和醸和楽|第16回 瑞穂の国の最高の日本酒「磯自慢」

和醸和楽|第16回 瑞穂の国の最高の日本酒「磯自慢」

瑞穂の国の最高の日本酒良い水、良い米、良い造りの「磯自慢」青葉にそよぐ風に心地よさを感じる、春風駘蕩の好季節となりました。静岡県の中部政令指定都市・静岡市の西隣、焼津市の蔵元『磯自慢酒造』です。文=和醸和楽Photo by JAMANDFIX(TOP)質の良い軟水が湧くところ焼津市は昨年、隣町・大井川町と合併しました。いままで静岡県で一番面積が狭い市(ゆえに人口密度は静岡県一)でしたが、志太平野の広大な敷地と清流大井川を擁する町との合併により、狭い土地の汚名返上(狭いことによる利点もありましたが……)をして現在にいたっています。 もともと焼津はご存知の通り、漁業の盛んな町で水揚げ量はつねに全国1位2位を争っています。港は遠洋漁業の焼津港、近海漁業の小川港、そして元大井川町にあった漁業と貿易港の大井川港と大きく3つの港を擁する一大港町です。ゆえに魚にかんする企業は多く存在し、焼津ブランドをはじめ、大手の食品メーカーの製品もかなり製造しています。そして食品製造になくてはならないの...
和醸和楽|第18回 日本酒のおいしさとは? 「鳳凰美田」

和醸和楽|第18回 日本酒のおいしさとは? 「鳳凰美田」

おいしさとは?小林酒造の美酒 「鳳凰美田」穀物である米から醸される日本酒。そんななかで吟醸酒と呼ばれるお酒があります。文=和醸和楽Photo by JAMANDFIX(TOP)日本酒の本当の姿とは 吟醸酒の味わいは、和三盆のような甘みからはじまり、リンゴ、マスカット、メロンのような華やかな香り。南国の熟した様々なフルーツを連想させる酸味が、味の輪郭を成し澄んだきれいな味わい。 しかし、グラスに注ぎ、ゆっくりと空気に触れさせ、冷えた状態から常温に近い状態に温まってくると、味わいのふくらみ、お米の優しさ、吟醸にしか纏(まと)えない独特の甘み、香りなど様々な味わいが現れ、消え、交差し、ひとつになって心地よい余韻が残る。そんな日本酒の本当の姿を感じることができるでしょう。 それはまるでそのままでも美しくきれいにラッピングされたプレゼント。それを開くと宝石箱が入っていて、箱を開けるとなかには上質な絹を1本1本丁寧に紡ぎ描かれた織物。それを手に取りからだに纏うことで、本当...
和醸和楽|第20回 「飛露喜」を飲んで思う、日本酒が最高!

和醸和楽|第20回 「飛露喜」を飲んで思う、日本酒が最高!

現在の日本酒は、かつてないほどおいしく素晴らしい酒になっています「飛露喜」 を飲んで思う、日本酒が最高!廣木酒造本店は、福島県の会津で「清酒 飛露喜」を醸しております。さて、前回までの和醸和楽の記事を拝見すると、クルマの話題が多いようです。そこで酒造業界一の車好き(自称)の私からはクルマのお話から。文=和醸和楽Photo by JAMANDFIX(TOP)“罪つくり”で思い出した、日本酒のこと不肖、わたくし廣木健司43歳、フランクフルトショーの写真より、分不相応に一目ボレのクルマがありまして、先日も、日本のショールーム展示の初日に見に行ってしまいました。アウディです。「RXスパイダー」クーペモデルは、とっくにデリバリーされていますから、街中でもたまに見かけてはいましたが、ルーフラインとドア後部のデザイン処理があまり馴染めずにいたのが、このスパイダーときたら!!!実車を見て、断然カッコイイのです。おまけにV10エンジンは、ガヤルドと基本同じ。ランボルギーニと同エンジンと思っただけで血...
連載・和醸和楽|第21回 いずみや店主の超イチオシ温泉宿を紹介

