アート
「アート」に関する記事
ART|銀座メゾンエルメスフォーラムで『クリスチャン・ボヌフォワ展』
ART│フランスを代表する画家の日本初個展銀座メゾンエルメスフォーラムで『クリスチャン・ボヌフォワ展』フランスを代表する画家として知られるクリスチャン・ボヌフォワ(Christian Bonnefoi)。彼の日本初個展となる『クリスチャン・ボヌフォワ展』が、来年2月28日(金)まで銀座メゾンエルメス フォーラムで開かれている。Text by YANAKA Tomomi会場構成は気鋭の建築家、中山英之氏が担当クリスチャン・ボヌフォワは1948年、フランス生まれ。美術史家としてそのキャリアをスタートさせたが、1970年に観たアンリ・マティス展で出合ったレリーフ状の彫刻『Dos(背中)』に衝撃を受け、画家を志すようになる。以来、絵画の物質的側面に着眼し、透過性のある素材を使いながら、自立したオブジェとなることを目指して重ねられてきた彼の創作活動。ミニマリズムの文脈にもつながるストイックな作品は、伝統的な絵画への問いを物理的かつ哲学的に追求し、フランスや世界各地のパブリックコレクションにも...
ART|『マグリット展』を国立新美術館で開催
ART│東京で13年ぶりとなる大回顧展『マグリット展』を国立新美術館で開催20世紀美術の巨匠ルネ・マグリット(1898-1967年)の13年ぶりとなる大回顧展『マグリット展』が3月25日(水)から6月29日(月)まで、国立新美術館で開かれている。Text by YANAKA Tomomi世界10カ国以上から集結した初期から晩年までの作品がずらりダリらと並び、シュルレアリスムを代表する画家として知られるベルギー生まれのマグリット。彼の作品は言葉やイメージ、時間や重力といった、私たちの思考や行動を規定する“枠”を超えて独自の世界を切りひらき、のちのアートデザインにも大きな影響を与えてきた。このたび東京では2002年以来となる13年ぶりの大回顧展が実現。ベルギー王立美術館とマグリット財団が全面協力し、日本をはじめ世界10カ国以上の美術館や個人所蔵家から代表的な約130点が一堂に集結。マグリット作品の全貌をあぶりだす。会場には、生活のために商業デザイナーも務めていた初期から、矛盾に満ちた不...
ART|『モネ、風景をみる眼-19世紀フランス風景画の革新』
ART│2つの美術館の所蔵作品を見比べることができる貴重な機会国立西洋美術館『モネ、風景をみる眼-19世紀フランス風景画の革新』印象派を代表する画家であり、『睡蓮』などで知られるモネ。彼の眼が風景をどのように捉え、カンヴァスの上にどのような絵画空間が生まれていったのかを探る『モネ、風景をみる眼-19世紀フランス風景画の革新』。上野の国立西洋美術館で3月9日(日)まで開かれている。Text by YANAKA Tomomi共通のテーマをもつ作品を同時に展示し、モネの視点を浮かび上がらせる 日本でも有数のモネのコレクションで知られる国立西洋美術館とポーラ美術館の共同企画により実現した『モネ、風景をみる眼-19世紀フランス風景画の革新』。『睡蓮』や『積みわら』といった連作を数多く制作してきたモネの作品を見比べることができる、貴重な機会となっている。「モネは眼にすぎない、しかし何と素晴らしき眼なのか」とおなじく印象派のセザンヌに言わしめたモネの作品。だが、モネの眼は自然の風景から受け取る...
ART|『Bunkamura25周年特別企画 だまし絵II』
ART│多岐に渡り進化していく現代美術のだまし絵を中心に紹介『Bunkamura25周年特別企画 だまし絵II』現代美術からルネサンス後期まで、多彩な“だまし絵”を集めた『Bunkamura25周年特別企画 だまし絵II』。10月5日(日)まで渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開かれている。Text by YANAKA Tomomi眼の先入観を打ち破り、観る者を仮象の世界の裏側へと誘う不思議な作品たち美術の歴史において、古くから見るひとの目を欺くような仕掛けををもつ“だまし絵”の系譜。古今東西のだまし絵が集結した2009年につづき開催される本展では、多岐にわたり進化していく現代美術に重きが置かれた。会場では古典的傑作を集めたプロローグにつづき、現代のあたらしいだまし絵における挑戦を視覚的詐術によるカテゴリーに分類して紹介。名画の裏側を再現するというユニークなアイディアで、観る者の眼を欺くヴィック・ムニーズはゴッホの名作『星月夜』の裏面を描くことで、まるで本物の絵画が後ろ向き...
