Van Cleef & Arpels|バンジャマン・ミルピエによる宝石への賛美
ヴァン クリーフ&アーペルがダンス界とデュエット
著名なダンサーであり振付師でもあるバンジャマン・ミルピエによる新作「リフレクションズ」のワールドプレミアが、2013年5月23日(木)から5月25日(土)まで、パリのシャトレ座でおこなわれる。本作は、バンジャマン・ミルピエとハイジュエリーメゾンであるクリーフ&アーペルとが出会うことで誕生した。
Text by KUROMIYA Yuzu
宝石の魅惑的な輝きが、これまでにない動きを呼び起こす
ヴァン クリーフ&アーペルの作品からインスピレーションをえたジョージ・バランシンのバレエ「ジュエルズ」の初公演から間もなく50年を迎えようとしているいま、メゾンは再びダンスの世界とコラボレーションする。2013年5月23日(木)から5月25日(土)まで、パリのシャトレ座において、フランス人ダンサー/振付師、バンジャマン・ミルピエがハイジュエリーメゾンであるヴァン クリーフ&アーペルとの出会いから生まれた新作、「リフレクションズ」を上演する。
ジョージ・バランシンが宝石とその色彩に目を奪われたのとおなじように、バンジャマン・ミルピエもまた、そのきらめきに心奪われたひとり。光の戯れ、無数のファセット、そのエッジから放たれる輝きが、人間の造形にこれまでにない動きを呼び起こすこの独創的な作品は、うっとりとするような宝石の輝きへのオマージュになっているという。デイヴィッド・ラングが特別に作曲を手がけ、舞台セットと衣装デザインを米国人アーティストのバーバラ・クルーガーが担当している点にも注目だ。
このコラボレーションは、バンジャマン・ミルピエが設立したL.Aダンス・プロジェクトと呼ばれる集団とメゾンとの長きにわたる協力関係から実現したもの。L.A ダンス・プロジェクトとは、豊かな創造力をもった個人個人がひとつのプロジェクトに臨み、ダンスの枠を広げることを目指している集団である。両者のコラボレーションのはじまりは2012年。今回上演される「リフレクションズ」は、「ジェムズ」と題された3部作の第1作目となり、そのハイライトのひとつとなる。
ジュエリーやダンスという枠を超え、芸術という領域で繋がった今回のコラボレーション。3部作が完結するのが楽しみだ。
ヴァン クリーフ&アーペル デスク
Tel. 0570-00-8202