連載

ダブルムーンフェイズを搭載した新作「アルソー ルゥール ドゥ ラ リュンヌ」|HERMÈS

ダブルムーンフェイズを搭載した新作「アルソー ルゥール ドゥ ラ リュンヌ」|HERMÈS

HERMÈS|エルメス北半球と南半球、ふたつの月の満ち欠けを表現したポエティック・コンプリケーションエルメスから、新作「アルソー ルゥール ドゥ ラ リュンヌ」が発表された。地球の北半球と南半球、それぞれから見える月の満ち欠けを同時に表示するムーンフェイズ機構が搭載され、見る者を宇宙空間へと誘う遊び心あふれるデザインだ。Text by OZAKI Sayaka“月の時間”を文字盤全面で表現。複雑機構を用いた詩的アプローチSIHH2019で発表されたエルメスの新作「アルソー ルゥール ドゥ ラ リュンヌ」は、北半球と南半球のムーンフェイズを同時に表示する、斬新なアイデアが特徴だ。ふたつの月をマザー・オブ・パールで描いたダイアル上に、時分と日付を針で指し示すふたつの可動式スモールダイアルが無重力状態のように浮かび上がり、そして水平の状態を保ったまま周回させることで、月の満ち欠けが表現された。© Joël Von Allmenこの独創的なダブルムーンフェイズ機構は、エルメス・マニュファク...
抑制が効いたフレンチシック。そしてエレガントな新作「アルソー 78」|HERMÈS

抑制が効いたフレンチシック。そしてエレガントな新作「アルソー 78」|HERMÈS

HERMÈS|エルメス腕元に洗練されたエレガントな雰囲気を醸すエルメスの新作「アルソー 78」洗練されたスタイルを持つエルメスの「アルソー」コレクションに、シックなアントラシットカラーとマットな質感をまとった新作「アルソー 78」が加えられる。取り扱いは、2019年3月頃に開始予定だ。Text by OZAKI Sayaka控えめかつエレガントな魅力が体現されたタイムレスなウオッチ1837年、馬具工房として設立されたエルメス。その歴史を継承し、1978年にデザイナー、アンリ・ドリニーが鐙(あぶみ)から着想を得た上下非対称のラグを添えたラウンド型ケースに、颯爽と駆ける馬を連想させる斜体のインデックスを組み合わせた「アルソー」が発表された。この「アルソー」コレクションに、新たに「アルソー 78」が加えられた。特徴は、グレイン仕上げでマットな質感が強調されたアントラシットカラーのダイアルだ。このシックなダイアルにクリーム色の夜光塗料を施したインデックスと細い針が組み合わされ、色彩のコント...
世界限定8本 夜空に吠えるオオカミを描いた「アルソー Awooooo」|HERMÈS

世界限定8本 夜空に吠えるオオカミを描いた「アルソー Awooooo」|HERMÈS

HERMÈS|エルメスエルメスのルーツを継承するアルソーコレクションに新作「アルソー Awooooo」が世界限定8本で登場エルメスが、三日月と星々が輝く夜空を背景に吠えるオオカミをエナメル技法で描き出した「アルソー Awooooo」を発表。世界限定8本の貴重なリミテッド・コレクションだ。Text by OZAKI Sayaka銀色のオオカミの姿と夜空をエナメル技法で描いたユニークなタイムピース2017年にリリースされたクマをモチーフとしたモデルの続編として、オオカミの細密画をエナメル技法で描き出した「アルソー Awooooo」。オオカミは、デザイナーのアリス・シャーリーによるメンズスカーフ「Awooooo」のモチーフだが、この風貌を損なうことなく職人の緻密な手仕事によって、ダイアル上に野性的なオオカミの細密画が描き上げられた。白く透き通ったエナメルのダイアルに職人が細やかな細工を施し、丁寧に磨き上げて滑らかな表面へと仕上げ、モチーフの輪郭を描いた後に極細の筆を用いて天然のオイルを混...
東京マラソンを控え、関連イベントが多数開催|EVENT