ART|現代美術家、松蔭浩之 個展「黄金町バザール」で開催
ART|過去3年間に自身で調理した料理写真70点を一挙公開!現代美術家、松蔭浩之 個展「日常採取~ア・デイ・イン・ザ・ライフ」開催現代美術家の松蔭浩之氏が、過去3年間の自炊料理写真を撮影しつづけるという、これまでの作風とは異なるスタイルで作品を制作。8月1日(金)から黄金町バザール「Galley Saitou Fine Arts(ギャラリー サイトウファインアーツ)」(通称Y-ゼミ)で開催される個展「日常採取~A DAY IN THE LIFE」で、はじめて披露される。Text by KAJII Makoto (OPENERS)料理写真を媒体にして過去3年間を顧みるミヅマアートギャラリーに所属する松蔭浩之氏は、女性のポートレイトやパフォーマンス、インスタレーションなどを制作するアーティスト。現代美術家、写真家であり、アーティストグループ『昭和40年会』会長でもある氏が、過去3年間に自身で調理した料理写真70点を一挙公開。3.11からノマド生活を経て急展開の結婚……と、料理写真を媒体...
ART|アクメ ファニチャーにてSho Watanabe氏のエキシビション開催
ART|アメリカ西海岸の世界観を表現アクメ ファニチャーにてSho Watanabeのエキシビションアクメのコンセプトライン「スピットリップ アクメ ファニチャー」に8月2日(土)から8月31日(日)まで、アーティストSho Watanabeによる新作発表のエキシビション「Onko Chishin -Giving new life to things from the past-」を開催する。Text by KUROMIYA Yuzu限定30個の描き下ろしトートバッグも発売Sho Watanabe(渡部 将)氏は、ペン1本だけで描くペン画、白黒をベースに拡がる独自の世界観を表現する作品をはじめ、シルクスクリーンから油絵などのドローイングを主としたアート性の高い作品を数多く手がけているアーティスト。また、広告やプロダクツ、空間プロデュース、WEBデザインや執筆活動と幅広い分野でのクリエイティブ活動にも定評があり、デジタルとアナログの融合が彼の持ち味だ。今回のエキシビションでは、彼の作...
ART|映像アーティスト Eugene Kangawaの個展を開催
ART│福島とカンボジア・プノンペンを独自の表現方法で収めた映像作品ユカ・ツルノギャラリーでEugene Kangawa『from the future』映像を中心に活動するEugene Kangawa(寒川裕人)による展覧会『from the future』。福島とカンボジア・プノンペンを独自の表現方法で収めた映像作品が、東雲のユカ・ツルノギャラリーで展示されている。8月30日(土)まで。Text by YANAKA Tomomi福島という場所の記憶が、忘れ去られてしまった“未来”を可視化1989年にアメリカで生まれ、現在は東京を拠点に活動するEugene Kangawa。京都造形芸術大学在学中より国内外の展覧会に参加し、映像作品をはじめ、写真や彫刻などをもちいたインスタレーションを発表してきた。これまで20代を代表するデザイナーとしてggg「ギンザ・グラフィック・ギャラリー」に招聘されたほか、株式会社ON,incを設立し、都市計画が技術の共同研究、そのほかソフトウェア設計などを...
