アート
「アート」に関する記事
ART|広島市現代美術館で『サイト-場所の記憶、場所の力-』展
ART│記憶をめぐる場所とのつながりをヒロシマの地で共有する広島市現代美術館で『サイト-場所の記憶、場所の力-』展イサム・ノグチが手がけた幻の原爆慰霊碑をはじめ、「サイト(場所)」について密接な関係をもつ美術表現をテーマにした展覧会『サイト-場所の記憶、場所の力-』が広島市現代美術館で開かれている。10月14日(月・祝)まで。Text by YANAKA Tomomiイサム・ノグチが制作した『広島の原爆死没者慰霊碑』「サイト(場所)」にまつわる痛みや喪失、そして懐かしさ…さまざまな記憶をめぐる場所とのつながりを、ヒロシマの地で共有できる『サイト-場所の記憶、場所の力-』が開催中だ。本展では、彫刻家であり、庭園や公園、橋などの都市計画も担ったアーティスト、イサム・ノグチ。彼が建築家の丹下健三の依頼により設計した『広島の原爆死没者慰霊碑』の5分の1サイズの模型を展示する。実際にはつくられることはなかったが、和やかなな丸みをおびた慰霊碑は地下に霊安室を備えた二層構造となっており、イサム・...
TOKYO PHOTO|写真文化を体現する『TOKYO PHOTO 2013』
TOKYO PHOTO|東京フォト展示やアートフェア、著名キュレーターによる特別展示など盛りだくさんの4日間写真文化の最前線を体現する「TOKYO PHOTO 2013」アートフェアやフォト・キュレーターによる特別展示、トークショーなど多角的なアプローチで写真文化を体感できる、インターナショナル・フォト・フェア「TOKYO PHOTO 2013」。9月27日(金)から30日(月)まで港区・芝公園の増上寺で開かれる。Text by YANAKA Tomomi今年の会場は江戸情緒残る増上寺2009年にスタートし、今年で5周年の節目を迎える「TOKYO PHOTO」。今回から会場を江戸情緒残る芝の増上寺に移して開催される。写真作品を販売するアートフェアでは、東京をはじめ、ニューヨーク、パリ、ベルリン、アムステルダム、マドリードなど世界の主要10都市よりトップギャラリーが来日。世界的なフォトグラファーの作品を間近に見ながら実際に購入するすることができる。また記念企画として、現代アートミュー...
ART|ポートランドを拠点にするフラワーアーティストと写真家がコラボ
ART|ポートランドを拠点にするフラワーアーティストと写真家がコラボエキシビション『Overgrowth』をロケットで開催フラワーアーティストのライリー・メッシーナと、写真家のパーカー・フィッツジェラルドという、米・ポートランドを拠点に活動するふたり。彼らのあたらしいコラボレーションプロジェクトを紹介するエキシビション『Overgrowth』が、9月27日(金)から10月1日(火)まで、神宮前のROCKET(ロケット)で開かれる。Text by YANAKA Tomomiボタニカルデザインと繊細なフィルムイメージが融合シンプルな美しさを追求した、力強い作品で知られるフラワーアーティストのライリー・メッシーナ。世界中の雑誌で作品を発表している写真家パーカー・フィッツジェラルド。2011年にポートランドで創刊され、センス溢れるヴィジュアルとテキスト、デザインが人気のライフスタイルマガジン『KINFOLK(キンフォーク)』で、ふたりはこれまでに何度もタッグを組み、人びとを魅了してきた。彼...
ART|『ゼラチンシルバーセッション2013-Save The Film-』
ART│写真家50人による未発表作品の銀塩写真を愛でる『ゼラチンシルバーセッション2013-Save The Film-』約50人にも及ぶ写真家の未発表作品を銀塩写真で展示する『ゼラチンシルバーセッション2013-Save The Film-』が10月4日(金)から10月20日(日)まで、六本木のアクシスギャラリーで開かれる。Text by YANAKA Tomomi東北支援のためのサイレントオークションも開催銀塩写真でしか表現できない楽しさや面白さを知ってもらおうと、2006年から開催しているゼラチンシルバーセッション。長い間培われてきた、手間ひまをかけた撮影や、暗室作業などの手仕事、技術、機材などを守ろうという想いをつなげていくプロジェクトとして、多くの写真家らの賛同を得て開催されてきた。会場には、森山大道など大御所から、市橋織江やブルース・オズボーンといったいまをときめく写真家まで、約50人の未発表作品が集結。さらに、故植田正治氏の生誕100周年を記念した特別展示もおこなわれ...