東京マラソンを控え、関連イベントが多数開催|EVENT

EVENT|東京マラソンを盛り上げる事前イベント東京マラソンを控え、関連イベントが多数開催2019年3月3日(日)に、「東京マラソン2019」が開催される。その事前イベントとして、EXPOやファミリーランなど、多くの関連イベントが開催されることを、ご存じだろうか。マラソンやランニングなど、“走ること”をより楽しめるようになるイベントだ。Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)「東京マラソンEXPO」や家族で参加できるイベントなど“ラン”が楽しめる催しが盛りだくさん2007年から始まり、毎年大きな盛り上がりを見せる東京マラソン。2019年3月3日(日)の開催を控え、事前イベントが多数開催される。「東京マラソンEXPO」は、国内でも最大規模を誇る、ランニングのトレードショーだ。今年で13回目を迎える本イベントは、107団体が出展し、ナンバーカードと引き換えに来場する日本全国及び海外からの3万8000人のランナーを含め、約10万人以上の来場数を誇るビッグな催しだ。©東...
深化するホスピタリティ(前編)|TRAVEL

深化するホスピタリティ(前編)|TRAVEL

TRAVEL|レガシーを守るための変革シェラトングランド・シドニー・ハイドパークへ(前編)世界各国で、ホテルの建設が加速している。旅行者は年々増え続け、UNWTO(国連世界観光機関)が発表した海外旅行統計によると、2017年の海外旅行者数(到着地で集計)は前年比7%増の13億2300万人。さらに、2020年時点の海外旅行者数は14億人、2030年時点の旅行者数は年間18億人に拡大すると、長期予測値を発表している。世界中を、様々な文化背景を持った人々が行き来するならば、そのニーズもさらに多様化していくはずだ。それでも、喜びのために旅する者たちの多くが求めるのは、その土地ならではの体験だろう。そこに住む人にとっては特別でなく当たり前のことであっても、他の地域から来た人々にとっては大いなる発見であるし、大いなる刺激となる。土地の空気を感じ、人と触れ合い、味に親しむ。まさにそれこそ、旅の原点であり醍醐味だと言えよう。Text by MAKIGUCHI Juneホテルがコミュニティにできるこ...
シンプルかつ抜群の使いやすさを誇る“ワールドタイム”|IWC

シンプルかつ抜群の使いやすさを誇る“ワールドタイム”|IWC

IWC|アイ・ダブリュー・シー往年の名機を使った、世界一周の旅路を応援する“スピットファイア”シリーズ限定モデルSIHH2019では、「パイロット・ウォッチ」コレクションの“スピットファイア”シリーズから新作が登場。なかでも独自のタイムゾーナー機構(ワールドタイム)を搭載した「パイロット・ウォッチ・タイムゾーナー・スピットファイア“ロンゲスト・フライト”」の操作の簡便さと時刻の読みやすさに注目したい。Text by KOIZUMI Yokoベゼルを押しながら回すのみ。ユーザビリティ重視の操作機構“スピットファイア”は、レジナルド J. ミッチェルによって設計され、1930年代から’40年代にかけて活躍した英国空軍の単発戦闘機である。最も洗練された戦闘機のひとつとして知られ、その卓越したパフォーマンスにより“傑作”と讃えられてきた。この戦闘機の名を冠した“スピットファイア”シリーズは、2003年にIWCに登場。そしてSIHH2019にて、新作5モデルが追加されるに至った。設計者ミッチ...
革新的なケース素材を採用した新たなる「トップガン」シリーズ|IWC

革新的なケース素材を採用した新たなる「トップガン」シリーズ|IWC

IWC|アイ・ダブリュー・シーセラミック+チタニウム。IWCが開発した新素材“セラタニウム”採用モデル近年の新作モデルの特徴は“ケースの質感”にある。質感は、金属の持つ本来のポテンシャルを高め、時計をさらに魅力的に見せる効果を発揮する。IWCがリリースした「トップガン」新作は、もちろん単なるブラックではない。新素材のマットな質感を生かした“黒”が魅力だ。Text by KOIZUMI Yoko時計メーカーが自ら開発した新素材“セラタニウム”とは!?「トップガン」とは米海軍戦闘機戦術教育プログラムの通称だ。この訓練プログラムは優秀なパイロットに対し、高度な戦術訓練を施すためのもので、その訓練内容は過酷を極める。そのため、着用する腕時計にはセラミックやチタニウムといった堅牢なケース素材が選ばれ、特別設計がなされている。SIHH2019で発表された「トップガン」シリーズでは、IWCが新規に開発したセラタニウム採用モデル「パイロット・ウォッチ・ダブルクロノグラフ・トップガン・セラタニウム」...
祐真朋樹・編集大魔王対談|vol.36 FPM 田中知之さん(後編)

祐真朋樹・編集大魔王対談|vol.36 FPM 田中知之さん(後編)

