たとえば、家庭内の電力消費量がわかるように“見える化”...
大和ハウス|太陽光発電、蓄電池、HEMSを搭載したスマートハウス|SHIFT JAPAN
大和ハウス太陽光発電、蓄電池、HEMSを搭載したスマートハウス家庭用リチウムイオン蓄電池、HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)、太陽光発電システムを搭載した大和ハウスのスマートハウス「スマ・エコ オリジナル」が10月1日より発売される。Text by OPENERSエネルギーの自給自足ができる次世代住宅2010年7月、生活の質を向上させながら、2020年までに環境負荷「0(ゼロ)」(CO2排出量をゼロ、光熱費をゼロ)となるエネルギー自給住宅に進化させるためのプロジェクト「Smart xevo Eco Project」をスタートさせた大和ハウス。その第一ステップとして、2010年7月より、国内初となる家庭用リチウムイオン蓄電池を搭載した住宅展示場「SMA×Eco HOUSE」での実証実験が埼玉、名古屋、大阪の全国3ヵ所で実施された。今回発売となったのは、その実証実験で得られたノウハウを活かし、2.5kWhの家庭用リチウムイオン蓄電池、家庭内の電力を見える化して管理す...
大阪に次世代型マンション登場
大和ハウス工業 長谷工コーポレーション大阪に次世代型マンション登場大阪府吹田市の千里ニュータウン内に、日本最大級の太陽光発電システム170kWと、関西では初という戸別供給型の太陽光発電システムを導入した環境配慮型の分譲マンションが来年春に登場する。大和ハウス工業と長谷工コーポレーションによる共同事業だ。Text by OPENERSスマート化の流れが、マンションにも今回着工するマンションは、分譲マンションとしては日本最大級の170kW(専有部95kW・共用部75kW)の太陽光発電システムを導入。1戸あたり2.5kW(合計95kW)の戸別供給型太陽光発電システムが、総戸数351戸の約1割にあたる38戸に配備される。共用部に使われるのは75kWの太陽光発電システム。平常時には、共用部の電灯等に利用し、災害時には共用部に設けた非常用コンセントに電力を供給、緊急時の非常用電源として利用できる。専有部・共用部ともに余剰電力は売電できるため、新省エネ基準のマンションとくらべ、年間の電気代および...
パソコンやケータイでいつでも太陽光発電と消費電力をチェック
パソコンやケータイでいつでも太陽光発電と消費電力をチェック“エコめがね”サービススタートNTTスマイルエナジーは、WEBで自宅の太陽光発電の状況や消費電力を把握し、CO2排出権の価値化・還元を受けることができるクラウド型サービス「エコめがね」を発表した。文=谷中朋未CO2排出権の価値化・還元も自宅の電力の状況をいつでもどこでもパソコンやスマートフォン、携帯電話などの端末で知ることができ、これまで見逃されがちだった排出権の価値化や還元、太陽光発電の異常や故障の早期発見を可能にした「エコめがね」が誕生した。仕組みは、家庭内の分電盤に専用のセンサーを取りつけ、無線LANとインターネットを介して「エコめがね」のサーバーに蓄積されたデータをユーザーが手持ちの端末で見られるというもの。「エコめがね」では、家庭内の消費電力量や太陽光発電による発電電力量を時間ごとや日別、月別でグラフなどにより“見える化”し、節電や創エネを支援。電力会社の各種電気契約プランに応じた金額を表示でき、買電月額予想やほか...
OPENERS宣言|住みやすい日本に変えよう!
ポスト3.11だからこそ見えてきた、エコでサステイナブルな社会って?いまこそ、住みやすい日本に変えよう!Text by NAKAMURA AkikoIllustration by MORII KENGOPhoto by Andrea Carter-Bowman / People Treeこれまでにも「サステイナブルな生活」の実現に向けて歩みはじめていたエコ、オーガニック、ロハス、エシカル……今まで、私たちは身近な生活のなかで、これらのワードを捉えることが多かったように思います。朝起きてオーガニックな原料を使ったコスメでメイクをし、少しでも歩いたり自転車に乗ったりして通勤通学し、できるだけ身体や地球に優しい無農薬のナチュラルフードを選ぶ。ショッピングをするときは、それがチャリティにつながるものであることや、児童や女性の不当労働をしていないものかどうかを確かめ、しっかりとした基準で選びとる。空輸を減らして船便を積極的に使うなど、CO2削減のための努力をしているブランドにより注目をする。...
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