BUGATTI

芸術とテクノロジーの融合。BUGATTI(ブガッティ)が生み出した数々の名車に貫かれるのがこの精神だ。 それは、創始者であるエットーレ・ブガッティの血筋そのものでもある。祖父が建築家であり彫刻家であるジョヴァンニ、父がインダストリアルデザイナーのカルロというエットーレは、1881年にミラノに生まれる。ブガッティ家の血筋ともいえる芸術的資質と、エンジニアとしてのセンスを兼ね備えたエットーレは、技術者としての正規の教育を受けた経験がないにもかかわらず、19歳のときには勤務先の三輪車工場で、エンジン付きの三輪車を手がけ、続いて自動車を完成させることで、早々に自動車エンジニアとしての評価を手に入れる。 これに目をつけたアルザスの貴族に請われて、エットーレは自動車会社の技術責任者に就任。退職後、ドイツの自動車会社を経て、自らのブランドを立ち上げる。1909年には記念すべき最初のモデル「ブガッティタイプ10」を世に送り出した。 アルザスに戻ったエットーレは、高級車とレーシングカーを次々に開発。1920年にルマン24時間を制したのをはじめ、F1やタルガフローリオなどで成功を収める。しかし、第二次大戦後、エットーレが他界してからは自動車の製造を中止。その後、1980年代の終わりに、イタリアのロマーノ・アルティオーリにより、自動車ブランドとしての活動を再開し、「EB110」を発売するに到るものの、長続きはしなかった。 そんな不運な高級スポーツカーブランドを再び復活させたのがフォルクスワーゲンだった。1998年、同社はブガッティのブランドを譲り受け、翌1999年にはブガッティ・オトモビルS.A.S.を設立。いくつかのコンセプトモデルを主要なモーターショーに送り込んだ後、2001年にはスーパースポーツモデル「ヴェイロン」の量産を表明した。そして、2005年の東京モーターショーで、ついにヴェイロンの生産モデルがベールを脱いだのである。

最高のコンサートのごとく──コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ2022が開催| Concorso d’Eleganza Villa d’Este

最高のコンサートのごとく──コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ2022が開催| Concorso d’Eleganza Villa d’Este

イタリア北部、世界的な高級リゾートとして知られるコモ湖のほとりを舞台に開催される「コンコルソ デレガンツァ ヴィラ・デステ」、通称「ヴィラ・デステ コンクール」が2022年も開催された。現存する世界最古の自動車コンクールを、イタリア在住のジャーナリスト、大矢アキオ氏がリポートする。
新ハイパーカーメーカー「ブガッティ-リマック」が誕生へ|Bugatti-Rimac

新ハイパーカーメーカー「ブガッティ-リマック」が誕生へ|Bugatti-Rimac

ポルシェAGとリマックは、ブガッティを組み込んだ合弁会社を設立し、新たなハイパーカーメーカー「ブガッティ-リマック」を立ち上げると発表した。
ブガッティ国内唯一のショールーム「ブガッティ 東京」がオープン|Bugatti

ブガッティ国内唯一のショールーム「ブガッティ 東京」がオープン|Bugatti

ブガッティの国内唯一のショールーム「ブガッティ 東京」が南麻布に誕生。2021年4月16日(金)にオープングランドオープンした。
ブガッティがシロンの新オプション「スカイビュー」を発表|Bugatti

ブガッティがシロンの新オプション「スカイビュー」を発表|Bugatti

Bugatti Chiron|ブガッティ シロンブガッティがシロンの新オプション「スカイビュー」を発表ブガッティは8月6日、1,500psのスーパースポーツカー「シロン」に、ドライバーとパッセンジャーシート上部のルーフに2枚の固定ガラスパネルを装備する新オプション「スカイビュー」を発表した。Text by HARA Akira4層のガラスによるラミネート構造今回、ブガッティ「シロン」に設定されたスカイビューは、シロンで走りながら空の景色、ルーフから差し込む陽の光を楽しみたいというユーザーのために開発されたもの。スカイビューに採用される固定ガラスパネル1枚のサイズは長さ65cm、幅44cm。薄い4層のガラスによるラミネート構造を持ち、各層は、走行時の不快なノイズ軽減、車内を快適な温度に保つための赤外線の反射、着色ガラスによる眩しさの低減とプライバシー保護、有害な紫外線(UV-A、UV-B)のカットという機能を持つ。またラミネート構造にはルーフパネルを強化する役割もあり、車両全体の強度...
ブガッティ シロンのハイパフォーマンスバージョン発表|Bugatti

