アート
「アート」に関する記事

ART|テオ・ゴセリンの新作展『Sans Limites』を世界初公開
ART|4月4日、5日にはアーティスト本人が来場テオ・ゴセリンの新作展『Sans Limites』を世界初公開アンダーグラウンドのライフスタイルが見え隠れする作品で人気を集めるフランス人写真家、テオ・ゴセリン(Théo Gosselin)による新作展『Sans Limites』が世界初公開。4月2日(木)から4月20日(月)まで、代官山 蔦屋書店で開かれる。Text by YANAKA Tomomiみずみずしい雄大な自然を背景に若者たちの姿を切り取った写真群昨年、日本での初個展を開催し、大きな話題となったテオ・ゴセリン。1990年生まれという若い感性を生かし、若手写真家の発掘で知られるスカンジナビアのレーベル「Éditions du LIC」から出版されたファースト写真集『Avec Le Coeur』は、本国フランスはもとより、世界各地で大きな反響を巻き起こした。日本には、『Avec Le Coeur』の初版が瞬く間に品切れとなり、セカンドエディションが発売されたのを記念し昨春、来...

ART|モザイクアート作品展『L'atelier par Impossible』
ART|iPhoneからインスタントフィルムに焼き付けるデバイスを使った、世界初の展覧会芸術家のアトリエ写真から生み出されたモザイクアート作品展『L'atelier par Impossible』ポラロイド社のインスタントフィルム撤退後に、アートに特化したインスタントフィルムづくりをおこなってきたImpossible(インポッシブル)が、あらたなデバイスを開発。iPhoneからインスタントフィルムに焼き付ける「Instant Lab(インスタント・ラブ)」の写真である。その写真を集めて巨大な立体モザイクアート作品を生み出し展示する『L'atelier par Impossible』が、中目黒のインポッシブル・プロジェクト・スペースで12月3日(火)から2014年1月13日(月・祝)まで開かれる。Text by YANAKA Tomomiダリのアトリエや“写真の父”ニエプスのアトリエをモザイクで再現 iPhoneで撮影した画像を本物のインスタントフィルムに現像するという、世界初のデ...

ART|「表参道ヒルズ クリスマス アート パーティー」
ART|6組のクリエイターによるスペシャルイベントも展開「表参道ヒルズ クリスマス アート パーティー」表参道ヒルでクリスマスシーズンをアートで彩るイベント「表参道ヒルズ クリスマス アート パーティー」が、12月13日(金)から12月25日(水)まで開催。各界で活躍しているアーティストやクリエイター、6組の最新プロジェクトなどが展開される。Text by YANAKA Tomomi各最新プロジェクトの展示やグッズの販売も華やかなイルミネーション輝く表参道ヒルズが贈るアートなクリスマス。会場となる表参道ヒルズ内のスペース オーには、6組の多彩なアーティストやクリエイターのブースが登場するほか、マルティーニスパークリングワインのバーも設けられ、大人の雰囲気漂うクリスマスを演出する。ブースを出展するのは、写真家の蜷川実花や「坂本龍一 + 札幌国際芸術祭2014」、表参道のEYE OF GYREでの展覧会を開催中の彫刻家の名和晃平、バルーンユニットのデイジーバルーン。さらにクリエイティブ...

ART|新作展『大矢加奈子-庭の風景-』
ART|「不完全」「不安感」という日常の一瞬を描き出す新作展『大矢加奈子-庭の風景-』気鋭画家として注目を集める大矢加奈子(おおや・かなこ)による新作展『大矢加奈子-庭の風景-』が、渋谷区・神宮前のhpgrp GALLERY TOKYOで開かれている。12月29日(日)まで。Text by YANAKA Tomomi風景や、日常の記憶、経験を捉え直し、“自分の庭”に変換周到なレイアウトと高い描写力、多彩なテクニックをもちいた独自の表現で、不完全さや不安感という日常の一瞬を鮮烈に描き出す大矢加奈子。1983年、神奈川県に生まれ、2008年東京藝術大学大学院修士課程を修了、同年には群馬青年ビエンナーレで大賞を受賞している。翌2009年には損保ジャパン美術財団選抜奨励展秀作を受賞するなど、今後さらなる活躍が期待されている若きアーティストだ。本展では、旅のなかで見た風景や、日常の記憶、経験を捉え直し“自分の庭”として描き出した新作を発表。時間や場所を特定できない背景のなか、一見華やかで温か...

