VAN CLEEF & ARPELS

ロマンとエレガンス溢れるメゾン、ヴァン クリーフ&アーペル。その歴史は、宝石商の娘エステル・アーペルと、ダイヤモンド研磨職人の息子であるアルフレッド・ヴァン クリーフが結婚し、1906年にふたりの名前を冠したジュエラーをヴァンドーム広場に構えたことにはじまる。

魅惑と気品に溢れたジュエリーはたちまち人気となり、1910年からは、はやくも時計のコレクションが登場。1920年代からはジュエラーの世界観と高級時計制作の専門技術が融合し、服に付けるクリップとしても使える時計や、ブレスレットタイプのジュエリーウォッチなど豪華な時計が生み出された。そして、1936年。南京錠に独創的なクラスプを備えたユニークなアイデアのタイムピース「カデナ」の誕生により、その名は大きく轟くこととなる。

その後も、メゾンのアイコンでもある「アルハンブラ」をモチーフにしたウォッチのほか、オーバル型のケースのやわらかさにクラシックデザインのたおやかさをくわえた「タイムレス」「チャーム」などが女性の腕を美しく演出してきた。

一方のメンズでも、男性ならではのエレガンスを体現するようなタイムピースが並ぶ。1949年に創始者の息子ピエール・アーペルが自身のためにデザインし、その上品な姿からたちまち評判となった「ピエール・アーペル」は、2012年にあらたに現代的な再解釈がくわえられるとともに、タイムレスな美しさを備えた時計へとリニューアルを果たした。

さらに、もっとも高度な専門技術とメゾンの独創性を組み合わせ、エナメルやジュエリーで生き物や植物などがいきいきと描かれた「エクストラオーディナリー ダイヤル」や、技術と美の粋を集め、ダイヤルという“劇場”で物語が繰り広げられ、まったくあたらしい方法で時を示す「ポエティックコンプリケーション」といった類を見ないそのロマンティックな世界観は、女性はもちろん男性をも魅了しつづけている。

【創業年】1906年 【創業地】フランス、パリ 【主なシリーズ名】カデナ、チャーム、アルハンブラ、レディアーペル、タイムレス、ピエール アーペル、ハイジュエリー、エクストラオーディナリー ダイヤル、ポエティック コンプリケーション 【問い合わせ先】ヴ...

ヴァン クリーフ&アーペル ジャパン プレジデントが新作を語る|VAN CLEEF & ARPELS

ヴァン クリーフ&アーペル ジャパン プレジデントが新作を語る|VAN CLEEF & ARPELS

VAN CLEEF & ARPELS|ヴァン クリーフ&アーペルヴァン クリーフ&アーペルが新作「ポーダンヌ」を発表(1)大人のフェミニズムを詩情豊かに体現するハイジュエラーとして、女性たちを虜にし続けているヴァン クリーフ&アーペル。2015年9月、ジャパン プレジデントに就任したアルバン・ベロワー氏にエモーショナルな美しさを放つ新作コレクションと自身の思いについて伺った。Photographs by KITAI HiroyaText by NOGUCHI Minakoエレガントな宝石で優美につづるファンタジーな物語ヴァン クリーフ&アーペルから新たに発表されたハイジュエリーコレクション「ポーダンヌ」は、フランスで長く愛されている物語『ろばの皮』からインスピレーションを得てデザインされたロマンチックな逸品。物語の主人公である若きプリンセスへのオマージュとして、美しい女性の姿、自然、繊細なクチュールなど、優雅なジェリーをラインナップする。――おとぎ話「ろばの皮」をデザインソ...
あらたな職人技でアートウォッチの世界を追求|VAN CLEEF & ARPELS

