土田
ジウジアーロ・デザインによる80’s本格ダイバーズウオッチを忠実に再現|SEIKO
SEIKO PROSPEX|セイコー プロスペックスセイコーとジウジアーロ・デザインが1986年に共同開発した200m空気潜水用防水ダイバーズウオッチを復刻セイコーは、「ジウジアーロ・デザイン」ならではの機能主義的なデザインが際立つ1980年代の本格ダイバーズウオッチをリメイクした数量限定モデルを6月9日(金)より発売する。希望小売価格は4万円もしくは4万5000円(いずれも税別)となる予定だ。Text by TSUCHIDA Takashi(OPENERS)ケースをストラップの中心から左にオフセット「商品のもつ特徴的機能を、充分強調するデザイン」をコンセプトに、セイコーとジウジアーロ・デザインが1986年に共同開発した200m空気潜水用防水の本格ダイバーズウオッチを可能な限り忠実に再現したのが本作。ケースをストラップの中心から左にオフセットしたユニークなデザインは、水中での手首の動きをスムーズにするために考案されたものだ。また特徴的な形状のプロテクターやストラップ、ダイヤルカラー...
創業130周年のアニバーサリーを来年に控え、表現方法をアップデート|CARL F. BUCHERER
CARL F. BUCHERER|カール F. ブヘラ今年はカラバリ。しかもエッジの効いたコンテンポラリー・シック!(1)昨年のバーゼルワールドでは新キャリバーを発表、マニュファクチュールの本懐であるテクニカルな強みを発揮したカール F. ブヘラだったが、今年は一転。質実剛健を地で行くブランドが、艶やかなカラーコントラストを披露した。創業130周年という大切な節目を来年に控え、表現方法のアップデートが試みられたのである。Text by TSUCHIDA Takashi(OPENERS)ルツェルンの誇り、自由への賛歌を示すべく今年はルックスに磨きをかけるこんなにも色艶やかなモデルをこのブランドが出すとは、いったい誰が想像しただろう? カール F. ブヘラといえば、中身で勝負する硬派マニュファクチュールとして時計通を唸らせてきたブランドである。そのメーカーが、今年は“色仕掛け”で攻めている。しかも一発目のカラーバリエーションとは思えない、パンチの効いた変化球。ブルーグレー文字盤にグレー...
2017年の新作そしてブランドの方向性について、ウブロCEOが語る|HUBLOT
HUBLOT|ウブロ“The Art of Fusion”を体現する新基軸マニュファクチュール(1)成熟市場と言われる日本の時計マーケットで、現在もふた桁成長を続けている“モンスターブランド”のHUBLOT。そのCEOリカルド・グアダルーペ氏に、2017年の新作について、ブランドの方針について、率直な意見をうかがった。HUBLOTが快進撃を続けられる理由は何か。このブランドはどこに向かっているのか。このインタビューにより、片鱗が見えてきた。Photographs by SUZUKI TakuyaText by TSUCHIDA Takashi(OPENERS)2017年 GENEVA DAYS & BASELWORLD新作ハイライト――今年のプッシュモデルを教えてください。個人的にはサファイアケースのモデルが非常に気に入っています。こうした難易度の高いモデルを数多くリリースしてきたのは、非常に素晴らしいことだと思っています。GENEVA DAYSではパーペチュアルカレンダー...
究極のクォーツ登場。クォーツの新しい未来へ|LONGINES
LONGINES|ロンジン最も正確でインテリジェントなクォーツウォッチロンジン「コンクエストV.H.P.」(1)2017年3月23日から30日まで、スイス第3の都市・バーゼルで開催された世界最大の時計宝飾見本市「バーゼルワールド2017」。1832年にスイスのサンティミエで創業したロンジンは、このフェアのちょうど2週間前の3月9日、スイスのヌーシャテル(ニューシャテル)天文台で、世界各国からジャーナリスト&インフルエンサー約100名を招いて、画期的な新技術を搭載した超高精度クォーツウォッチ「コンクエスト V.H.P.コレクション」の発表会を開催した。日本から参加・取材したひとりとして、ロンジンがバーゼルワールド直前に新作発表会を開催した理由、その模様とこのモデルの概要をお伝えする。Photographs & Text by SHIBUYA Yasuhito(Office Nomad)「バーゼルワールド2017」に先駆け伝説の地、ヌーシャテルで発表!発表会場となったヌーシャテ...