ART|銀座メゾンエルメスフォーラムで『クリスチャン・ボヌフォワ展』
ART│フランスを代表する画家の日本初個展銀座メゾンエルメスフォーラムで『クリスチャン・ボヌフォワ展』フランスを代表する画家として知られるクリスチャン・ボヌフォワ(Christian Bonnefoi)。彼の日本初個展となる『クリスチャン・ボヌフォワ展』が、来年2月28日(金)まで銀座メゾンエルメス フォーラムで開かれている。Text by YANAKA Tomomi会場構成は気鋭の建築家、中山英之氏が担当クリスチャン・ボヌフォワは1948年、フランス生まれ。美術史家としてそのキャリアをスタートさせたが、1970年に観たアンリ・マティス展で出合ったレリーフ状の彫刻『Dos(背中)』に衝撃を受け、画家を志すようになる。以来、絵画の物質的側面に着眼し、透過性のある素材を使いながら、自立したオブジェとなることを目指して重ねられてきた彼の創作活動。ミニマリズムの文脈にもつながるストイックな作品は、伝統的な絵画への問いを物理的かつ哲学的に追求し、フランスや世界各地のパブリックコレクションにも...

ART|『マグリット展』を国立新美術館で開催
ART│東京で13年ぶりとなる大回顧展『マグリット展』を国立新美術館で開催20世紀美術の巨匠ルネ・マグリット(1898-1967年)の13年ぶりとなる大回顧展『マグリット展』が3月25日(水)から6月29日(月)まで、国立新美術館で開かれている。Text by YANAKA Tomomi世界10カ国以上から集結した初期から晩年までの作品がずらりダリらと並び、シュルレアリスムを代表する画家として知られるベルギー生まれのマグリット。彼の作品は言葉やイメージ、時間や重力といった、私たちの思考や行動を規定する“枠”を超えて独自の世界を切りひらき、のちのアートデザインにも大きな影響を与えてきた。このたび東京では2002年以来となる13年ぶりの大回顧展が実現。ベルギー王立美術館とマグリット財団が全面協力し、日本をはじめ世界10カ国以上の美術館や個人所蔵家から代表的な約130点が一堂に集結。マグリット作品の全貌をあぶりだす。会場には、生活のために商業デザイナーも務めていた初期から、矛盾に満ちた不...

ART|『モネ、風景をみる眼-19世紀フランス風景画の革新』
ART│2つの美術館の所蔵作品を見比べることができる貴重な機会国立西洋美術館『モネ、風景をみる眼-19世紀フランス風景画の革新』印象派を代表する画家であり、『睡蓮』などで知られるモネ。彼の眼が風景をどのように捉え、カンヴァスの上にどのような絵画空間が生まれていったのかを探る『モネ、風景をみる眼-19世紀フランス風景画の革新』。上野の国立西洋美術館で3月9日(日)まで開かれている。Text by YANAKA Tomomi共通のテーマをもつ作品を同時に展示し、モネの視点を浮かび上がらせる 日本でも有数のモネのコレクションで知られる国立西洋美術館とポーラ美術館の共同企画により実現した『モネ、風景をみる眼-19世紀フランス風景画の革新』。『睡蓮』や『積みわら』といった連作を数多く制作してきたモネの作品を見比べることができる、貴重な機会となっている。「モネは眼にすぎない、しかし何と素晴らしき眼なのか」とおなじく印象派のセザンヌに言わしめたモネの作品。だが、モネの眼は自然の風景から受け取る...

