CLUBKING|日替わりでデザインされるTシャツをまとめてご紹介
「CLUBKING|日替わりでデザインされるTシャツをまとめてご紹介」に関する記事
Diary-T 74 新田桂一がすごい。3
Diary-TDiary-T 74 新田桂一がすごい。3文・アートワーク=桑原茂一新田桂一 iPhonegrapher新田桂一がすごい。久びさに出会った昇り龍だ。なんとなくしんみり風潮にぶっとい風穴を開けるには彼のような無心の一直線の勢いが必要なのだ。四の五の言わずに出せばよし、いやだ応だと抜かしゃがると……と落語にもあるように、今は能書きより行動する時だ。もちろん、考えつづけることはやめちゃ駄目だけどね。で、これまで私が生きてきて、いつの時代にも新田桂一のような強者がいた。ここ最近出会えなかったのは、なんのことはない、しばらく私が引きこもりだっただけなんだろけどね、ごめん負け惜しみ。とあれ、彼と出会えたことはヒロ杉山さんのお導きのお陰だが、ほんとうに楽しいうれしい希望のパワーをがんがんもらっているというのもじつは七月22.23.24、金土日の三日間ディクショナリー倶楽部の一周年イベントが控えているのだ。そしてその一周年記念ART PICNIC第五回の目玉のひとつになるのが熱い新田...
Diary-T 75 My Girl
Diary-TDiary-T 75 My Girl文・アートワーク=桑原茂一My Girlで踊ったのはいつのことだったろう……その店に行くたびに一生懸命ステップを覚えたなぁ~。横須賀辺りからか、厚木辺りからか、それとも横田基地からか、最新のR&Bが聞ける店という噂で集まってくるのは黒人の兵隊たちばかりだった。そこは六本木と渋谷のあいだの谷底、そのころは霞町と呼ばれた街、霞がかかっていたかも。で少し前ならホリエモンたちIT長者が闊歩するその街そう西麻布まで、黒人たちはステップを踏みに、そして女の子を求めて集まってくる。そういえば西麻布にも米軍基地はあったな。なんでもあそこは情報部だとか誰かが噂していた……その後、私が十九歳でその基地のすぐ側にキャッチボックスというバーをはじめたときにもベトナムへ旅立つ前の兵隊さんたちがよく遊びに来てくれた。彼らはウイスキーのボトルを開けて、坊主にしたばかりの初々しい顔を次第に赤くして……行けば死ぬかも知れないベトナムのことを忘れようとしていた...
Diary-T 76 「ブラピ」
Diary-TDiary-T 76 「ブラピ」文・アートワーク=桑原茂一飛んでいる矢は止まっているこれは物体の運動にかんするものである。矢が飛んでいるようすを考えよう。ある瞬間には、矢はある場所に位置している。僅かな時間だけに区切って見れば、矢はやはり少ししか移動しない。この時間をどんどん短くすれば、矢は動くだけの時間がないから、その瞬間だけはおなじ場所に留まっているであろう。つぎの瞬間にも、おなじ理由でやはりまたおなじ場所に留まっているはずである。こうして矢は、どの瞬間にもおなじ場所から動くことはできず、ずっとおなじ場所に留まらなくてはならない。従って、飛んでいる矢は止まっているメキシコ警察が「ブラピ」逮捕、有力麻薬組織のリーダー iPhonegrapher桑原茂一「その人の身になってみるというのが、実は批評の極意ですがね。身になってみたら、だいたい言葉がないのです。いったんそこまで行って、なんとかして言葉をみつけるというのが批評なのです」。小林秀雄 評論家 (日経朝刊春秋)あた...
Diary-T 77 SonaのSonata
Diary-TDiary-T 77 SonaのSonata文・アートワーク=桑原茂一iPhonegrapher桑原茂一 夏らしい色シリーズ sonata← Diary-T 74~79購入はこちらからhttp://ckstore.shop-pro.jp/?pid=32592930
Diary-T 78 99DAYS
Diary-TDiary-T 78 99DAYS文・アートワーク=桑原茂一iPhonegrapher桑原茂一100 DAY BLOG RELAY100 DAY BLOG RELAY今日が初日である。honeyee.com BLOGに参加させていただいた。なぜなら、私が「iPhonegrapher」を名乗ったから。さて肩書きがあたらしくなることで性格もあたらしくなると良い。お陰でやったことのないことにつぎつぎと向かえると良い。すると今度は今までは気がつかなかった自分にことごとく出会えると良い。で良いことはどんどん重なるものです。と書いているとどんどん良くなるような気がしてとても気分が良い。良いか悪いか、そうか、これほど自分次第で決められる事柄はないな。良いことをここから残り99日日々良いことを思いつづけていくことに決心した。今日の処。← Diary-T 74~79購入はこちらからhttp://ckstore.shop-pro.jp/?pid=32668886
Diary-T 79 紫陽花
Diary-TDiary-T 79 紫陽花文・アートワーク=桑原茂一タイトルでやられた。「ご先祖様はどちら様」高橋秀美著今は塀の中においでの堀江さんがtwitterでつぶやいていたのをアマゾンしてみた。さすが堀江さん、これがなるほどおもしろい。一部を紹介する。私はふと祖父、豊吉のことを思い出した。彼は享年95歳。散歩が日課で、その日も近所を散歩しているうちに気分が悪くなり病院に担ぎこまれた。本人は大丈夫だと言い張ったが、まわりが心配して「でもおじいさん、苦しそうよ」と声をかけると、豊吉はこう答えたという。「言われてみれば、確かに苦しい」それが彼の最期の言葉だった。ひとに言われるとそんな気がしてくる、というのが祖父の性格で、それを受け継いでいる私はきっと名家の「素質」も感じやすいにちがいない。さて、これまた久しぶりにFESNのLIBE BRAND UNIVS.の森田貴宏が遊びに来た。彼のブランドのカタログも秀逸だが、秀逸っていうのは、つまりなんていうの細部にまで行き届いた作り手の思い...