ブガッティ シロンのハイパフォーマンスバージョン発表|Bugatti

Bugatti Chiron Sport|ブガッティ シロンスポーツブガッティ シロンのハイパフォーマンスバージョン発表ブガッティは3月6日、スーパースポーツカー「シロン」を軽量化し、ハンドリング性能と俊敏性がさらに向上したスポーツバージョン「シロンスポーツ」を発表した。Text by HARA Akira足回りの強化と18kgの軽量化2016年のジュネーブモーターショーで登場したブガッティ「シロン」に、スポーツバージョン「シロン スポーツ」が登場した。ブガッティのステファン・ヴィンケルマンCEOは「私たちは、ワインディングロードでより優れたダイナミクスを提供し、シロン以上のスポーツドライビング体験を求めるユーザーの声に応じてシロンスポーツを開発した」と開発の目的を説明。さらに「重要視したのは、究極のパフォーマンス、加速性能、最高速度に、ラグジュアリーな装備、快適性、日常の使い勝手を融合した、シロン独自のキャラクターに一切手を加えないことだった」とした。まず、シロンスポーツの足回り...
ブガッティ「シロン」がジャパンプレミア|Bugatti

ブガッティ「シロン」がジャパンプレミア|Bugatti

Bugatti Chiron|ブガッティ シロンブガッティ「シロン」がジャパンプレミアブガッティ ジャパンはジュネーブ モーターショー2016でワールドプレミアした「シロン」を日本で公開した。車両は11月16日まで東京青山にあるブガッティ東京のショールームに展示される予定だ。Text & Photographs by UCHIDA Shunichi1,500ps、420km/hを達成欧州で世界初公開されたばかりのブガッティの新型モデル「シロン」。生産終了となった「ヴェイロン」の後継モデルとなるこのスーパーカーが、はやくも日本に上陸した。どのクルマよりも注目を集めるそのパワーを最初に述べると、最高出力1,500psを発生する世界初の市販スポーツカーとなる。さらに2,000-6,000rpmで1,600Nmの最大トルクを発揮し、最高速度は420km/h(リミッター作動)を誇る。また0-100km/h加速は2.5秒未満である。搭載されるエンジンは8リッターW16気筒4ターボという...
ヴェイロンの後継は最高出力1500ps!|Bugatti

ヴェイロンの後継は最高出力1500ps!|Bugatti

Bugatti Chiron |ブガッティ シロンヴェイロンの後継は最高出力1500ps!ブガッティは、生産が終了した「ヴェイロン」の後継モデルとなる「シロン」を、ジュネーブ モーターショーの前夜に行なわれたフォルクスワーゲン グループのイベントでワールドプレミアし、続くジュネーブ ショーの会場で一般公開した。注目のパワーユニットは最高出力1,500psを発生するW16クワッドターボ。0-100km/hは2.5秒、最高速度は420km/hに達する史上最強のロードカーである。Text by SAKURAI Kenichi価格も生産台数もヴェイロンの2倍全体のシルエットや、フロントグリル、ヘッドライト、テールライト、そしてインテリアなどのモチーフは、昨年のフランクフルト モーターショーで発表されたコンセプトカー「ビジョン グランツーリスモ コンセプト」がルーツであることは明らかだ。もちろんそのビジュアルキーは、元を正せば先代モデルとなる(正しくは別車種だが)ヴェイロンの流れを汲むもので...
ブガッティがグランツーリスモに参戦|Bugatti

