CLUBKING|日替わりでデザインされるTシャツをまとめてご紹介

Diary-T 87 go to Φ

Diary-T 87 go to Φ

Diary-TDiary-T 87 go to Φ文・アートワーク=桑原茂一通算すれば七年になるのだろうか?北海道のRISING SUN ROCK FESTIVAL in EZOROCK FESTIVALに日本初のコメディーを!そのなかでも「ブラックホール」は忘れられない思い出だ。残念ながらそのシリーズも今年はお休み。なんだかちょっと寂しい・なんて思っていたら、私の大好きな札幌のイタリアンレストラン「Φ」から遊びに来ないかとお誘いがあった。もうかれこれ五年以上は通っていると思うが。意外と東京にはこんなかゆいところに手が届くセンスの良いお店がないそのΦがなんと今年七周年目のお祝いをするのだそうだ。偶然とは、日頃のおこないだ。しかも、私にDJをやれと。(おとなのためのね)つまりいわゆるクラブ→語尾が上がるのDJというよりは、大人が集うサロンで緩く流れているDJのことをきっとイメージしているのだろう。とはいえ、私の名前の記されたパー券も撒かれたと聞けば、否が応でもその気になるではないか。...
Diary-T 88 bonjour

Diary-T 88 bonjour

Diary-TDiary-T 88 bonjour文・アートワーク=桑原茂一代官山のbonjour recordsで十五枚ほどCDを購入してしまった。入荷直後だったらしく多彩な新譜にもう気分は築地市場で目が泳ぐ外人モード、その昔、HoweBに紹介されたDAZED&CONFUSEDのJEFFERSON HACK for coletteなんかも買ってもうたし、はたまたお気に入りのswingものや服部君の好きなKITSUNE カヴァーが目を引くwashed out ちゃんときいてみたいcarlos aguirre grupo,それにしてもつづいているcolette風味secret island なんかもねそうそうiphonegrapherギャラリーにも参加してくれる欲しかったDJ MAARとかついつい夢中になってしまった。まぁ、要はΦのお祝いのため。もちろんPIRATE RADIOの仕込みも。かと思えば土日休みで日々Tシャツづくりに励む身としては、これは見逃せないRichards...
Diary-T 89 unexpected

Diary-T 89 unexpected

Diary-TDiary-T 89 unexpected文・アートワーク=桑原茂一ダークグレイのDaimler Double Sixにまた乗りたい衝動がある。そのきっかけがこの一枚のフライヤーだ。「the red shoes」デジタルリマスター・エディションがマーティン・スコセッシ監督の監修で蘇る。美しいものみたいという衝動が起こるのは、もしかしたら生命力が落ちているのではないか?ふと、そんな根拠のない戯言が浮かび上がる。昨日出会った写真家 RYAN MCGINLEY の「DAYDREAMING]の溢れんばかりの生命力にも目を見張ったが、ただその作品には今日という時代の腐りきってどうしようもない世界の強烈な悪臭が纏りついていたという切なさも同時に受け入れなければならない。で、「the red shoes」、デジタルの力で今再び蘇ろうとするクラッシックなこの美には、人びとが明るい未来を夢見た時代の甘いノスタルジックな香りをちと感じる。このデジタル作品を見ていないからここは適当なことを...
Diary-T 90 反抗のアプリ

Diary-T 90 反抗のアプリ

Diary-TDiary-T 90 反抗のアプリ文・アートワーク=桑原茂一広告会議で以下のような紹介文があった。反抗表現アプリ「TInyRiot」がリリース。アプリを起動してiPhoneを振りつづけると、音楽やリズムの叫びが激しくなります。その姿を録画もできます。想像以上に爽快です。想像以上に爽快です。では、反抗のアプリというより、癒しのアプリだろう。まったく浮遊感ばかりで実態のまったくない時代だ。ふわふわと浮かんで消え、まるでシャボン玉のような言葉が氾濫する一億総無責任時代。うん? ずっとか。さて、このアプリは私の仕事仲間が関係していることもあって、一言で言えば最高!! 5ツ星。そうイカシている。ムダがない。テーマが一直線。しかもだれでもその気になれる。達成感がある。しかも現在は無料?クーポン無縁の世界だ。が、悪いけど、「反抗のアプリ」と呼ぶなら完成度は七点ぐらいだ。誤解を生まないように記すと、まず私はこのアプリが大好き、アプリとしての完成度も満点、しかし、「反抗のアプリ」と呼ぶ...
Diary-T 91 Φ~92 GARAGE69