EVENT|アーバンリサーチ「TINY GARDEN FESTIVAL」開催
EVENT|コンセプトは“小さな庭先で繰り広げられるガーデンパーティ”「KNOCKING ON THE DOORS TINY GARDEN FESTIVAL」開催昨年、ブランド10周年を迎えたアーバンリサーチのライフスタイルブランド「URBAN RESEARCH DOORS(アーバンリサーチドアーズ)」が主催するフェスティバル「KNOCKING ON THE DOORS TINY GARDEN FESTIVAL」が、8月30日(土)、31日(日)に開催される。Text by KAJII Makoto (OPENERS)衣・食・住・遊にまつわる多数の“扉”を用意アーバンリサーチドアーズの10周年を記念して、昨年、群馬県「無印良品キャンパーニャ嬬恋キャンプ場」で開催され、1000人を越える参加者が集まったTITY GARDEN FESTIVAL。その2回目が開催される。イベントのコンセプトは、小さな庭先で繰り広げられるガーデンパーティ。会場は昨年と同様、無印良品カンパーニャ嬬恋キャンプ...
ART|『丸山敬太20周年祭「丸山景観」全集大成展』を表参道ヒルズで開催
ART|限定の記念本、写真集の販売やトークショーも開催『丸山敬太20周年祭「丸山景観」全集大成展』を表参道ヒルズで開催ファッションデザイナー丸山敬太の活動20周年を記念した衣装展『丸山敬太20周年祭「丸山景観」全集大成展』が、8月8日(金)から8月17日(日)まで、表参道ヒルズ内のスペース オーで開かれる。Text by YANAKA Tomomiアートディレクションは、注目のクリエイター森本千絵が担当「KEITA MARUYAMA」ブランドデビュー以来、ミュージシャンや俳優、舞台、映画の衣装製作や、ブランドのクリエイティブディレクターなど、ファッションの分野にとどまらず幅広く活動する丸山敬太。彼の活動20周年を記念し、“丸山景観”と銘打った展覧会が開催される。会場では、大胆で絵画的なプリントや繊細な手仕事による美しいディティール、そして日本の四季の美しさを愛する丸山が20年間にわたりつくりだしてきた独自のクリエイションによるファンタジーな世界観を披露。「KEITA MARUYAM...
ART FILE 31|「ベネッセ・アートサイト直島と建築家 安藤忠雄」展
ART FILE 31|フランス・パリ「Le Japon Rive Gauche展」 -ベネッセアートサイト直島と建築家・安藤忠雄-日仏文化協力90周年を迎える今年、世界でもっとも長い歴史をもつ百貨店、パリのボン・マルシェにて「Le Japon Rive Gauche展」が開催される。建築家・安藤忠雄氏をメインゲストに迎え、8月30日(土)から10月18日(土)までベネッセアートサイト直島での一連のプロジェクトをテーマにした展覧会を実施する。Text by Winsome Li (OPENERS)ベネッセアートサイト直島をパリの老舗百貨店に再現100を超える日本のブランドが参加する「Le Japon Rive Gauche展」は、カルチャー部門とファッション部門が設けられ、衣・食・住・アートにまつわる「日本」を、かつてない規模で紹介する。カルチャー部門のメインゲストは日本を代表する建築家の安藤忠雄氏が、ベネッセアートサイト直島における自身の建築をテーマにした作品を展開する。ベネッセ...
ART|オランダ人写真家シャルロット・デュマ個展『ANIMA』
ART│人間と共生するアーリントン墓地の馬を撮影オランダ人写真家シャルロット・デュマ『ANIMA』展をギャラリー916で開催オランダ人写真家のシャルロット・デュマが人間とともに共生する馬の姿を撮影した写真展『ANIMA』。12月28日(日)まで、ギャラリー916で開かれている。Text by YANAKA Tomomi人間と馬との共存関係をあぶりだすような作品を展示現在、アムステルダムとニューヨークを拠点に活動しているシャルロット・デュマは1977年生まれ。視覚芸術などをアカデミーで学び、現代社会における人間と動物の関係性をテーマに活動してきた。これまでに警察馬や救助犬、動物園で飼育されている動物など、さまざまなシチュエーションの動物を被写体とするポートレイト作品を発表している。そして今回、写真家の上田義彦がキュレーターを務めるギャラリー916での個展が実現。アメリカの首都ワシントンD.C.郊外に位置し、米国兵士たちを埋葬するアーリントン国立墓地の馬車馬たちを撮影したシリーズ『AN...