あらたな職人技でアートウォッチの世界を追求|VAN CLEEF & ARPELS

VAN CLEEF & ARPELS|ヴァンクリーフ&アーペルフェザーによる革新的な表現技法を開拓鳥の姿を生き生きと文字盤上に再現パリ・ヴァンドーム広場に本店を構える世界最高峰のジュエラーとして、宝飾と時計、ふたつの職人技を凝縮した、詩情のある「時の世界」を追求するヴァン クリーフ&アーペル。昨年の香港では「ポエティック アストロノミー」(詩情のある天文時計)コレクションに属する、その日の流れ星の頻度を表示する機能付きのモデルを発表した。そして今年の香港で発表されたのは、最高峰の職人技で文字盤の美しさを追求した「エクストラ オーディナリー ダイヤル」コレクションの4モデル。なかでもミニアチュールフェザーアート(鳥の羽根を使った細密工芸)を使った3つのタイムピースには驚かされる。Text by SHIBUYA Yasuhitoリアルフェザーで鳥の姿を文字盤に再現鳥類はハイジュエリーの世界では普遍的なテーマのひとつであり、鳥をモチーフにしたハイジュエリー自体は珍しくない。ヴァン...
レコール ヴァン クリーフ&アーペルの特別講座を開催|Van Cleef & Arpels

レコール ヴァン クリーフ&アーペルの特別講座を開催|Van Cleef & Arpels

Van Cleef & Arpels|ヴァン クリーフ&アーペル伝説の宝石“ブルーダイアモンド”を謎解けレコール ヴァン クリーフ&アーペルの特別講座を開催知られざるジュエリーと時計制作世界に光をあて、美を愛するひとたちを対象に創設されたジュエリーの学校「レコール ヴァン クリーフ&アーペル」。革新的なカリキュラムを提供するこの学校は先日、虎ノ門・アンダーズ 東京の51階のイベントスペースで、特別講座「イブニング カンバセーション」を開催した。Text by Winsome Li (OPENERS)謎に満ちた幻の宝石“フランスの青”を学ぶ特別な一夜2012年2月にパリ・ヴァンドーム広場に開校したレコール ヴァン クリーフ&アーペルは、ほとんど語られることがなかったジュエリーと時計制作の深い世界に光を当てた学校だ。そのレコール ヴァン クリーフ&アーペルの特別講座である「イブニング カンバセーション」は、美術家、経験豊かな職人、宝石鑑定士、歴史家など、さまざまな分野に活躍する...
ヴァン クリーフ&アーペル 全店舗でブライダルフェア開催|VAN CLEEF & ARPELS

ヴァン クリーフ&アーペル 全店舗でブライダルフェア開催|VAN CLEEF & ARPELS

VAN CLEEF & ARPELS|ヴァン クリーフ&アーペル銀座本店では、現代アーティスト松宮硝子氏とのスペシャルコラボヴァン クリーフ & アーペルのブライダルフェア開催ヴァン クリーフ & アーペルは全店でブライダルフェアを開催。また銀座本店では、2015年9月1日まで現代アーティスト松宮硝子氏とコラボレーションしたウィンドウディスプレイを展示している。Text by Hirumax現代アーティストとのコラボから生まれたウィンドウディスプレイガラス細工を使った個性的な作品が高い評価を受け、数々の展示会で独特の世界観を表現してきた現代アーティスト松宮硝子氏。その松宮氏がヴァン クリーフ&アーペルをイメージして作り上げたディスプレイのテーマは、『新しく生まれる何か』。ガラスと光が紡ぐリフレクションにインスパイアされ、繊細なガラス素材を操り、あらたな息吹が吹き込まれた球体は、あたらしい何かを生み出す“力”を表現している。ウエディングリングがエレガン...
ヴァン クリーフ&アーペル 幸運の象徴「アルハンブラ」、アーカイブコレクションが復刻|Van Cleef & Arpels

ヴァン クリーフ&アーペル 幸運の象徴「アルハンブラ」、アーカイブコレクションが復刻|Van Cleef & Arpels

Van Cleef & Arpels|ヴァン クリーフ&アーペル全国のヴァン クリーフ&アーペルブティックを巡回幸運の象徴「アルハンブラ」、アーカイブコレクションが復刻幸運の象徴として愛されているヴァン クリーフ&アーペルのアルハンブラ コレクションから、このたび、1968年最初に誕生したロングネックレスなどが復刻。全国のブティックにて順次開催されるフェア「アルハンブラ ストーリーズ」にてお披露目される。Text by KUROMIYA Yuzu歴史を知ることであらたな魅力を発見1968年パリで誕生したアルハンブラコレクションは、いまやヴァン クリーフ&アーペルを象徴するラッキーチャーム。四葉のクローバーをモチーフにしたエレガンスと洗練を併せもつデザインは、大人の女性のライフスタイルに寄り添い多彩なシーンで身に着けることができる。また、メゾンの卓越した技術を注ぎこみバラエティに富んだ色や形など、さまざまなコレクションを発表しつづけ、その魅力はつきることを知らない。1968年...
Van Cleef & Arpels|バンジャマン・ミルピエによる宝石への賛美

