東京バレエ団、7月に36年ぶりのモナコ公演決定|The Tokyo Ballet

東京バレエ団、7月に36年ぶりのモナコ公演決定|The Tokyo Ballet

The Tokyo Ballet|東京バレエ団舞台は南ヨーロッパ最大規模の国際コンベンションセンター東京バレエ団、36年ぶりのモナコ公演決定東京バレエ団が今年7月、モナコのグリマルディ・フォーラムにて、モーリス・ベジャール・バレエ団と合同でモーリス・ベジャール振付「第九交響曲」を上演する。東京バレエ団にとって1979年以来、36年ぶりのモナコ公演となる。Text by KUROMIYA YuzuPhotographs by HASEGAWA Kiyonori上野水香さんをはじめ総勢250人で挑む、大迫力のステージ上演するのは、モーリス・ベジャール振付によるベートーベン「第九交響曲」。約80人のダンサーにオーケストラとソロ歌手、合唱団をくわえた総勢250人におよぶアーティストが集結した大規模な作品で、3日間で3公演おこなわれる。プリンシパルの上野水香さんが所属している同バレエ団。彼女はローザンヌ国際バレエコンクール入賞後の1993年から2年間、モナコにあるプリンセス・グレース・クラシ...
北欧現代ダンスのトップを駆ける、テロ・サーリネン・カンパニーが待望の初来日|Tero Saarinen Company

北欧現代ダンスのトップを駆ける、テロ・サーリネン・カンパニーが待望の初来日|Tero Saarinen Company

Tero Saarinen Company|テロ・サーリネン・カンパニーエサ=ベッカ・サロネン3楽曲への挑戦北欧現代ダンスのトップを駆ける、テロ・サーリネン・カンパニーが待望の初来日フィンランドを代表する振付師/ダンサーのテロ・サーリネンと彼が率いる「テロ・サーリネン・カンパニー」による日本初上演作品『MORPHED―モーフト―』公演が、6月20日(土)・21日(日)に彩の国さいたま芸術劇場にて開催される。Text by BUN Risa (OPENERS)類を見ないあたらしい表現で人びとを引き込むヨーロッパにおいて独特な発展をしてきた北欧諸国のダンス/バレエ。なかでも多彩で厚いダンス層を誇るフィンランドにおいて中心的な存在感を示しているのが、テロ・サーリネンとそのカンパニーだ。今回、テロ・サーリネン・カンパニーの初来日にあたり上演されるのは、おなじく現代フィンランドを代表するアーティスト、作曲家・指揮者であるエサ=ベッカ・サロネンの3つの楽曲に振り付けたカンパニーの最新作『モーフ...
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THEATER|映画『俺たちに明日はない』がミュージカルとして現代に蘇る! ミュージカル『ボニー&クライド』

THEATER|映画『俺たちに明日はない』がミュージカルとして現代に蘇る! ミュージカル『ボニー&クライド』

THEATER|映画『俺たちに明日はない』がミュージカルとして現代によみがえるミュージカル『ボニー&クライド』アメリカン・ニューシネマとして映画史に名を刻む傑作『俺たちに明日はない』(1967年)のモデルとなった主人公の人生を、ミュージカルとして色鮮やかに21世紀の現代に蘇らせる舞台『ボニー&クライド』が、2012年1月8日(日)から22日(日)まで青山劇場で上演される。Text by YANAKA Tomomi島津由行氏がミュージカルのスタイリングに初挑戦するなど、豪華な布陣にも注目1930年代の世界恐慌時代に実在した男女ふたりの銀行ギャング、ボニーとクライドの出会いから、ふたりの壮絶な死に至るまでを描いた映画『俺たちに明日はない』。ミュージカル『ジキル&ハイド』でトニー賞にもノミネートするなど、ヒットメーカーとしても知られる作曲家 フランク・ワイルドホーンのジャズ・フレーバーな音楽に合わせ、あらたにミュージカル『ボニー&クライド』として登場する。主演は、劇団四季で『アイーダ』や...
THEATER|市村正親&武田真治出演「ロックンロール」× uka × ukafe コラボレーション

