OPENERS SPECIAL
「OPENERS SPECIAL」に関する記事
戸田恵子 春からはじまる新しい番組&新しい姉弟(?)カンケー その2
春からはじまる新しい番組&新しい姉弟(?)カンケー その2これまでの連載のなかでも最大人数のゲストを迎えた座談会の第2回。勉強熱心なRAG FAIRチームは演劇の旅公演について、経験豊富な戸田さんにメモを取りかねない勢いで質問したり、新番組への意気込みを語ったり。話すほどに、新しい現場でのチームワークも高まっていきそうです。まとめ=尾上そら戸田流「再演の心得」をRAG FAIRに伝授引地洋輔 『ザ・ヒットパレード』はこのあと、大阪公演に旅立ちますが、会場が変わったり、お客さんが毎日変わるなかで、たとえば「今日はこういう反応がある日だから、ちょっと演技のスピードを変える」とかはあるんですか?戸田 それはないですね。引地 音楽だと「今日はすっごい盛り上がりだから、この曲はテンポ上げよう」とかあるんですけど。戸田 そうなんだ。でも芝居は、たとえば演出家によってはそういう指示を出す方もいるけれど、劇団時代の旅公演なんか、毎日ノリ打ち(当日その土地に入って夜公演を行うこと)で、違う劇場でお芝...
戸田恵子 お待たせしました!B・G待望のニュー・アイテムを発表します
お待たせしました!B・G待望のニュー・アイテムを発表しますお待たせしました! 待望のニューアイテムを大々的にお披露目します!ゴールデンウィーク中のライブで、すでに手に入れてくださった方も多いとは思いますが、B・Gブランドのプロデューサー&デザイナーであるK-CO×GO姉弟コンビによる、アツ~イ解説をお届けいたします!!写真=Jamandfixまとめ=尾上そら念願その1──“大人ロック”なポロシャツ完成!戸田恵子 今回は2アイテム、それも待望中の待望というふたつが完成しました。もう、個人的にうれしくて、テンションがすっごく上がってます! ポロシャツとベアブリック。ポロシャツは随分前からプランだけはあったのが今回実現し、ベアブリックは大きな企業がやっていることがほとんどなのに、うちみたいな小さなブランドでは無理かな、と思ったところから頑張って交渉して実現できたんですよね!植木豪 はい、「交渉ってこうやるのか」と、姉さんのスゴイ術をまた目撃してしまいました(笑)。戸田 ポロシャツは「大人...
戸田恵子 ものづくり・プラス・アルファ~B・Gの“もうひとつの活動”
ものづくり・プラス・アルファ~B・Gの“もうひとつの活動”戸田恵子さん&植木 豪さん、お二人が気合入れまくりでお届けしたニュー・アイテムのベアブリック。手にした方もジワジワ増えていらっしゃるのでは?今回は、ものづくりだけではないB・G“もうひとつの顔”をご紹介したいと思います。B・Gのアイテムをお使いの方はすべて、B・Gの活動を応援してくださる仲間なのです!写真=Jamandfixまとめ=尾上そらB・Gから皆さんへ改めてお伝えしたいこと戸田 ライブのMCなどでは、お客さまにお話しているけれど、B・Gはウェアやグッズの製作や、豪とのパフォーマンスだけが活動内容ではなくて。私は以前から、日本ではじめてのダウン症児者のための本格的なエンターテインメント・スクール「LOVE JUNX(ラブジャンクス)」を応援しているんです。自分のライブや舞台に子どもたちを招待したり、「LOVE JUNX」のコンサートのために声の仕事を手伝ったり。豪も力を貸してくれているんだよね。植木 はい、イベントにゲス...
戸田恵子|キバコの会「素。」を振り返ります
オモローなおっさんたちとの座組みは、懐かしい感覚と安心感がありました──キバコの会「素。」を振り返ります今回のお話は、演出の堤幸彦監督から熱いコールをいただいたのがはじまりです。堤監督は何度も私の舞台を観てくださっているし、同郷の名古屋出身でもあり共通の知人もいたりするのです。そしてこの作品が堤監督とは初のお仕事となりました。まとめ=K-co Toda無謀なスケジュールのなか思ったのは、「このオモローな座組みはもうないかも!? 」不思議なことに、これは三谷幸喜さんと初仕事をさせていただいたときもそうでしたが、私の願望とちがうところからのアプローチなんですね。願望というか……まあ「もしもお仕事をご一緒できることがあればこの仕事かな~?」なんて勝手な妄想みたいなことですね(笑)。三谷さんのときは「舞台」によんでいただけると思っていたら初仕事は「ドラマ」の出演依頼でしたし、堤監督はたぶん「映画」かな? なんて思っていたら……なんと「舞台」の出演依頼だったのです。どちらも私にとっては心地良...