TOKYO PHOTO 2013|「東京フォト 2013」増上寺にて開催
TOKYO PHOTO|東京フォト今年で5周年! 東京でのインターナショナル・フォト・フェア「TOKYO PHOTO 2013」を開催!2009年にスタートした、インターナショナル・フォト・フェア「TOKYO PHOTO(東京フォト)」は今年で5周年。記念すべきの節目となる「TOKYO PHOTO 2013」は、港区・芝公園の増上寺にて、9月27日(金)から9月30日(月)までの4日間で開催される。東京をはじめ、世界各地よりトップギャラリーが出展し、フォト・キュレーターによる特別展示も実施する。写真作品の鑑賞と販売が同時に行われる、東京最大のアートフェア(見本市)となる。Text by Winsome Li (OPENERS)最先端の写真作品を網羅する4日間の見本市! 「TOKYO PHOTO 2013」とは?見て、買える写真展今回は10都市よりトップギャラリーが来日し、著名なフォト・キュレ―タ―やアーティストらによる特別展示やイベントやトークショウなど充実した「TOKYO PHO...
TOKYO PHOTO|東京フォト代表 原田知大氏にインタビュー!
TOKYO PHOTO|東京フォト「TOKYO PHOTO 2013」特別企画展の見どころは?代表・原田知大氏にインタビュー!「TOKYO PHOTO 2013」が、いよいよ港区・芝公園の増上寺で開かれる。本展のほか、5つの特別企画展も開催。英テートモダンのサイモン・ベーカーのキュレーションによる「車窓からの眺め - 森山大道 ジョエル・マイヤロヴィッツ ジョン・ディヴォラ」をはじめ、日本とアメリカの写真家をテーマにした「東松照明 追悼展」と「ウィリアム・クライン写真展 - 東京」。そして、グループ展の「ハッセルブラッド マスターズ アワード」と「日中未来の子ども100 人の写真展」をラインナップ。それぞれの見どころを、「TOKYO PHOTO」代表の原田知大(はらだ・ともひろ)氏に聞いた。Text by Winsome Li (OPENERS)各都市の写真文化を象徴する5つの企画展――「TOKYO PHOTO」は毎回特別展を開催されますが、どういう手順で企画を決めるのでしょうか?...
THEATER|野村萬斎×坂本龍一×高谷史郎がトリプルタッグ「LIFE-WELL」
THEATER|野村萬斎×坂本龍一×高谷史郎がトリプルタッグ伝統芸能と前衛アートの融合「LIFE-WELL」野村萬斎、坂本龍一、高谷史郎。このトップアーティストたちによるコラボレーションが山口情報芸術センター(YCAM)で実現。伝統芸能と前衛アートを融合させた新作舞台「LIFE - WELL(ライフ・ウェル)」が、10月22日(火)に公演される。Text by KUROMIYA Yuzu古代から現代を背景に自然と文明が交わるあらたなアート山口情報芸術センター(YCAM)では、10周年記念祭を開催中。その一環として、狂言師 野村萬斎氏をはじめとする現代能楽界の担い手たちと、10周年記念祭のアーティスティックディレクターをつとめる音楽家 坂本龍一氏、アーティスト 高谷史郎氏のコラボレーションによる新作舞台「LIFE-WELL」の公演が決定。狂言師 野村萬斎氏音楽家 坂本龍一氏アーティスト 高谷史郎氏この舞台となるのは、坂本龍一氏と高谷史郎氏が2007年にYCAMで発表したインスタレーシ...