Van Cleef & Arpels|バンジャマン・ミルピエによる宝石への賛美

ヴァン クリーフ&アーペルがダンス界とデュエット著名なダンサーであり振付師でもあるバンジャマン・ミルピエによる新作「リフレクションズ」のワールドプレミアが、2013年5月23日(木)から5月25日(土)まで、パリのシャトレ座でおこなわれる。本作は、バンジャマン・ミルピエとハイジュエリーメゾンであるクリーフ&アーペルとが出会うことで誕生した。Text by KUROMIYA Yuzu宝石の魅惑的な輝きが、これまでにない動きを呼び起こすヴァン クリーフ&アーペルの作品からインスピレーションをえたジョージ・バランシンのバレエ「ジュエルズ」の初公演から間もなく50年を迎えようとしているいま、メゾンは再びダンスの世界とコラボレーションする。2013年5月23日(木)から5月25日(土)まで、パリのシャトレ座において、フランス人ダンサー/振付師、バンジャマン・ミルピエがハイジュエリーメゾンであるヴァン クリーフ&アーペルとの出会いから生まれた新作、「リフレクショ...
ヴァン クリーフ&アーペルの美学が冴え渡る可憐な凧|Van Cleef & Arpels

ヴァン クリーフ&アーペルの美学が冴え渡る可憐な凧|Van Cleef & Arpels

Van Cleef & Arpels|ヴァン クリーフ&アーペルヴァン クリーフ&アーペルの美学が冴え渡る可憐な凧サヴォアフェールの粋を集めた新作ジュエリーヴァン クリーフ&アーペルから華麗な新作ジュエリーが届いた。長年受け継がれてきた高度なセッティング技術がクラスプや裏側にまでもほどこされ、デザインの美しさだけでない、メゾンの神髄が感じ取れるコレクション。アジアで守護のシンボルとされてきた凧にオマージュを捧げた「セール ヴォラン」が誕生した。Text by IKEGAMI Hiroko(OPENERS)軽やかにたなびく凧をジュエリーでオリエンタルな表情を見せる独特なフォルムに、たなびくリボンを思わせるダイヤモンドのチェーン。ヴァン クリーフ&アーペルの新作「セール ヴォラン」は、ハイジュエラーの技術を集結させた究極の凧だ。これまでも、鳥や羽根、蝶といった軽やかに空を舞うモチーフをテーマにしてきたヴァン クリーフ&アーペルが、今回のテーマに選んだのは凧。そのスタイルから見る...
La Biennale Paris|パリ・ビエンナーレ 2014

La Biennale Paris|パリ・ビエンナーレ 2014

La Biennale Paris|パリ・ビエンナーレ 2014パリ・ビエンナーレに見るジュエリーの新潮流萩原輝美が訪ねた、ビエンナーレの華やかな世界(1)パリで9月11日から21日まで開かれた「アンティーク&オートジュエリー ビエンナーレ」を初めて訪れた。2年に一度行われるこのイベントは、1967年から偶数年におこなわれ、今年で第27回を迎える。Text by HAGIWARA Terumiグランパレでおこなわれた華麗なる競演アンティーク家具やアート作品の見本市から始まったアンティーク・ビエンナーレだが、いまではオート・ジュエリーの新作も並び、一段と華やかだ。今年はヴェルサイユ宮殿をイメージした内装で、グランパレの入口を入ると大きな噴水。放射線状の緑の植え込みの中をシャンパン片手に、プロムナード(散歩)しながらジュエリーのブースを覗くという演出だ。「ロイヤル」をテーマにしたカルティエ噴水の先、真正面にどんと構えるのがカルティエ。1900年代に作られた四葉のクローバーのブローチやデ...
パリ・ビエンナーレ| 萩原輝美が訪ねた、ビエンナーレの華やかな世界|La Biennale

パリ・ビエンナーレ| 萩原輝美が訪ねた、ビエンナーレの華やかな世界|La Biennale

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