Diary-T 91 Φ~92 GARAGE69

Diary-TDiary-T 91 Φ~92 GARAGE69文・アートワーク=桑原茂一Φのパーティーから一夜明けて、友人のお店でkolorのパンツを購入後蕎麦屋へこれからのことをあれこれ話すうちにまたしても若いひとたちから失われた希望を惜しむつぶやきを聞く。パワフルなさっちゃんのエネルギーの方向はどこへ? ここからが楽しみだ。garage69ipohongrapher 桑原茂一#092 garage69夜はΦのみなさんと寿司金へ センスとレベルの高さに驚嘆する。これまでの札幌での寿司体験は大味になりがちだったがそのイメージを寿司金は丁寧な仕事でひとつひとつ払拭していくそしてこれまでもっていたこのネタはこんな味だったよなを覆しあらたな味覚と発見を体験させてくれた。すべてのクリエイティブはやはりそのひとの一心不乱だ。感動した。その後はΦの進めるB44で語る語る語る未来のΦ。つぎつぎと湧き出るビジョンに世代間はない生きる楽しさを共有する。Φも札幌も本当にこれからが楽しみだ。で、さりげな...
Diary-T Vol.5 86~92|桑原茂一が毎日デザインするTシャツコレクション!

Diary-T Vol.5 86~92|桑原茂一が毎日デザインするTシャツコレクション!

Diary-T Vol.5桑原茂一が毎日デザイン!選曲家でありプロデューサーでありクラブキングの代表でもある桑原茂一氏が、ほぼ毎日Tシャツをデザインする「Diary-T」。ここでは6日分のデザインを、桑原茂一がその日の心象風景を綴ったエッセイとともにまとめて紹介していく。Diary-T 86~92Diary-T 91Φ~92 GARAGE69Diary-T 90 反抗のアプリDiary-T 89 unexpectedDiary-T 88 bonjourDiary-T 87 go to ΦDiary-T 86 東京タワー桑原茂一|Moichi KUWAHARA選曲家/プロデューサー/クラブキング代表。米国『ローリングストーン』日本版を1973年の創刊号から運営、77年『スネークマンショー』をプロデュースしYMOと共演、同年『コムデギャルソン』のファッションショー選曲を開始する。82年原宿に日本で初のクラブ『ピテカントロプス』をオープン、89年フリーペーパー『dictionary』を創...
Diary-T 93 safari life

Diary-T 93 safari life

Diary-TDiary-T 93 safari life文・アートワーク=桑原茂一札幌[Φ]でのDJも終わって一息。人の為はすべて自分の喜びのため。喜ぶ楽しむ笑顔はそのまま私のエネルギーになるんだと生きてる喜びを噛みしめる今日この頃。PIRATE RADIOもDJもiphone grapherも楽しいうれしい堪らない、なんて楽しい日々なんだ。人生はバラ色だワッハハハハハハハハ…さぁ、今夜はパリから久しぶりに東京に帰ってきた友人のLaurent Anzai Momyとランデヴーだ。ワクワクするなぁ~ピース~← Diary-T 93~98購入はこちらからhttp://ckstore.shop-pro.jp/?pid=33260937
Diary-T 94 LIVE LIVE TWICE

Diary-T 94 LIVE LIVE TWICE

Diary-TDiary-T 94 LIVE LIVE TWICE文・アートワーク=桑原茂一正しくものを見ることの困難さをどう正当化してもおえりゃせんのう、世界は本当はどうなっているのか?知りたい。触りたい。分かりたい。この衝動なくしては、いわゆる[他の誰とも変わることのできない個人]という存在は誕生しません。個人主義というのは実は大層難儀なものなんです、いまさら懺悔するのもお恥ずかしいがたぶんそうなのである。で、そんな気づきが始まったなら、遅くない。いくつになって一途にひたむきに知恵を働かせ”正確に世界を見る”その努力を惜しまず突き進む者にのみ、七色に輝く個人の尊厳なんていう出来損ないが降臨するのです。あんれ台風だから前置きが長くなってしまった。あのローランに会ったのだ。昨日ね。若干19歳の頃から、昨日までも、彼の視点は本当に強烈にシャープだ。そう目のつけどころがね。情報の供給方法と吟味の仕方にローラン独特のセオリーがある。Laurentしかし、これをもってない個人は、世界を相手...
Diary-T 95 ないものがある。