戸田恵子|劇団岸野組公演、8年ぶりの参加です!
劇団岸野組公演、8年ぶりの参加です!8年ぶりの参加となりました劇団岸野組公演。座長の岸野幸正さんとは、劇団薔薇座時代からの旧友であります。研究生時代、ふたりで図書係をやっていた私たち(笑)。数々の舞台作品を地獄を見る思いでつくってきました。これマジ(笑)。とにかく劇団は過酷でした。まとめ=K-co Toda息苦しいのに笑える、空気が流れない閉め切った稽古場岸野組の旗揚げは1990年。もう旗揚げメンバーも数少なくなりましたが(座長ほか、役者は4人、座付き作家ひとり)、稽古場のムードは全然変わらない。タイムスリップしたかのようでした。旗揚げ当初は音楽面でよくお手伝いさせていただきました。岸野組は時代劇でありながら歌ったり踊ったりのスタイル。私は楽曲の作詞を担当。我ながらかなりの名作も残せたと思っています。とくに「時代」シリーズの歌は自分のコンサートでも歌ったこともありますし、なにより劇中で歌のお上手な客演の方たちが歌っている姿を見て、ひとり悦に入っておりました。思いがけず作詞という仕事...
戸田恵子|11月は、映画の撮影三昧?
11月は、映画の撮影三昧?映画『トリック』の撮影は栃木県の佐野市で行われました。佐野市といっても山奥の奥の奥。撮影初参加の日は、ロケ現場に着いてから携帯電話が繋がらないと知り、終日久々に外部との接触が遮断されました(笑)。淋しい「圏外」の二文字。いまどき、海外でも繋がるこの時代に日本国内で圏外ってね。前もってわかっていれば対処できたのですが、仕事の連絡もあるしね。ご迷惑おかけしました。随分携帯という物に頼っているんだなと改めて実感。しかしながら、繋がらない! とわかると逆にあきらめもついて潔い感じがしてきて「圏外」も素敵な響きに聞こえました。まとめ=K-co Todaリアルではできないことが堂々とできる! これが役者の醍醐味!ご存知『トリック』は堤 幸彦監督の作品。今年は舞台に引きつづき2度目のお仕事となります。ずっと前からお約束していました『トリック』出演。ついに現実のものとなりました。さてインチキ霊能者が勢揃い。そのなかのひとり。私演じる相沢天海。きらびやかな衣装を身にまとい、...
戸田恵子|B・G待望のニュー・アイテム登場!
K-CO×GO姉弟コンビのこだわり満載のパーカー&ストールB・G待望のニュー・アイテム登場!B・Gブランドのプロデューサー&デザイナーであるK-CO×GO姉弟コンビによる、パーカー&ストールがついにお目見え。そのできばえについてスペシャル解説をお届けします!Text by OPENERSPhoto by JamandfixB・Gとして初めて“金”を使ってみました!──2009年夏に発売したポロシャツとベアブリックにつづいて、待望の新作です。戸田恵子 B・Gブランドの新作はだいたい年2回のライブに合わせてのリリースになることが多いので、今回はちょっと遅くなりましたが、お待たせしただけの商品ができあがりました。今回リリースする新作のパーカーとストールは、前々からプランはあったんですが、やっと実現しましたね。GOクンもすぐ「つくりましょう!」って同意してくれて。植木 豪 ふたりのこだわり満載のアイテムが完成しました。戸田 今回のパーカーはB・Gとして初めて“金”を使ってみました。金のスタ...