連載・和醸和楽|第21回 いずみや店主の超イチオシ温泉宿を紹介

地元・鎌ヶ谷に待望の 「成田スカイアクセス」 が開業!いずみや店主の超イチオシ温泉宿を紹介千葉県鎌ヶ谷市は東京へのアクセスが1時間圏内ということもあり、都心へ通勤する方のベットタウンとして人口増加が進んできた町です。もともとは梨畑の広がる田舎町でしたが、鎌ヶ谷を走る北総開発鉄道の成田空港までの開通を7月17日(土)に控え急速に外食産業の出店なども目立ってまいりました。この開通により成田空港から羽田空港までの直通線が結ばれたことになり、両空港間がいままで2時間近くかかっていた所要時間が、特急で1時間以内の直通最短アクセスが実現する予定となっています。それにともないホテル建設や道路などの開発が急ピッチで進められている現状です。文・写真=和醸和楽阿蘇の雄大な自然に包まれた秘湯「竹ふえ」の魅力いずみやも6年前の鎌ヶ谷市内に走るバイパス開通の際、酒の魅力や楽しさをより多くの方々に伝えるために店舗の移転をおこないました。蔵元やお客さまとの良き出合いに支えられ今日に至っています。さて、先日熊本の...
連載・和醸和楽|第22回 つねに自然体で醸す「雅山流」

連載・和醸和楽|第22回 つねに自然体で醸す「雅山流」

なにごとにもとらわれない自由な発想で自由奔放?つねに自然体で醸す 「雅山流」今回は、雪深い山形県米沢市にある有限会社新藤酒造店の醸し出す「雅山流」の精神論!? についてのお話です。文=和醸和楽Photo by JAMANDFIX(TOP)酒造り=音づくり? 切っても切れない共通点先日、米国滞在中にうれしいニュースが入ってきました。全国新酒鑑評会金賞受賞&インターナショナルワインチャレンジ2部門金賞受賞。昨年に引きつづいての受賞で、必ずそれを目指しているわけではありませんが、蔵人たちの技術が認められたようで製造責任者としてうれしい限りです。じつはわたくし、地元でバンドなるものをやっております。根っからの音楽好きで小学生のころから独学でピアノを覚え、現在では共同出資のバンドスタジオまで構える羽目に……。えっ楽器ですか? キーボード・ベース・サックス・ドラムひと通りなんでもやりますよ! なんせ弱小バンドのバンドマスターですからなんでもできないと! まさに地方の中小地酒蔵とそっくりではない...
連載・和醸和楽|「がんばろう! 東北」 第7回 福島県南会津の国権酒造より東日本大震災のご報告

連載・和醸和楽|「がんばろう! 東北」 第7回 福島県南会津の国権酒造より東日本大震災のご報告

「がんばろう! 東北」 第7回福島県南会津の国権酒造より東日本大震災のご報告福島県南会津「国権(こっけん)」の細井信浩です。 このたびの大地震により被災されました方々へ心よりお見舞い申し上げます。一日でも早く通常の生活ができるようになりますこと、お祈り申し上げます。文・写真=国権酒造笑顔になれる酒でありますように弊蔵におきましては、壁の一部が崩落した程度ですみました。多方面よりご心配をいただきましたこと、この場をお借りしてお礼申し上げます。さて、福島県では原発事故での放射能問題により、疑心暗鬼で毎日不安のなか生活しています。くつろいでお酒を飲むという状況にはなかなかなれません。ですが、お酒は一時でも心にやすらぎをあたえることのできる活力の水であると信じています。土壁が崩れたようす。外壁にもひびが……。現状を把握し、皆さまに安心してお飲みいただけるよう情報は速やかに公開していきたいと思っています。不安にあおられることなく、楽観しすぎることもなく、微力ながらその一助を担えるよう今後も酒...
連載・和醸和楽|第23回 造り手の想いを失うことなく、あなたのもとへ『雪乃屋こぐれ酒店』

