Diary-T 98 Thousand Words
澤辺由記子/temp press
凸版印刷・印刷博物館の印刷工房にて活版印刷のワークショップ、アーカイブの仕事に携わり、技術の保存と伝承のために数多くの活版職人から直接指導を受け、その技術と歴史を学ぶ。その後グラフィックデザイン事務所を経て、タイポグラフィーにまつわるプロダクトブランドであり、活版印刷のアーカイブプロジェクトであるtemp pressをはじめる。
澤辺さんから頂いた美しい文字を美しいまま印刷された作品を無残にも
私は、iphonegrapherしてしまった。
が、これは私なりの澤辺さんへのリスペクトのつもりだ。
cut upやサンプリングにも愛があるかないかが問われたように、
澤辺さんのオリジナル作品へ私なりの敬意を表したつもりだ。
もしこの私の表現が澤辺さんを傷つけたとしたらごめんなさい。
ART PICNIC Vol.5が無事終わった。
沢山の出会いと感動があったディクショナリー倶楽部一周年記念のイベントが
終わったのだ。
参加してくれた皆さんに心より感謝の思いを伝えたい。
難しいことをやってるなとつくづく思う。もちろん今に始まったことではないが、
それについてきてくれるスタッフにもここで改めて感謝を伝えたい。
いい訳がましいが、この三日間、いずれかに遊びに来てくれた皆さんの中に、
傲慢かも知れないがやはりディクショナリー倶楽部でしか体験できなかった
ワクワクするものが確かにあったと信じたい。
金では買えないという意味での
フリーペーパーを二十三年つづけてきた責任のようなものが常に私にはある。
つまりここまでつづけることが出来たのは、
今回のイベントが無事終了することが出来たのも、
参加してくれたみなさんの熱いエールがあったからこそだと…
がしかし、この先は、少しやり方を変えようと思う。
今後は無料のイベントは極力避けたい。
表現する人がノーギャラで参加するのはもうこれで最後にしたい。
どんなに少額であれ、有料イベントとして成立しないものは、
金輪際止めようと思う。投げ銭も含めてだ。
お金を払って参加する。
そんなイベントをもう一度じっくり考え直したい。
スポンサーがやってくれ!はアリだが、企業におもねるならやらない。
これまでとは違う方法論をとことん考え抜きたいと思う。
ほら、Thousand Words!
(2)文字
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