VITRA
「VITRA」に関する記事
Vitra|万能オフィスチェア「フィジックス」の魅力とは
Vitra|ヴィトラデザイナーが理想とする“堅硬と柔軟”の相互作用を具現化現代のオフィスのためのオールラウンドチェア イタリアデザイン界の巨匠、アルベルト・メダとヴィトラ社が、現代オフィスのためのオールラウンドなチェア「Physix(フィジックス)」を開発した。「デザインは堅硬な要素と柔軟な要素の相互作用だ。そして、その形状は設計プロセスのあいだに生まれる」――アルベルト・メダのこの言葉に象徴されるような、柔軟性と安定性を実現させるために、どのような開発過程があったのだろうか。Text by OPENERS DESIGN柔軟性と安定性のために、最新の技術と素材を用いるデザイナー、アルベルト・メダ氏とヴィトラ社が、多様化している現代オフィスのために、オールラウンドなチェア「Physix(フィジックス)」を開発した。これは2本のサイドフレームのあいだに1枚のファブリックを張って、シートシェルを成形する構造で、「柔軟なフレーム構造」「伸縮性のあるニットカバー」「安定性のあるメカニズム」と...
Vitra|プルーヴェの歴史的名作椅子がコンテンポラリーに進化
Vitra|ジャン・プルーヴェの歴史的名作椅子「Standard Chair」がコンテンポラリーに進化合理的で無駄がなく、そして美しい。20世紀を代表するデザイナー、ジャン・プルーヴェが手がけたプロダクトといえば、真っ先に「Standard Chair」を思い浮かべる方が多いのではないだろうか。このたびStandard Chairのフォルムはそのままに、現代のライフスタイルに適応した「Standard SP」がVitra社から発売される。 Text by OPENERS DESIGN座面が強化プラスチックになって登場プルーヴェの代表作「Standard Chair」は、1930年代にナンシー大学都市のコンペをきっかけにデザインされたプロダクトだ。プライウッドとスチールという、当時先鋭的な素材の組み合わせで、椅子に求められる力学を過不足なく表現。プルーヴェの哲学を凝縮したものと言われている。オリジナルプロダクトは高騰を続け、その金額は天井知らずとなっている現状だ。 warmgrey/...
Vitra|プルーヴェの名作 天板の仕様と素材を選べる新生「EM Table」
vitra|天板の仕様と素材を選べる新生「EM Table」プルーヴェの名作テーブルがさらにモダンにフランスの建築家、Jean Prouve(ジャン・プルーヴェ)がデザインした「EM Table」は、プルーヴェを象徴するデザインとしても知られている。誕生から半世紀を経て、新バージョンの「EM Table」が登場。天板の仕様とサイズをユーザーが選ぶことができるようになった。Text by OPENERS DESIGN完成されたフォルムと構造哲学はそのままに「EM Table」のEMとは、Entretoise Metallique、すなわち金属製の横木を意味する。スチール製のベースに長い横木を介することで、構造を分節。強度的解決、また施工方法までもを、上手く処理している。これは1950年頃に、熱帯地方用に開発された組立、解体が可能な住宅「メゾン・トロピカル」のためにデザインされた一連の家具シリーズの一つだ。中でもこのEM Tableは、厚みのある天板と特徴的な脚部でダイニングやミーティ...
Vitra|プルーヴェの名作椅子「Fauteuil Direction」復刻発売
Vitra|カラーを選べるセミオーダーにも対応プルーヴェの名作椅子「Fauteuil Direction」復刻発売フランスの建築家 ジャン・プルーヴェの家具と聞いてまず思いつくのは、ヴィンテージ市場での想像を絶する価格帯。そして近年、スイスのヴィトラ社が手がけ復刻を遂げている製品の数々だ。このたび、1951年に発表した「Fauteuil Direction(フォトゥイユ ディレクション)」が、カラーオーダー対応で復刻されることとなった。Text by OPENERS DESIGNカバーは9色を用意「Fauteuil Direction」は、クッション性の高いウレタンフォームを用いた椅子。背面の脚部に目をやると、プルーヴェの代表作「Standard Chair」と同じ形状をしていることがわかる。これは構造上安定させるための究極のフォルムであり、また建築家としてのプルーヴェの理念を凝縮したものと言われている。アームレストも付属し、ソファに身を預けたときのようにリラックスもできる。同製品...
Vitra|ヘラ・ヨンゲリウスの新作「MOCHI」に注目
Vitra|ヴィトラ日本の食べ物からインスピレーションヘラ・ヨンゲリウスの新作「MOCHI」に注目ダッチデザインのシーンを牽引する女性デザイナーとして知られ、Vitra社のカラーディレクションも務めるヘラ・ヨンゲリウス。彼女があらたにデザインをした「MOCHI(モチ)」は、日本のある食べ物からインスピレーションをうけている。Text by OPENERS DESIGNその名の通り、モチモチした弾力をもつ家具「MOCHI」という商品名は、日本の正月のアイコンである「餅」の意。その名の通り柔らかく、椅子やオットマンとして使用できる。愛嬌のある形はもちろん、目を惹くのが、デザイナーのヘラらしいカラーリング。一見大胆であるが、対照的なコンビネーションが美しく、どこか落ち着いた印象も受ける。ニットで編まれたカバーは取り外しての洗濯が可能となっており、細やかな配慮を感じる仕上がりに。カラーは5種類展開となっている。座って、寄りかかって、眺めて、とリビング空間のアクセントになること必至のアイテム...
Vitra|いかなる空間にも調和する、スーパーノーマルなトレイが登場
Vitra|ヴィトラ5種類のカラーバリエーションいかなる空間にも調和する、スーパーノーマルなトレイが登場オリジナリティと実用性を兼ねたプロダクトのデザインで知られる、イギリスを代表するデザイナー、ジャスパー・モリソン。2014年のミラノ・サローネにて彼がスイスのVitra社から発表した「Rotary Tray(ロータリー・トレイ)」が、国内でも発売開始となった。Text by OPENERS DESIGN計算され尽くした簡潔なデザイン「Rotary Tray」は、上段が回転する二段式のトレイ。計算され尽くした簡潔なデザインは、ジャスパー・モリソンの哲学である「SUPER NORMAL」を体現しながら、収納、飾り棚、器…と使い方はさまざまだ。柔らかな曲線によるフォルムは、現代のインテリア空間との相性も良く、ダイニングルーム、キッチン、バスルーム、子供部屋、玄関、オフィスと使う場所を選ばない。例えば毎日持ち歩いているものをまとめる受け皿として、もしくは共有する鍵等を置いておく定位置とし...