「ジウジアーロ・デザイン」を体現する先進のクロノグラフ|SEIKO
SEIKO ASTRON|セイコー アストロン「ジウジアーロ・デザイン」の名作クロノグラフとGPSソーラーウオッチの融合世界初のGPSソーラーウオッチ<セイコー アストロン>より、カー&インダストリアルデザイン界を牽引する「ジウジアーロ・デザイン」を体現した、先進のGPSソーラー クロノグラフが登場する。希望小売価格は30万円(税別)、販売数量は限定3000本。5月26日(金)から全国で発売される予定だ。Text by TSUCHIDA Takashi(OPENERS)世界初のアナログクオーツクロノグラフへのオマージュこのモデルは、セイコーとカー&インダストリアルデザイン界を牽引する「ジウジアーロ・デザイン」が1983年に共同開発した世界初のアナログクオーツクロノグラフへのオマージュモデルであり、また先進のGPSソーラー クロノグラフという一面も持つ。ドライビング中のストップウオッチの操作性を向上させる目的から、ケースとバンドの中心をオフセットしたオリジナルのコンセ...
“文字盤に何も記さない”気高き誇り。それがすなわち高品質の証となる|H.MOSER & CIE.
H.MOSER & CIE.|H.モーザーシャフハウゼンの地で育まれたクオリティ重視、誠実なモノづくりを標榜するウェルメイド・ウォッチメーカー(1)チューリッヒから35キロほど北に進んだライン川沿いに、工業の街シャフハウゼンがある。ライン川の水流を駆動源に換え、この地は古くから工業が発展。時計業界では、IWCが同じ土地で成功を収めている。ところでドイツ語圏らしい質実剛健的モノづくりをベースとしながらも、新生H.モーザーにはかつてない色気がある。美しさに拍車が掛かったフュメ文字盤、ケースサイドを大胆にえぐった特徴的なフォルムなど、ひとひねり加えた“艷やかさ”があるのだ。Text by TSUCHIDA Takashi(OPENERS)無銘ゆえに個性が際立つ、正統派“紳士のJEWEL”グリーンのグラデーションを文字盤に施した2017年の新作「エンデバー・センターセコンド・コンセプト・コズミックグリーン」は、まるでエメラルド石の輝きを纏っているかのようだ。スーツスタイルに合わせて...
夢中になったあの時代、あの衝撃が、いまを生きる僕らを鼓舞する|ROMAIN JEROME
ROMAIN JEROME|ロマン・ジェロームハイエンドなウォッチメイキングを背景にROMAIN JEROMEは腕上のエモーショナルなアートとなる(1)ロマン・ジェロームの2017年のハイライトは「ドンキーコング」。任天堂が1981年にアーケードゲームとして世に送り出し、1983年にはファミリーコンピューターに移植されて世界中でヒットした作品である。ジグザグな8bitキャラクターは、エナメル技法で描かれている。そう、スイスの職人が丁寧に樹脂を塗り重ねるコールドエナメル技法で表現されているのだ。Text by TSUCHIDA Takashi(OPENERS)1980年代の伝説が、©Nintendo.とのコラボレーションにより甦ったパックマン、テトリス、スーパーマリオ、スペースインベーダーと、ここ数年、アーケードゲームの世界観を文字盤に表現してきたロマン・ジェロームだが、今年はマリオがはじめてゲームキャラクターとして登場した「ドンキーコング」が発表された。このマリオ、最初から名前があ...