THEATER|市村正親&武田真治出演「ロックンロール」× uka × ukafe コラボレーション

市村正親&武田真治出演 舞台 「ロックンロール」「ロックンロール」 × uka × ukafe コラボレーション!8月29日(日)まで東京・三軒茶屋の世田谷パブリックシアターで上演中の市村正親氏と武田真治氏が出演する舞台「ロックンロール」を記念して、9月15日(水)まで、六本木ミッドタウンにあるトータルビューティサロン「uka(ウカ)」と「ukafe(ウカフェ)」がコラボレーション。観劇チケットやケーキセットの割引きサービスを実施中。Text by OPENERS三軒茶屋で舞台を観たら、六本木でくつろごう舞台「ロックンロール」は、1968年「プラハの春」からはじまる激動の時代を生きたふたりの男(マルクス主義を信奉するケンブリッジ大学教授マックス・市村正親と、彼の教え子であり、政局に翻弄されるロックを愛するプラハ出身の青年ヤン・武田真治)の20年にわたる奇妙な友情と葛藤の物語。ロンドン、ブロードウェイで絶賛を浴びた、時代を彩るロックンロール(ローリング・ストーンズ、U2、ガンズ&ロー...
THEATER|日本最古の祝祷に現代芸術家と狂言師が挑む『神秘域 その弐』

THEATER|日本最古の祝祷に現代芸術家と狂言師が挑む『神秘域 その弐』

THEATER|日本最古の祝祷に世界的現代芸術家と当代きっての狂言師が挑む野村萬斎×杉本博司・三番叟公演『神秘域 その弐』日本でもっとも古い祝祷(しゅくとう)芸能のひとつ『三番叟(さんばそう)』を、現代美術作家・杉本博司が再構築し、当代きっての狂言師・野村萬斎が舞うという『神秘域(かみひそみいき) その弐』。4月26日(金)14時からと19時から、渋谷区文化総合センター大和田で開催される。Text by YANAKA TomomiNYグッゲンハイム美術館からの凱旋公演起源は天照大神(あまてらすおおみかみ)の天岩戸(あまのいわと)伝説にまでさかのぼるという、日本でもっとも古い形式をとどめる『三番叟』。国際的に高い評価を受ける写真家であり、現代美術作家の杉本博司が空間を演出、幅広い活動で知られる野村萬斎が舞を踏み、神が降霊するさまをあらわしたという日本最古の伝統芸能を披露する。この『神秘域(かみひそみいき) その弐』は、現代美術の象徴ともいえるニューヨークのグッゲンハイム美術館で、2月...
THEATER|140周年を記念した『明治座 五月花形歌舞伎』

THEATER|140周年を記念した『明治座 五月花形歌舞伎』

THEATER|いまをときめく若手花形が集結140周年を記念した『明治座 五月花形歌舞伎』今年140周年を迎える明治座で5月3日(金・祝)から27日(月)まで『明治座 五月花形歌舞伎』が開催される。市川染五郎、片岡愛之助、中村勘九郎、中村七之助といういまをときめく花形が集結、それぞれの持ち味を生かした多彩な舞台が繰り広げられる。Text by YANAKA Tomomi夜の部では東京初演の『鯉つかみ』を片岡愛之助が熱演一昨年、16年ぶりに歌舞伎公演が復活してから恒例となった明治座の『花形歌舞伎』。風薫る初夏に歌舞伎界を華やかに彩る注目の花形がそろい踏みする。舞台は昼の部と夜の部で構成され、昼の部では、平家の武将斎藤別当実盛(さいとうのべっとうさねもり)と源義賢(みなもとのよしたか)ゆかりの者たちが紡ぐ縁を描いた『実盛物語』を勘九郎と七之助が熱演。つづく『与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)』では、染五郎と七之助という顔合わせが実現。与三郎とお富の美男美女が互いに一目ぼれする...
THEATER|渋谷慶一郎×初音ミクによる新作オペラ『THE END』