連載・和醸和楽|第23回 造り手の想いを失うことなく、あなたのもとへ『雪乃屋こぐれ酒店』

造り手の想いを失うことなく、あなたのもとへ『雪乃屋こぐれ酒店』埼玉県所沢市というと皆さんは“埼玉西武ライオンズ”を思い浮かべるでしょうか。東京都との県境、狭山湖と多摩湖のそばにホームグラウンドである西武ドームがあります。その西武ドームから北へクルマで5分ほど走った北野天神前交差点にあるのが『雪乃屋こぐれ酒店』です。この地で4代にわたり酒屋を営んでいますが、平成5年に清酒専門店へと方向転換をはかり、商品それぞれに思い入れのある地方清酒、本格焼酎、国産ワイン、果実酒などを扱っています。文・写真=和醸和楽美酒との出合いは酒の専門店にあり 夏の狭山湖 皆さまは酒の専門店に足を運んだことがありますでしょうか?「お酒なんてどこで買ってもおなじでしょ」「人気のお酒とか幻の酒がすごい値段で売っているところ?」「どんな店が専門店なのかわからない」「お酒のことを知ってないと行ってはいけないところ?」というひとが多いのではないでしょうか? 西武ドーム遠景 この「和醸和楽」に集う私どものような...
連載・和醸和楽|第24回 伝統と挑戦を繰り返す北陸の吟醸蔵「黒龍」

連載・和醸和楽|第24回 伝統と挑戦を繰り返す北陸の吟醸蔵「黒龍」

「味わう」 という一瞬に、知恵を絞る伝統と挑戦を繰り返す北陸の吟醸蔵 「黒龍」「0杯から1杯へ」。いにしえから伝わる文化に、いまふうのエッセンスを少々くわえると──レトロでモダンな日本酒って、素材としてはそれだけで十分イケてるのではと思う福井県永平寺の黒龍酒造です。文=和醸和楽Photo by JAMANDFIX(TOP)1804年(文化元年)、初代蔵元・石田屋二左衛門により創業創業1804年(文化元年)。初代蔵元の石田屋二左衛門以来、黒龍酒造は手造りの日本酒を追求してきました。 黒龍が醸造されている永平寺町松岡は、小さな町ながらかつては17もの蔵元が軒をつらねた名醸地であり、霊峰白山山系の雪解け水が長い年月をかけ、山の滋養という濾過を経て、再び名水として湧き出るところです。近くを流れる福井県最大の河川「九頭竜川」の伏流水は、軟水の特徴が活きた軽く軟らかくしなやかな口当たりで、黒龍が目指す綺麗でふくらみのある吟醸酒に最適です。この九頭竜川、かつては「クツレウ川(黒龍川)」と呼...
連載・和醸和楽|第25回 感謝の気持ちがうまい酒を造る「酒乃生坂屋」

連載・和醸和楽|第25回 感謝の気持ちがうまい酒を造る「酒乃生坂屋」

「一目十万本、日本一のあんずの里」にある酒屋感謝の気持ちがうまい酒を造る 「酒乃生坂屋」長野県千曲市、「一目十万本、日本一のあんずの里」のお膝もとに位置する酒乃生坂屋です。人口6万人ちょっとの田舎町の酒屋ですが、心のこもった蔵人の作品(お酒)を蔵人の思いとともにお客さまに提供できるよう日々活動しています。文・写真=和醸和楽諏訪地方が御柱一色となる<御柱祭> 「あんずの里」 今年、長野県諏訪地方で7年に一度の大祭「御柱祭」がおこなわれました。諏訪地方における御柱年の日本酒消費量は御柱がない年の倍近くになるといった話を聞いたことがあります。御柱は山出し、里曳きといった祭りメインの期間(約1ヵ月)だけでなく、祭りの約2年前から準備がはじまり、御柱年に入るといよいよ諏訪地方が御柱一色となり、あちらこちらで準備や練習がおこなわれます。“ひとの集まるところにお酒あり”ですので、御柱年の諏訪地方の雰囲気を目の当たりにすると倍以上といわれても納得できる数字です。 店内 日本酒は古くから...
連載・和醸和楽|第26回 “うさぎとかめ”澄川酒造場

