Diary-T 94 LIVE LIVE TWICE
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2015年5月8日

Diary-T 94 LIVE LIVE TWICE

Diary-T

Diary-T 94 LIVE LIVE TWICE

文・アートワーク=桑原茂一

正しくものを見ることの困難さをどう正当化しても
おえりゃせんのう、

世界は本当はどうなっているのか?

知りたい。触りたい。分かりたい。

この衝動なくしては、いわゆる

[他の誰とも変わることのできない個人]

という存在は誕生しません。

個人主義というのは実は大層難儀なものなんです、

いまさら懺悔するのもお恥ずかしいがたぶんそうなのである。

で、そんな気づきが始まったなら、遅くない。

いくつになって一途にひたむきに知恵を働かせ

”正確に世界を見る”

その努力を惜しまず突き進む者にのみ、

七色に輝く個人の尊厳なんていう出来損ないが降臨するのです。

あんれ台風だから前置きが長くなってしまった。

あのローランに会ったのだ。昨日ね。

若干19歳の頃から、昨日までも、

彼の視点は本当に強烈にシャープだ。そう目のつけどころがね。

情報の供給方法と吟味の仕方にローラン独特のセオリーがある。

Laurent

しかし、これをもってない個人は、

世界を相手に会話することは出来ないだもんね。

あんた、誰? に答えることができないから。

しかもどこどこの紐付きを表す名刺を使わずにね。

でま、大概がそれ出来なくて借り物ばかりで頑張るから、

世界からは、世界基準があるとして、

私も含めて「井の中の蛙」と揶揄されることになっちゃうのね。

蛙飛び込む水の音 風流~このアジア人特有の感性も

井の中に納めていてはそれこそもったいないではないか。

「生き急ぐな、生き直せ。」

これが最近の私の標語である。

英語で言うなら、私的日本語英語で言うなら、

" LIVE LIVE TWICE ”

なんとなくなんだけどね。

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