THEATER|渋谷慶一郎×初音ミクによる新作オペラ『THE END』

THEATER|コンピュータ制御された映像と音響による人間不在の“あたらしいオペラ”渋谷慶一郎×初音ミクによる新作オペラ『THE END』音楽家の渋谷慶一郎と初音ミクによる新作オペラ『THE END』が5月23日(木)、24日(金)にBunkamuraオーチャードホールで開催される。コンピュータ制御された映像と音響による人間不在の“あたらしいオペラ”の誕生だ。Text by YANAKA Tomomi「わたしは死ぬの?」と自問するミクの旅ルイ・ヴィトンのアーティスティック・ディレクター、マーク・ジェイコブスと彼のスタジオチームが今年の春夏コレクションをもとに衣装提供していることでも大きな話題となった『THE END』。音楽家でありアーティストとしての顔をもつ渋谷慶一郎と、演出家や映像作家として活躍する岡田利規、映像作家のYKBXほか、時代の先端を担う気鋭のアーティストによるコラボレーション企画である。渋谷慶一郎岡田利規YKBX『THE END』では、従来のオペラの中心となる歌手やオ...
THEATER|“美輪明宏”をモチーフにした舞台『MIWA』

THEATER|“美輪明宏”をモチーフにした舞台『MIWA』

THEATER|なにが起こる? 野田秀樹が放つ大胆不敵なストーリー“美輪明宏”をモチーフにした舞台『MIWA』野田秀樹が作・演出。美輪明宏の半生を舞台化したNODA・MAP 第18回公演『MIWA』が、10月4日(金)から東京芸術劇場 プレイハウスほかで上演決定。野田秀樹による、予測のつかない「美輪明宏物語」の幕が開く。Text by KUROMIYA Yuzu他人の一生で遊ぶ──不遜で贅沢な演劇遊戯劇作家としてつねに限界に挑みつづけてきた野田秀樹が、自らに課した次なる挑戦とは、「いま、この世に生きる実在の人物をモチーフに新作を描くこと」だった。三島由起夫をはじめとする文化人を魅了したシャンソン歌手として、また『毛皮のマリー』や『黒蜥蜴』に代表される舞台俳優として、ジェンダーを超越した美貌と類まれなる表現力で人びとを魅了してきた美輪明宏。この強大なアイコンを、野田秀樹はあくまで“モチーフ”として扱い、予測のつかないオリジナルストーリーに描き出す。主演を務めるのは、宮沢りえ。さらにN...
THEATER|ベローナ劇場が誇るオペラ『アイーダ』東京ドーム公演決定!

THEATER|ベローナ劇場が誇るオペラ『アイーダ』東京ドーム公演決定!

THEATER|傑作オペラの出演者、セットがまるごと日本にやってくる!ベローナ劇場が誇るオペラ『アイーダ』東京ドーム公演イタリアの夏の風物詩、野外オペラフェスティバルの舞台であり、古代ローマ時代の屋外闘技場を生かしたベローナ劇場。その壮麗な舞台装置やフルオーケストラ、コーラス、ダンサー、そして世界中で活躍する指揮者、スター歌手までもが日本に集結する『アイーダ』特別公演が9月17日(火)から19日(木)、東京ドームで開かれる。Text by YANAKA Tomomiベローナ劇場設立100周年、ヴェルディ生誕200周年を記念ベローナ劇場は1913年、作曲家のジュゼッペ・ヴェルディ生誕100周年を記念し、古代ローマ時代の屋外闘技場跡地をいかして野外オペラ・フェスティバルを開催したのがそのはじまり。ステージ上の息遣いが聞こえるほどの音響効果に恵まれ、夏には世界中のオペラファンが集まる野外オペラの聖地だ。今回来日し、イタリアを代表するオペラでもある『アイーダ』はこのベローナ劇場設立100周...
THEATER|巨匠ピーター・ブルックによる新作舞台『ザ・スーツ』

THEATER|巨匠ピーター・ブルックによる新作舞台『ザ・スーツ』

THEATER|アパルトヘイトにより発禁された短編小説を翻案巨匠ピーター・ブルックによる新作舞台『ザ・スーツ』の来日公演が決定現代演劇界の巨匠ピーター・ブルックによる最新作、『ザ・スーツ』の来日公演が決定! 11月6日(水)から11月17日(日)まで、パルコ劇場で上演される。Text by YANAKA Tomomi愛人が置き忘れたスーツを「客」としてもてなす!?20世紀を代表する演出家、ピーター・ブルック。彼のつくりだす舞台は、最小限の舞台装置と俳優の言葉と肉体によって、イマジネーション豊かな劇空間を生み出すことで知られている。日本では1973年の『真夏の夜の夢』を皮切りに公演を重ね、昨年も『魔笛』の来日公演で、演劇ファンに喜びをもたらしたばかりだ。そして、その興奮覚めやらぬ日本で、新作舞台の公演が決定。南アフリカ出身の小説家、キャン・センバが1950年代に書き上げたものの、アパルトヘイトの制約により発禁処分となってしまった幻の短編。それを翻案した新作であり、これまでに世界10カ...
THEATER|杉本博司演出による『杉本文楽 曾根崎心中付り観音廻り』