連載・和醸和楽|第26回 “うさぎとかめ”澄川酒造場

日本酒を通じて日本を元気にする醸造家を目指して“うさぎとかめ” 澄川酒造場澄川宜史氏が杜氏の澄川酒造場。山口県萩市の地酒は、萩の“米、水、ひと、時間”がつまった最高のハーモニーを奏でる。造る「東洋美人」は「稲をくぐり抜けた水」でありたいという澄川酒造場から。文=和醸和楽Photo by JAMANDFIX(TOP)見ているところの違いが結果をつくるいまから約4年前に私の考え方が大きく変わるきっかけとなる一冊の本との出合いがありました。そこに書かれているすべてが衝撃で、これまでの自分の考え方が大きく変わるきっかけとなりました。そのなかに「うさぎとかめ」のエピソードが入っていました。以下少々引用させていただきます。「うさぎとかめ」の話を読んだひとは、みな各々の解釈で物語と向き合います。ただ、うさぎが負けた、かめが勝ったと考えるだけのひともいれば、うさぎは油断したから負けたのだと解釈するひともいる。かめは地道に頑張っていたから勝てたのだと感銘を受けるひともいる。そんななか、この本で、あれ...
連載・和醸和楽|9月25日「日本酒の日ウォーク」開催

連載・和醸和楽|9月25日「日本酒の日ウォーク」開催

「10月1日は日本酒の日」 をアピール日本酒の日ウォーク開催和醸和楽が主催する日本酒ファン拡大のための啓蒙イベント「第3回 日本酒の日 ウォーク」が、9月25日(土)14時にスタートする。Text by OPENERS水谷橋公園から日比谷公園までのウォークを予定酒にかんする漢字──酌、酔、酩、鏐、醸……にはツクリ「酉(とり)」が共通しています。「酉」は酒壷を表す象形文字で、古代にさかのぼるにつれて下のほうがだんだんとすぼみ、その昔、酒を熟成させるために用いた酒壷の形のようにみえます。もとは「酉」だけで酒を意味していましたが、後の液体に表す“サンズイ”がついていまの酒という字になったといいます。この“酉”は、十二支の中の10番目の“酉”としても使われています。酉の月は10月の新穀の実る月であります。その穫り入れた新穀を使い、酒造りを一斉 にはじめた月なので「酒の月」ともたとえられました。そこから 10月から翌年の9月までを酒造年度としていたようで、酒造元日である10月1日が「日本酒の...
連載・和醸和楽|丸の内ハウスにて「SAKE TIME in(marunouchi)HOUSE」開催中

連載・和醸和楽|丸の内ハウスにて「SAKE TIME in(marunouchi)HOUSE」開催中

Presented by 和醸和楽「SAKE TIME in (marunouchi) HOUSE」 開催中新丸ビル7階の「丸の内ハウス」全店で、和醸和楽に参加する人気蔵元20蔵の日本酒が楽しめる「SAKE TIME in(marunouchi)HOUSE」が10月8日(金)まで開催されている。Text by OPENERSSAKEサーキット ~丸の内ハウスで日本酒三昧~新丸ビル7階の「丸の内ハウス」は、開放的なテラスに個性的な店舗が揃い、深夜4時まで過ごせるダイニングやバーが集う飲食店ゾーン。“SAKEサーキット”は、「丸の内ハウス」各店にて、期間限定で和醸和楽メンバー(20酒蔵)の個性溢れる日本酒を、いろいろと味わえるチャンス。さらに、日本酒に合うスペシャルなメニューも登場して、和食はもちろん、イタリアン、中華、洋食などさまざまな料理と日本酒とのマリアージュが堪能できる。ふけゆく秋の夜、丸の内ハウスでひとときの「SAKE TIME」を。 丸の内ハウス千代田区丸の内1-5-...
連載・和醸和楽|第28回 イギリス サヴォル・ロウ紀行 菱友醸造