EVENT|女子クリエイターの祭典『シブカル祭。』が今年も開催
EVENT|まだ世に出ていないあたらしい才能を発掘、応援!女子クリエイターの祭典『シブカル祭。2013~フレフレ!全力女子!~』渋谷の街全体を巻き込んだ女子クリエイターの祭典『シブカル祭。2013~フレフレ!全力女子!~』が今年も開幕。10月18日(金)から28日(月)まで、渋谷パルコ館内外を中心に、アート作品の展示やライブ、ダンスパフォーマンスなど多彩なイベントが繰り広げられる。Text by YANAKA Tomomi渋谷の街全体がアートになる2011年からスタートした『シブカル祭。』。渋谷パルコ40周年という節目の年を迎えた今年はよりその魅力がアップ。「応援」をテーマにまだ世に出ていない才能を発掘すべく、クリエイター150人以上が参加し、イベント数は100本以上、そして会場は40カ所以上へと膨れ上がり、渋谷が人々の感性をさらに刺激する“るつぼ”となる。メイン会場となるパルコミュージアムでは、カルチャー界の第一線で活躍する7人の“目利き”が『シブカル祭。』初出展となる若手女子ク...
ANDY WARHOL + BUGABOO|A・ウォーホルとのコラボ第2弾
ANDY WARHOL + BUGABOO|アンディ・ウォーホル + バガブーバグモチーフとスター柄を描いたベビーカーが登場アンディ・ウォーホルとのコラボレーション第2弾発売オランダ発のモビリティブランド バガブーとアンディ・ウォーホル視覚芸術財団のコラボレーションシリーズに待望の第2弾が登場。「Happy Bugs(ハッピー・バグ)」と「So Many Stars(スター)」コレクションが発売される。Text by KUROMIYA Yuzu「スター」は伊勢丹新宿店と三越日本橋店にて先行予約中「ハッピー・バグ」コレクションは、アンディ・ウォーホルがポップアート黄金期を築く以前、1950年代にニューヨークの街の広告用に制作したカラフルで楽しい手描きイラストをベースに使用。色とりどりの虫たちが印象的なデザインは、アンディ・ウォーホルが表現したどこかファンタジックなイラストの雰囲気そのままだ。「Bugaboo Cameleon³」「Bugaboo Donkey」のテーラードファブリック...
EAT|村上隆氏プロデュースのカフェがオープン
EAT|アート作品を鑑賞しながら最高のコーヒーを堪能村上隆氏がプロデュースするカフェ「Bar Zingaro」がオープン11月2日(土)、サブカルチャー文化の中心地、中野ブロードウェイ2階に村上隆氏がプロデュースする初のカフェ「Bar Zingaro(バー ジンガロ)」が誕生。アート作品の展示はもちろん、ノルウェー発のカフェバー「Fuglen」がサポートしたコーヒーを提供する。Text by KUROMIYA Yuzuテーマは「コーヒー」「カクテル」「アート」すでに中野ブロードウェイ内に4店舗ある、村上隆氏が率いるギャラリー「Kaikai Zingaro」「Hidari Zingaro」「pixiv Zingaro」「Oz Zingaro」を繋げるコミュニケーションの場として、また、イベントスペースとしてオープンする「Bar Zingaro(バー ジンガロ)」。「コーヒー」「カクテル」「アート」を軸に、オーナーを努める村上隆氏がセレクトしたアートなど多彩な作品を店内に展示。カフェサ...
ART|ブルース・デビッドソンの写真展を開催
ART|アウトサイダーの視点で社会の変革を試みた写真家ブルース・デビッドソンの写真展をユカ・ツルノギャラリーで開催ニューヨークを拠点に、変化しつづけるアメリカを撮影してきた写真家ブルース・デビッドソン。彼の代表作を紹介する展覧会が11月19日(火)から12月21日(土)まで、江東区・東雲のユカ・ツルノギャラリーで開かれる。 Text by YANAKA Tomomi 少年たちを撮影した『ブルックリン・ギャング』など、代表作約20点を展示アウトサイダーの視点をもちながら、社会の弱者に注目し、そこから現代のアメリカを写し取ってきた巨匠ブルース・デビッドソン。1933年アメリカ・シカゴに生まれ、少年時代から写真を撮りはじめた彼は、ロチェスター工科大学やエール大学で写真を学んだ。フォトグラファーとしてアメリカ陸軍に従軍した後、1957年からは「ライフ」誌のフリーカメラマンとして活躍。翌年からは国際報道写真家集団「マグナム」の正会員にも推挙されている。本展では、ニューヨーク・ブルックリンを拠...