Page. 1前回、前々回に引き続き、ゲストにFPM=Fantastic Plastic Machine(ファンタスティック・プラスチック・マシーン)の田中知之さんをお迎えしてお届けする編集大魔王対談。FPMという名前の由来から現在制作中のアルバム、偏愛するヴィンテージまで幅広くお話を伺いました。ここでしか読むことができないエクスクルーシブな内容は必見です。 vol.36 FPM 田中知之さん(前編)へ vol.36 FPM 田中知之さん(中編)へInterview by SUKEZANE TomokiPhotographs by MAEDA AkiraText by ANDO Sara (OPENERS)9.11を機に活動拠点を日本へ移すとアジアでブレイク祐真朋樹・編集大魔王(以下、祐真) FPMという名前になったいきさつは?田中知之さん(以下、田中) デモを作り始めた94年に、ピチカート・ファイヴの小西さんと音楽プロデューサーの坂口修さんと僕の3人で、ソニーから選曲のコンピレー...
祐真朋樹・編集大魔王対談|vol.36 FPM 田中知之さん(中編)

祐真朋樹・編集大魔王対談|vol.36 FPM 田中知之さん(中編)

Page. 1前回に引き続き、今回もゲストにFPM=Fantastic Plastic Machine(ファンタスティック・プラスチック・マシーン)の田中知之さんをお迎えして、祐真編集大魔王とトークを繰り広げます。ご自身のキャリアを振り返りながら、90年代半ばのデビュー当時の華やかなエピソードの数々をお話しいただきました。 vol.36 FPM 田中知之さん(前編)へ vol.36 FPM 田中知之さん(後編)へInterview by SUKEZANE TomokiPhotographs by MAEDA AkiraText by ANDO Sara (OPENERS)レコードを買い漁る日々の中、突然舞い込んだデビューのオファー祐真朋樹・編集大魔王(以下、祐真)1994年に京都で行われたイベントにテイさん※1を呼んだ時は、色々とつてがあったんですか?田中知之さん(以下、田中)それがまったくなかったんです。90年にライカに就職して初めての給料をもらった4月末日に、梅田のウェーブ※2...
祐真朋樹・編集大魔王対談|vol.36 FPM 田中知之さん(前編)

祐真朋樹・編集大魔王対談|vol.36 FPM 田中知之さん(前編)

Page. 1今回のゲストはDJ/プロデューサーとして国内外で活躍し、ソロプロジェクト「FPM=Fantastic Plastic Machine(ファンタスティック・プラスチック・マシーン)」名義で音楽活動を行う田中知之さん。ともに京都出身の2人が、お互いのエピソードを交えながら80年代から90年代の京都を振り返ります。 vol.36 FPM 田中知之さん(中編)へ vol.36 FPM 田中知之さん(後編)へInterview by SUKEZANE TomokiPhotographs by MAEDA AkiraText by ANDO Sara (OPENERS)バンド活動とバイトに明け暮れた、完全にプロ志向だった学生時代祐真朋樹・編集大魔王(以下、祐真) 田中さんがDJとして活動されるようになって何年になりますか?田中知之さん(以下、田中)どこからがスタートと言っていいのかわからないのですが、ターンテーブル2台とミキサーを初めて買ったのは京都に住んでいる時でした。当時19...
連載・藤原美智子2019年3月|今年の春夏もツヤ肌トレンドは続行中!

連載・藤原美智子2019年3月|今年の春夏もツヤ肌トレンドは続行中!

連載・藤原美智子2019年3月|今年の春夏もツヤ肌トレンドは続行中!ツヤ・潤いハイライターで“旬な印象”を手軽にプラス昨年の10月の連載でも取り上げましたが、今春夏も“ツヤ肌”メイクの人気は継続。そして今季はツヤ肌に仕上げるためのアイテムが、さらにいろいろなブランドから発売されました。アイテムはファンデーションはもちろんのこと、下地やパウダーなど色々ありますが、今回はツヤを加えたいところに手軽に加えることができるハイライターを。そして潤い感のあるツヤをプラスできる商品をピックアップしました。Photographs & Text by FUJIWARA Michiko“ツヤ肌”が定番化したのは何故?それにしても何故、ここまでツヤ肌に見せるためのアイテムが充実してきたのか。それについては先月の連載でも触れましたが、数年前から頑張っていないように見えるエフォートレスなファッションが主流になっている。だからメイクもその印象に合わせて、抜け感のある肌作りが定番になったということではないでしょ...
新連載|POGGY’S FILTER|vol.1 VERBALさん(前編)

新連載|POGGY’S FILTER|vol.1 VERBALさん(前編)