Diary-T 95 ないものがある。

Diary-TDiary-T 95 ないものがある。文・アートワーク=桑原茂一その昔、大帝国劇場という名のテレビ番組があった。なかでも「純白の家」という連続ドラマが秀逸だった。膝を詰めて話す男と女の真ん中に巨大なポカリスエットの缶が置いてある。この感じは、ソフトバンクの白い犬がしゃべるCMに引き継がれている。たぶん。ないものがある。ひとは、これに、弱いのだ。眉間の上の三つ目の瞳。背中のコブ。頭のてっぺんの角。女の口ひげ。体内から出る石。こ、これらは又別の話だ。いきなり古くからの友人「J」が、iphoneを使い始めたといってfacebookへの承認メイルが届いた。なんでも「J」の家の玄関前三十センチ前まで津波が押し寄せてきたとか。そんなとんでもない経験をしてしまった人々や、福島原発から三十キロ圏内の人々には、あの意表をついた白い犬の非日常的面白さはもう受けないのではないか?簡単に価値観は変わるものだが、変わらない方が良いと持っている大衆が存在することも事実だ。が今回ばかりは、シュール...
Diary-T 96  Please

Diary-T 96  Please

Diary-TDiary-T 96 Please文・アートワーク=桑原茂一医者にいってもなぜ視力が出ないか分かりませんとのこと。二時間も書いていたブログが消えて蘇らない。分からないことで私も世界も出来ている。たぶんここまで書いてきたことがわざわざブログすることでもない。と言い聞かせ。もう忘れよう。なぜ人の出すオーラはそれぞれが違い。しかもそのオーラには、合う合わないがある。好き嫌いは自分で決めているように思わされているが、ほんとうにそうだろうか?嫌だ!のオーラを自分から出すから相手も嫌だ!のオーラを出す。これはよく分かる。しかし、そもそもなぜ嫌だ!のオーラを出してしまうのか?そこが分からない。ひとに優しく。もちろん誰にもそうしたい。だからオーラの好き嫌いの謎が解明できれば、ひとはもっと優しくなれるのではないか?そうだから消えてしまった言葉を思い出すのはもう止めよう。それはもっとよかったはずなのに…そんな過去を思えば、今が駄目を悔やみ、過去が今を追い越してしまう。過去も今も明日のこと...
Diary-T 97 ワタシチガウ

Diary-T 97 ワタシチガウ

Diary-TDiary-T 97 ワタシチガウ文・アートワーク=桑原茂一さて、今日から始まる。ART PICNIC Vol.5ディクショナリー倶楽部一周年記念イベントである。なんだか毎日がうれしい気運が周りを取り囲んでくれているような気がする。あの赤い帽子は覚悟の歳を向かえるシグナルだったのか?赤!赤!赤!というと、赤いレインコートを着た亡き娘さんの姿が視えるというのだ。ロンドンで観た『赤い影』(DON'T LOOK NOW)の強烈さを一瞬思い出したが、もちろんストーリーもなにも全く覚えていない。ドナルド・サザーランドとジュリー・クリスティーの見事な演技とこびとの老婆の存在に映画館の暗闇で凍りついたの思い出す。話が違う。そう、わたし ちがう。ワタシ チガウ ニホンジン 日本人ではありません私。というのもね、縄文人のつくった縄文土器のフィギアとアメリカ産のアレンジフィギアが私の机で隅でひそひそ話をしているような奇妙な光景がここにある。いまから一万6500年ほど前の縄文時代の気候環境...
Diary-T 98 Thousand Words