Levi's® Made & Crafted™|#06 写真家 アダム ・クレマー
ブランドのテーマを表現するアート:10月#06 アダム・クレマー服とスタイルの再構築リーバイスの歴史的プロダクトにインスパイアされ、現代の素材と縫製技術を取り入れたラインが、リーバイス® メイド アンド クラフテッド™だ。同ブランドはアート、音楽といったポップカルチャーを通じた取り組みでも話題を集めている。そのひとつが、毎月異なる写真家によって、 シーズンテーマを表現する本シリーズ。10月はトロンプルイユ(だまし絵)のようなモデルカットを撮影してくれたアダム・クレマーだ。※リーバイス® メイド アンド クラフテッド™では、さまざまなアメリカ人写真家を起用して、ブランドのシーズンアイテムを撮影している。一年間にわたって毎月1人の写真家を指名し、それぞれのスタイルで解釈・表現したクリエイティブを公開中だ。本プロジェクトの作品はリーバイス® メイド アンド クラフテッド™のブログ(http://levismadeandcrafted.tumblr.com/)、リーバイス®のSNS、オンラ...
BOOK|美術家大山エンリコイサム著、グラフィティ文化入門書『アゲインスト・リテラシー|グラフィティ文化論』
BOOK|主要作家、歴史、現代日本、美術批評の観点からグラフィティ文化を論じる『アゲインスト・リテラシー|グラフィティ文化論』LIXIL出版から、グラフィティ文化を歴史、現代日本、美術批評それぞれの観点から論じた『アゲインスト・リテラシー|グラフィティ文化論』が発売。美術家・大山エンリコイサムが、グラフィティ文化において重要な覆面アーティスト、バンクシーやBNE、ラメルジーほか8名のアーティストに言及する。Text by MATSUOKA Wutami(OPENERS)日本でグラフィティ文化論がまとめられた数少ない一冊「これはグラフィティ批評、ストリート・アート批評の決定打。いきなり前人未到!」と、作家/クリエイターのいとうせいこうも熱いメッセージを寄せるグラフィティ文化論が出版された。著者の大山エンリコイサムは1983年、イタリア人の父と日本人の母のもと東京に生まれた。現在はニューヨークを拠点にペインティングやインスタレーション、壁画などの作品を中心に発表している。また現代美術と...
ART│京都初の大規模な現代アートの国際展『PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015』
ART│世界の第一線で活躍する36組のアーティストが集結京都初の大規模な現代アートの国際展『PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015』京都ではじめてとなる大規模な現代アートの国際展『PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015』。京都市内各地を舞台に3月7日(土)から5月10日(日)まで開かれる。Text by YANAKA Tomomi京都ならではの歴史ある建物や場所がアートに染まる歴史都市であり、いまも国内外の人びとを惹きつけてやまない京都。古き良き雰囲気と国際都市とが交差する街を舞台に、世界の第一線で活躍する36組のアーティストが参加する『PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015』が開幕する。開催にあたり、元京都国立近代美術館の学芸課長であった河本信治氏をアーティスティックディレクターに迎え、準備に2年もの月日を要したというPARASOPHIA。この準備期間に参加アーティストのほとんどを京都に招聘。作家たちは京都の文化や歴史、文化遺産からだけではなく...
ART FAIR TOKYO 2015|アートを楽しむ3日間のフェスティバル「アートフェア東京2015」
ART FAIR TOKYO 2015|3月20日(金)から22日(日)まで開催!アートを楽しむ3日間のフェスティバル「アートフェア東京2015」日本最大のアートフェアとして知られ、今回9回目となる「アートフェア東京2015」が、3月20日(金)から22日(日)まで、東京国際フォーラムで開催。国内外30都市から140以上のギャラリーや企業などが出展。さらに初出展のギャラリーも26登場し、アニバーサリーにふさわしい顔ぶれが揃った。また、さまざまな企画も期間中に展開し、あらゆるアートについて幅広くフォローする。OPENERSではその見どころを全3回で紹介する。Text by Winsome Li(OPENERS)国内外のギャラリーが多数参加、企画展示も大充実!10回目となる「アートフェア東京2015」見て、買って楽しむ最大のアート祭典のすべて10回目を迎えた日本最大のアートの祭典「アートフェア東京」が今年も3月20日(金)に華やかに開幕。3月22日(日)までの3日間、東京国際フォーラム...