Page. 1UNITED ARROWS & SONS(ユナイテッドアローズ&サンズ)のディレクターとして、日本国内のみならず、アメリカやヨーロッパなどワールドワイドに活躍し、今や世界のファッションシーンを牽引する存在でもある、小木“POGGY”基史氏。昨年、ユナイテッドアローズ&サンズの業務と兼任しながら、自らの会社を立ち上げ、ビジネス的にも新たな道へ進み出した彼が、今、興味を持つ様々な人たちから話を伺う対談連載をスタートする。その第1弾の対談相手として選んだのが、アーティスト/プロデューサーとしてm-flo、TERIYAKI BOYZ®、PKCZ®、HONEST BOYZ®の一員として活躍する一方で、自らCEO/クリエイティブディレクターを務めるブランド、AMBUSH®(アンブッシュ®)をパートナーであるYOONと共に運営し、音楽、ファッションの両面で最先端を走り続けているVERBAL氏だ。Interview by KOGI “Poggy” Motofu...
現代によみがえったブライトリングのエレガンス。プレミエコレクション|BREITLING

現代によみがえったブライトリングのエレガンス。プレミエコレクション|BREITLING

BREITLING|ブライトリングブライトリング初のモダンなコレクションが復活。現代に再びもたらされたエレガントな「プレミエ・コレクション」ブライトリングは新作「プレミエ・コレクション」を発表。日常のエレガンスに目を向けたフラッグシップモデル「プレミエ B01 クロノグラフ 42」など5モデルが順次発売される。Text by YANAKA TomomiそのDNAを受け継ぎながら、現代的スタイルへと変貌第二次世界大戦中の1940年代にブライトリングに登場した「プレミエ・コレクション」が生まれ変わり、現代によみがえった。ブランドのプレステージ性を示す重要なモデルネームが与えられた「プレミエ・コレクション」は、第二次世界大戦の中でも人々に安らぎを与え、日常のエレガンスに目を向けた、ブライトリング初のモダンなコレクション。新作でもそのDNAを受け継ぎながら、現代的なスタイルを反映している。中でもフラッグシップとなるのが「プレミエ B01 クロノグラフ 42」である。このモデルには、自社開発...
新吉原とブリンク外苑前が二度目のコラボレーション。ポップアップイベント開催|DESIGN

新吉原とブリンク外苑前が二度目のコラボレーション。ポップアップイベント開催|DESIGN

ブリンク外苑前|ブリンクガイエンマエ前回よりもアップグレードした「お艶賀 2019」1940年に創業し、御徒町に本社を構える荒岡眼鏡が運営するアイウエア専門店「ブリンク外苑前」。色街ならではの歴史や文化を掘り下げながら、プロダクトに反映することに定評がある土産物ブランド「新吉原」。下町をルーツに持つ両者が、今年に続き、2019年もコラボレーション。1月5日(土)よりポップアップイベント「お艶賀 2019」が開催される。Text by WAKABAYASHI Satsuki2019年は、色眼鏡、色眼鏡拭き、特製焙じ茶の三本立て新吉原のデザイナー・岡野弥生氏、ブリンク外苑前のディレクター・荒岡俊行氏がともに東京都台東区で生まれ育ち、80年代から現在にかけての街の変遷、風情に関して話していく中で意気投合したのがきっかけにはじまった両者の協業。ポップアップイベント「お艶賀 2018」では、「色眼鏡拭き」(眼鏡拭き)をリリースし、大きな反響を得たことも記憶に新しい。2019年は、サングラスブ...
床材として知られるマーモリウムの可塑性に着目したプロダクト|Landscape Products

床材として知られるマーモリウムの可塑性に着目したプロダクト|Landscape Products

Landscape Products|ランドスケーププロダクツ生活に溶け込みやすいサイズ感とシンプルな文字盤天然素材・リノリウムの一種である「マーモリウム」は、安全性が高く、環境にも優しいことから床材として活用されている。このたび、“Man Made Objects”をコンセプトに住空間を提案するランドスケーププロダクツから、マーモリウムの可塑性に着目したプロダクトシリーズがリリースされた。曲面成形を生かした「デスククロック」と「ウォールクロック」は程よいサイズ感と、視認性が高いシンプルな文字盤が特徴。表層がまだらな模様となっているのは、素材にチョコレートの製造時に残ったカカオ豆の殻を混ぜているため。カラーはともにホワイトとネイビーの二色。Desk Clockサイズ|φ150 x D165 x H165 mm価格|1万2000円Wall Clockサイズ|φ316 x 100 mm価格|1万8000円問い合わせ先プレイマウンテンTel. 03-5775-6747http://pla...
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