戸田恵子|2009年を振り返り、2010年を語る
戸田恵子×植木 豪2009年を振り返り、2010年を語るK-CO×GO姉弟コンビとしてのブランド「B・G」の活動はもとより、互いに舞台やテレビで活躍する戸田恵子さんと植木 豪さん。2010年の抱負を語ります。Text by OPENERSPhoto by Jamandfix誰かが望んでくれていると思うと、どうしても応えたいB・Gブランドのプロデューサー&デザイナー K-CO×GO姉弟コンビとしてリリースした新作のパーカーとストール、B・Gのものづくりについて戸田さんは「GOクンとのクリエイションはだんだん的を得てきて、気持ちが一致するのが早くなりました」と語る。今回は、本職についてお話を伺った。──戸田さんは、昨年もこれまでに増して精力的にお仕事されましたね。戸田恵子 2009年は舞台をたくさん務めました。 “人生で二番目にタイヘンな舞台”だった『グッドナイト・スリイプタイト』の大阪公演にはじまり、とにかく“手強いミュージカル” 『サンデー・イン・ザ・パーク』など、舞台だけで5本に...
戸田恵子|私がいま一番私らしくいられる場所
あっという間に過ぎてしまった12月のライブプチツアー私がいま一番私らしくいられる場所――「歌」のステージ。とても力が入ります。力が入るわりに残念ながら年2回ほどのごくわずかなライブステージ!だからこそ貴重な時間、貴重な場所でもあるのです。自分の言葉で皆さんとお話ができ、昨日泣いたことも明日からの生き方も。オリジナルの楽曲以外でも旬の歌やその時自分の胸に響いた歌を『私』というファクターを通して届けられる場所。まとめ=K-co Toda『夜空ノムコウ』のギターの引き語りに挑戦!「BGブランド」の立ち上げから一緒にやっている“ブラザーGO”こと植木 豪くんのパフォーマンスの力も借りて、六本木STBでのライブは年2回ペースが恒例となりつつあります。2009年は5月のSTB139(スイートベイジル)ライブ。そして年の瀬のSTBライブ、名古屋Blue Note、そして横浜グランドインターコンチネンタルホテルでの初ディナーショーとX’masプチライブツアーとなりました。12月21日のいまやホーム...
戸田恵子|より深く、より高みを目指して!
『なにわバタフライN.V』 稽古奮闘記より深く、より高みを目指して!A4サイズ45枚。それは2010年元旦に音もなく届きました。昨年から待ちわびていたその台本の表紙には『なにわバタフライN.V』と書かれていました。なるほど~、N.V=ニューバージョンか~。まとめ=K-co TodaN.Vのシンプルさに現在はもがき苦しんでいる真最中でありますA4サイズの用紙にぎっちり45枚。ニューバージョンのできあがりは早かったのか。遅かったのか。台詞量は増えているのか。減っているのか。はっきり言って分からない状態でした。ブラッシュアップされたという『N.V』の台本は、やはりどこから見ても膨大な台詞。ペラペラとめくってお正月の間は正直手つかず……。待ちわびたはずなのに、目の前にした途端! ひるんだ形となりました。大みそかから1月4日までの5日間は連続でジム通い。身体を動かさずにはいられなかった。なにかじっとしていると、精神的なプレッシャーに押しつぶされそうだったからだと思います。1月5日、まだ製本さ...
戸田恵子|2月7日。「なにわバタフライN.V」初日──
2月7日。『なにわバタフライN.V』初日──。その夜は家でひとりで泣きました。誰からの電話も受けず着信拒否。泣いていました。張りつめていたものが帰宅して切れました! かなり悔しかったんだと思います。ホラ! やっぱりできないじゃないか! やるんじゃなかった! とか。この恐怖感、誰もわかってくれない! とか。とりあえず初日が終わってホッとしたのもあります。怖かったのもあります。まとめ=K-co Toda忘れられない初日見えない山を登って無事に下山できた安堵とか。いろいろな思いが押し寄せてきて泣いたんだと思われます。舞台上では初日やカーテンコールで過去に2、3度涙した記憶があります。すべて訳ありで泣いたんですけどね。長い舞台人生、初日にしかも家で泣くなんてはじめてのことでした。初日終演後の乾杯のときはじつはいまだ放心状態で、自分自身訳がわからず、むしろ傍からは怒ってたように見えたかもしれません。そうです。怒ってたんです。自分自身に……。三谷幸喜さんからいただいたこの大きな風呂敷包みのプレ...
