大和ハウス|太陽光発電、蓄電池、HEMSを搭載したスマートハウス|SHIFT JAPAN
大和ハウス
太陽光発電、蓄電池、HEMSを搭載したスマートハウス
家庭用リチウムイオン蓄電池、HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)、太陽光発電システムを搭載した大和ハウスのスマートハウス「スマ・エコ オリジナル」が10月1日より発売される。
Text by OPENERS
エネルギーの自給自足ができる次世代住宅
2010年7月、生活の質を向上させながら、2020年までに環境負荷「0(ゼロ)」(CO2排出量をゼロ、光熱費をゼロ)となるエネルギー自給住宅に進化させるためのプロジェクト「Smart xevo Eco Project」をスタートさせた大和ハウス。その第一ステップとして、2010年7月より、国内初となる家庭用リチウムイオン蓄電池を搭載した住宅展示場「SMA×Eco HOUSE」での実証実験が埼玉、名古屋、大阪の全国3ヵ所で実施された。今回発売となったのは、その実証実験で得られたノウハウを活かし、2.5kWhの家庭用リチウムイオン蓄電池、家庭内の電力を見える化して管理するシステム「D-HEMS」、太陽光発電システムを戸建住宅「xevo」に組み合わせた「スマ・エコ オリジナル」だ。
家庭用リチウムイオン蓄電池、「D-HEMS」、太陽光発電システムを組み合せた「スマ・エコ オリジナル」では、無理な節電をせずに、旧省エネ基準による住宅と比べエネルギー使用量を78パーセント削減、CO2排出量は70パーセント削減できるという。
昼間は、太陽光発電システムで発電された電力を家庭内で使用し、余剰電力を電力会社に売電。夜間は、深夜電力を家庭用リチウムイオン蓄電池に蓄え、蓄えた電力は昼間に優先的にリビングやダイニングなどの照明や家電に利用することで、電力会社から購入する電力を最大2kWh低減することができる。また、停電時には、自動的に蓄電池からの放電モードに切り替わり、非常用電源として特定の照明や家電に電力が供給されるようになる。
関西電力、大阪ガスの料金体系による「xevo」(136.23平方メートル)での試算によると、なんと年間光熱費を約27万円削減することができるといい、この住宅では売電でむしろ利益が出る計算だ。
また家庭内の電力を管理するHEMSをモニタリングする端末には、iPad 2を使用する。家庭内のあらゆるエネルギーがスマート化された、まさに次世代の住宅である。
スマ・エコ オリジナル
発売日|2011年10月1日
販売地域|建設地が東北電力、東京電力、中部電力、関西電力管内の物件
「スマ・エコ オリジナル」仕様への変更差額
家庭用リチウムイオン蓄電池|162万1200円
D-HEMS(iPad 2ふくむ)|27万9300円
太陽光発電システム(3.5kW)|57万7500円/kW
合計392万1750円
http://www.daiwahouse.co.jp/jutaku/smart/original/index.html