土田
アメリカ海兵の下着だったTシャツがロックファッションとして広まるまで|MEDICOM TOY
MEDICOM TOY|メディコム・トイロックスタイルのレジェンド 島津由行さんに聞く(1)ロックTシャツとはもちろん、アーティストのファンに向けて作られたアイテムだった。そのビジュアルが、いつしかスタイルアイコンとなり、ストリートからビッグメゾンへと伝搬、いまやファストファッションまでもがこぞってリリースする人気アイテムへと変貌した。では、その流れは、具体的にどのようにして形成されていったのだろうか? ロックスタイルといったら、この人!! スタイリスト島津由行さんに、ロックTの源流時代の背景をうかがった。もうこの知識なくして、ロックTを語ることなかれっ! なのである。Photographs by OHTAKI KakuText by SHINNNO KunihikoロックとTシャツとの邂逅――今回はMEDICOM TOYとデザイナーのヒラカワレンタロウさんが共同で設立したロックアパレルブランド「Amplifier」の1周年を記念して、スタイリストの島津由行さんにロックTシャツの歴...
メディコム・トイ インタビュー連載 第2回 有賀幹夫さん|MEDICOM TOY
MEDICOM TOY|メディコム・トイメディコム・トイ インタビュー連載第2回 カメラマン有賀幹夫さん(1)Photographs by Ohtaki KakuText by Shinnno Kunihiko祝“Amplifier”成功記念。フォトTで’80年代の日本のロックを再評価すべて“Amplifier”第1弾 忌野清志郎ⓒ MIKIO ARIGA――“Amplifier”第1弾は有賀さんが撮影された忌野清志郎さんのポートレートTシャツでした。まずは清志郎さんとの思い出からお聞かせください。有賀 そもそも僕がカメラマンになるきっかけは清志郎さんに憧れて、いつかRCサクセションを撮りたいと思ったからです。なので、’86年にレコード会社の依頼で日比谷野音(8月16・17・23・24日開催の「4 SUMMER NITES」。同年10月にライブアルバム『the TEARS OF a CLOWN』として音源化)のステージをオフィシャルで撮ることができたときは、夢が叶って嬉しかった。そ...
10種の人気デザインを限定復刻。「サンルイ ペーパーウェイト展2017」|SAINT-LOUIS
SAINT-LOUIS|サンルイ過去に発表された希少なペーパーウェイトの中から10種類の人気デザインが数量限定で再登場2017年9月8日(金)から9月19日(火)まで、東京・銀座のエルメス銀座店2階にて、「サンルイ ペーパーウェイト展2017」が開催される。Text by TSUCHIDA Takashi(OPENERS)サンルイが誘う、魅惑の小宇宙19世紀、文人達を虜にしたのが、サンルイの美しきペーパーウェイト。“聖王ルイ(サンルイ)”と呼ばれたルイ9世にちなむメゾン名は、ルイ15世により栄えある名称を冠することを許されたもの。ヨーロッパ大陸最古のクリスタルメゾン「サンルイ」は、1995年よりエルメスグループの一員となっている。今回、エルメス銀座店にて開催される「サンルイ ペーパーウェイト展2017」では、過去に発表された希少なペーパーウェイトの中から、10種類のデザインがリエディションとして数量限定で登場。風光明媚なサンルイの村を再現するジオラマを用いたディスプレイも楽しみのひ...
阿蘇・小国杉の間伐材を利用したSOCIAL&ECOなスタイルファニチャー|FIL
FIL|フィル腰掛けた身体に柔らかくフィットする、快適な座り心地が秀逸インテリア・ライフスタイルブランドFILの旗艦店「FIL STORE」が2017年8月、熊本県阿蘇郡南小国町にオープン。地元・南小国町の間伐材を使用した家具のほか、小国杉を活用したフレグランスアイテムなどを店舗およびウェブにて展開する。Text by TSUCHIDA Takashi(OPENERS)そのフワッとした感触のヒミツは、小国杉の繊維密度の少なさMASSシリーズは、その名の通り「木の質量」が特徴の家具ライン。FIL製品は阿蘇・南小国町のブランド木材である小国杉から作られるが、この小国杉は繊維密度が少ない分、空気を多く含んでいる。「MASS Series Lounge Chair」は、北欧テイストと美しいカッパー色の金属フレームを融合させ、腰掛けた身体に柔らかくフィットする快適な座り心地を実現する。小国杉は強さ、光沢、しなやかさの点で全国的に高く評価されている素材である。持ち運びも簡単で、室内のレイアウト...