戸田恵子|なにわバタフライN.V 地方公演
なにわバタフライN.V 地方公演 (1)いよいよ「なにわバタフライN.V」ツアー公演がはじまりました。まとめ=K-co Toda3月5日から7日は北九州芸劇場にて3日間3ステージの公演。劇場のキャパは700席。東京公演のシアタートラムから較べるとデカイ。ツアーはこの劇場のちがいにも悩まされる。大きさ、反響の具合、etc……。これは常だ。自分と闘い、慣れない劇場と闘い、闘いがひとつプラスされてツアーが進んでゆきます。芝居の台詞のなかに「はじめて舞台に立ったのは、九州の炭鉱町にある小さい小屋やった」というのがある。小倉での公演中はやけにこの台詞が感慨深かったです。あたたかいお客さまでした。小倉城にもお出かけしました。まあ、お仕事で行っているので、体調を考えるとあまりフラフラしてられないんだけど、近場の名所だったらなるべく出向く努力を。もう来られるかどうかわからないですもんね。それこそ一期一会です。小倉ではスタッフさん皆で「ツアーがんばろう会」もいたしました。海の幸。日本酒。サイコー!!...
戸田恵子|「なにわバタフライN.V」 そしてO.V(大阪ヴァージョン)
「なにわバタフライN.V」 そしてO.V(大阪ヴァージョン)長い長い闘いが終わりました。ようやく私にお正月がやってきた気分です。今年の1月からの稽古を入れて約3ヵ月間。行く先が見えない山登りと形容してまいりましたこの闘いは、おかげさまで3月31日、ツアー最終地大阪公演で終了いたしました。とにかく風邪をひかず、倒れることなく、無事に大千秋楽を迎えられたこと、自分を最高にホメてやりたいと思うと同時に、たくさんのファンのみなさま、スタッフのみなさまに支えていただきましたことを改めて心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。まとめ=K-co Todaじんわりじんわりミヤコ蝶々さんの魂が私の筋肉に染み込みはじめた今回のお芝居は東京公演を経てツアーに出て、大阪公演では確実に「O.V」大阪ヴァージョンとして仕上がったと思います。今回に限らず大阪という土地柄は独特のノリがあって、役者にとっても非常に演じやすいところであります。もともとがそうではありましたが、とくに演じ手がひとりですとそ...
戸田恵子|名古屋アンパンマンミュージアム&パーク
名古屋アンパンマンミュージアム&パーク その1現在2年目に突入しました中京テレビのレギュラー番組『幸せの黄色い仔犬』でロケに出ました。そうです! アンパンマンミュージアムが名古屋にオープンしました! 名古屋といいましてもじつは三重県桑名市……。千葉にある東京ディズニーランドとおなじ感じですね。大人の事情、いっぱいあるんしょう……(笑)。当日、番組は生放送でのお届けだったのでバタバタでしたが、ぜひともゆっくり出かけてみたいです。どれもこれもじつにかわいい!まとめ=K-co Todaなるべく身体を使わず。できれば頭も使わず。をモットーに過ごした4月おみやげ屋さんのグッズもかわいいし、なかでもレストランはもう最高にテンションが上がりました。不二家とのコラボレーションレストランは、屋根にアンパンマンとペコちゃんが楽しげに座っているではありませんか! このツーショットを観られただけでもハッピー気分満点です。レストランの食器にもすべてキャラクターが付いているし、お子さんも楽しく食事ができるはず...
戸田恵子|愛すべき悪女ミレディー
戸田恵子|人形劇 『新・三銃士』愛すべき悪女ミレディー人形劇『新・三銃士』の放送が終わりました。私は今回ミレディーという悪女の声を担当させていただきました。悪女といっても憎めない存在。おかげさまでたくさんの皆さまにご支持をいただきました。あのスレンダーなプロポーション、赤毛、流し目、目もとのホクロ、赤いマニキュア、どれもじつに格好よかった。私自身も毎回展開が楽しみで楽しみでなりませんでした。まとめ=K-co Toda人形劇の放送がある日本は健全だとおもうんですミレディーの悪女ぶりは“シレッと潔く!”をモットーに演じました。ときに甘えたり、力づくだったりとあらゆる手管を使っている。台本をいただいてミレディーの台詞を見るたび、私は大胆に振り切った芝居を心がけました。台詞を入れる段階では人形の動きはありません。ですから人形がどう動くのかな? どれくらいの空間にいるのかな? 相手とはどれくらいの距離なのかな? など、想像、想定することがたくさんあるのです。こういったことも人形劇の難しさ。そ...