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2015年5月27日
富士通|スマートコンセントで消費電力量の「見える化」を実施|SHIFT JAPAN
富士通
スマートコンセントで消費電力量の「見える化」を実施
富士通は横浜市と共同で、横浜市役所のオフィスで使用されているPCの省電力設定の効果を測定するため、電力センサー内蔵のスマート電源タップ「スマートコンセント」をもちいたPC消費電力量の測定実験を実施。横浜市の事務用PCすべてに省電力設定を適用した場合、推計で年間約22万キロワットアワー(以下、kWh)の消費電力削減が可能であることがわかった。
Text by OPENERS
電力管理が可能な“賢い”電源タップ
実験に使われたのは、今年4月に発売された富士通の「スマートコンセント(FX-5204PS)」。コンセントに接続した機器ごとの電力消費を1Wから「見える化」でき、待機電力も測れる精度を誇る。付属のソフトウェアをインストールすることで、機器単位で使用電力をパソコンでモニターでき、電力のムダを効率よくなくすことができる。
調査は6月9日から22日の13日間、事務用PC36台(デスクトップPC:5台、ノートPC:31台)でおこなわれた。
省電力設定で、デスクトップPC1台あたり平均で13.0Wh(削減率約20%)、ノートPC1台あたり平均で1.0Wh(削減率約5%)の消費電力削減に成功。
横浜市では、庁内の事務用PCへの省電力設定を推進している。すべての事務用PCに省電力設定を適用した場合、推計で年間約22万kWh(削減率約14%)の消費電力の削減が可能だという。これは、一般家庭約62世帯の年間消費電力量(CO2換算で86t)に相当する。
スマートコンセント FX-5204PS
オープン価格(実勢価格|約2万円)
コンセントくち数、形状|4個、アース端子付き平行2P (NEMA 5-15R)
電力容量|合計1500Wまで
簡易測定ソフトウェアが付属