Diary-T Vol.3 74~79|桑原茂一が毎日デザインするTシャツコレクション!
Diary-T Vol.3桑原茂一が毎日デザイン!選曲家でありプロデューサーでありクラブキングの代表でもある桑原茂一氏が、ほぼ毎日Tシャツをデザインする「Diary-T」。ここでは6日分のデザインを、桑原茂一がその日の心象風景を綴ったエッセイとともにまとめて紹介していく。Diary-T 74~79Diary-T 79 紫陽花Diary-T 78 99DAYSDiary-T 77 SonaのSonataDiary-T 76 「ブラピ」Diary-T 75 My GirlDiary-T 74 新田桂一がすごい。3桑原茂一|Moichi KUWAHARA選曲家/プロデューサー/クラブキング代表。米国『ローリングストーン』日本版を1973年の創刊号から運営、77年『スネークマンショー』をプロデュースしYMOと共演、同年『コムデギャルソン』のファッションショー選曲を開始する。82年原宿に日本で初のクラブ『ピテカントロプス』をオープン、89年フリーペーパー『dictionary』を創刊、96年...
Diary-T 85 黒いダイヤ
Diary-TDiary-T 85 黒いダイヤ文・アートワーク=桑原茂一黒いダイヤが世界の中心だった時代があった。そして忘れ去られた。化石燃料が枯渇する? だから原子力、そして再び出番が来たのか?黒いダイヤ。果たして地熱の時代が来たならば、赤いダイヤか? 白いダイヤか? 錆びたダイヤか?バイブルとコカコーラ、エコと原子力、そして地熱のバイブルとは?とはいえ、みえてるものはなにもない。分かっていることは迫り来る私の白内障……← Diary-T 80~85購入はこちらからhttp://ckstore.shop-pro.jp/?pid=32963970
Diary-T 84 Delicate
Diary-TDiary-T 84 Delicate文・アートワーク=桑原茂一ディクショナリー倶楽部の小さなニューヨークスタイルのコーヒースタンド「bbb」 昨日までで終了した。節電しているわけではないがクーラーのない小さなスペースではこの時期につづけるのはちょっと厳しかった。ほんとうにご苦労様。今や飛ぶ鳥を落とす勢いの自由が丘のベイクショップ自由が丘ベイクショップ一時は某有名レコードショップも経験するほどの音楽好き、しかも私が彼を知ったのは彼が某有名フレンチレストランでのソムリエ時代だったというなんとも異色のオーナーの淺本くんの実験的な試みを受け止めたつもりだが、まだ知名度はこれからのディクショナリー倶楽部の環境では……そう、雨の日も風の日も凍りつくような日も揺れに揺れた日も灼熱の日もどんな日も……いつもいつも爽やかな笑顔がとてもすてきなスタッフでした。……ようやく常連さんも増えつつあったようですが……とても残念です。がんばったお二人のスタッフにあらためて感謝をありがとう。← D...
Diary-T 83 future2
Diary-TDiary-T 83 future2文・アートワーク=桑原茂一REWAKE -YMO トリビュート-●リリース:8/16 CD/iTunes 同時リリース●発売元:electric sheep (トベタ・バジュン主宰のインディーズ・レーベル)- 収録曲 -01:ライディーン / MACHO ROBOT (Bajune Tobeta)02:ビハインド・ザ・マスク / nonSectRadicals03:TECHNOPOLIS / いぬ04:東風 / Koyas05:ABSOLUTE EGO DANCE / Fugenn & The White Elephants06:中国女(La Femme Chinoise) / mergrim07:MUSIC PLANS -音楽の計画- / Riow Arai feat.Damiana Terry08:体操 / KOKI KAGAWA a.k.a eater feat AZ CATALPA09:CUE / Shotaro H...
