電気の未来を描く新しいスタンダードへ、EV充電サービス「WeCharge」|LOUNGE
DESIGN / ARCHITECTURE
2023年7月31日

電気の未来を描く新しいスタンダードへ、EV充電サービス「WeCharge」|LOUNGE

LOUNGE|福岡市

持続可能なエネルギー社会の実現、福岡市アイランドシティのマンションでWeCharge導入へ

電気自動車充電サービス「WeCharge」を展開するユビ電が、福岡市アイランドシティの分譲マンション「フォレストプレイス香椎照葉ザ・テラス」にて、日本最大級のEV充電インフラの導入を決定。完成予定は2023年末で、新時代のEV充電サービスとして注目されている。

Text by KOBAYASHI Rikako

これからの未来へと続く、EVとエネルギーの新しい関係

「WeChaege」はすべての電気自動車(BEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)に対応した充電サービスで、自宅マンションだけでなく、旅先のホテル、商業施設など、WeChargeが利用可能な場所なら、どこでも充電ができるという便利なシステムだ。
また、スマートフォンに専用アプリをダウンロードすれば、利用手続きから料金の精算までを簡単に行うことができるのも魅力の一つ。EV充電を手軽に、かつ、誰にでも使いやすくEV充電をぐっと身近に感じさせてくれる。
近年の石油燃料の価格高騰や、カーボンニュートラルな社会への実現需要が高まり、EV車の導入は年々右肩上がり。また、国や自治体からのEV車導入時の補助金も手厚く、今後どんどんEVシフトが進んでいくと考えられる。
EV車を導入する上で、充電場所の確保や、電力問題など、生活する上でこれまで通りの使い方ができるのかという懸念が挙げられてきた。WeChargeはそんな不安も解決へと導くサービスが備わっている。
これまで、EV充電スタイルのイメージは共用型の充電設備で、特にマンションなど共同住宅に住まいのEVドライバーは「いつでも自由に充電できる」というのはなかなか難しい現状があった。
だが、WeChargeはすべてのEV車を個別に電力網に接続し、コンセントから充電をすることが可能。接続中のEV車はクラウドで制御でき、電力がひっ迫している際はその調整役となることも。駐車中のEV車を「蓄電池」と捉えるという新しいEVとエネルギーの関係にも注目される。

日本最大級の充電インフラを導入した福岡市アイランドシティの分譲マンション

福岡市のアイランドシティに構える「フォレストプレイス香椎照葉ザ・テラス」が、マンション駐車棟の全429区画で個別にスマート充電が可能な、日本最大級のEV充電インフラを導入した。
WeChargeの充電プラットフォームと接続したスマート分電盤により、マンション内の統合的な電力制御を実現。
電力系統と連携したインフラのため、余剰電力をEV車の充電に活用し、電力需要の安定化にも貢献する。これにより、充電料金の低減という利点も得ることができる。
2023年6月現在、本マンションに集まるEV車を蓄電池と見立てた場合、約500kWhの蓄電池容量があることとなる。
この日本最大級のEV充電インフラを導入することで、EV車台数の増加の後押しも期待され、2030年には20倍の10000kWhまで、マンション全体の蓄電池容量は拡大する見込みだ。
WeChargeは、日本全国のマンションやアパート、商業施設などに拡大中で、2025年末までに累計8万口の充電設備の導入を目指している。
これからのカーボンニュートラルな社会の実現のため、EV環境を整えるインフラの整備は必要不可欠と考えるユビ電が、これからの「明るい電気の未来」を描いていくため、その挑戦は続いていく。
問い合わせ先

ユビ電
https://www.wecharge.com/contact

                      
Photo Gallery