ブガッティがグランツーリスモに参戦|Bugatti

Bugatti Vision Gran Turismo|ブガッティ ビジョン グランツーリスモブガッティがグランツーリスモに参戦ブガッティ オートモーティブは8月19日、レーシングゲーム「グランツーリスモ」用の車両を開発していることを発表。9月に開催されるフランクフルトモーターショーで公開することをあきらかにした。Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)ブガッティ体験を世界のファンに発表当時から公言していた450台すべての「ヴェイロン」をラインオフし、そのファイナルバージョンを3月のジュネーブモーターショーで出展したブガッティ。最高出力1,000psを超える8リッターW型16気筒エンジンを搭載したスーパースポーツカーの後継について明言はされていないが、来たる9月のフランクフルトモーターショーでは別のかたちで“新型モデル”を発表する。あらたなモデルは「ブガッティ ビジョン グランツーリスモ」。名称にあるとおり、ポリフォニー デジタルの手掛けるPlay ...
BUGATTI VEYRON 16.4|ブガッティ ヴェイロン 16.4

BUGATTI VEYRON 16.4|ブガッティ ヴェイロン 16.4

BUGATTI VEYRON 16.4ブガッティ ヴェイロン 16.4最高のスーパースポーツブガッティの故郷であるフランスのアルザス地方、モールスハイムに新たにつくられたファクトリーから、300台限定で生産されるスーパースポーツが「ブガッティ・ヴェイロン」だ。1998年にブガッティというブランドを譲り受けたフォルクスワーゲンの、当時会長を務めていたフェルディナンド・ピエヒが開発陣に突きつけた要求は、1000psを上回るパワーと、400km/hを超える最高速だった。もちろん、ブガッティを名乗る以上は芸術的なスタイリングは欠かせない。伝統の半円形のラジエターグリルに流麗なラインが与えられたヴェイロンは、どこか懐かしさを覚える雰囲気を漂わせる一方、その中身は最先端のテクノロジーで固められている。軽量化と高いボディ剛性、そして、安全性の確保のために、ボディはカーボンモノコックを核に、アルミのフレームやボディパネルやステンレスなど、最適な素材が惜しみなく使われている。エンジンは、バンク角が極...
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VEYRON 「アウトシュタット」に登場

VEYRON 「アウトシュタット」に登場

Mirror Finish Bugatti Veyron|ブガッティ ヴェイロン鏡面仕上げのヴェイロン、「アウトシュタット」に登場ブガッティは、フォルクスワーゲンの工場内にあるテーマパーク「アウトシュタット」で開催されている特別展、プレミアム・パビリオンがリニューアルオープンするにあたり、ミラーフィニッシュをほどこしたヴェイロンを展示した。文=ジラフドイツのウォルフスブルクにあるフォルクスワーゲン(Volkswagen)の工場には「アウトシュタット(Autostadt)」という、自動車をテーマにしたテーマパークがある。2008年10月31日、同テーマパーク内に特別展を開催するプレミアム・パビリオンがリニューアルオープンを果たした。そして、その展示スペースに飾られているのが、ミラーフィニッシュをほどこされたブガッティ・ヴェイロン(Bugatti Veyron)である。 これは自動車の歴史上もっとも複雑な技術が盛り込まれたスーパーカーであるヴェイロンに鏡面仕上げをほどこし、そ...
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BUGATTI 16C GALIBIER CONCEPT|世界の頂点に位置する4ドアサルーン

BUGATTI 16C GALIBIER CONCEPT|世界の頂点に位置する4ドアサルーン

BUGATTI 16C GALIBIER CONCEPT|ブガッティ 16Cガリビエールコンセプト世界の頂点に位置する4ドアサルーンブガッティは創立100周年を祝う記念式典において、「16Cガリビエールコンセプト」を初公開した。文=ジラフ0‐100km/h加速2.5秒、最高速度407km/hの圧倒的な動力性能16Cガリビエールコンセプトは、世界でもっともエクスクルーシブで、エレガント、そしてパワフルな最高級4ドアサルーンとして開発され、市販される可能性も高い1台であるとブガッティはアナウンス。スペックの公表はされていないが、搭載されるパワーユニットは、8リッターのW16気筒エンジンに4つのスーパーチャージャーを装着したもので、最高出力1001ps、最大トルク127.5kgmを発揮。7速DSGとフルタイム4WDの組み合わせから生み出される動力性能は、0‐100km/h加速2.5秒、最高速度407km/hを記録する。またガソリンだけでなく、エタノールでも走行できるのもこのモデルの特徴。...
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