Diary-T 98 Thousand Words

Diary-TDiary-T 98 Thousand Words文・アートワーク=桑原茂一澤辺由記子/temp press凸版印刷・印刷博物館の印刷工房にて活版印刷のワークショップ、アーカイブの仕事に携わり、技術の保存と伝承のために数多くの活版職人から直接指導を受け、その技術と歴史を学ぶ。その後グラフィックデザイン事務所を経て、タイポグラフィーにまつわるプロダクトブランドであり、活版印刷のアーカイブプロジェクトであるtemp pressをはじめる。澤辺さんから頂いた美しい文字を美しいまま印刷された作品を無残にも私は、iphonegrapherしてしまった。が、これは私なりの澤辺さんへのリスペクトのつもりだ。cut upやサンプリングにも愛があるかないかが問われたように、澤辺さんのオリジナル作品へ私なりの敬意を表したつもりだ。もしこの私の表現が澤辺さんを傷つけたとしたらごめんなさい。ART PICNIC Vol.5が無事終わった。沢山の出会いと感動があったディクショナリー倶楽部一周年...
Diary-T 99 Kathy ! Cathy come back

Diary-T 99 Kathy ! Cathy come back

Diary-TDiary-T 99 Kathy ! Cathy come back文・アートワーク=桑原茂一KATHYの存在に惹かれる理由は、ひとつには音楽の選曲の妙にある。阿部海太郎との組み合わせも黒田節との組み合わせもハワイアンもボレロも、なぜかKATHYになってしまうという不可思議な世界。幸福になりたいならKATHYを探せ。kathykathy2Cathy! Come in! Cathy, come back to me!Oh,Cathy! Do come! Oh do,once more!Oh, my heart's darling! Cathy, my only! My... Cathyそうあの KATHY がディクショナリー倶楽部に帰ってくる。九月二十三日祭日 乞うご期待。でも、このCathyスペルがちがう。← Diary-T 99~104購入はこちらからhttp://ckstore.shop-pro.jp/?pid=33599416
Diary-T Vol.6 93~98|桑原茂一が毎日デザインするTシャツコレクション!

Diary-T Vol.6 93~98|桑原茂一が毎日デザインするTシャツコレクション!

Diary-T Vol.6桑原茂一が毎日デザイン!選曲家でありプロデューサーでありクラブキングの代表でもある桑原茂一氏が、ほぼ毎日Tシャツをデザインする「Diary-T」。ここでは6日分のデザインを、桑原茂一がその日の心象風景を綴ったエッセイとともにまとめて紹介していく。Diary-T 93~98Diary-T 98 Thousand WordsDiary-T 97 ワタシチガウDiary-T 96 PleaseDiary-T 95 ないものがある。Diary-T 94 LIVE LIVE TWICEDiary-T 93 safari life桑原茂一|Moichi KUWAHARA選曲家/プロデューサー/クラブキング代表。米国『ローリングストーン』日本版を1973年の創刊号から運営、77年『スネークマンショー』をプロデュースしYMOと共演、同年『コムデギャルソン』のファッションショー選曲を開始する。82年原宿に日本で初のクラブ『ピテカントロプス』をオープン、89年フリーペーパー『...
Diary-T 100 生きるコント

Diary-T 100 生きるコント

Diary-TDiary-T 100 生きるコント文・アートワーク=桑原茂一大阪の女は生きるスタミナがちがうとつくづく思った。「生きるコント」の大宮エリーさんからDVDやら絵本やら沢山の作品をいただいた。お会いする前に予習しておこう。で、おかあはんとむすめ、これはまさに迫真のドキュメント。もうそれだけで小さな吉本興業。これが大阪の生きる単位なんですね。勝手に大阪を笑いで括るなとおしかりを受けそうだが、もちろん、大阪にもスタミナのないセンスがモダンなおしとやかなお酒の飲めない胆の小さな女のひとも少なからずいてるとおもいますけど、このスタミナは大阪の女、失礼、大阪の女性にしか、やっぱりきっぱりないもんやとおもいますわ。生きるコント、「一」をまもなく読み終わりつつ口をついてでるのは、ほんまに、こいつおもろいわ。って感じ。欺されたと思って読んでみてみてみてみ~ほな、さいならぁ~← Diary-T 99~104購入はこちらからhttp://ckstore.shop-pro.jp/?pid=3...
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