連載・和醸和楽|第28回 イギリス サヴォル・ロウ紀行 菱友醸造

日本酒のプロモーションでロンドンを訪問イギリス サヴォル・ロウ紀行 菱友醸造日本酒「御湖鶴(ミコツル)」を醸造している菱友醸造の近藤昭等です。先日イギリスにておこなわれた日本酒のプロモーションとイベントに参加してきました。私のイギリスのイメージは「紅茶」でも「ロンドンタクシー」でもなく、尊敬する白洲次郎さんの第2の故郷というイメージです。文=和醸和楽Photo by JAMANDFIX(TOP)憧れの白洲次郎さんとおなじお店のネクタイとベルト 以前、白洲次郎さんの本やDVDを見て、その人柄に惚れこみました。その本のなかで、ロンドンのサヴィル・ロウ通り(背広の語源になったといわれている)に白洲次郎さんゆかりの仕立て屋さんがあることを知り、今回行ってきました。ブランド店がひしめく、ニューボンドストリートの一本裏にそのお店はありました。『HENRY POOLE&Co.』という名のその店のドアの前で深呼吸して入りました。既製品はネクタイとベルトだけ! スーツとワイシャツはすべ...
連載・和醸和楽|第29回 お酒のある豊かな生活を提案したい『スドウ酒店』

連載・和醸和楽|第29回 お酒のある豊かな生活を提案したい『スドウ酒店』

お酒のある豊かな生活を提案したい地酒にこだわった品揃え 『スドウ酒店』今回登場するのは茨城県つくば市にある『スドウ酒店』。その土地ならではの品揃えを誇る名店と同店に関するトピックスをここで紹介します。文・写真=和醸和楽つくばのライフスタイルをより豊かにする地酒茨城県つくば市に『スドウ酒店』はあります。つくば市は「研究学園都市」として発展し、最先端の科学の街として全国に知られています。緑も豊かで北に筑波山があり、農業も盛んで良質のコシヒカリやブルーベリーなど特産物も豊富です。そして、つくばエクスプレスが開通してからは秋葉原まで45分で行くことができます。そんな街で、当店は高品質のお酒を求めるお客さまに恵まれ、早くから地酒に特化した商売をしてきました。つくばに住む方の豊かなライフスタイルのお手伝いをしています。「充実した都市機能」「豊かな自然」「科学の街ならではの知的な環境」──これらの魅力をあわせて愉しみながら暮らしていける街、つくば市。このライフスタイルをつくばならではの魅力として...
連載・和醸和楽|第30回 「100の力」と「気合い」 宝剣酒造

連載・和醸和楽|第30回 「100の力」と「気合い」 宝剣酒造

「宝剣、うまいけん」 を支える、ふたつの合言葉「100の力」 と 「気合い」 宝剣酒造今回紹介する蔵元は清酒「宝剣」を醸する宝剣酒造。全国の和醸和楽メンバーからは、「土井鉄 doitetsu」と呼ばれ親しまれている土井鉄也さんが、広島ならではのエピソードご紹介。文=和醸和楽Photo by JAMANDFIX(TOP)“宝剣”と名がついた町の酒宝剣酒造のある場所宝剣酒造は広島県にある蔵元。宮島と原爆ドームは世界遺産に登録されていますが、世界遺産がふたつある県は広島県だけ。食べものでいうと、お好み焼き、牡蠣はとくに有名です。広島県人は“シメ”にラーメンではなく、お好み焼きを食べるひとも多いほど。もちろん我われ広島県蔵元も、シメには「お好み焼き 肉玉そば」をいただきます。広島駅から東方に電車で50分呉市は牡蠣の生産量が日本一、または戦艦大和が造られたことでも有名な人口約25万人の町。電車に揺られること50分、「仁方(にがた)駅」を降りると、そこは電車があまりにも通過しないためか、レール...
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