ART|テオ・ゴセリンの新作展『Sans Limites』を世界初公開
ART|4月4日、5日にはアーティスト本人が来場テオ・ゴセリンの新作展『Sans Limites』を世界初公開アンダーグラウンドのライフスタイルが見え隠れする作品で人気を集めるフランス人写真家、テオ・ゴセリン(Théo Gosselin)による新作展『Sans Limites』が世界初公開。4月2日(木)から4月20日(月)まで、代官山 蔦屋書店で開かれる。Text by YANAKA Tomomiみずみずしい雄大な自然を背景に若者たちの姿を切り取った写真群昨年、日本での初個展を開催し、大きな話題となったテオ・ゴセリン。1990年生まれという若い感性を生かし、若手写真家の発掘で知られるスカンジナビアのレーベル「Éditions du LIC」から出版されたファースト写真集『Avec Le Coeur』は、本国フランスはもとより、世界各地で大きな反響を巻き起こした。日本には、『Avec Le Coeur』の初版が瞬く間に品切れとなり、セカンドエディションが発売されたのを記念し昨春、来...
ART|モザイクアート作品展『L'atelier par Impossible』
ART|iPhoneからインスタントフィルムに焼き付けるデバイスを使った、世界初の展覧会芸術家のアトリエ写真から生み出されたモザイクアート作品展『L'atelier par Impossible』ポラロイド社のインスタントフィルム撤退後に、アートに特化したインスタントフィルムづくりをおこなってきたImpossible(インポッシブル)が、あらたなデバイスを開発。iPhoneからインスタントフィルムに焼き付ける「Instant Lab(インスタント・ラブ)」の写真である。その写真を集めて巨大な立体モザイクアート作品を生み出し展示する『L'atelier par Impossible』が、中目黒のインポッシブル・プロジェクト・スペースで12月3日(火)から2014年1月13日(月・祝)まで開かれる。Text by YANAKA Tomomiダリのアトリエや“写真の父”ニエプスのアトリエをモザイクで再現 iPhoneで撮影した画像を本物のインスタントフィルムに現像するという、世界初のデ...
ART|「表参道ヒルズ クリスマス アート パーティー」
ART|6組のクリエイターによるスペシャルイベントも展開「表参道ヒルズ クリスマス アート パーティー」表参道ヒルでクリスマスシーズンをアートで彩るイベント「表参道ヒルズ クリスマス アート パーティー」が、12月13日(金)から12月25日(水)まで開催。各界で活躍しているアーティストやクリエイター、6組の最新プロジェクトなどが展開される。Text by YANAKA Tomomi各最新プロジェクトの展示やグッズの販売も華やかなイルミネーション輝く表参道ヒルズが贈るアートなクリスマス。会場となる表参道ヒルズ内のスペース オーには、6組の多彩なアーティストやクリエイターのブースが登場するほか、マルティーニスパークリングワインのバーも設けられ、大人の雰囲気漂うクリスマスを演出する。ブースを出展するのは、写真家の蜷川実花や「坂本龍一 + 札幌国際芸術祭2014」、表参道のEYE OF GYREでの展覧会を開催中の彫刻家の名和晃平、バルーンユニットのデイジーバルーン。さらにクリエイティブ...
ART|新作展『大矢加奈子-庭の風景-』
ART|「不完全」「不安感」という日常の一瞬を描き出す新作展『大矢加奈子-庭の風景-』気鋭画家として注目を集める大矢加奈子(おおや・かなこ)による新作展『大矢加奈子-庭の風景-』が、渋谷区・神宮前のhpgrp GALLERY TOKYOで開かれている。12月29日(日)まで。Text by YANAKA Tomomi風景や、日常の記憶、経験を捉え直し、“自分の庭”に変換周到なレイアウトと高い描写力、多彩なテクニックをもちいた独自の表現で、不完全さや不安感という日常の一瞬を鮮烈に描き出す大矢加奈子。1983年、神奈川県に生まれ、2008年東京藝術大学大学院修士課程を修了、同年には群馬青年ビエンナーレで大賞を受賞している。翌2009年には損保ジャパン美術財団選抜奨励展秀作を受賞するなど、今後さらなる活躍が期待されている若きアーティストだ。本展では、旅のなかで見た風景や、日常の記憶、経験を捉え直し“自分の庭”として描き出した新作を発表。時間や場所を特定できない背景のなか、一見華やかで温か...