THEATER|杉本博司演出による『杉本文楽 曾根崎心中付り観音廻り』

THEATER|ヨーロッパを魅了した人形浄瑠璃が凱旋杉本博司演出による『杉本文楽 曾根崎心中付り観音廻り』人形浄瑠璃文楽の『杉本文楽 曾根崎心中付り観音廻り(そねざきしんじゅう・つけたりかんのんめぐり)』が3月20日(木)から23日(日)まで、世田谷パブリックシアターで、3月28日(金)から30日(日)まで、大阪・フェスティバルホールで上演される。 Text by YANAKA Tomomi束芋の映像作品も「観音廻り」に登場現代美術家、建築家であり、古美術コレクターとして日本の古典文化にも深い造詣をもつ杉本博司が構成、演出、美術などを手がけ、2011年に神奈川芸術劇場で初演された『杉本文楽 曾根崎心中付り観音廻り』。2013年9月から10月にかけてマドリード、ローマ、パリを巡り、連日満席のなか、注目を集めた文楽の凱旋公演が東京と大阪でおこなわれる。この『杉本文楽 曾根崎心中付り観音廻り』の特徴は、近松門左衛門原作の『曾根崎心中』を忠実に舞台化しているということ。現行の文楽公演...
THEATER|演出家・宮本亜門氏×ドン ペリニヨン「Dancing Spies」

THEATER|演出家・宮本亜門氏×ドン ペリニヨン「Dancing Spies」

Dom Pérignon│ドン ペリニヨン伝説のダンサー「マタ・ハリ」からインスピレーションを得た「Dancing Spies」を表現宮本亜門氏が演出するショーを開催MHDモエ ヘネシー ディアジオは、宮本亜門さんがドン ペリニヨンの今季のテーマを演出したショー『ドン ペリニヨン ロゼ ヴィンテージ2003“Dancing Spies”』を大阪と東京で開催。多くのゲストを魅了した。Text by YANAKA Tomomiショーの様子はYouTubeでも公開17世紀から脈々と受け継ぎ、あくなき挑戦をつづけてきたドン ペリニヨン。伝説のダンサー、マタ・ハリからインスピレーションを受けた今季のグローバルテーマ「Dancing Spies」をもとに、国内外で活躍する宮本亜門さんが演出を手がけたショーが、4月10日に東京のパレスホテル東京で、4月15日には大阪のザ・リッツ・カールトン大阪で開かれた。『ドン ペリニヨン ロゼ ヴィンテージ2003“Dancing Spies”』ニューヨークの...
THEATER|あたらしい顔ぶれでおくる不朽の名作舞台『細雪』

THEATER|あたらしい顔ぶれでおくる不朽の名作舞台『細雪』

THEATER|あたらしい顔ぶれでおくる不朽の名作舞台四女に大和悠河が初出演、明治座6月公演『細雪』谷崎潤一郎原作、菊田一夫脚本『細雪』が2014年6月に明治座で上演決定。今回は四女・妙子役に初出演となる元宝塚のトップスター 大和悠河を迎え、あたらしい顔ぶれでおくる。Text by KUROMIYA Yuzu高橋惠子×賀来千香子×水野真紀×大和悠河日本の名作舞台のひとつとなっている『細雪』は、昭和十年代の大阪・船場を舞台に、徳川の時代からつづく木綿問屋・蒔岡商店の四姉妹、鶴子・幸子・雪子・妙子を描いた谷崎潤一郎の小説が原作。1966年(昭和41年)に初演されてから48年。その上演回数は1400回を超えており、いままで数多くの名女優たちが、大阪・船場の美しき四姉妹を演じてきた。今回は、長女・鶴子を高橋惠子、次女・幸子を賀来千香子、三女・雪子を水野真紀が2012年(平成24年)の公演につづいて出演。そして四女・妙子に宝塚宙組男役のトップスターとして活躍し、2009年に退団した大和悠河を...
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