Diary-T 82 A!chacha
Diary-TDiary-T 82 A!chacha文・アートワーク=桑原茂一iPhonegrapher桑原茂一焼けるようなうだるような暑さだ。原宿の空が……思わず、A!chachaあまり熱いので原宿の八竹でばらちらし。iPhonegrapher桑原茂一「こういう音楽が自分のマスタークロックになる日があってもいい」(クラムボン・ミト)ダブ新次元! ミニマルDUB、~Scape、UKダブとクロスオーバーしながらも独自のDUB表現をするポストDUB、ベース、ドラム、スティールパンによる3ピース。メンバーは、レピッシュ、ガンガ・ズンバのtatsu(B)、音響スチールパン奏者の町田良夫、De De Mouseのバックも務める佐治宣英(Dr)の3人。数かずの映像サントラの起用~センス・オブ・ワンダー出演等、Jazz~DUB~エレクトロニカ~Post Rock~ラテンを縦横無尽に飛びまわる音のアナーキスト3人組。ビョーク名曲"Hyperballad"カバー収録!ポストDUBトリオ、ミーモ、4t...
Diary-T 81 wrong poor
Diary-TDiary-T 81 wrong poor文・アートワーク=桑原茂一AP関連でお会いしてからなんどか田中優さんの活動に触れさせていただいているが、最近の活動にはますます勇気づけられる。今回紹介させていただく田中優さんの視点はこれまでメディアが積極的に伝えてこなかったものだと思う。少なくとも私は知る機会がなかった。つまりこうした特権階級の振る舞いにかんしては、我われ国民はいつも蚊帳の外に置かれていたのだと思う。しかしこれから自己責任で生きるしかないことがはっきりしたこの国に住む我われは、いまどのようなシステムの中で我われが暮らしているのか?をしっかり認識する必要がある。これは命を守るための必須条件だと思う。田中優以下引用ロフト・フリーペーパー「ルーフトップ」掲載原稿より田中 優です。ロフト向けに書いた原稿ですが、参考まで。シュールリアリズム友人の住んでいる町で、静かに東日本大震災の被災者受入れを行っていた。その被災者の中に、さらにひっそりと福島原発震災被災者が暮らしてい...
Diary-T 80 kklleeee
Diary-TDiary-T 80 kklleeee文・アートワーク=桑原茂一ハニカムのブログに参加して今日で五日目。Diary-Tは土日休みで日夜iphonegrapher桑原茂一でTシャツ額装しているが、ハニカムは百日ブログなので休みがない。ブログに参加されている誰もが毎日書いているわけではないかも知れないが、私の場合はハニカムブログで、honeyeeこれまでのまたこれからのiphonegをTシャツ額装にして百枚選画してみようということなのである。で微妙にこれとあれと気分を入れ替えながら進んでいるが……Diary-Tも今日で八十枚目である。といってなにも特別なことはないが、茂木健一郎さんがクレーについてこう評した。私はクレーの音楽を観ているのかも知れない……のような趣旨だったと思うが、私もこれまでに画像作品に選曲する行為をなんどか楽しんだこともあるが、近い将来ハニカムを百枚選画が終わるときには、一度音楽付きのスライドショーに纏めてみるのも楽しいかな、と今考えてみた。といってる魔...
Diary-T Vol.4 80~85|桑原茂一が毎日デザインするTシャツコレクション!
Diary-T Vol.4桑原茂一が毎日デザイン!選曲家でありプロデューサーでありクラブキングの代表でもある桑原茂一氏が、ほぼ毎日Tシャツをデザインする「Diary-T」。ここでは6日分のデザインを、桑原茂一がその日の心象風景を綴ったエッセイとともにまとめて紹介していく。Diary-T 80~85Diary-T 85 黒いダイヤDiary-T 84 DelicateDiary-T 83 future2Diary-T 82 A!chachaDiary-T 81 wrong poorDiary-T 80 kklleeee桑原茂一|Moichi KUWAHARA選曲家/プロデューサー/クラブキング代表。米国『ローリングストーン』日本版を1973年の創刊号から運営、77年『スネークマンショー』をプロデュースしYMOと共演、同年『コムデギャルソン』のファッションショー選曲を開始する。82年原宿に日本で初のクラブ『ピテカントロプス』をオープン、89年フリーペーパー『dictionary』を創刊...
Diary-T 86 東京タワー
Diary-TDiary-T 86 東京タワー文・アートワーク=桑原茂一iphone Graphe他人の目をカメラをとおして世界を感じる。それを共有できるかどうかは個人の感性に委ねられるが、iphone Grapherはまるで街角に設置された無数のカメラのようにも思えてきた。つまり無差別に世界に放たれた無数のカメラが写し取る現実は、この今日という時代の匂いをあっけらかんとあからさまに伝えてくれる。いったい我われは今どんな世界に暮らしているのか?写し取られた被写体から放つオーラは写し取ったiphoneGrapherたちの個人の感性そのものでもあるはずだが、なぜか私には今日という時代の空気=公共性?こういうのを共有意識と呼ぶのだろか?ある時代の音楽のムーブメントが同時多発で起こるように、膨大な写真から湧き出るオーラはそれらとおなじような空気感を感じてしまう。っていうことは個人が発信する時代の盲点がこうしたところにもあらわれているのかもしれない。つまり個人がこれまでとおなじように自立しな...