ART|『Bunkamura25周年特別企画 だまし絵II』
ART│多岐に渡り進化していく現代美術のだまし絵を中心に紹介『Bunkamura25周年特別企画 だまし絵II』現代美術からルネサンス後期まで、多彩な“だまし絵”を集めた『Bunkamura25周年特別企画 だまし絵II』。10月5日(日)まで渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開かれている。Text by YANAKA Tomomi眼の先入観を打ち破り、観る者を仮象の世界の裏側へと誘う不思議な作品たち美術の歴史において、古くから見るひとの目を欺くような仕掛けををもつ“だまし絵”の系譜。古今東西のだまし絵が集結した2009年につづき開催される本展では、多岐にわたり進化していく現代美術に重きが置かれた。会場では古典的傑作を集めたプロローグにつづき、現代のあたらしいだまし絵における挑戦を視覚的詐術によるカテゴリーに分類して紹介。名画の裏側を再現するというユニークなアイディアで、観る者の眼を欺くヴィック・ムニーズはゴッホの名作『星月夜』の裏面を描くことで、まるで本物の絵画が後ろ向き...

ART|現代美術家、松蔭浩之 個展「黄金町バザール」で開催
ART|過去3年間に自身で調理した料理写真70点を一挙公開!現代美術家、松蔭浩之 個展「日常採取~ア・デイ・イン・ザ・ライフ」開催現代美術家の松蔭浩之氏が、過去3年間の自炊料理写真を撮影しつづけるという、これまでの作風とは異なるスタイルで作品を制作。8月1日(金)から黄金町バザール「Galley Saitou Fine Arts(ギャラリー サイトウファインアーツ)」(通称Y-ゼミ)で開催される個展「日常採取~A DAY IN THE LIFE」で、はじめて披露される。Text by KAJII Makoto (OPENERS)料理写真を媒体にして過去3年間を顧みるミヅマアートギャラリーに所属する松蔭浩之氏は、女性のポートレイトやパフォーマンス、インスタレーションなどを制作するアーティスト。現代美術家、写真家であり、アーティストグループ『昭和40年会』会長でもある氏が、過去3年間に自身で調理した料理写真70点を一挙公開。3.11からノマド生活を経て急展開の結婚……と、料理写真を媒体...

ART|アクメ ファニチャーにてSho Watanabe氏のエキシビション開催
ART|アメリカ西海岸の世界観を表現アクメ ファニチャーにてSho Watanabeのエキシビションアクメのコンセプトライン「スピットリップ アクメ ファニチャー」に8月2日(土)から8月31日(日)まで、アーティストSho Watanabeによる新作発表のエキシビション「Onko Chishin -Giving new life to things from the past-」を開催する。Text by KUROMIYA Yuzu限定30個の描き下ろしトートバッグも発売Sho Watanabe(渡部 将)氏は、ペン1本だけで描くペン画、白黒をベースに拡がる独自の世界観を表現する作品をはじめ、シルクスクリーンから油絵などのドローイングを主としたアート性の高い作品を数多く手がけているアーティスト。また、広告やプロダクツ、空間プロデュース、WEBデザインや執筆活動と幅広い分野でのクリエイティブ活動にも定評があり、デジタルとアナログの融合が彼の持ち味だ。今回のエキシビションでは、彼の作...

ART|映像アーティスト Eugene Kangawaの個展を開催
ART│福島とカンボジア・プノンペンを独自の表現方法で収めた映像作品ユカ・ツルノギャラリーでEugene Kangawa『from the future』映像を中心に活動するEugene Kangawa(寒川裕人)による展覧会『from the future』。福島とカンボジア・プノンペンを独自の表現方法で収めた映像作品が、東雲のユカ・ツルノギャラリーで展示されている。8月30日(土)まで。Text by YANAKA Tomomi福島という場所の記憶が、忘れ去られてしまった“未来”を可視化1989年にアメリカで生まれ、現在は東京を拠点に活動するEugene Kangawa。京都造形芸術大学在学中より国内外の展覧会に参加し、映像作品をはじめ、写真や彫刻などをもちいたインスタレーションを発表してきた。これまで20代を代表するデザイナーとしてggg「ギンザ・グラフィック・ギャラリー」に招聘されたほか、株式会社ON,incを設立し、都市計画が技術の共同研究、そのほかソフトウェア設計などを...