ロマン・ジェロームがESTNATIONにPOP-UPストアをオープン|ROMAIN JEROME
ROMAIN JEROME|ロマン・ジェロームロマン・ジェロームが提案する"大人の遊び心"をエストネーションでスイスの個性派ラグジュアリーウォッチブランド「ロマン・ジェローム」が、同じくラグジュアリーなスペシャリティストアであるエストネーション六本木ヒルズ店と大阪店に、期間限定で登場。このPOP-UPストアにてロマン・ジェローム製品を購入した際には、もれなくボールペン「ムーンファイター」もしくはウォールクロック「ムーンインベーダー」がプレゼントされる。Text by TSUCHIDA Takashi(OPENERS)このスペシャルなチャンスを利用して稀少なボーナスアイテムを狙うロマン・ジェロームの“定番”と言えば、ムーンインベーダーシリーズ(人類の月面着陸を表現)やスチームパンクシリーズ(サイエンス・フィクションのサブジャンルであるスチームパンクを表現)となるが、今回のエストネーション RJ POP-UPストアでは、日本のゲームエンターテイメントの歴史とも言える「Nintendo」...
ブランド創業70周年を記念した特別アニバーサリーモデル|MICHEL HERBELIN
MICHEL HERBELIN|ミッシェル・エルブラン古き良き時代のディテールを備えたクラシカル&エレガントな手巻き時計フランス・シャルクモンにて時計作りを行なってきたミッシェル・エルブランは今年で創業70周年。シャルクモンとは、ジュラ山脈のフランス側にある時計の街で、スイス国境からたった数キロの距離にある。この地にはかつて30を越える時計メーカーが存在していた。現在は5つにも満たないほどに縮小してしまったが、シャルクモンこそが、フランスを代表する時計産地であり、そのシャルクモンにて、ミッシェル・エルブランは現在も変わらず、時計作りを続けている。Text by TSUCHIDA Takashi(OPENERS)創業家による一貫したモノづくりの姿勢が、正統性へと繋がる創業家がビジネスを売り渡さずに、現在も時計作りに携わっているミッシェル・エルブランのビジネス体制は、誉れ高きことである。工房で働く従業員数およそ70名。その多くは人生を時計作りに捧げてきたベテランたちだ。彼らの審美眼によ...
アメリカン・クラシックの極み。「イントラマティック 68 オートクロノ」|HAMILTON
HAMITON|ハミルトン時流におもねらない硬派なルックス。いま注目したいヴィンテージ感!ハミルトンは現在、スウォッチ グループに属するスイスメイドブランドとなっているが、もともとはアメリカを代表する時計メーカーだった。アメリカが先陣となって切り開いたグローバル時代のなか、ハミルトンもまた彼の国を代表する時計ブランドとして、個性を強烈にアピールしたのだった。そんななかで、このクロノグラフはアンダーステイトメントなルックスを有しているところが珍しく、硬派である。時流におもねらない、このヴィンテージスタイルが、いまとても素敵に見える。Text by TSUCHIDA Takashi(OPENERS)没個性が鮮烈な個性。名付けて1960年代の“ムジ・クロノ”ハミルトンと言えば、数々のアイコニックモデルを抱えるブランドである。例えば、エルヴィス・プレスリーが愛した「ベンチュラ」。爆発的ヒットを飛ばしたLED式デジタルウォッチ「パルサー」もある。資本がスイスに移って以降も、ハミルトンは独創的...