EVENT|アーバンリサーチ「TINY GARDEN FESTIVAL」開催
EVENT|コンセプトは“小さな庭先で繰り広げられるガーデンパーティ”「KNOCKING ON THE DOORS TINY GARDEN FESTIVAL」開催昨年、ブランド10周年を迎えたアーバンリサーチのライフスタイルブランド「URBAN RESEARCH DOORS(アーバンリサーチドアーズ)」が主催するフェスティバル「KNOCKING ON THE DOORS TINY GARDEN FESTIVAL」が、8月30日(土)、31日(日)に開催される。Text by KAJII Makoto (OPENERS)衣・食・住・遊にまつわる多数の“扉”を用意アーバンリサーチドアーズの10周年を記念して、昨年、群馬県「無印良品キャンパーニャ嬬恋キャンプ場」で開催され、1000人を越える参加者が集まったTITY GARDEN FESTIVAL。その2回目が開催される。イベントのコンセプトは、小さな庭先で繰り広げられるガーデンパーティ。会場は昨年と同様、無印良品カンパーニャ嬬恋キャンプ...

ART|『丸山敬太20周年祭「丸山景観」全集大成展』を表参道ヒルズで開催
ART|限定の記念本、写真集の販売やトークショーも開催『丸山敬太20周年祭「丸山景観」全集大成展』を表参道ヒルズで開催ファッションデザイナー丸山敬太の活動20周年を記念した衣装展『丸山敬太20周年祭「丸山景観」全集大成展』が、8月8日(金)から8月17日(日)まで、表参道ヒルズ内のスペース オーで開かれる。Text by YANAKA Tomomiアートディレクションは、注目のクリエイター森本千絵が担当「KEITA MARUYAMA」ブランドデビュー以来、ミュージシャンや俳優、舞台、映画の衣装製作や、ブランドのクリエイティブディレクターなど、ファッションの分野にとどまらず幅広く活動する丸山敬太。彼の活動20周年を記念し、“丸山景観”と銘打った展覧会が開催される。会場では、大胆で絵画的なプリントや繊細な手仕事による美しいディティール、そして日本の四季の美しさを愛する丸山が20年間にわたりつくりだしてきた独自のクリエイションによるファンタジーな世界観を披露。「KEITA MARUYAM...

ART FILE 31|「ベネッセ・アートサイト直島と建築家 安藤忠雄」展
ART FILE 31|フランス・パリ「Le Japon Rive Gauche展」 -ベネッセアートサイト直島と建築家・安藤忠雄-日仏文化協力90周年を迎える今年、世界でもっとも長い歴史をもつ百貨店、パリのボン・マルシェにて「Le Japon Rive Gauche展」が開催される。建築家・安藤忠雄氏をメインゲストに迎え、8月30日(土)から10月18日(土)までベネッセアートサイト直島での一連のプロジェクトをテーマにした展覧会を実施する。Text by Winsome Li (OPENERS)ベネッセアートサイト直島をパリの老舗百貨店に再現100を超える日本のブランドが参加する「Le Japon Rive Gauche展」は、カルチャー部門とファッション部門が設けられ、衣・食・住・アートにまつわる「日本」を、かつてない規模で紹介する。カルチャー部門のメインゲストは日本を代表する建築家の安藤忠雄氏が、ベネッセアートサイト直島における自身の建築をテーマにした作品を展開する。ベネッセ...

ART|オランダ人写真家シャルロット・デュマ個展『ANIMA』
ART│人間と共生するアーリントン墓地の馬を撮影オランダ人写真家シャルロット・デュマ『ANIMA』展をギャラリー916で開催オランダ人写真家のシャルロット・デュマが人間とともに共生する馬の姿を撮影した写真展『ANIMA』。12月28日(日)まで、ギャラリー916で開かれている。Text by YANAKA Tomomi人間と馬との共存関係をあぶりだすような作品を展示現在、アムステルダムとニューヨークを拠点に活動しているシャルロット・デュマは1977年生まれ。視覚芸術などをアカデミーで学び、現代社会における人間と動物の関係性をテーマに活動してきた。これまでに警察馬や救助犬、動物園で飼育されている動物など、さまざまなシチュエーションの動物を被写体とするポートレイト作品を発表している。そして今回、写真家の上田義彦がキュレーターを務めるギャラリー916での個展が実現。アメリカの首都ワシントンD.C.郊外に位置し、米国兵士たちを埋葬するアーリントン国立墓地の馬車馬たちを撮影したシリーズ『AN...